前回金曜はブログ更新をお休みしてしまいすみません。
事情は最後の「おまけ」にて。
クロは今回の通院で、ようやく甲状腺の薬の量が確定しました。
これでしばらくはお高い甲状腺検査からオサラバできそうでホッとしてます。
検査結果
今回は、前回の甲状腺薬を2週間続けてみて、腎臓にどのくらい影響があったかを調べる検査です。
改善~維持であれば、この量で継続。
さらに腎臓が悪化していれば、甲状腺治療は中止の可能性もでてきます。
血液検査(9/29)
2020年9月29日(火) (慢性腎不全の診断から6年と2ヶ月目)
アラニンアミノトランスフェラーゼ/細胞質内肝酵素(ALT [GPT])-(基準値:22~84)
アルカリフォスファターゼ/胆嚢、肝機能(ALP)-(基準値:38~165)
尿素窒素(BUN) 41.0(基準値:17.6~32.8)
クレアチニン(Cre) 2.73(基準値:0.8~1.8)
ナトリウム(Na)-(基準値:147~156)
クロール(Cl) – (基準値:107~120)
カリウム(K) -(基準値:3.4~4.6)
カルシウム(Ca) 11.6(基準値:8.8~11.9)
リン(Pi/IP)4.5(基準値:2.6~6.0)
白血球(WBC) 87(基準値:55~195)
赤血球(RBC) 833(基準値:500~1000)
ヘモグロビン (Hb) 12.8(基準値:8.0~15.0)
血球容積/血液濃度(HCT)39.7(基準値:33~45)
平均赤血球容積(MCV)47.7(基準値:39~55)
平均赤血球ヘモグロビン量15.4(MCH)(基準値:13~17)
平均赤血球ヘモグロビン濃度32.2(MCHC)(基準値:30~36)
血小板(Plt)14.3(基準値:30~800 ※猫は10以上あれば問題なし)
———
T4(甲状腺)-(基準値:0.90~3.70)
今回の2週間は「メルカゾール1/6錠×朝晩」でした。
前回のT4の数値は2.64で基準値内。
今回は腎機能への影響の確認なのでT4は調べず、貧血と腎臓のチェックがメインです。
腎不全発覚からのおもな数値の推移
2020 | 9/29 | 9/15 | 9/1 | 8/18 | 8/11 | 7/26 | 6/28 | 5/24 | 3/22 | 1/19 |
体重 | 4.20 | 4.14 | 4.24 | 4.25 | 4.17 | 4.13 | 4.20 | 4.05 | 4.20 | 3.85 |
AST | – | 47 | – | – | – | 49 | 48 | 51 | 64 | 32 |
ALT | – | 81 | 67 | – | – | 83 | 62 | 87 | 109 | 63 |
ALP | – | 194 | 213 | – | – | 215 | 136 | 223 | 230 | 227 |
BUN | 41.0 | 41.5 | 46.3 | 51.6 | 53.7 | 45.8 | 39.2 | 46.5 | 46.7 | 41.9 |
Cre | 2.73 | 2.96 | 2.81 | 2.60 | 2.37 | 2.27 | 2.87 | 2.53 | 2.09 | 1.82 |
Ca | 11.6 | 11.7 | 11.1 | – | – | 10.5 | – | 10.9 | 11.7 | 10.5 |
Pi (IP) | 4.5 | 3.1 | 2.8 | – | – | 4.0 | 3.0 | 4.4 | 4.3 | 4.2 |
T4 | – | 2.64 | 1.45 | 1.33 | 4.61 | 5.78 | 0.30 | 5.58 | – | – |
2019 | 9/29 | 6/30 | 4/21 | 2/24 |
体重 | 4.10 | 4.02 | 4.10 | 4.10 |
AST | 50 | – | 44 | – |
ALT | 112 | – | 74 | – |
ALP | 238 | 184 | 136 | – |
BUN | 34.1 | 39.2 | 43.8 | 34.0 |
Cre | 1.96 | 2.08 | 2.01 | 2.2 |
Ca | 11.2 | 11.5 | 11.5 | 11.8 |
Pi | 3.9 | 4.4 | 4.8 | 5.5 |
2018 | 12/28 | 10/30 | 7/27 | 4/8 | 1/14 |
体重 | 4.15 | 4.40 | 4.20 | 4.42 | 4.45 |
AST | – | 37 | – | – | – |
ALT | – | 59 | – | – | – |
ALP | – | 169 | – | – | – |
BUN | 35.8 | 33.7 | 36.8 | 37.5 | 37.8 |
Cre | 2.3 | 2.8 | 2.5 | 2.7 | 2.7 |
Ca | 11.6 | 12.3 | 11.9 | 12.7 | 11.2 |
Pi | 4.5 | 3.6 | 3.2 | 4.2 | 4.0 |
2017 | 10/3 | 8/20 | 5/26 | 3/26 |
体重 | 4.35 | 4.4 | 4.4 | 4.4 |
AST | – | – | – | – |
ALT | – | – | – | – |
ALP | – | – | – | – |
BUN | 37.6 | 47.2 | 36.6 | 36.9 |
Cre | 2.9 | 2.7 | 2.8 | 2.2 |
Ca | 11.7 | 10.2 | 11.2 | 10.6 |
Pi | 4.5 | 3.6 | 3.8 | 3.5 |
2016 | 12/25 | 10/30 | 9/18 | 7/15 | 5/15 | 4/3 | 2/21 |
体重 | 4.5 | 4.5 | 4.4 | 4.4 | 4.1 | 4.2 | 4.4 |
AST | – | – | – | 46 | – | – | – |
ALT | – | – | – | 61 | – | – | – |
ALP | – | – | – | 106 | – | – | – |
BUN | 37.2 | 36.5 | 37.1 | 32.6 | 31.2 | 31.0 | 26.6 |
Cre | 2.7 | 2.6 | 3.1 | 2.0 | 2.6 | 2.8 | 2.6 |
Ca | – | – | – | 9.6 | – | – | – |
Pi | 3.5 | 4.5 | 3.9 | 2.4 | 4.4 | 4.3 | 3.4 |
2015 | 12/27 | 11/1 | 9/20 | 8/9 | 6/14 | 4/5 | 1/25 |
体重 | 4.7 | 4.6 | 4.6 | 4.6 | 4.3 | 4.4 | 4.6 |
AST | – | – | – | – | – | – | – |
ALT | – | – | – | – | – | – | – |
ALP | – | – | – | – | – | – | – |
BUN | 32.9 | 33.3 | 35.5 | 47.3 | 37.7 | 36.3 | 36.7 |
Cre | 2.7 | 2.7 | 2.9 | 2.9 | 2.9 | 2.4 | 2.2 |
Ca | 10.6 | – | – | – | – | – | – |
Pi | 3.2 | 3.8 | – | 2.9 | 3.1 | 4.5 | 4.6 |
2014 | 12/14 | 10/19 | 8/23 | 7/20 | 7/18 |
体重 | 4.5 | 4.1 | 4.1 | – | 4.0 |
AST | – | – | – | – | 38 |
ALT | – | – | – | – | 32 |
ALP | – | – | – | – | 100 |
BUN | 40.9 | 39.7 | 33.1 | 31.8 | 86.5 |
Cre | 2.7 | 3.1 | 2.9 | 3.3 | 6.6 |
Ca | 10.5 | – | – | – | 10.4 |
Pi | 3.7 | 4.1 | 3.3 | 4.9 | – |
これまでのベスト | これまでのワースト
検査結果を見て
体重
多少の変動はありましたが、ほぼ現状維持できていました。
ただ、今まで知らなかったのですが、ペリアクチンには血のめぐりを悪くする作用があるのだそうです。
血流が悪くなると腎臓によくないので、できればあまり飲ませたくないんですよね。
でも全然食べないよりは、お薬を飲んででも食べるほうがましです。
ようすを見ながら増減してみてください。
よく食べているときは飲ませない。
食欲が落ちてきたらまた飲ませる。
クロの体調を見ながら、そんなふうに適宜調整していくことになりました。
腎臓
そこそこ小康状態になってきたBUNはともかく……前回まではCreがあがる一方。
これはもう甲状腺の影響とか関係なく、単純に腎臓の限界なんじゃないかな…?
そうあきらめかけていたところに、今回のCre微改善です!(涙)
メルカゾール(甲状腺の薬)は、今回の量で腎機能の維持もできることがわかりました。
今はほかの数値も問題なさそうですし、しばらくこの量でいってみましょう。
甲状腺異常の発覚からは、はや五ヶ月。
ようやく胸をなでおろしましたが、予想外に長い道のりでした……。
根気よく調整につきあっていただいた先生方にも感謝です。
参考:さいきんの薬、フード、サプリメント
薬、点滴
- メルカゾール(甲状腺ホルモン抑制剤):1日2回・1包(1/6錠相当)ずつで確定
- ラプロス(腎不全薬):1日2回・1錠ずつ
- 降圧剤(フォルテコール):1日1回・1/2錠
- 食欲増進剤(ペリアクチン):1日1~2回・1/4錠ずつ(ときどきお休み)
- ネフガード(粒):1日2回
- 皮下輸液:1日おきに100ml
療法食など
9月後半のドライフード
現在のフードは下記の4種類。
食欲が落ちたら、香り強めのトッピング(コンボ)で紛らわしてます。
腎臓サポートについてはこちら。
jpスタイルについてはこちら。
9月のウェットフード
現在ウェットお休み中。
サプリメント
尿素窒素(BUN)
BUNを意識してつづけているサプリメント類。
(老廃物の低減や便秘解消目的)
- 乳酸菌(H&JIN=旧JIN):朝晩小さじ2ずつ
- 水溶性食物繊維(難消化性デキストリン):朝晩小さじ2ずつ
- シャンピニオンエキス(美ちょう寿)※粉末にして:朝晩1/2錠ずつ
乳酸菌H&JINについてはこちら。
食物繊維についてはこちら。
シャンピニオンエキス美ちょう寿についてはこちら。
クレアチニン(Cre)
Creを意識してつづけているサプリメント類。
(腎臓の炎症抑制や血流改善目的)
こちらも変更なし。
- 脂肪酸サプリ(アンチノール):1日1回・1錠
- ビタミンBミックス(NOW B-50 100カプセル):1日2回・粉末をごくわずか
- 冬虫夏草(コルディM):1日2回・粉末をごくわずか
アンチノールについてはこちら。
コルディについてはこちらで触れています。
今後の対策
BUN
このまま現状維持です。
Cre
こちらも対策はそのまま継続。
甲状腺
薬(メルカゾール)もこのまま継続。
さいごに
甲状腺の薬がやっと確定してうれしいです ^ ^
先生もいっしょに喜んでくれました。
そういえばこちらの病院の先生と看護師さんは、皆さんやたらとクロを「かわいいかわいい」とほめてくれるんですよね。
でもクロは、女の子なのにチョビヒゲだし、インスタ映えも無縁な雑種だし。
んん~?いったいどのあたりが??とずっと不思議だったのですが、謎が解けました。
クロは病院でもおとなしくて、激しく抵抗したり鳴き叫んだりはしません。
(怖くて震えるとか、おびえて声がでないというほどでもないようで。)
何をされてもほぼされるがままで、たまーに悲しげに訴える程度。
それがどうも先生方には「おっとりした優しい子」に映るらしいのです。
治療や検査のしやすさも人気のポイントなのでしょうか(笑)
クロは私の中では「いつもボンヤリしていて反応のうすいちょっと変わった子」という認識だったのですが…
別の側面から見れば「おっとりさん」ということなのかも(?)。
いつも近くにいるとよくわからないことって、あるのかもしれないですね。
もっと良い見方もしてあげるべきだったかなぁと、少々反省しました。
おまけ
Twitterを見ている方はすでにご存じかと思いますが、先週包丁で指先を深く切り、4針縫いました。
抜糸までは通常1週間ですが、この傷だと2週間はかかるとか。
週明けまでは毎日通院。
現在もまだ1日おきに診てもらっています。
痛み止めを飲みながらの仕事はまったくはかどりませんでした。
(しかも体質で弱い薬しか飲めないから、すぐ切れる。)
おかげで前回のブログ更新にも影響が出たという形です。
もし更新チェックに来ていただいてたら申し訳ありませんでした <(_ _)>
最後までお読みいただきありがとうございました。
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