【甲状腺の数値がなかなか安定してくれない~クロの血液検査】

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待合室のクロ 2020/8/11

待合室のクロ 2020/8/11

 

かかりつけ動物病院の突然の休診で、クロは現在新しい病院にかかっています。

タイミング的には、ちょうど甲状腺機能亢進症の治療をはじめたばかりでした。

クロの薬(メルカゾール)の量もまだ確定していなかったため、甲状腺治療については新しい病院に引きつぎをお願いしました。

当面の治療はこんなかんじ。

 

一定量の薬をしばらく飲む → 検査で効果を確認 → さらに微調整

 

現在はこれを何度かくり返しながら、クロの薬の適量をさがしているところです。

 

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検査結果

甲状腺の数値改善だけを追求すると、腎臓に悪い影響がでる可能性もあります。

甲状腺薬の腎臓への影響もみながら、ギリギリの落としどころをさぐっていきます。

血液検査(8/11)

7/26の検査では、そのときの薬の量(2日に1回1/4錠)ではまったく足りないという結果でした。

薬の量を増やし(1日1回1/4錠)、そのまま二週間継続。

8/11はその効きぐあいを調べました。

 

クロの血液検査結果 2020/8/11

クロの血液検査結果 2020/8/11

 

2020年8月11日(火) (慢性腎不全の診断から6年と1ヶ月目)

体重 4.17kg
尿素窒素(BUN) 53.7(基準値:17.6~32.8)
クレアチニン(Cre) 2.37(基準値:0.8~1.8)
———
T4(甲状腺) 4.61(基準値:0.90~3.70)

 

ところがT4の数値は高いまま。

まだ薬が足りないようです。

このあと一週間は、1日2回1/4錠ずつにふやして様子を見ることになりました。

 

血液検査(8/18)

薬をふやした一週間後の数値です。

甲状腺の薬を飲ませて4~5時間後に検査に来てくださいといわれたのですが……

うっかり飲ませる時間がおくれ、投薬3時間ほどでの検査に。

(まあこれでやってみましょう、と言ってもらえましたが……反省。)

 

クロの血液検査結果 2020/8/18

クロの血液検査結果 2020/8/18

 

2020年8月18日(火) (慢性腎不全の診断から6年と1ヶ月目)

体重 4.25kg
尿素窒素(BUN) 51.6(基準値:17.6~32.8)
クレアチニン(Cre) 2.60(基準値:0.8~1.8)
———
T4(甲状腺) 1.33(基準値:0.90~3.70)

 

今回はT4の数値が基準値内におさまっています。

 

以前かかりつけでおなじ量をだされたときには、数値が下がりすぎていました。

おなじ量で結果がちがう理由はわかりません。

薬を飲ませてから検査までの時間がみじかすぎたせいでしょうか。

それとも、検査機器のちがいなどが微妙に影響しているとか?

 

腎不全発覚からのおもな数値の推移

20208/188/117/266/285/243/221/19
体重4.254.174.134.204.054.203.85
AST4948516432
ALT83628710963
ALP215136223230227
BUN51.653.745.839.246.546.741.9
Cre2.602.372.272.872.532.091.82
Ca10.510.911.710.5
Pi (IP)4.03.04.44.34.2
T41.334.615.780.305.58
20199/296/304/212/24
体重4.104.024.104.10
AST5044
ALT11274
ALP238184136
BUN34.139.243.834.0
Cre1.962.082.012.2
Ca11.211.511.511.8
Pi3.94.44.85.5
201812/2810/307/274/81/14
体重4.154.404.204.424.45
AST37
ALT59
ALP169
BUN35.833.736.837.537.8
Cre2.32.82.52.72.7
Ca11.612.311.912.711.2
Pi4.53.63.24.24.0
201710/38/205/263/26
体重4.354.44.44.4
AST
ALT
ALP
BUN37.647.236.636.9
Cre2.92.72.82.2
Ca11.710.211.210.6
Pi4.53.63.83.5
201612/2510/309/187/155/154/32/21
体重4.54.54.44.44.14.24.4
AST46
ALT61
ALP106
BUN37.236.537.132.631.231.026.6
Cre2.72.63.12.02.62.82.6
Ca9.6
Pi3.54.53.92.44.44.33.4
201512/2711/19/208/96/144/51/25
体重4.74.64.64.64.34.44.6
AST
ALT
ALP
BUN32.933.335.547.337.736.336.7
Cre2.72.72.92.92.92.42.2
Ca10.6
Pi3.23.82.93.14.54.6
201412/1410/198/237/207/18
体重4.54.14.14.0
AST38
ALT32
ALP100
BUN40.939.733.131.886.5
Cre2.73.12.93.36.6
Ca10.510.4
Pi3.74.13.34.9

これまでの最良 | これまでの最悪  

 

検査結果を見て

甲状腺

8/11の検査では、甲状腺の薬は1日1回1/4錠では足りないという結論に。

 

その後1/4錠を1日2回でためしてみて、一応基準値内にはおさまってきました。

腎臓の数値は多少悪化していますが、このていどならまだ維持されている範囲内とか。

それでも先生としては、腎臓とのバランスをみてもう少しだけ減らしたいということです。

 

とはいえ。

メルカゾールはけっこう小さい錠剤なので、これ以上小さく分割するのはちょっと無理。

そこでいったんメルカゾールを粉末にし、増量剤として整腸剤をまぜます。

(メルカゾールだけだと量が少なすぎてあつかいがむずかしくなるため。)

そしてそれを1回分ずつ小分けにしてもらうことになりました。

 

この量で二週間続けてみて、再度血液検査です。

次回くらいには薬の量が確定してくれると良いのですが。

甲状腺の検査はけっこうお高いので、何度も続くとおサイフ的に辛いんですよね……。

体重

食欲増進剤(ペリアクチン)の量は1日2回1/4錠ずつから変えていないのですが、体重が増えてきた気がします。

じりじりと微増しながら現在は4.2~4.3kg。

ごはんや生活習慣なども特に変えていないので、もしかすると甲状腺の治療の影響でしょうか??

 

腎臓

Cre(クレアチニン)もBUN(尿素窒素)も、残念ながら少しずつ悪化傾向ですね。

でもこちらも甲状腺次第なので、おとなしくメルカゾールの量の確定を待つことにします。

 

あと先月の検査Plt(血小板)の数値が低く、悪性貧血という結果だった件。

今回確認してくる予定だったのですが………うっかり忘れてました。

次回の検査では忘れずに確認したいです。

 

参考:さいきんの薬、フード、サプリメント

薬、点滴

  • メルカゾール(甲状腺ホルモン抑制剤): 1日2回1包ずつ←1日2回1/4錠ずつ←1日1回1/4錠ずつ
  • ラプロス(腎不全薬):1日2回・1錠ずつ
  • 降圧剤(フォルテコール):1日1回・1/2錠
  • 食欲増進剤(ペリアクチン):1日2回・1/4錠ずつ
  • ネフガード(粒):1日に2~3回
  • 皮下輸液:1日おきに100ml前後

療法食など

8月のドライフード

7月から引き続き、下記のフードのみ常時3種類出しています。

 

     

 

メディファスについてはこちら。

【Medyfas(メディファス)高齢猫用ドライフードリスト(カロリー順)・2018年リニューアル後製品】
メディファスのドライフードは我が家の定番の一つなのですが、2018年秋に(またまた)リニューアル。新メディファス購入時の参考用に成分リストを作ってみました。メディファスの猫用ドライフード全15種類の中から、7歳以上で使えるフードを10種類ピックアップ。比較用として旧製品の成分リストも掲載しています。

8月のウェットフード

現在ウェットはお休み中。

 

サプリメント

尿素窒素(BUN)

BUNを意識してつづけているサプリメント類。(老廃物の低減や便秘解消目的)

こちらは変更なし。

 

 

 

 

乳酸菌H&JINについてはこちら。

【猫に乳酸菌サプリメントJIN(ジン)を使い始めて気づいたこと】
腸内環境の改善と免疫力アップをめざし、動物用乳酸菌のJINを再び使い始めました。そろそろ一週間ですがなんと便臭が激減!乳酸菌で糞便が臭わなくなるしくみを調べてみました。ウンチが臭わないとなぜ腎臓病に良いのか?その辺についても考察しています。

 

食物繊維についてはこちら。

【猫にも使える食物繊維、イージーファイバー以外だと?】
JIN(乳酸菌)とイージーファイバー(食物繊維)のおかげで、クロの便秘だけでなく他の猫達のお腹も調子が良くなったようです。イージーファイバーよありがとう!(JINも。)そういえばイージーファイバーみたいな物って他の会社からも出ているの?たまたま思いついて難消化性デキストリンで検索してみました。

 

シャンピニオンエキス美ちょう寿についてはこちら。

【シャンピニオンエキス美ちょう寿をお試し中】
シャンピニオンエキス製剤の「美ちょう寿」をここ2週間くらいクロに飲ませています。前回のクロの検査結果が悪かったときに「腎不全には美ちょう寿がお勧め」と教えていただきました。美ちょう寿は人間の腎不全でもよく使用されているサプリメントで、腎臓の負担になるアシドーシス(血液の酸性化)の緩和が期待されるようです。

クレアチニン(Cre)

Creを意識してつづけているサプリメント類。(腎臓の炎症抑制や血流改善目的)

こちらも変更なし。

 

  • 脂肪酸サプリ(アンチノール):1日1回・1錠
  • ビタミンBミックス(NOW B-50 100カプセル):1日2回・粉末をごくわずか
  • 冬虫夏草(コルディM):1日2回・粉末をごくわずか

 

アンチノール猫用  

 

アンチノールについてはこちら。

【3匹でお試し・猫用アンチノール~病院からの腎臓向けおすすめサプリ】
ようやくの猫用アンチノールレポです。前回のクロの検査がイマイチで、病院から勧められたのがこのアンチノールというサプリ。うちのかかりつけはめったにサプリメントを勧めたりしないのですが、こちらは以前から病院の猫ちゃんワンちゃんで好感触だったのだそうです。

 

今後の対策

BUN

対策はまだこのまま現状維持です。

甲状腺の薬が確定したら、改めてまた考えます。

Cre

こちらも薬、サプリメントはそのまま継続。

甲状腺

薬(メルカゾール)は新たな指定量で継続。

 

余談:新しい病院とかかりつけのこと

以前にも書きましたが、転院候補先は2つにまで絞りこんでいました。

どちらも一度は行ってみようと思い、ひとつには現在クロを連れていっています。

 

もうひとつにはシロを連れていこうと思っていたのですが、クロでバタバタしていたらそちらはがっつりお盆休みに。

予約ができないままズルズルと時間だけがすぎていきました。

 

このままではまもなくシロの薬が底をつきそう…。

ちょっと困ってしまい、仕事帰りにかかりつけに寄ってみたところ、診療は通常通りおこなわれているようでした。

「これはもう、とりあえずいったんここに戻ろう!」

結局そのままシロの検査予約を入れてしまったのでした。

 

とはいえ先生の体調もまだ不安ですし、今後もずっと通えるかわかりません。

シロを連れていく予定だった病院は設備が充実しており、転院先としてはかなり気になってるんですよね……。

この猛暑だと電車+徒歩通院がかなりきついので、もう少し涼しくなったときに、あらためて一度連れていけたらいいなぁと思っています。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。
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