【ようやく甲状腺の薬が確定~クロの血液検査】

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クロと月見菓子 2020/9/27

いただきもののお月見菓子とクロ

 

前回金曜はブログ更新をお休みしてしまいすみません。

事情は最後の「おまけ」にて。

 

クロは今回の通院で、ようやく甲状腺の薬の量が確定しました。

これでしばらくはお高い甲状腺検査からオサラバできそうでホッとしてます。

 

 

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検査結果

今回は、前回の甲状腺薬を2週間続けてみて、腎臓にどのくらい影響があったかを調べる検査です。

改善~維持であれば、この量で継続。

さらに腎臓が悪化していれば、甲状腺治療は中止の可能性もでてきます。

 

血液検査(9/29)

クロの血液検査結果 2020/9/29

 

2020年9月29日(火) (慢性腎不全の診断から6年と2ヶ月目)

体重 4.20kg
アラニンアミノトランスフェラーゼ/細胞質内肝酵素(ALT [GPT])-(基準値:22~84)
アルカリフォスファターゼ/胆嚢、肝機能(ALP)-(基準値:38~165)
尿素窒素(BUN) 41.0(基準値:17.6~32.8)
クレアチニン(Cre) 2.73(基準値:0.8~1.8)
ナトリウム(Na)-(基準値:147~156)
クロール(Cl) – (基準値:107~120)
カリウム(K) -(基準値:3.4~4.6)
カルシウム(Ca) 11.6(基準値:8.8~11.9)
リン(Pi/IP)4.5(基準値:2.6~6.0)
白血球(WBC) 87(基準値:55~195)
赤血球(RBC) 833(基準値:500~1000)
ヘモグロビン (Hb) 12.8(基準値:8.0~15.0)
血球容積/血液濃度(HCT)39.7(基準値:33~45)
平均赤血球容積(MCV)47.7(基準値:39~55)
平均赤血球ヘモグロビン量15.4(MCH)(基準値:13~17)
平均赤血球ヘモグロビン濃度32.2(MCHC)(基準値:30~36)
血小板(Plt)14.3(基準値:30~800 ※猫は10以上あれば問題なし)
———
T4(甲状腺)-(基準値:0.90~3.70)

 

今回の2週間は「メルカゾール1/6錠×朝晩」でした。

前回のT4の数値は2.64で基準値内。

今回は腎機能への影響の確認なのでT4は調べず、貧血と腎臓のチェックがメインです。

 

腎不全発覚からのおもな数値の推移

20209/299/159/18/188/117/266/285/243/221/19
体重4.204.144.244.254.174.134.204.054.203.85
AST474948516432
ALT816783628710963
ALP194213215136223230227
BUN41.041.546.351.653.745.839.246.546.741.9
Cre2.732.962.812.602.372.272.872.532.091.82
Ca11.611.711.110.510.911.710.5
Pi (IP)4.53.12.84.03.04.44.34.2
T42.641.451.334.615.780.305.58
20199/296/304/212/24
体重4.104.024.104.10
AST5044
ALT11274
ALP238184136
BUN34.139.243.834.0
Cre1.962.082.012.2
Ca11.211.511.511.8
Pi3.94.44.85.5
201812/2810/307/274/81/14
体重4.154.404.204.424.45
AST37
ALT59
ALP169
BUN35.833.736.837.537.8
Cre2.32.82.52.72.7
Ca11.612.311.912.711.2
Pi4.53.63.24.24.0
201710/38/205/263/26
体重4.354.44.44.4
AST
ALT
ALP
BUN37.647.236.636.9
Cre2.92.72.82.2
Ca11.710.211.210.6
Pi4.53.63.83.5
201612/2510/309/187/155/154/32/21
体重4.54.54.44.44.14.24.4
AST46
ALT61
ALP106
BUN37.236.537.132.631.231.026.6
Cre2.72.63.12.02.62.82.6
Ca9.6
Pi3.54.53.92.44.44.33.4
201512/2711/19/208/96/144/51/25
体重4.74.64.64.64.34.44.6
AST
ALT
ALP
BUN32.933.335.547.337.736.336.7
Cre2.72.72.92.92.92.42.2
Ca10.6
Pi3.23.82.93.14.54.6
201412/1410/198/237/207/18
体重4.54.14.14.0
AST38
ALT32
ALP100
BUN40.939.733.131.886.5
Cre2.73.12.93.36.6
Ca10.510.4
Pi3.74.13.34.9

これまでのベスト| これまでのワースト  

 

検査結果を見て

体重

多少の変動はありましたが、ほぼ現状維持できていました。

ただ、今まで知らなかったのですが、ペリアクチンには血のめぐりを悪くする作用があるのだそうです。

 

血流が悪くなると腎臓によくないので、できればあまり飲ませたくないんですよね。

でも全然食べないよりは、お薬を飲んででも食べるほうがましです。

ようすを見ながら増減してみてください。

 

よく食べているときは飲ませない。

食欲が落ちてきたらまた飲ませる。

クロの体調を見ながら、そんなふうに適宜調整していくことになりました。

 

腎臓

そこそこ小康状態になってきたBUNはともかく……前回まではCreがあがる一方。

これはもう甲状腺の影響とか関係なく、単純に腎臓の限界なんじゃないかな…?

そうあきらめかけていたところに、今回のCre微改善です!(涙)

 

メルカゾール(甲状腺の薬)は、今回の量で腎機能の維持もできることがわかりました。

今はほかの数値も問題なさそうですし、しばらくこの量でいってみましょう。

 

甲状腺異常の発覚からは、はや五ヶ月。

ようやく胸をなでおろしましたが、予想外に長い道のりでした……。

根気よく調整につきあっていただいた先生方にも感謝です。

 

参考:さいきんの薬、フード、サプリメント

薬、点滴

  • メルカゾール(甲状腺ホルモン抑制剤):1日2回・1包(1/6錠相当)ずつで確定
  • ラプロス(腎不全薬):1日2回・1錠ずつ
  • 降圧剤(フォルテコール):1日1回・1/2錠
  • 食欲増進剤(ペリアクチン):1日1~2回・1/4錠ずつ(ときどきお休み)
  • ネフガード(粒):1日2回
  • 皮下輸液:1日おきに100ml

療法食など

9月後半のドライフード

現在のフードは下記の4種類。

食欲が落ちたら、香り強めのトッピング(コンボ)で紛らわしてます。

 

  

 

腎臓サポートについてはこちら。

【3匹と4匹で2回試食・ロイヤルカナン腎臓サポートドライ】
腎臓サポートは2015年にリニューアル。ロイヤルカナン製品特有の「400kcalあたり」という成分表示を簡単に計算し直す方法もあります。期間をあけて2回試食してもらったのでその分も加筆しました。

 

jpスタイルについてはこちら。

【腎臓用jpスタイルを試してみました(療法食とケアフードの2種類を比較)】
腎臓用フードの「JPスタイル」を入手し、試してみました。動物病院でしか扱っていないとのことで、輸液をもらいに行った際に受付で相談。これまでこちらの病院では取り寄せたことがなかったようですが、メーカーに問い合わせてもらったところ取り寄せも可能だそう。

 

9月のウェットフード

現在ウェットお休み中。

 

サプリメント

尿素窒素(BUN)

BUNを意識してつづけているサプリメント類。
(老廃物の低減や便秘解消目的)

 

 

 

乳酸菌H&JINについてはこちら。

【猫に乳酸菌サプリメントJIN(ジン)を使い始めて気づいたこと】
腸内環境の改善と免疫力アップをめざし、動物用乳酸菌のJINを再び使い始めました。そろそろ一週間ですがなんと便臭が激減!乳酸菌で糞便が臭わなくなるしくみを調べてみました。ウンチが臭わないとなぜ腎臓病に良いのか?その辺についても考察しています。

 

食物繊維についてはこちら。

【猫にも使える食物繊維、イージーファイバー以外だと?】
JIN(乳酸菌)とイージーファイバー(食物繊維)のおかげで、クロの便秘だけでなく他の猫達のお腹も調子が良くなったようです。イージーファイバーよありがとう!(JINも。)そういえばイージーファイバーみたいな物って他の会社からも出ているの?たまたま思いついて難消化性デキストリンで検索してみました。

 

メルカゾール開始以降のかためウンチも、乳酸菌と食物繊維の増量で解決。
もともとの便秘は生まれつきの大腸の蛇行が原因でした。(先日のレントゲンで判明)

 

シャンピニオンエキス美ちょう寿についてはこちら。

【シャンピニオンエキス美ちょう寿をお試し中】
シャンピニオンエキス製剤の「美ちょう寿」をここ2週間くらいクロに飲ませています。前回のクロの検査結果が悪かったときに「腎不全には美ちょう寿がお勧め」と教えていただきました。美ちょう寿は人間の腎不全でもよく使用されているサプリメントで、腎臓の負担になるアシドーシス(血液の酸性化)の緩和が期待されるようです。

クレアチニン(Cre)

Creを意識してつづけているサプリメント類。
(腎臓の炎症抑制や血流改善目的)

こちらも変更なし。

 

  • 脂肪酸サプリ(アンチノール):1日1回・1錠
  • ビタミンBミックス(NOW B-50 100カプセル):1日2回・粉末をごくわずか
  • 冬虫夏草(コルディM):1日2回・粉末をごくわずか

 

アンチノール猫用  

 

アンチノールについてはこちら。

【3匹でお試し・猫用アンチノール~病院からの腎臓向けおすすめサプリ】
ようやくの猫用アンチノールレポです。前回のクロの検査がイマイチで、病院から勧められたのがこのアンチノールというサプリ。うちのかかりつけはめったにサプリメントを勧めたりしないのですが、こちらは以前から病院の猫ちゃんワンちゃんで好感触だったのだそうです。

 

コルディについてはこちらで触れています。

【チョビの脳腫瘍闘病:使ったサプリメント編(抗炎症、免疫向上など)】
チョビが脳腫瘍の闘病で使っていたサプリメント類をまとめました。症状や診断に応じて使うものが変化していき、加齢対策→抗炎症+免疫系という変遷です。(おまけで介護中の人用に疲労回復サプリも紹介)

 

今後の対策

BUN

このまま現状維持です。

Cre

こちらも対策はそのまま継続。

甲状腺

薬(メルカゾール)もこのまま継続。

 

さいごに

甲状腺の薬がやっと確定してうれしいです ^ ^

先生もいっしょに喜んでくれました。

 

そういえばこちらの病院の先生と看護師さんは、皆さんやたらとクロを「かわいいかわいい」とほめてくれるんですよね。

でもクロは、女の子なのにチョビヒゲだし、インスタ映えも無縁な雑種だし。

んん~?いったいどのあたりが??とずっと不思議だったのですが、謎が解けました。

 

クロは病院でもおとなしくて、激しく抵抗したり鳴き叫んだりはしません。

(怖くて震えるとか、おびえて声がでないというほどでもないようで。)

何をされてもほぼされるがままで、たまーに悲しげに訴える程度。

 

それがどうも先生方には「おっとりした優しい子」に映るらしいのです。

治療や検査のしやすさも人気のポイントなのでしょうか(笑)

 

クロは私の中では「いつもボンヤリしていて反応のうすいちょっと変わった子」という認識だったのですが…

別の側面から見れば「おっとりさん」ということなのかも(?)。

 

いつも近くにいるとよくわからないことって、あるのかもしれないですね。

もっと良い見方もしてあげるべきだったかなぁと、少々反省しました。

 

おまけ

切った自分の指 2020/10/1

 

Twitterを見ている方はすでにご存じかと思いますが、先週包丁で指先を深く切り、4針縫いました

抜糸までは通常1週間ですが、この傷だと2週間はかかるとか。

週明けまでは毎日通院。

現在もまだ1日おきに診てもらっています。

 

痛み止めを飲みながらの仕事はまったくはかどりませんでした。

(しかも体質で弱い薬しか飲めないから、すぐ切れる。)

おかげで前回のブログ更新にも影響が出たという形です。

 

もし更新チェックに来ていただいてたら申し訳ありませんでした <(_ _)>

 

最後までお読みいただきありがとうございました。
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