順番が前後しますが、クロに足の不調が出る直前、血液検査にいっていました。
甲状腺の薬の量が確定して一か月くらいしたら、経過をみるために一度検査したいといわれたためです。
今回はそのときの記録となります。
検査結果
結果としては、とくに大きな問題はありませんでした。
甲状腺コントロールも順調です。
血液検査(10/27)
2020年10月27日(火) (慢性腎不全の診断から6年と3ヶ月目)
総タンパク(TP) -(基準値:5.7~7.8)
アルブミン(ALB)-(基準値:2.3~3.5)
アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ/Mt内 肝酵素(AST [GOT])48(基準値:18~51)
アラニンアミノトランスフェラーゼ/細胞質内肝酵素(ALT [GPT])81(基準値:22~84)
アルカリフォスファターゼ/胆嚢、肝機能(ALP)225(基準値:38~165)
胆嚢、肝機能(GGT)2(基準値:1~10)
総コレステロール(TCho) -(基準値:89~176)
トリグリセライド〔中性脂肪〕(TG)-(基準値:17~104)
尿素窒素(BUN) 37.7(基準値:17.6~32.8)
クレアチニン(Cre) 2.31(基準値:0.8~1.8)
ナトリウム(Na)155(基準値:147~156)
クロール(Cl) 114 (基準値:107~120)
カリウム(K) 4.0(基準値:3.4~4.6)
カルシウム(Ca) 11.3(基準値:8.8~11.9)
リン(Pi/IP)4.0(基準値:2.6~6.0)
グルコース〔血糖値〕(GLU〔BG〕) -(基準値:71~148)
白血球(WBC) 77(基準値:55~195)
赤血球(RBC) 844(基準値:500~1000)
ヘモグロビン (Hb) 13.1(基準値:8.0~15.0)
血球容積/血液濃度(HCT)39.9(基準値:33~45)
平均赤血球容積(MCV)47.3(基準値:39~55)
平均赤血球ヘモグロビン量(MCH)15.5(基準値:13~17)
平均赤血球ヘモグロビン濃度(MCHC)32.8(基準値:30~36)
血小板(Plt)14.1(基準値:30~800)※猫は一桁でなければOK
ヘマトクリット値 (Ht〔PCV〕) -(基準値:26~46)
———
T4(甲状腺) 3.55(基準値:0.90~3.70)
今回T4の数値は基準値内ギリギリ。
腎臓とのバランスを考えた場合、これくらいで抑えておくほうが良いようです。
腎不全発覚からのおもな数値の推移
2020 | 10/27 | 9/29 | 9/15 | 9/1 | 8/18 | 8/11 | 7/26 | 6/28 | 5/24 | 3/22 | 1/19 |
体重 | 4.11 | 4.20 | 4.14 | 4.24 | 4.25 | 4.17 | 4.13 | 4.20 | 4.05 | 4.20 | 3.85 |
AST | 48 | – | 47 | – | – | – | 49 | 48 | 51 | 64 | 32 |
ALT | 81 | – | 81 | 67 | – | – | 83 | 62 | 87 | 109 | 63 |
ALP | 225 | – | 194 | 213 | – | – | 215 | 136 | 223 | 230 | 227 |
BUN | 37.7 | 41.0 | 41.5 | 46.3 | 51.6 | 53.7 | 45.8 | 39.2 | 46.5 | 46.7 | 41.9 |
Cre | 2.31 | 2.73 | 2.96 | 2.81 | 2.60 | 2.37 | 2.27 | 2.87 | 2.53 | 2.09 | 1.82 |
Ca | 11.3 | 11.6 | 11.7 | 11.1 | – | – | 10.5 | – | 10.9 | 11.7 | 10.5 |
Pi (IP) | 4.0 | 4.5 | 3.1 | 2.8 | – | – | 4.0 | 3.0 | 4.4 | 4.3 | 4.2 |
T4 | 3.55 | – | 2.64 | 1.45 | 1.33 | 4.61 | 5.78 | 0.30 | 5.58 | – | – |
2019 | 9/29 | 6/30 | 4/21 | 2/24 |
体重 | 4.10 | 4.02 | 4.10 | 4.10 |
AST | 50 | – | 44 | – |
ALT | 112 | – | 74 | – |
ALP | 238 | 184 | 136 | – |
BUN | 34.1 | 39.2 | 43.8 | 34.0 |
Cre | 1.96 | 2.08 | 2.01 | 2.2 |
Ca | 11.2 | 11.5 | 11.5 | 11.8 |
Pi | 3.9 | 4.4 | 4.8 | 5.5 |
2018 | 12/28 | 10/30 | 7/27 | 4/8 | 1/14 |
体重 | 4.15 | 4.40 | 4.20 | 4.42 | 4.45 |
AST | – | 37 | – | – | – |
ALT | – | 59 | – | – | – |
ALP | – | 169 | – | – | – |
BUN | 35.8 | 33.7 | 36.8 | 37.5 | 37.8 |
Cre | 2.3 | 2.8 | 2.5 | 2.7 | 2.7 |
Ca | 11.6 | 12.3 | 11.9 | 12.7 | 11.2 |
Pi | 4.5 | 3.6 | 3.2 | 4.2 | 4.0 |
2017 | 10/3 | 8/20 | 5/26 | 3/26 |
体重 | 4.35 | 4.4 | 4.4 | 4.4 |
AST | – | – | – | – |
ALT | – | – | – | – |
ALP | – | – | – | – |
BUN | 37.6 | 47.2 | 36.6 | 36.9 |
Cre | 2.9 | 2.7 | 2.8 | 2.2 |
Ca | 11.7 | 10.2 | 11.2 | 10.6 |
Pi | 4.5 | 3.6 | 3.8 | 3.5 |
2016 | 12/25 | 10/30 | 9/18 | 7/15 | 5/15 | 4/3 | 2/21 |
体重 | 4.5 | 4.5 | 4.4 | 4.4 | 4.1 | 4.2 | 4.4 |
AST | – | – | – | 46 | – | – | – |
ALT | – | – | – | 61 | – | – | – |
ALP | – | – | – | 106 | – | – | – |
BUN | 37.2 | 36.5 | 37.1 | 32.6 | 31.2 | 31.0 | 26.6 |
Cre | 2.7 | 2.6 | 3.1 | 2.0 | 2.6 | 2.8 | 2.6 |
Ca | – | – | – | 9.6 | – | – | – |
Pi | 3.5 | 4.5 | 3.9 | 2.4 | 4.4 | 4.3 | 3.4 |
2015 | 12/27 | 11/1 | 9/20 | 8/9 | 6/14 | 4/5 | 1/25 |
体重 | 4.7 | 4.6 | 4.6 | 4.6 | 4.3 | 4.4 | 4.6 |
AST | – | – | – | – | – | – | – |
ALT | – | – | – | – | – | – | – |
ALP | – | – | – | – | – | – | – |
BUN | 32.9 | 33.3 | 35.5 | 47.3 | 37.7 | 36.3 | 36.7 |
Cre | 2.7 | 2.7 | 2.9 | 2.9 | 2.9 | 2.4 | 2.2 |
Ca | 10.6 | – | – | – | – | – | – |
Pi | 3.2 | 3.8 | – | 2.9 | 3.1 | 4.5 | 4.6 |
2014 | 12/14 | 10/19 | 8/23 | 7/20 | 7/18 |
体重 | 4.5 | 4.1 | 4.1 | – | 4.0 |
AST | – | – | – | – | 38 |
ALT | – | – | – | – | 32 |
ALP | – | – | – | – | 100 |
BUN | 40.9 | 39.7 | 33.1 | 31.8 | 86.5 |
Cre | 2.7 | 3.1 | 2.9 | 3.3 | 6.6 |
Ca | 10.5 | – | – | – | 10.4 |
Pi | 3.7 | 4.1 | 3.3 | 4.9 | – |
これまでのベスト | これまでのワースト
検査結果を見て
甲状腺
前回で確定した量をずっと続けてきましたが、T4の数値がすこし上がりました。
基準値上限ギリギリです。
むしろギリギリくらいのほうが腎臓ががんばれるんですよ。
甲状腺を改善しすぎると腎機能が低下し、かえって体調が悪化することも多いです。
今は腎臓と甲状腺のバランスがとれているので、このまましばらく継続しましょう。
次回の甲状腺の検査は数か月後に。
本格的にGOサインがでたので、当分このままの量で継続となりました。
体重
前回まではそこそこ維持できていました。
それが、先生のアドバイスでたまにペリアクチンをお休みするようになったとたん、じりじりと体重が減少。
やはり、基本的にお薬がないと食べられないようです。
うーん…ちょっと体重が減っちゃいましたねぇ。
お薬を飲んで食欲が出たときに、まとめて食べてもらうような感じで……
「やってみます」とはいったものの、ムリでした。
クロのごはんはいつでも食べられるよう常時だしっぱなし。
お薬飲んでも飲まなくても、常に食べたいだけ食べられる状態で、この体重なのです。
結局その後さらに減り、4.0kgを切りそうになったのでお薬を戻して1/4錠×朝晩へ。
それでもなかなか体重が戻らず、朝1/3錠+夜1/4錠へ増量。
現在ようやく以前のレベル(4.10~4.2kg)に戻ってきました。
体重だけ見るとそんなにやせてるように思えないですよね?
(むしろ太めと思われることが多い。)
でもいまは背中にさわると、背骨のゴツゴツがわかるんです。
以前と比べて背中の筋肉があきらかに落ちています。
おなかのお肉はたぷたぷしているんですけどね~(笑)
先日足を診ていただいた旧かかりつけの先生にも、これではやせすぎと言われてしまいました。
腎臓
甲状腺が安定したのにあわせて、腎臓の数値も下がってきました。
いい感じですね!
このままいきましょう。
一時はあきらめかけていたのでほんとうれしいです。
このまま腎臓ががんばってくれますように!
肝臓
一時ほどではないものの、まだちょっと数値が高めです。
「すごく高い」というほどではないので、このまま様子を見ても大丈夫だと思います。
こちらも甲状腺の影響ですし、もし下げるとすれば甲状腺のお薬を増やさざるを得ません。
バランスを考えたらこのくらいで妥協しておくほうがいいかもしれませんね。
参考:さいきんの薬、フード、サプリメント
薬、点滴
- メルカゾール(甲状腺ホルモン抑制剤):1日2回・1包(1/6錠相当)ずつ
- ラプロス(腎不全薬):1日2回・1錠ずつ
- 降圧剤(フォルテコール):1日1回・1/2錠
- 食欲増進剤(ペリアクチン):1日2回・朝1/3錠+朝1/4錠 ←1日1~2回・1/4錠ずつ(ときどきお休み)
- ネフガード(粒):1日に1~3回
- 皮下輸液:1日おきに100ml前後
療法食など
10~11月のドライフード
下記のフードを常時出しています。
コンボプレゼントはクロのお気に入りなのでトッピングとして活躍中。
ベッツプランについてはこちら。
ハッピーキャットについてはこちら。
jpスタイルについてはこちら。
10~11月のウェットフード
現在ウェットはお休み中。
サプリメント
尿素窒素(BUN)
BUNを意識してつづけているサプリメント類。(老廃物の低減や便秘解消目的)
こちらは変更なし。
- 乳酸菌(H&JIN=旧JIN):朝晩小さじ1~2ずつ
- 水溶性食物繊維(難消化性デキストリン):朝晩小さじ1~2ずつ
- シャンピニオンエキス(美ちょう寿)※粉末にして:朝晩1/2錠ずつ
乳酸菌H&JINについてはこちら。
食物繊維についてはこちら。
シャンピニオンエキス美ちょう寿についてはこちら。
クレアチニン(Cre)
Creを意識してつづけているサプリメント類。(腎臓の炎症抑制や血流改善目的)
こちらも変更なし。
- 脂肪酸サプリ(アンチノール):1日1回・1錠
- ビタミンBミックス(NOW B-50 100カプセル):1日2回・粉末をごくわずか
- 冬虫夏草(コルディM):1日2回・粉末をごくわずか
アンチノールについてはこちら。
コルディについてはこちらで触れています。
今後の対策
腎臓(BUN・Cre)
薬、サプリメントはそのまま継続。
甲状腺
こちらももそのまま継続。
余談:クロのおたけび
ここ一年くらい、クロがちょくちょくおたけびをあげるようになりました。
「ワーオ!ワーーーオ!!」という感じ。
発情期のような甲高い声ではなく、わりとドスのきいた低い声です(笑)
私が呼びかけると「ハッ!今なにしてた?」と我にかえる表情になります。
そしてバツの悪さをごまかすようにネコナデ声でお返事。
てっきり食欲増進剤による興奮作用かと思っていたのですが……
もしかしたら甲状腺機能亢進症からきているのかもなーと。
別にいやなわけではないし、クロのことなら何でも受け入れるつもりではありますが。
これも老化現象のひとつなのかもな…と思うと、なんだかちょっぴりさびしいのでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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