【嘔吐頻発でファモチジンを追加~クロの血液検査】

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診察終了後のクロ 2022/9/6

診察終了後のクロ 2022/9/6

 

前回の検査時は体重減少に悩んでいました。

その後いくつかの対策が功を奏し、なんとか維持しつつ現在にいたります。

途中猫風邪の発症もありましたがそちらも無事完治。

 

最近は安定してるなと思いつつ定期検査の予約を入れたとたん、なぜか嘔吐を連発……。

なんで…?

もうずっと吐いてなかったのに…😭

 

 

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血液検査

検査は4ヵ月ぶりですね。
猫風邪の具合はその後どうですか?

 

おかげさまで猫風邪はすっかりよくなりました!

 

体調のほうは変わりないですか?

それが、最近またちょっと嘔吐が頻発するようになりまして…。
今回も絶食で吐かないように、以前いただいたセレニアを飲ませてます

なるほど

ステロイドを飲んでいない日に吐くことが多いみたいです。
残っていたファモチジンを飲ませたらわりと効いたようでした。
少し続けてみたいので、半月ぶんくらいいただいても良いですか?
あと、次回の検査用にセレニアもまたいただけますか?

 

そうですね…ファモチジンなら大丈夫でしょう。
セレニアといっしょにお出ししておきますね。

今回レントゲンはどうしますか?

レントゲンですか。
ええと、前回はいつ撮ってますか…?

前回の検査時なので……5月ですね

あ~…(あんまりひんぱんなのもクロのストレス増やしそうだしな…)
レントゲンは次回にまわしたいんですが、いかがでしょう?

 

かまいませんよ。

では、そちらは次回にしましょう。

そうすると、今回は腎臓と甲状腺の検査ですね

はい。よろしくお願いします

 

 

腎臓など

クロの血液検査2022/9/6

甲状腺

 

クロの甲状腺の血液検査結果 2022/9/6

 

 

2022年9月6日(火) (慢性腎不全の診断から8年と1ヵ月目)

体重 4.10kg
総タンパク(TP) 7.6(基準値:5.7~7.8)
アルブミン(ALB)3.3(基準値:2.3~3.5)
アラニンアミノトランスフェラーゼ/細胞質内肝酵素(ALT [GPT])80(基準値:22~84)
アルカリフォスファターゼ/胆嚢、肝機能(ALP)76(基準値:1~58)
尿素窒素(BUN) 54.1(基準値:17.6~32.8)
クレアチニン(Cre) 2.42(基準値:0.90~2.10)*
ナトリウム(Na)153(基準値:147~156)
クロール(Cl) 114(基準値:107~120)
カリウム(K) 3.4(基準値:3.4~4.6)
カルシウム(Ca) 11.0(基準値:8.8~11.9)
アンモニア(NH3) 31(基準値:23~78)
リン(Pi/IP)4.5(基準値:2.6~6.0)
グルコース〔血糖値〕(GLU〔BG〕) 132(基準値:71~148)
白血球(WBC) 6.76(基準値:2.87~17.02)*
分葉好中球(Seg.)3.54(基準値:2.30~10.29)*
リンパ球(Lym.)2.61(基準値:0.92~6.88)*
単球(Mon.)0.31(基準値:0.05~0.67)*
好酸球(Eos.)0.26(基準値:0.17~1.57)*
好塩基球(Bas.)0.04(基準値:0.01~0.26)*
赤血球(RBC) 7.78(基準値:6.54~12.20)*
ヘモグロビン (Hb) 11.2(基準値:9.8~16.2)*
血球容積/血液濃度(HCT)36.5(基準値:30.3~52.3)*
平均赤血球容積(MCV)46.9(基準値:35.9~53.1)*
平均赤血球ヘモグロビン量(MCH)14.4(基準値:11.8~17.3)*
平均赤血球ヘモグロビン濃度(MCHC)30.7(基準値:27.1~35.8)*
血小板(Plt)123 (基準値:151~600)*
———
※T4(甲状腺)4.69(基準値:0.9~3.7)

*今回より基準値範囲変更の項目、追加の項目(複数あり。検査機械の変更のため?)

 

腎不全発覚からのおもな数値の推移

*2021年ALP基準値範囲変更

20229/65/102/26
体重4.104.004.11
AST
ALT805670
ALP766970
BUN54.144.451.9
Cre2.422.582.76
Ca11.011.211.3
Pi (IP)4.55.43.2
NH3313047
T44.694.842.69
202111/168/137/66/226/84/132/162/21/26
体重4.204.283.964.104.244.284.104.004.00
AST40334953
ALT718751758994102
ALP78927265*208183195
BUN49.645.440.338.749.651.952.446.543.3
Cre2.472.351.952.112.662.712.542.532.46
Ca11.011.311.610.911.611.411.111.8
Pi (IP)4.23.55.42.73.54.63.13.8
NH32739
T43.404.260.594.722.384.52
202010/279/299/159/18/188/117/266/285/243/221/19
体重4.114.204.144.244.254.174.134.204.054.203.85
AST48474948516432
ALT81816783628710963
ALP225194213215136223230227
BUN37.741.041.546.351.653.745.839.246.546.741.9
Cre2.312.732.962.812.602.372.272.872.532.091.82
Ca11.311.611.711.110.510.911.710.5
Pi (IP)4.04.53.12.84.03.04.44.34.2
T43.552.641.451.334.615.780.305.58
20199/296/304/212/24
体重4.104.024.104.10
AST5044
ALT11274
ALP238184136
BUN34.139.243.834.0
Cre1.962.082.012.2
Ca11.211.511.511.8
Pi (IP)3.94.44.85.5
201812/2810/307/274/81/14
体重4.154.404.204.424.45
AST37
ALT59
ALP169
BUN35.833.736.837.537.8
Cre2.32.82.52.72.7
Ca11.612.311.912.711.2
Pi (IP)4.53.63.24.24.0
201710/38/205/263/26
体重4.354.44.44.4
AST
ALT
ALP
BUN37.647.236.636.9
Cre2.92.72.82.2
Ca11.710.211.210.6
Pi (IP)4.53.63.83.5
201612/2510/309/187/155/154/32/21
体重4.54.54.44.44.14.24.4
AST46
ALT61
ALP106
BUN37.236.537.132.631.231.026.6
Cre2.72.63.12.02.62.82.6
Ca9.6
Pi (IP)3.54.53.92.44.44.33.4
201512/2711/19/208/96/144/51/25
体重4.74.64.64.64.34.44.6
AST
ALT
ALP
BUN32.933.335.547.337.736.336.7
Cre2.72.72.92.92.92.42.2
Ca10.6
Pi (IP)3.23.82.93.14.54.6
201412/1410/198/237/207/18
体重4.54.14.14.0
AST38
ALT32
ALP100
BUN40.939.733.131.886.5
Cre2.73.12.93.36.6
Ca10.510.4
Pi (IP)3.74.13.34.9

これまでのベスト| これまでのワースト  

 

検査結果を見て

うん、全体的におおむね現状維持できてますよ

よかったです~

腎臓

数値的にはほとんど変化ないですね

そうですか…
(となると、吐き気は胃腸の『何か』由来かな…)

甲状腺

こちらは、今回もちょっと高いですね

ほんとですね

ただクロちゃんは高齢ですし、あまり薬をいじりたくないので…
もうしばらく、このまま様子をみていきましょう

はい

参考:今回までの間の薬、フード、サプリメント

薬、点滴

  • メルカゾール(甲状腺ホルモン抑制剤):1日2回・1/5錠相当ずつ
  • アムロジピン(降圧剤):1日1回(夜)・1/4錠
  • ステロイド(『胃腸の何か』の炎症対策):2日に1回(朝)・1/4錠 ※レメロンと同時
  • ラプロス(腎不全薬):1日2回・1錠ずつ
  • フォルテコール(降圧剤):1日1回(朝)・1/2錠
  • レメロン(食欲増進剤):1~2日に1回(朝)・1/4錠 ※ステロイドと同時
  • 皮下輸液:1日おきに100ml前後
「胃腸の何か」はリンパ腫などの可能性がありますが、体調的に精密検査ができないため、対症療法としてステロイドで炎症を抑えています。
食欲不振対策で一時ステロイドが連日投与になっていましたが、段階的に減薬し、現在はもとの量(2日に1回)に戻りました。

 

療法食など

5~9月のドライフード

  • jpスタイル キドニーキープ(療法食)
  • ピュリナワン キャット 健康マルチケア 11歳以上 チキン
  • メディファス 11歳から チキン味
  • コンボ プレゼント 4種アソート 15歳から ※トッピング用
  • コンボ キャット ピュア 15歳以上 まぐろ味・鶏肉・かつお節添え ※トッピング用

 

jpスタイル キドニーキープ リッチテイスト パッケージ    

 

jpスタイルについてはこちら。

【腎臓用jpスタイルを試してみました(療法食とケアフードの2種類を比較)】
腎臓用フードの「JPスタイル」を入手し、試してみました。動物病院でしか扱っていないとのことで、輸液をもらいに行った際に受付で相談。これまでこちらの病院では取り寄せたことがなかったようですが、メーカーに問い合わせてもらったところ取り寄せも可能だそう。

 

メディファスについてはこちら。※旧製品

【2匹で試食・メディファスアドバンス腎臓の健康維持(ケアフード)】
クロが食べそうなフードを探していたとき、メディファスの新製品が未チェックだったことに気付きました。今回は久々のヒットだったので詳細をまとめておきます。たんぱく質量はヒルズk/d、リンも腎ケアとほぼ同じくらい。ナトリウムはプロベットリーナルと同じです。ケアフードのなかでもかなり療法食に近い印象ですね。

 

ピュリナについてはこちら。

【2匹で試食・ピュリナワン健康マルチケア15歳チキン~高齢猫用腎臓系ケアフード】
ピュリナワンマルチケアシリーズは、加齢にともなってあらわれる不調にまとめて対応、というのがコンセプト。 分類的には高齢猫用総合栄養食であるため、腎臓病用の療法食ではありません。しかも、腎臓系ケアフード/療法食のなかでもたんぱく質量がダントツに多いです。ただし昨今の腎臓用療法食の傾向をみると、これでも多すぎにはあたらないのかもしれません。

 

5~9月のウェットフード(強制給餌)

  • スペシフィック FKW
  • ピュリナ ベテリナリーダイエット(NF腎臓ケア中期)

 

 ピュリナ プロプラン ベテリナリーダイエット 腎臓ケア(NF) 中期ステージ ウェット

FKWについてはこちら。

療法食データ記録:スペシフィックFKW ※旧製品
ほかの腎不全用療法食に比べてとにかく高カロリーです。あまり食欲がなく少しでも体重をキープしたいときなどに力を発揮してくれます。幸いうちではクロのお気に入りになってくれたので、体重が下降気味のときには集中的に食べさせます。

 

ピュリナについてはこちら。

【2匹で試食・ピュリナ ベテリナリーダイエット(NF腎臓ケア中期)ウェット※動物病院専用・猫用療法食】
先日たまたまネットで、以前試したピュリナの療法食シリーズからウェットが出ていることを知りました。(以前はドライしかなかった。)病院で取り寄せ可能か聞くとたまたま在庫があったので即購入。今回はその試食レポとなります。結論からいうと、嗜好性が高くかなり好評なフードでした!

 

サプリメント

粉末のサプリメントはほとんど、ちゅーるチャオプチに混ぜて食べさせてます。

味が不評なビタミンB粉末はお薬といっしょにカプセルへイン。

【苦い薬とたくさんの薬はカプセルが便利!~最適サイズメモ】
クロは昔からわりとすんなり錠剤を飲んでくれる猫でした。 おかげでこれまで、あまり投薬では苦労してきていません。 クロの食欲がおちて食欲増進剤(レメロン)を始めたときが、わが家のカプセル使用のスタートでした。 空カプセルを使うのがおすすめの状...

 

尿素窒素(BUN)

BUNを意識してつづけているサプリメント類。(老廃物の低減や便秘解消目的)

こちらは変更なし。

 

 

 

 

乳酸菌H&JINについてはこちら。

【猫に乳酸菌サプリメントJIN(ジン)を使い始めて気づいたこと】
腸内環境の改善と免疫力アップをめざし、動物用乳酸菌のJINを再び使い始めました。そろそろ一週間ですがなんと便臭が激減!乳酸菌で糞便が臭わなくなるしくみを調べてみました。ウンチが臭わないとなぜ腎臓病に良いのか?その辺についても考察しています。

 

食物繊維についてはこちら。

【猫にも使える食物繊維、イージーファイバー以外だと?】
JIN(乳酸菌)とイージーファイバー(食物繊維)のおかげで、クロの便秘だけでなく他の猫達のお腹も調子が良くなったようです。イージーファイバーよありがとう!(JINも。)そういえばイージーファイバーみたいな物って他の会社からも出ているの?たまたま思いついて難消化性デキストリンで検索してみました。

 

クロの場合、生まれつきの大腸の蛇行(レントゲンで判明)が原因でもともと強い便秘傾向があります。
そのため乳酸菌や食物繊維の量がかなり多めになっている点にご注意ください。
※ふつうの子に同じ量をあげるとおなかがゆるくなる可能性が高いです。

 

シャンピニオンエキス美ちょう寿についてはこちら。

【シャンピニオンエキス美ちょう寿をお試し中】
シャンピニオンエキス製剤の「美ちょう寿」をここ2週間くらいクロに飲ませています。前回のクロの検査結果が悪かったときに「腎不全には美ちょう寿がお勧め」と教えていただきました。美ちょう寿は人間の腎不全でもよく使用されているサプリメントで、腎臓の負担になるアシドーシス(血液の酸性化)の緩和が期待されるようです。

 

クレアチニン(Cre)

Creを意識してつづけているサプリメント類。(腎臓の炎症抑制や血流改善目的)

8月よりAIMちゅーるを追加しました。

 

  • 脂肪酸サプリ(アンチノール):1日1回・1錠
  • ビタミンBミックス(NOW B-50 100カプセル):1日2回・粉末をミミカキ2~3杯ずつ
  • CIAO for AIM ちゅ~る:1日2回・1/4本ずつ

 

アンチノール猫用   CIAO for AIM

 

アンチノールについてはこちら。

【3匹でお試し・猫用アンチノール~病院からの腎臓向けおすすめサプリ】
ようやくの猫用アンチノールレポです。前回のクロの検査がイマイチで、病院から勧められたのがこのアンチノールというサプリ。うちのかかりつけはめったにサプリメントを勧めたりしないのですが、こちらは以前から病院の猫ちゃんワンちゃんで好感触だったのだそうです。

 

CIAO for AIM ちゅ~るについてはこちら。

【2匹で試食・CIAO for AIM ちゅーる 腎臓の健康維持に配慮 アミノ酸S18ちゅ~るタイプ】
この6月、AmazonでAIMちゅーるが先行発売されたので試食レポをまとめてみました。AIM配合フードが苦手な猫さんでも、ちゅーるが好きならこれで恩恵に預かれますね。現在入手できるのは「for AIM」単独製品と、腎臓配慮ちゅーるとのセット製品の2パターン。今回私が購入したのは単独製品になります。

 

筋肉・肝機能維持

もともとは筋肉量の維持を期待して始めたサプリメント。

肝臓にもいいということで、現在は定番化しました。

こちらも変更なし。

 

  • アミノファイン:1日2回・付属スプーン1杯ずつ

 

 

アミノファインのレビューはこちら。

【ペット用アミノ酸アミノファインを3カ月試してみた】
体重増加を期待しつつ続けているアミノ酸サプリメント「アミノファイン」。3ヶ月以上使っても体調悪化はありません。腎臓などの数値も維持しつつそれなりに元気です。アミノ酸で体重は増えませんでしたが、今は「臓器をいたわりつつ体力を少し底上げしてくれるもの」くらいの位置づけで使用を継続しています。

 

今後の対策

現在吐き気は少しおちついてきました。

それ以外はあまり気になることもないので、これまでと同様のケアを継続予定。

 

薬、点滴

  • メルカゾール(甲状腺ホルモン抑制剤):1日2回・1/5錠相当ずつ
  • アムロジピン(降圧剤):1日1回(夜)・1/4錠
  • ステロイド:2日に1回(朝)・1/4錠 ※レメロンと同時
  • ラプロス(腎不全薬):1日2回(朝晩)・1錠ずつ
  • フォルテコール(降圧剤):1日1回(朝)・1/2錠
  • レメロン(食欲増進剤):1~2日に1回(朝)・1/4錠 ※ステロイドと同時
  • NEW ファモチジン(ガスター/胃酸抑制剤)・食前30分に1粒
  • 皮下輸液:1日おきに100ml前後

 

ファモチジンは体調をみつつ、微調整しながらしばらく使う予定。

 

フード、サプリメント

愛用していたメディファスの旧製品が廃盤で心配しましたが、後継品も気に入ったようでした。

メディファスはリニューアルが多いので毎回ひやひやです😖

(そういえばまだ、新しいメディファスはまだレポしてなかったかも…)

 

ピュリナも、以前の試食時では反応そこそこな感じだったものの、ダメ元で(トッピングもしつつ)再度出したら意外に反応よかったです。

 

クロは好みの幅が狭いので、食べてくれるフードをみつけるのが大変なんですよね~

現在は療法食に限定せず、ケアフードもとりまぜて食いつき優先で出してます。

 

なんとなくですが、AIMちゅーるもわりといい感じですよ。

今回Creの数字がいくらかよかったのはそのせいかなーなんて、都合の良いことを思ったり。

(あげてる量もすくないし、まだ結果はわかりませんけどね😋)

 

さいごに

クロ 2022/9/7

検査翌日のクロ

 

朝晩すこししのぎやすくなり、寝てばかりだった真夏に比べ、クロにも多少動きがでてきました。

 

とはいっても、以前のように活発に遊んだり、走ったりすることはへっています。

なにしろ人間でいえば90歳オーバーのおばあちゃん猫ですからね。

そういえば私の祖母も92歳まで生きましたが、晩年の様子を思い返すと、クロが脅威的に元気であることが実感できます(笑)

 

これまでこんなに長生きな猫はうちにいなかったので、高齢猫の世話は未知の領域。

「いつ何があってもおかしくない」と覚悟しながら日々すごしてます。

願わくは、この時間がすこしでも長く続いてくれますように……

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。
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