日曜日にクロの血液検査にいってきました。
しばらくチョビの検査が続いたので、今回の検査は4ヶ月ぶりになります。
前回は9月でした。
検査結果
2020年1月19日(日) (慢性腎不全の診断から5年と6ヶ月目)
総タンパク(TP) -(基準値:5.7~7.8)
アルブミン(ALB)-(基準値:2.3~3.5)
アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST [GOT])32(基準値:18~51)
アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT [GPT])63(基準値:22~84)
アルカリフォスファターゼ(ALP)227↑(基準値:38~165)
総コレステロール(TCho) -(基準値:89~176)
トリグリセライド〔中性脂肪〕(TG)-(基準値:17~104)
尿素窒素(BUN) 41.9↑ (基準値:17.6~32.8)
クレアチニン(Cre) 1.82↓(基準値:0.8~1.8)
ナトリウム(Na)156 (基準値:147~156)
クロール(Cl) 120 (基準値:107~120)
カリウム(K) 4.2(基準値:3.4~4.6)
カルシウム(Ca) 10.5(基準値:8.8~11.9)
リン(Pi)4.2(基準値:2.6~6.0)
グルコース〔血糖値〕(GLU〔BG〕) -(基準値:71~148)
白血球(WBC) 65(基準値:55~195)
赤血球(RBC) 746(基準値:500~1000)
ヘモグロビン (Hb) 12.8(基準値:8.0~15.0)
ヘマトクリット値 (Ht〔PCV〕) 38.3(基準値:26~46)
とにかく体重減少を心配しています。
クレアチニンの数値に関しては、腎不全の診断以降でいちばん良かったです。
ただし尿素窒素は久々の40台、体重はこれまでで最低、と気になる要素も。
腎不全発覚からのおもな数値の推移
2020 | 1/19 |
体重 | 3.85 |
AST | 32 |
ALT | 63 |
ALP | 227 |
BUN | 41.9 |
Cre | 1.82 |
Ca | 10.5 |
Pi | 4.2 |
2019 | 9/29 | 6/30 | 4/21 | 2/24 |
体重 | 4.1 | 4.02 | 4.1 | 4.1 |
AST | 50 | – | 44 | – |
ALT | 112 | – | 74 | – |
ALP | 238 | 184 | 136 | – |
BUN | 34.1 | 39.2 | 43.8 | 34.0 |
Cre | 1.96 | 2.08 | 2.01 | 2.2 |
Ca | 11.2 | 11.5 | 11.5 | 11.8 |
Pi | 3.9 | 4.4 | 4.8 | 5.5 |
2018 | 12/28 | 10/30 | 7/27 | 4/8 | 1/14 |
体重 | 4.15 | 4.4 | 4.2 | 4.42 | 4.45 |
AST | – | 37 | – | – | – |
ALT | – | 59 | – | – | – |
ALP | – | 169 | – | – | – |
BUN | 35.8 | 33.7 | 36.8 | 37.5 | 37.8 |
Cre | 2.3 | 2.8 | 2.5 | 2.7 | 2.7 |
Ca | 11.6 | 12.3 | 11.9 | 12.7 | 11.2 |
Pi | 4.5 | 3.6 | 3.2 | 4.2 | 4.0 |
2017 | 10/3 | 8/20 | 5/26 | 3/26 |
体重 | 4.35 | 4.4 | 4.4 | 4.4 |
AST | – | – | – | – |
ALT | – | – | – | – |
ALP | – | – | – | – |
BUN | 37.6 | 47.2 | 36.6 | 36.9 |
Cre | 2.9 | 2.7 | 2.8 | 2.2 |
Ca | 11.7 | 10.2 | 11.2 | 10.6 |
Pi | 4.5 | 3.6 | 3.8 | 3.5 |
2016 | 12/25 | 10/30 | 9/18 | 7/15 | 5/15 | 4/3 | 2/21 |
体重 | 4.5 | 4.5 | 4.4 | 4.4 | 4.1 | 4.2 | 4.4 |
AST | – | – | – | 46 | – | – | – |
ALT | – | – | – | 61 | – | – | – |
ALP | – | – | – | 106 | – | – | – |
BUN | 37.2 | 36.5 | 37.1 | 32.6 | 31.2 | 31.0 | 26.6 |
Cre | 2.7 | 2.6 | 3.1 | 2.0 | 2.6 | 2.8 | 2.6 |
Ca | – | – | – | 9.6 | – | – | – |
Pi | 3.5 | 4.5 | 3.9 | 2.4 | 4.4 | 4.3 | 3.4 |
2015 | 12/27 | 11/1 | 9/20 | 8/9 | 6/14 | 4/5 | 1/25 |
体重 | 4.7 | 4.6 | 4.6 | 4.6 | 4.3 | 4.4 | 4.6 |
AST | – | – | – | – | – | – | – |
ALT | – | – | – | – | – | – | – |
ALP | – | – | – | – | – | – | – |
BUN | 32.9 | 33.3 | 35.5 | 47.3 | 37.7 | 36.3 | 36.7 |
Cre | 2.7 | 2.7 | 2.9 | 2.9 | 2.9 | 2.4 | 2.2 |
Ca | 10.6 | – | – | – | – | – | – |
Pi | 3.2 | 3.8 | – | 2.9 | 3.1 | 4.5 | 4.6 |
2014 | 12/14 | 10/19 | 8/23 | 7/20 | 7/18 |
体重 | 4.5 | 4.1 | 4.1 | – | 4.0 |
AST | – | – | – | – | 38 |
ALT | – | – | – | – | 32 |
ALP | – | – | – | – | 100 |
BUN | 40.9 | 39.7 | 33.1 | 31.8 | 86.5 |
Cre | 2.7 | 3.1 | 2.9 | 3.3 | 6.6 |
Ca | 10.5 | – | – | – | 10.4 |
Pi | 3.7 | 4.1 | 3.3 | 4.9 | – |
これまでの最良 | これまでの最悪
検査結果を見て
数字から見る限りでは、そんなに悪化してるようには思えないそうです。
実際、食欲がない以外はいたって元気そのものなのですよね…。
体重
あきらかに減少傾向だと思います。
秋ごろまでは1日おきにレメロン(食欲増進剤)を飲ませればなんとか食べてくれ、体重も4.0kg前後を維持していました。
年末に入ると1日おきではあまり効果が出なくなり、気を抜くとすぐ3kg台。
それでもまだ、1回飲んで食欲が出ないときだけ翌日追加すれば、一応食欲は出ていました。
ところが先々週くらいから、連日飲ませてもちっとも食べてくれず、3日4日連続投与というパターンが増えてきています。
体重も3.0kg台が続くようになってきました。
薬、とくに向精神薬のたぐいは個人的に耐性が気になります。
先生としてはレメロンの耐性には懐疑的なようで、「ほかの薬より効果の強いレメロンでも食欲が出ないなら、むしろBUN悪化などによる悪心ではないか」ということでした。(おしん=気持ち悪さ)
もちろん私もそちらはあると思いましたが、この機会にいちど別のタイプの食欲増進剤(ぺリアクチン)をためしたいと伝え、2週間分だけぺリアクチンを出してもらいました。
肝臓
前回はかなり肝臓の数値が高かったのでさらに上がっていないか心配でしたが、とりあえず悪化はしていませんでした。
肝臓の数値(AST/ALT/ALP)だけみれば全体的にいくらか下がっています。
気は抜けませんが、今はまだ様子見でも良さそうです。
腎臓
Cre(クレアチニン)がさらに改善した一方で、突然BUN(尿素窒素)が上がっていました。
リン(Pi)は低く安定しているし、電解質(ナトリウムやカリウム、カルシウム等)ももともとやや高めとはいえ維持できています。
アンチノール開始以降順調に数値が良くなっていただけに、BUNのこれ以上の悪化はさけたいところ。
思い当たるふしといえば、輸液のペースを2日に1回から3日に1回に減らしたこと。
※こちらは先生のアドバイスによるもので、「安定しているから輸液ペースを落としても大丈夫かも」と言われていました。
あとは、秋以降の多忙で1日2回飲ませていた乳酸菌を1日1回に減らしたこと。
さらにネフガードをサボリまくっていたこと。
前回の数値が良かったので、だいぶ気がゆるんでいたかもしれません。
次回までに改善できるかわかりませんが、輸液ペースを2日1回に戻し、乳酸菌とネフガードも以前のペースでしっかり飲ませていこうと思います。
血圧
自宅血圧測定は結局まだおやすみ中…… orz
参考 自宅で使えるペット用血圧計
肛門嚢(のう)
なんと今回は絞り忘れました!
チョビの結果報告に気を取られ、処置のお願いをうっかり失念…。
自分ではあまりうまく絞れないのですが、今回ばかりはちょっと予防の意味でもうちで挑戦しておきます。
次回の通院では忘れずにやってもらわないと。
参考 肛門のうのケアについて
参考:さいきんの薬、フード、サプリメント
薬、点滴
- ラプロス(腎不全薬):1日2回・1錠ずつ
- 降圧剤(フォルテコール):1日1回・1/2錠
- 食欲増進剤(レメロン):2日に1回~1日1回・1/4錠(ミルタザピン3.75mg相当量)
- 皮下輸液:2日おきに100ml
- ネフガード:だいぶサボってました ^^;
療法食など
10~1月のローテーションドライフード
- ピュリナ ベテリナリーダイエット NF腎臓ケア初期ステージ(療法食・獣医師専用)
- 腎ケア(BP/PP)(療法食)
- ル・シャット・デトレ
- メディファス 少しでしっかり高栄養食11歳チキン&フィッシュ
- (旧)メディファス 11歳から腎臓・心臓ケア老齢猫用チキン
- ベッツプラン エイジングケアプラス ステージ2プラス
- JPスタイル 腎臓ガード(チキン味/ かつお味)
ピュリナの療法食を入手して以降けっこう食べてくれてましたが、そろそろ飽きてきたかなー。
デトレも長期間食いつき良かったので、こっそり腎ケアへ変更。
まんまと食べ続けてくれてましたが、ぼちぼちペースダウン中。
メディファスは現行品と旧製品を食いつき落ちるたびに交互に出してました。
もうすぐ旧メディファスの在庫がなくなってしまうので残念…。
12月からベッツプランを再開し、よく食べてました。
またペースダウンしてきたので少しお休みするかも。
プロフェッショナル・バランスも再開してみてます。
でも今回はイマイチ食が進んでませんね~。
jpスタイルは、食べなくなっても少し休めばまた食べてくれてました。
10~1月のウェットフード
クロは、ロイヤルカナンの腎臓用パウチやk/d缶はすりつぶさないと食べてくれません。
10月以降私に疲れが出てしまい、そちらのひと手間はちょっとひと休み。
そのまま出せるスペシフィックFKW で手抜きしながらきています。
ウェットは朝晩、もしくは朝昼晩に20~25gずつ強制給餌してました。
ところが朝に強制給餌で食べさせると高確率で吐くことに気がついたので、最近は夜に25gの1回だけとなっています。
でもウェットを減らすとおなかに余裕ができるのか、1日1回だけウェット強制給餌にしてからのほうがよく食べてくれました。(ドライフード)
クロの場合、そのおかげで結果的に体重維持ができていたところもあります。
尿素窒素(BUN)対策
BUNを意識してつづけているサプリメント類。(老廃物の低減や便秘解消目的)
- 乳酸菌(H&JIN=旧JIN):1日1回・小さじ1
- 水溶性食物繊維(難消化性デキストリン):1日1回・小さじ1/2
- シャンピニオンエキス(美ちょう寿)※粉末にして:1日1回・1/2錠
食物繊維についてはこちら。
シャンピニオンエキス美ちょう寿についてはこちら。
クレアチニン(Cre)対策
Creを意識してつづけているサプリメント類。(腎臓の炎症抑制や血流改善目的)
- 脂肪酸サプリ(アンチノール):1日1回・1錠
- ビタミンBミックス(NOW B-50 100カプセル):1日1回・粉末をごくわずか
- AHCC(NOW ピュアAHCCパウダー):1日1回・小さじ1/3ていど
アンチノールについてはこちら。
AHCCについてはこちら。
今後の対策
食欲と体重
食欲増進剤を、レメロンからペリアクチンへ変更。
ペリアクチンは1回1錠まで+1日2回までなら増量可能といわれました。
レメロンを始めた当初、指示された量を飲ませたら興奮の副作用がすごかったので、ペリアクチンは少量からのスタートです。
量を増減しつつ様子をみて、現在は1回1/3錠を朝晩2回でおちつきました。
この量でも少し興奮症状は出ますが、だいぶ食欲が安定し、体重もじんわり増えています。
今回は試験的に14錠もらったので、終わった時点でペリアクチンを継続するか、レメロンに戻すかを病院で相談します。
皮下輸液
今回BUNの数値が悪化してしまったので、前回までと同じペースに戻しました。
(3日に1回100mlから2日に1回100mlへ)
BUN対策
輸液の増量に加え、ネフガードをしっかり再開。
乳酸菌も朝晩のペースに戻します。
Cre対策
こちらはそのままアンチノールを継続していきます。
さいごに
チョビの体調もあるので、クロにもできれば体調維持してほしいのですが……
なかなか思うようにはいかないですね。
次回の検査までは、今回のように4ヶ月もあけないようにがんばります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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