クロは昔からわりとすんなり錠剤を飲んでくれる猫でした。
おかげでこれまで、あまり投薬では苦労してきていません。
クロの食欲がおちて食欲増進剤(レメロン)を始めたときが、わが家のカプセル使用のスタートでした。
空カプセルを使うのがおすすめの状況とは?
薬の味がダメなとき
レメロンもペリアクチンも猫的にはかなりまずい(苦い?)らしいです。
うまく一発で飲めないと、かならずヨダレだらだらで吐き出されるんですよ……。
そこでためしに一番小さいサイズの空カプセルを使ってみました。
するといやがることなく飲んでくれるようになり、失敗もへりました。
薬の種類が多いとき
その後さらに症状がすすみ、飲む薬の種類も増えていきました。
何度も飲ませる作業は猫にもストレスになります。
いやなことはサクッと終わらせたいのは、おそらく猫も人も同じ。
そこで、たくさんある薬をひとつのカプセルにつめこみました。
ちょっと大きくなるのはかわいそうですが、1回の投薬だけですみます。
これも投薬回数自体が減らせたので、吐き出される失敗がへりました。
うちで使っている空カプセル
ネットで入手しやすい空カプセルはいくつかあります。
私が探していたとき、いちばん手軽に買えたのがこちらの「HFカプセル」。
HFカプセル2号&3号
特徴
【名称】HFカプセル
【サイズ】000号、00号、0号、1号、2号、3号、4号、5号 の8種類
【色】無色透明
【入り数】100ヶ入り
【製品の特長】
1.主原料は、獣医師による管理の行き届いた豚を主原料としたゼラチンです。
2.食品用カプセルですので、薬局やドラッグストア以外でも、ご販売可能です。
医薬品でなく食品扱いなので、取り扱ってくれるお店もわりと多めです。
ただし原料は豚由来のゼラチンなので、もし植物性にこだわる場合はほかを探してみてください。
サイズ比較
はじめて買うときに迷ったのがサイズでした。
わかりにくいことに、数字が大きくなるほど小さいサイズなんですよね。
いくつか試した結果、現在のうちの薬では2号と3号が適切でした。
朝と晩の薬の内容に合わせて使い分けてます。
5号
うちでははじめ、1/4~1/8錠にカットしたレメロンだけ入ればよかったので、一番小さい5号を購入してしばらく使ってました。
胃薬などの粉末1種類だけ、なんてときも5号でたぶん大丈夫。
4号
しばらくして、「レメロンだけでなく、ラプロスやフォルテコールも一緒にすればストレスも減るのでは?」と思いつきます。
ためしにワンサイズ上の4号を購入。
ラプロスはギリッギリ入りました。
(カプセルはかなりひしゃげます)
ところがどうがんばっても、そこにフォルテコール(1/2錠)は入りません……。
そうこうするうちに食欲増進剤がレメロンからペリアクチンへ変更。
ペリアクチンは体調によって量を増減することになっており、場合によってはサイズオーバーです。
さらに甲状腺機能亢進症も発覚し、メルカゾールまで追加になりました。
ラプロス+ペリアクチン1/4錠+メルカゾール粉末
これくらいならなんとかおさまりましたが、フォルテコールは無理。
(メルカゾール1/4錠時代はこれも入らなかったかも)
しかたないので、比較的すんなり飲むフォルテコールだけは直飲みです。
3号
それでもやっぱり、なんとか1カプセルにおさめたい~!
さらに上の3号に挑戦。
ラプロスは入りましたが、若干カプセルがひしゃげるようです。
ラプロス+ペリアクチン1/3~1/4錠+メルカゾール(粉末)
この3種は比較的スマートにおさまりました。
しかしフォルテコールも押し込もうとすると、カプセルが破損してしまうんです。
まだか……まだだめなのか…。
サイズ的にはクロもそろそろ限界な感じ。
2号
最終目標は、ラプロス+ペリアクチン1/3~1/4錠+メルカゾール(粉末)+フォルテコール1/2錠の4種類をひとつにまとめること。
大きさはついに2号へ。
全部詰め込んでみたところ………
今回はまったく問題なし!
まだすこし余裕もあるようです。
ここまで大きくなると飲んでくれるか不安でしたが、なんとかいけました!
1号
念のため、とこのあと1号サイズも試しておきました。
もちろん薬は全種類余裕でおさまります。
が、さすがにちょっと大きすぎたようで、クロも飲むのに四苦八苦。
全然飲み込めないというほどではありませんが……大きさがかなりストレスな感じ。
このサイズは却下になりそうです。
実際の使用状態
HFカプセル2号
カプセルの中身は、ラプロス+ペリアクチン1/3~1/4錠+メルカゾール(粉末)。
写真には写っていませんが、さらにフォルテコール1/2錠を中に入れて飲ませます。
フォルテコールは朝だけなので、このカプセルも朝専用です。
HFカプセル3号
カプセルの中身は、ラプロス+ペリアクチン1/3~1/4錠+メルカゾール(粉末)。
※2号のなかみと同じ
写真でも、もうスペースに余裕ないのがわかるかと思います。
一度ここにフォルテコール詰め込んだところ、カプセルが破けました。
こちらは夜専用。
フォルテコールがないかわりに夜はアンチノールがあります。
でもさすがにカプセルには入らないので、アンチノールだけ直飲みです。
入手先
説明には液体も入れられるとありましたが、使った印象ではかなりコツがいりそう。
水分がつくとカプセルはかなりヌルヌルします。
さらにすぐフニャフニャと柔らかくなるので、手早く飲ませる必要がありそう。
さいごに
お薬を飲むのが苦手な猫さんは、その味が苦手なだけなこともあります。
カプセルにつめてしまえば、直接いやな味を感じることもなくなりますね。
空カプセル自体は数百円と安いものなので、一度ためしてみてはいかがでしょう。
この方法で、案外すんなり飲んでくれるようになるかもしれません。
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