このあいだの通院ではシロの検査を優先させてしまったため
クロの検査は前回(9/20)からすでに2ヶ月近くが経過。
先週の日曜日(11/15)に、やっとクロと病院へいってきました。
前回の検査
今回の結果は、ほぼ現状維持! ヽ(ToT)丿
前々回(8/13)の検査で数値が悪化していたので
前回までになんとか改善してきた状態を、
そのままキープできたことに胸をなでおろしました。
前々回の検査
クロの血液検査の結果
尿素窒素(BUN) 33.3↓(基準値:17.6~32.8)
クレアチニン(Cre) 2.7↓(基準値:0.8~1.8)
ナトリウム (Na) 152 (基準値:147~156)
クロール (Cl) 119 (基準値:107~120)
カリウム (K) 4.2 (基準値:3.4~4.6)
リン (Pi) 3.8(基準値:2.6~6.0)
白血球(WBC)92(基準値:55~195)
赤血球(RBC)911(基準値:500~1000)
ヘモグロビン(Hb)13.3(基準値:8.0~15.0)
ヘマトクリット(Ht [PCV]) 46.2↑※(基準値:26~46)
今回はBUNとCreのみのオーバーです。
それぞれの数値は、ともに前回より微減。
体重も大きく増減はしていません。
※ヘマトクリットの基準値オーバーは通院ストレスが原因なので、気にしなくてもよいそうです。
腎不全発覚からの数値の推移
2015 | 11/15 | 9/20 | 8/9 | 6/14 | 4/5 | 1/25 |
BUN | 33.3 | 35.5 | 47.3 | 37.7 | 36.3 | 36.7 |
Cre | 2.7 | 2.9 | 2.9 | 2.9 | 2.4 | 2.2 |
2014 | 12/14 | 10/19 | 8/23 | 7/20 | 7/18 |
BUN | 40.9 | 39.7 | 33.1 | 31.8 | 86.5 |
Cre | 2.7 | 3.1 | 2.9 | 3.3 | 6.6 |
これまでの最良 | これまでの最悪
結果を見て
あれこれためしてきていると、正直、
なにで効果が出でくれているのかわからなくなってきます。
フードや薬だけの効果なのか、サプリメントの効果もあるのか、
まったくべつのなにかなのか……。
それでも、いまのところクロには食欲もあって、
たまに便秘や嘔吐はしながらも、毎日機嫌よくすごせているように見えます。
これだけでほんとうにありがたいことです。
一方でここさいきん、よく拝見していたブログの猫さんがたてつづけに亡くなったり、
親しかった叔父の余命があと1ヶ月としらされたりと、
落ちこむこともたくさんありました。
命の意味とか、まもなくおとずれるであろう叔父とのおわかれとか、
クロとすごせるのこされた時間とか……
いろいろかんがえてしまう毎日です。
クロの現在の体調管理方法
かってに独自進化させてきたやりかたなのであまり参考にならないかと思いますが、
現在のクロの体調管理方法もあらためてご紹介しておきます。
さいきん使用しているサプリメント類については、
種類がおおいのでべつの日にあらためて、くわしくかく予定です。
輸液
自宅での皮下輸液は2~3日に1回のペースでしています。
さいきんは毎週、日・火・木曜が輸液デー。
(時間は朝だったり夜だったり、つごうによってまちまち。)
うちの場合はこのペースだとひとも猫もわりと負担がすくなくいいかんじです。
輸液の量は病院指定の250mlパックを、一回ごとに使いきりで。
輸液パック・管・針・個別包装の消毒用アルコール綿は
すべてゆたんぽ(レンジでチンするタイプ)に密着させて30分以上ほったらかし。
ややあつめのひと肌くらいにあたためておきます。
パックはレンジで直接チンしてもよいのですが
ゆたんぽ密着方式だとあたためすぎの心配なしで安全に加温できるし、
個人的にはおすすめ。
さむい時期の輸液ではそのゆたんぽをクロのわきにおいてやると、
ぬくぬくで気もちよさそうです。
現在は輸液用に保定バッグなどはつかっていません。
輸液をはじめてまもないころには洗濯ネットをつかったりもしましたが
あまりつかい勝手がよくなく、そのうちクロもなれてにげなくなったので、
今はそのままむきだし(?)状態です。
輸液中はつねにタワシマッサージでごきげんとり。
いいコミュニケーションタイムだと思って
いっしょにマッサージをたのしむようにしています。
薬
現在病院でもらっている薬は、降圧剤のフォルテコールのみです。
毎朝、2.5mgの1/2錠をおくちにポイ(+シリンジで水素水)で完了。
クロはいやがらずに錠剤をそのままのんでくれるので、とてもたすかっています。
(シロやチョビではぜったいムリ。)
以前病院でだしてもらっていたネフガード(活性炭製剤)は、
おなじものをネットで購入して1日1~2回・1錠ずつのませています。
(そっちのほうがやすかった。)
現在日常的に食べている療法食など
ドライフード
jpスタイルのこちらの療法食バージョンはネットで入手できないので
動物病院で定期的に購入しています。
不思議とこれだけはあきずにたべてくれますね。
ほかの腎臓用療法食にくらべると割高な気がしますがしかたありません。
現在のクロの体調をささえる、メインフードです。
成分はほぼおなじなのに、腎ケアは療法食あつかいで
デトレはなぜか準療法食あつかいなのがなぞなのです。
デトレのほうがやすいので最近はデトレを買ってます。
療法食にしてはタンパク質量がややおおめかもしれません。
クロは最近あき気味なので、メディファスとまぜて、
サブフードとしてたべさせています。
・メディファス 7歳から 高齢猫用 チキン味・フィッシュ味(普通食)
健康体の高齢猫むけ総合栄養食ですが、タンパク質量がひくくおさえられており、
リンやナトリウムも療法食なみにひくめ。
療法食をたべてくれない腎不全猫さんには救世主になるフードかもしれません。
クロも、たべてくれる療法食がみつかるまではこれがほぼメインでした。
いまでもクロの大好物なので、サブフードとして活躍中です。
ウェットフード
・スペシフィックFKW(腎臓病用療法食)
ウェットの療法食のなかではかなりお気にいりの部類。
ただほかのウェット療法食にくらべて高カロリーなので、
ふとりやすいクロにはひかえめにたべさせています。
・ヒルズg/d(初期腎不全用)※2017/3現在製造中止
クロはすでに初期ではないので本来はk/dにするところなのですが
k/dはカロリーがけっこうたかいので、いまのところはこちらをよくあげています。
・サイエンスダイエットシリーズ(普通食)
療法食ではありませんが、タンパク質・リン・ナトリウムがかなりひかえめなものもおおく、
ウェット療法食をたべない腎不全猫さんにもわりあいあんしんかも。
クロは「アダルト レバー&チキン」、「アダルト サーモン」、「シニア ターキー」
あたりが好物です。
・アルモネイチャー デイリーメニューシリーズ(普通食)
療法食ではありませんが、こちらもタンパク質がひかえめなシリーズ。
ただしリンやナトリウムの量が公表されていないので、
そちらの数値が心配な場合は、念のためあげないほうがいいでしょう。
クロはまだそのへんは大丈夫そうなので、
たまに目先をかえるためにあげたりしています。
「ターキームース」、「ツナ&タラムース」がお気にいりのようです。
おやつ
・銀のスプーンハッピークランチ! 腎臓の健康維持用 シーフード
通院や自宅輸液のあと、サプリメントのあとの口なおしなどにさいきん大活躍。
においがかなりつよめなようで、封をあけたとたんにやってきます(笑)
うちではほかの猫たちにも大好評だったので、
きっと魅力的なあじとにおいなのでしょう。
腎臓に配慮されてはいますがあくまでもおやつのため、
1回にたべさせるのは3粒くらいまでにしています。
血行促進+気分転換
さいきんは朝晩、たとえ数分でもタワシブラッシングをするようにしています。
血行促進とコミュニケーション、心身両面でクロの体調に貢献していそうです。
そして、ほうっておくといくらでもねているので、
なるべくおもちゃであそんで運動させるようにもしています。
便秘対策
便秘ぎみのときはおなかをゆっくりマッサージ。
ただしクロはだかれるのがきらいですぐにげてしまうため、
効果のほどは不明です。
また、乳酸菌類と水溶性食物繊維、オメガ3脂肪酸を
サプリメントとしてとらせています。
オメガ3脂肪酸は油分による便通改善とともに、
高血圧・動脈硬化(血液サラサラ)などへの効果も期待。
嘔吐対策
体質的なものか、クロはまえからよくはく猫でしたが、
ご飯・サプリメント・薬のタイミングを30分ずつずあけることで
劇的に嘔吐がへりました。
1)朝おきてまずフォルテコール(+水素水)
↓
2)すこしおいてウェットフード(+水素水)
↓
3)さらにおいてサプリメント(+水素水+腎臓用おやつ=ごほうび)
↓
4)でかける直前にネフガード(+水素水)
それぞれのタイミングをわけることで、
食事も薬もサプリメントもいっぺんに無駄になるということが
へったのもメリットのひとつ。
はいてしまったら、薬なりサプリメントなり、
そのぶんだけ追加することが可能になりました。
この方法で嘔吐がへったということは、
まだたぶん腎不全由来の悪心ではなかったということでしょうか。
これまでは胃腸がびっくりしてはいていたのが、
すこし緩和されたのかもしれません。
(おわり)
そんなわけで、現在使用している各サプリメント類については、またの機会に。
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