前回の検査で甲状腺の数値が下がりすぎ、減薬中のクロです。
その後、数値がどう変わったかを検査してもらうはずだったのですが……
あわてて転院候補先の病院へ診察予約し、先日新しい病院で検査をしてもらってきました。
検査結果
新しい病院では、院内検査で甲状腺の数値が出るとのこと。
院外に出さず結果がすぐわかって助かりましたが、費用は若干お高めでした。
血液検査
2020年7月26日(日) (慢性腎不全の診断から6年と0ヶ月目)
総タンパク(TP) -(基準値:5.7~7.8)
アルブミン(ALB)-(基準値:2.3~3.5)
アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ/Mt内肝酵素(AST [GOT])49(基準値:18~51)
アラニンアミノトランスフェラーゼ/細胞質内肝酵素(ALT [GPT])83(基準値:22~84)
アルカリフォスファターゼ/胆嚢、肝機能(ALP)215(基準値:38~165)
胆嚢、肝機能(GGT)2(基準値:1~10)
総コレステロール(TCho) -(基準値:89~176)
トリグリセライド〔中性脂肪〕(TG)-(基準値:17~104)
尿素窒素(BUN) 45.8(基準値:17.6~32.8)
クレアチニン(Cre) 2.27(基準値:0.8~1.8)
ナトリウム(Na)155(基準値:147~156)
クロール(Cl) 117 (基準値:107~120)
カリウム(K) 3.7(基準値:3.4~4.6)
カルシウム(Ca) 10.5(基準値:8.8~11.9)
リン(Pi/IP)4.0(基準値:2.6~6.0)
グルコース〔血糖値〕(GLU〔BG〕) 114-(基準値:71~148)
白血球(WBC) 47(基準値:55~195)
赤血球(RBC) 819(基準値:500~1000)
ヘモグロビン (Hb) 12.7(基準値:8.0~15.0)
血球容積/血液濃度(HCT)39.2(基準値:33~45)
平均赤血球容積(MCV)47.9(基準値:39~55)
平均赤血球ヘモグロビン量(MCH)15.5(基準値:13~17)
平均赤血球ヘモグロビン濃度(MCHC)32.4(基準値:30~36)
血小板(Plt)18.1(基準値:30~800)
ヘマトクリット値 (Ht〔PCV〕) -(基準値:26~46)
———
T4(甲状腺) 5.78(基準値:0.90~3.70)
甲状腺のホルモン量は「T4(サイロキシン)」の数値で判断します。
今回はまたえらく上がってしまい、コントロールのむずかしさを実感…。
超音波検査
念のため一度おなかを見せてほしいということで、超音波検査もされました。
- 左腎がやや委縮しているものの、機能的には大きな問題はなさそう
- 尿管に石などもなく、肝臓も見た範囲ではとくに問題なし
※先日のかかりつけでの超音波検査と同じ結果
腎不全発覚からのおもな数値の推移
2020 | 7/26 | 6/28 | 5/24 | 3/22 | 1/19 |
体重 | 4.13 | 4.20 | 4.05 | 4.20 | 3.85 |
AST | 49 | 48 | 51 | 64 | 32 |
ALT | 83 | 62 | 87 | 109 | 63 |
ALP | 215 | 136 | 223 | 230 | 227 |
BUN | 45.8 | 39.2 | 46.5 | 46.7 | 41.9 |
Cre | 2.27 | 2.87 | 2.53 | 2.09 | 1.82 |
Ca | 10.5 | – | 10.9 | 11.7 | 10.5 |
Pi (IP) | 4.0 | 3.0 | 4.4 | 4.3 | 4.2 |
T4 | 5.78 | 0.30 | 5.58 | – | – |
2019 | 9/29 | 6/30 | 4/21 | 2/24 |
体重 | 4.10 | 4.02 | 4.10 | 4.10 |
AST | 50 | – | 44 | – |
ALT | 112 | – | 74 | – |
ALP | 238 | 184 | 136 | – |
BUN | 34.1 | 39.2 | 43.8 | 34.0 |
Cre | 1.96 | 2.08 | 2.01 | 2.2 |
Ca | 11.2 | 11.5 | 11.5 | 11.8 |
Pi | 3.9 | 4.4 | 4.8 | 5.5 |
2018 | 12/28 | 10/30 | 7/27 | 4/8 | 1/14 |
体重 | 4.15 | 4.40 | 4.20 | 4.42 | 4.45 |
AST | – | 37 | – | – | – |
ALT | – | 59 | – | – | – |
ALP | – | 169 | – | – | – |
BUN | 35.8 | 33.7 | 36.8 | 37.5 | 37.8 |
Cre | 2.3 | 2.8 | 2.5 | 2.7 | 2.7 |
Ca | 11.6 | 12.3 | 11.9 | 12.7 | 11.2 |
Pi | 4.5 | 3.6 | 3.2 | 4.2 | 4.0 |
2017 | 10/3 | 8/20 | 5/26 | 3/26 |
体重 | 4.35 | 4.4 | 4.4 | 4.4 |
AST | – | – | – | – |
ALT | – | – | – | – |
ALP | – | – | – | – |
BUN | 37.6 | 47.2 | 36.6 | 36.9 |
Cre | 2.9 | 2.7 | 2.8 | 2.2 |
Ca | 11.7 | 10.2 | 11.2 | 10.6 |
Pi | 4.5 | 3.6 | 3.8 | 3.5 |
2016 | 12/25 | 10/30 | 9/18 | 7/15 | 5/15 | 4/3 | 2/21 |
体重 | 4.5 | 4.5 | 4.4 | 4.4 | 4.1 | 4.2 | 4.4 |
AST | – | – | – | 46 | – | – | – |
ALT | – | – | – | 61 | – | – | – |
ALP | – | – | – | 106 | – | – | – |
BUN | 37.2 | 36.5 | 37.1 | 32.6 | 31.2 | 31.0 | 26.6 |
Cre | 2.7 | 2.6 | 3.1 | 2.0 | 2.6 | 2.8 | 2.6 |
Ca | – | – | – | 9.6 | – | – | – |
Pi | 3.5 | 4.5 | 3.9 | 2.4 | 4.4 | 4.3 | 3.4 |
2015 | 12/27 | 11/1 | 9/20 | 8/9 | 6/14 | 4/5 | 1/25 |
体重 | 4.7 | 4.6 | 4.6 | 4.6 | 4.3 | 4.4 | 4.6 |
AST | – | – | – | – | – | – | – |
ALT | – | – | – | – | – | – | – |
ALP | – | – | – | – | – | – | – |
BUN | 32.9 | 33.3 | 35.5 | 47.3 | 37.7 | 36.3 | 36.7 |
Cre | 2.7 | 2.7 | 2.9 | 2.9 | 2.9 | 2.4 | 2.2 |
Ca | 10.6 | – | – | – | – | – | – |
Pi | 3.2 | 3.8 | – | 2.9 | 3.1 | 4.5 | 4.6 |
2014 | 12/14 | 10/19 | 8/23 | 7/20 | 7/18 |
体重 | 4.5 | 4.1 | 4.1 | – | 4.0 |
AST | – | – | – | – | 38 |
ALT | – | – | – | – | 32 |
ALP | – | – | – | – | 100 |
BUN | 40.9 | 39.7 | 33.1 | 31.8 | 86.5 |
Cre | 2.7 | 3.1 | 2.9 | 3.3 | 6.6 |
Ca | 10.5 | – | – | – | 10.4 |
Pi | 3.7 | 4.1 | 3.3 | 4.9 | – |
これまでの最良 | これまでの最悪
検査結果を見て
肝臓
甲状腺の薬が効きすぎていた前回、肝臓はすべて正常範囲内でした。
今回は減薬後でT4(甲状腺ホルモン量)があがっていたこともあり、肝臓の数値もふたたび上昇。
甲状腺の状態にあわせて数値が上下しているところをみると、やはり原因は甲状腺なのでしょうね。
甲状腺
今回の数値(再上昇)では、甲状腺の薬「メルカゾール」を2日1回ではクロには少なすぎたようです。
今回は「1/4錠を1日1回」で2週間ほど様子をみることになりました。
2週間後にまた検査し、薬の量を再検討します。
体重
ペリアクチンの量を微増(1日1回1/3錠→1日2回1/4錠ずつ)したのが今の体調に合ったようで、食欲復活しました。
体重も4.1kg前後をキープできています。
新しい病院でも、このままこの体重を維持するようにと言われました。
腎臓
Cre(クレアチニン)はわずかに改善していますが、BUN(尿素窒素)はさらに悪化。
こちらも甲状腺の状態に左右されるので、メルカゾールの量が確定するまでは何ともいえません。
また、今回の検査では初めて見る項目「Plt(血小板)」の数値が悪くでていました。
これまでかかりつけで貧血を指摘されたことはなかったのですが、こちらのでは悪性貧血という結果に。
今回は甲状腺に気を取られて貧血を確認しそびれたので、2週間後の検査のときに対策を聞いてきます。
肛門嚢(のう)
先月しぼってもらったばかりなので、新しい病院ではお願いしませんでした。
1~2か月くらいしたらしぼってもらおうと思います。
参考 肛門のうのケアについて
血圧
自宅測定はおやすみ中 ^^;
参考 自宅で使えるペット用血圧計
参考:さいきんの薬、フード、サプリメント
薬、点滴
- メルカゾール(甲状腺ホルモン抑制剤):1日1回1/4錠 ←2日に1回1/4錠から変更
- ラプロス(腎不全薬):朝晩1錠ずつ
- 降圧剤(フォルテコール):1日1回・1/2錠
- 食欲増進剤(ペリアクチン):朝晩1/4錠ずつ
- ネフガード(粒):1日に2~3回
- 皮下輸液:1日おきに100ml前後
療法食など
7月のドライフード
7月は療法食イヤイヤ月間になってしまい、下記のフードのみ常時3種類出していました。
メディファスについてはこちら。
7月のウェットフード
現在ウェットはお休み中。
サプリメント
尿素窒素(BUN)
BUNを意識してつづけているサプリメント類。(老廃物の低減や便秘解消目的)
こちらは変更なし。
- 乳酸菌(H&JIN=旧JIN):朝晩小さじ1ずつ
- 水溶性食物繊維(難消化性デキストリン):朝晩小さじ1/2~1ずつ
- シャンピニオンエキス(美ちょう寿)※粉末にして:朝晩1/2錠ずつ
乳酸菌H&JINについてはこちら。
食物繊維についてはこちら。
シャンピニオンエキス美ちょう寿についてはこちら。
クレアチニン(Cre)
Creを意識してつづけているサプリメント類。(腎臓の炎症抑制や血流改善目的)
コスパのいいAHCC(NOWの純粋粉末)が製造中止になってしまったので、現在はお試しとして、チョビの残していった冬虫夏草粉末に切り替えてみてます。
- 脂肪酸サプリ(アンチノール):1日1回・1錠
- ビタミンBミックス(NOW B-50 100カプセル):1日2回・粉末をごくわずか
- 冬虫夏草(コルディM):1日2回・粉末をごくわずか
アンチノールについてはこちら。
今後の対策
BUN
ネフガードを1日2~3粒、なんとか定着しました。
それ以外の薬、サプリメントもこのまま継続。
Cre
こちらも薬、サプリメントはそのまま継続。
甲状腺
薬(メルカゾール)は指定の量で継続。
余談:今回の病院のこと(転院候補先A)
今回行ってみたのは、かかりつけから紹介されたうちの「A病院」。
詳細は次回以降の更新でまとめますが、結論からいえば「いまひとつ決定打に欠ける」かなぁ…と。
先生はまだ若いものの、これまでの勤務先で経験も積んでおり信頼できそう。
看護師さんもみなさん優しく、クロもほとんど抵抗しません。
ただし料金設定が微妙。
点滴とラプロスは、たぶん以前の病院より少し安いです。
でもフォルテコールかペリアクチン(※)の価格がべらぼうに高い可能性大でした。
※どちらがどちらなのかは明細では判別不能。次回確認します。明細がわかりにくいのもちょっとマイナス点。
それでも立地でいうと、紹介された中ではダントツに通いやすい。
現在のかかりつけが本当に長期休業や閉院になったとしたら、こちらに転院する可能性は高いです。
電話で問い合わせをしたときは、「ラプロスが安ければきっとほかの薬も安いはず」と勝手に思い込んでいたのですが……
現実はそう単純ではないのですね。
自由診療というのはこういうことなんだなぁ~と、またひとつ学んだ日でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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