クロの体重減少をくいとめられるのでは?と期待しつつ、しばらく続けてみていたアミノ酸サプリメント「アミノファイン」。
3ヶ月以上使ってみても腎臓などの悪化はみられませんでした。
もうそろそろかいいかと思ったので、使用レポにまとめておきます。
コルディプラス・アミノファイン
原料・成分
原料はアミノ酸100%です。
◆原材料
ロイシン、イソロイシン、アルギニン、リジン、バリン、タウリン、トリプトファン◆成分
粗タンパク98%以上、粗脂肪0.01%以下、粗繊維0.01%以下、粗灰分0.01%以下、水分0.5%以下◆内容量
粉末 25g/100g◆エネルギー
[総エネルギー] 566kcal/100g [代謝エネルギー] 349kcal/100g
◆原産国
日本
公式 アミノファイン (コルディ/モノリス)より引用(以下同)
アミノ酸100%配合
アミノファインに含まれるアミノ酸
アミノファインには、お食事で不足しがちな必須アミノ酸BCAA(イソロイシン、ロイシン、バリン)に加え、リジン、アルギニン、タウリン、トリプトファンが含まれています。
【ロイシン】
筋肉の形成促進、筋肉の分解抑制、肝臓の機能強化に効果があるといわれています。
また、インスリン(血糖値を下げるホルモン)の分泌を増加させる作用があり、ブドウ糖を筋肉細胞内に取り込む手助けをすることができます。
さらに、エンドルフィンという脳内の神経伝達物質(鎮痛、幸福感などが得られる物質)と同様の効果があることから、ストレス緩和も期待できます。(中略)・ロイシンの欠乏によっておこること⇒肝機能の低下(のちにインスリン不足を起こし、糖尿病の原因にもなる)、筋力の低下、疲労蓄積、抜け毛
【イソロイシン】
筋肉や体の成長促進、血管拡張効果、肝機能の強化にも効果があると言われています。
また、イソロイシン独自の効果としては、神経の働きをサポートする作用があります。
その他、疲労回復、糖尿病予防、肌や髪の健康維持にも重要なアミノ酸です。(中略)・イソロイシンの欠乏によっておこること⇒筋肉減少、髪(被毛)の潤い低下、皮膚の炎症
【バリン】
成長に関与するアミノ酸で、肝機能の強化、血液中の窒素バランスの調整、筋肉修復効果があると言われています。
また美肌にも効果があり、肌のハリを保ったり、アンモニアの代謝を促進するためデトックス効果も期待できます。(中略)・バリンの欠乏によっておこること⇒食欲低下、栄養不良
【リジン】
体を構成するたんぱく質の構成に必要な栄養素で、疲労回復や身体組織の修復、集中力を高める効果があると言われています。
その他、肝機能のサポートや、血圧を下げる効果があり、脂肪をエネルギーに変換するのに必要なカルニチンという成分の材料にもなります。(中略)・リジンの欠乏によっておこること⇒疲労蓄積、肝機能低下、コレステロール増加、貧血、吐き気、めまい
【アルギニン】
成長ホルモンの分泌を促進することで、筋肉組織の強化や免疫力を高める効果があります。さらに、インスリンやグルカゴンの分泌促進にも関わりますので、血糖値の安定化にも効果があると考えられます。
その他、アンモニアの解毒や一酸化窒素を作ることによる血管拡張・血流改善効果が期待できます。(中略)・アルギニンの欠乏によっておこること⇒成長不良、動脈硬化、老化促進、むくみ
【タウリン】
人・犬では体内で合成できますが、猫はタウリンを合成する酵素がないため、食事で摂取しなければなりません。
タウリンは肝機能の強化や交感神経抑制による血圧を下げる効果(腎臓の負担も軽減します)や、抗酸化作用があります。
また、悪玉コレステロールを排除することにより血液状態を改善、血液循環が良くなることで新陳代謝が活性化しますので、アンチエイジングやダイエットにも効果的です。
その他、ミトコンドリアを増やす作用があることから、体力アップにも効果があると言われています。(中略)・タウリンの欠乏によっておこること⇒視力低下、拡張型心筋症、免疫機能不全、繁殖機能低下
【トリプトファン】
精神安定、鎮痛作用を持つ神経伝達物質(セロトニン:体温調節や睡眠などにも関与))の原材料となります。
セロトニンはメラトニンに変換されることで、体内時計調節や睡眠サイクルの調節を行います。
その他、アンチエイジング効果、集中力や記憶力の向上効果などが期待できます。(中略)・トリプトファンの欠乏によっておこること⇒セロトニン不足による精神不安定,うつ病,恐怖症、不眠症、多動症、(子猫で)食欲低下,体重減少
追記 画像は公式サイトよりお借りしています(以下同)
特徴
アミノファインはアミノ酸100%配合のペット用BCAAサプリです
BCAAとは?
アミノ酸は、臓器や皮膚、筋肉、毛、靭帯、軟骨、爪そして血液などの材料となります。
また、消化酵素などの材料になったりホルモンや免疫物質の生成にも欠かせない健康を維持するために必要不可欠な成分です。
私たち人間はもちろん、犬や猫など動物が生きていく上で、アミノ酸は無くてはならないものなのです。
アミノ酸は20種類ありますが、このうち、私たち人間は9種類、犬は10種類、猫は11種類のアミノ酸については体内で作り出すことができないため、必須アミノ酸と呼ばれています。
必須アミノ酸はバランスよく摂らないと、十分な働きが期待できません。
よく必須アミノ酸は何枚かの板で構成される桶に例えて説明されます。
1枚でも背の低い板があると、そこから水が流れ出てしまい、1番背の低い板の高さまでしか水をためることができません。
アミノ酸も同様に、食品中のたんぱく質に含まれる必須アミノ酸の中に少ない必須アミノ酸があると、アミノ酸スコアは1番少ない必須アミノ酸に合わせて低くなり、体内のこの必須アミノ酸のうちバリン、ロイシン、イソロイシンの3種類のアミノ酸は、分岐する構造を持つことから、分岐鎖アミノ酸またはBCAA(Branched Chain Amino Acid の略)と呼ばれます。
BCAAは筋肉や血液中にあり、筋肉中のタンパク質分解を抑えたり、筋肉の合成にも関わり、運動時にはエネルギー源として利用されると考えられていますが、普段の食事では十分な量を摂取することが難しい栄養素なのです。
BCAAを効率よく補給できるアミノファイン
アミノファインはそんな不足しがちな必須アミノ酸BCAAを、イソロイシン:ロイシン:バリン=2:4:1という最高のバランスで必要量を十分に取り入れる事ができるロイシン高配合サプリメントです。
また、アミノファインはアミノ酸100%配合ですので、体内に速やかに吸収、腎臓への負担もありません。
犬猫用のBCAAサプリメント自体、非常に数少ないのですが、アミノファインはロイシンを高配合し、不足しがちな必須アミノ酸を十分補うだけでなく、アルギニン、リジン、タウリン、トリプトファンもプラスされていることにより、ご愛犬・ご愛猫の更なるご体調維持が期待できると考えられます。
与え方
アミノファインは、普段の食事に混ぜて与えたり、コルディと混ぜて与えて下さい。
アミノファインを水に溶いてシリンジで与えていただいても結構です。
うちでもいくつかの方法をためしました。
好きなドライフードにふりかける、空カプセルにつめて飲ませる、水に溶いてシリンジで飲ませる、などなど。
いまはいちばん確実な、チャオプチに乳酸菌などといっしょに混ぜてシリコンスプーンで食べさせるやりかたに落ちついてます。
腎不全の猫にあげてもだいじょうぶ?
結論からいえばおそらくだいじょうぶです。
が、先生によって見解がわかれることもあり得ますので、心配であればいちどかかりつけでご相談ください。
アミノ酸が、本当に腎臓のわるい猫にも使えるのか、私も不安でした。
そのため私自身、現在のかかりつけ病院で相談しています。
先生の意見としては、「とくに腎臓にいい影響があるかはわからないが、使っても問題はない」ということでした。
クロはアミノ酸(アミノファイン)を使い始めてまもなく4ヶ月に入るくらいです。
まあ、いまのところこれといった悪影響はなく。
腎臓などの数値も維持しつつ、それなりに元気にすごしてます。
逆にいえば、「アミノ酸のおかげでここがこんなによくなった!」と断言できるほどの変化もないのですが… ^^;
お薬ではなく、あくまでもサプリメントですしね。
私としては、もともとはアミノ酸摂取による筋肉量アップや、体重増加を期待してました。
しばらく続けてみましたが、摂取量がそれほど多くないことや、高齢で運動量が少ないこともあって、筋肉・体重方面にはさほど変化は感じませんでしたね。
いまは「臓器をいたわりつつ、体力を少し底上げしてくれるもの」くらいの位置づけでとらえています。
販売元のモノリスさんによる見解はこちら。
アミノファインがおススメの子は?
BCAAを与えても血中尿素窒素(BUN)は上昇しません。
そのためタンパク質の制限を行っている子の窒素源の不足をBCAAを与えることにより補う事をお勧めします。
・肝臓や腎臓に負担を掛けたくない子
・タンパク質の吸収が悪い子
・食事量が少ない子
・筋肉量を維持したい子
・糖質が気になる子アミノファインに入っているのはBCAAそのものなので、消化が不要で体内に容易に吸収されます。
胃での消化待ちの時間をスキップしていきなり吸収されるので、身体の負担がありません。
体力の弱った子の栄養補給(アミノ酸補給)には是非とも取り入れて頂きたいサプリメントです。
また、BCAAはアルブミンの元となる成分ですので、体内のアルブミン量を維持したい子にもおススメしたいサプリメントです。
腎臓や肝臓が悪い子はタンパク質を制限した食事を摂るよう獣医師より指示を受けることが多いと思います。
実際、処方食もタンパク質量は制限されています。しかし、私たち人間も、犬や猫なども生きている限り毎日アミノ酸は消費されてしまいますので、アミノ酸の補給は欠かせません。
アミノファインは身体に負担なく必須アミノ酸を補給できますので、食事制限を受けている子には是非とも取り入れて頂きたいと思います。(後略)
人間目線のみためとにおい、味
みため
さらさらとした白い粉末です。
ベタつきもなく、きめの細かいパウダーでした。
H&JINなどの乳酸菌がやや黄色っぽい白さなのにくらべると、アミノファインの白さはもうすこし青みより。
「純白」にちかい印象でした。
におい
ほんのちょっとですが、独特のかおりを感じます。
アミノ酸系調味料(?)っぽいにおい、とでもいいましょうか……。
とくに良いにおいというわけではないですが、不快なにおいでもありません。
味
舌全体で味わったほうがいいかと思い、なるべく広範囲にいきわたるよう口にいれてみました。
強い味はしませんが、ごくわずかな苦味があるようです。
なにかうまみ的な味がするかと期待してましたが、みごとに裏切られました(笑)
2匹の反応(クロ、シロ)
この粉末を、猫たちがそのまま口にしてくれるかはまったくの未知数です。
とりあえずふたりが好きなフード(今回はJPスタイル)を用意。
そこへ付属スプーンですくなめに1杯ふりかけ、食べるかどうか試しました。
(クロの試食は1月、シロの試食は3月におこなっています。)
クロ
まずはクロへ。
おそるおそる出してみると……
「………(もぐもぐ)」
とくにいやがるそぶりはなし。
(よころぶそぶりももちろんなし)
いつもとおなじくらいには食べてました。
めちゃくちゃ嗜好性が高いわけではなさそうですが……
拒否されることもなかったので一安心。
シロ
くいしんぼうなわりに警戒心が強いシロにも。
「うまいうまい!」
はじめは遠まきに観察してましたが、私がそばをはなれたとたんいそいそとお皿へ。
違和感を感じるふうもなく、ごくナチュラルに、完食。
こぼれた粉も残しません。
(お皿がぬるぬるしてたから粉もなめつくしたっぽい)
クロ | シロ | |
アミノファイン |
「猫おおよろこび!」というしろものではないですが、猫的に味やにおいは違和感ないようです。
ごはんやおやつなどにトッピングすることもできるので、わりと使いやすそう。
こんなときにつかうのがおすすめ
たんぱく質不足による栄養バランスのくずれや、高齢・病気による体力低下が心配な猫さんに。
とくに肝臓の状態が心配な猫さんには、アミノ酸はおすすめみたいですよ。
(かかりつけの先生談)
入手先
最後までお読みいただきありがとうございました。
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