梅雨どきから夏にかけては、例年クロの体調がくずれやすい傾向にあります。
ここのところずっとおちついていたので気がゆるんでいましたが、今年もやはり、トラブルが発生してしまいました。
いますぐ命にかかわるような、おおきなトラブルではないのかもしれませんが……
クロがしんどそうにしているのをみるのは、つらいです。
突然の異変
先週の火曜(2017年5月23日)のこと。
夜になって、クロが急に、おおきくむせはじめました。
すこし前に水をのんでいたので、はじめはてっきりそれでむせたのかと思いました。
でもちょっと時間がたっていたし、なんだかおかしな気配………。
案の定なかなか咳はおさまりません。
1分くらいはずっと咳きこんでいたでしょうか。
様子をみることにした
むせているあいだは苦しそうでしたが、おちついてからはわりと普通にしています。
これまでこんなことがなかったのでどうすればいいのか困ってしまいました。
これが重大なことなのか、それほどでもないのか。
その判断すらつきません。
でもいまのところ咳がすこし長かっただけで、ほかにかわったこともないし……。
まよったあげく、すこし様子をみることに。
なにもないのに、また…
ところが、翌日の夜にはまたむせていました。
今回は直前になにも食べたりのんだりしていないので、気管になにかはいったわけではなさそうです。
この日、むせているのを見たのはこの1回だけでしたが、時間は20秒~30秒くらいとわりと長め。
連日咳がでるのはいよいよおかしいと思い病院に連れて行く決心をします。
でも運のわるいことに、翌日の木曜は休診日。
金曜までまたなくてはなりませんでした。
むせている状態の記録(動画)
病院で先生に見せて判断してもらおうと、クロが咳きこんでいるときの動画をいくつか撮影しています。
クロの原因不明の咳 2017年5月25日(木)その1
(Youtube) ※リンク切れを修正しました
この日はなんども咳きこんでいました。
クロの原因不明の咳 2017年5月25日(木)その2
(Youtube)
うしろのほうにちいさくにゃーにゃー入っているのは、フクちゃんのなき声です。
クロが咳きこむたびに、なぜか一緒になくようになってしまいました。
(たんに気になるのか、いちおう心配してるのか。理由は不明です。)
クロの原因不明の咳 2017年5月26日(金)
ようやく金曜日です。
病院につれていく直前にも咳きこんでいたので、ふたたび撮影。
(Youtube)
このときはかなり長く咳きこんでつらそうでした。
最終的に病院でみせたのは、この動画です。
(やっぱりうしろでフクちゃんがないてます。)
病院で診察
みためではとくに異常なし。
体重も4.6kgでへっていません。
(前夜輸液したので100gくらい重くでている可能性はあり)
熱も平熱でしたし、このときは呼吸音も異常ありませんでした。
喉が過敏?
ただ……
喉をおすとまた咳きこみはじめたので、「喉が過敏になっているのはたしか」とのこと。
なにか思いあたることはないかと聞かれましたが、私が見ていた範囲ではなにも……。
クロもそれなりに高齢なので、誤嚥性肺炎の可能性についてもきいてみたところ、熱がでないこともあるため可能性としてゼロではないそう。
とはいえ、くわしくみるにはどうしてもレントゲンが必要になり、
そうなると必然的に全身麻酔となります。
すでに腎臓がわるいクロにはできるだけさけたい選択肢です。
追記 レントゲン=全身麻酔が必要というのは私の勘ちがいでした!すみません m(_ _)m(次項参照)
どう対応するか
- 風邪で喉が炎症という可能性もなくはないので、消炎剤と咳止めでようすをみる
- 誤嚥性肺炎の可能性をかんがえてこのまま抗生剤(腎臓的にはなるべくこれもさけたい)
(腎臓へのリスクを理解したうえで)麻酔をし、レントゲンをとって判断する
先生から提示された選択肢はこの3つ。
どうするかはご自分できめてください、といわれてしばしなやみます。
あらためて病院に確認したところ、よっぽど抵抗されないかぎりレントゲンは無麻酔でできるそうです。
説明をうけたときに「負担はあるけどレントゲンをとって判断する方法もあります」といわれたのですが、その「負担」の意味を私が勝手に「全身麻酔による腎臓への負担」と脳内変換していたみたいです。
先生としては”金銭的な負担”、もしくは”放射線被爆による影響”、どちらかの意味だったのでしょう。
これまでうちではレントゲンをとった猫がいなかったため、なんとなくそういうものだろうと思い込んでいたようです。
誤解を与えてしまい申し訳ありません。
私がした選択
体の負担はできるだけかけたくありません。
なので、リスクの低いものから順におこなっていくことにしました。
それでもだめなら次の選択肢へ…。
まずは消炎剤+咳止めで反応をみます。
現在のようす
だされた薬は3日分でした。
この週末、薬をのませて変化をみて、このままおさまればそれでよし。
あいかわらず咳でくるしむようであればまた病院へいくことになっています。
いまのところ薬で劇的におさまったということはありません。
1日にすくなくとも2~3回は咳きこんでいますし、呼吸音にすこし雑音がまじってきたような気もします。
(私自身がぜんそく持ちなので、クロまでぜんそくではないことを願ってます。)
そして、可能性としてはだいぶ低いかもしれませんが、クロの首輪につけた強力なマグネットキー。
あれが喉の炎症に、なんらかの影響をおよぼしている可能性もあるかも?ということは、ブログのコメントでご指摘いただいて気がつきました。
効果があるかはわかりませんが、キーは首輪ごとはずしました。
とにかくいまは、思いつくかぎりの対策をして症状の改善をはかってみています。
すこしでもはやく、咳がおさまって楽になってくれますように。
コメント
うちのが、胸水時していた咳とよく似ています。
胸かお腹に、水が溜まっているかもしれません。
すぐにレントゲンを撮ってもらったほうがいいです。
水が貯まっていたとしても少量の場合、
ピンポイントで当たる&水音がする、でないと、聴診器だけでは確認できないそうです。
レントゲン(X線)?は、麻酔なしでも撮れるはずです。
超音波でも確認できます。
うちで行ってる病院は、X線・超音波は麻酔はしません。
安静時の呼吸が、
①胸よりお腹が膨らむ
②鼻が大きく膨らむ
③口が開いてる
変な咳と、上記①で病院行ったら、触診とか聴診器では異常見受けられないけど、、、
念のためレントゲン撮ったら、肺真っ白でした。
匿名さん
アドバイスありがとうございます!
本文にも追記しましたが、無麻酔でレントゲンできることがわかったので近々撮ってもらうことになりました。
胸に水がたまっての咳というケースも多々あるみたいですね……。
もしレントゲンで原因が判明したら、また報告させていただきます。
Twitter拝見しました。
問題なくてよかったです。
薬などで咳が収まらないようでしたら、
点滴日は咳してるけど日がたつと収まるとか、
クロさんだけではわかりにくいけど、他の子と並べてみたら、呼吸があれ?
みたいなこともあるかもしれません。
動物って、ホントにギリギリまで元気です。
ずっと見てられるわけでないなか、些細なことに気が付くのは中々なんですけどね、、、
匿名さん
気にしていただいてありがとうございます m(_ _)m
ステロイドが効いたのか、昨日くらいからはほとんど咳もでなくなったようで、ホッとしています。
ほんのちょっとした「違和感」や「雰囲気」みたいなものが、不調に気づくきっかけだったことはうちでもよくありました。
猫の不調を見抜くには、ほとんど超能力みたいなものが必要なのかもしれませんね… ^^;
動画拝見しました。
うちの尿結石の9歳の男の子(ケン)も同じような長い咳を時々します。
ケンは子猫の時に猫ウイルス性鼻気管炎を発症し、死にかけまして、今でも慢性鼻炎で、しょっちゅう鼻水が出ていまして、ひどい時はネバっぽいものが多く出ます。
鼻が詰まった時やくしゃみが出にくいような時に長い咳をするように思います。
天候不順の時の方が体調は悪いです。多分体力が落ちて、そういった症状が出やすくなるんでしょうね。
喘息のような音がする時だけ抗生剤を飲ませたり、鼻に点鼻薬をさしたりしますが、普段は元気です。
クロちゃん、鼻水はどうですか。
喉の様子と合わせて、鼻も見てあげてください。
原因がはっきりしないのが一番心配ですね。
hsksze さん
ご心配いただきありがとうございます m(_ _)m
これまでは鼻水の気配がなかったのですが、昨日あたりからちょっぴり鼻水らしきものが見え隠れしはじめました。
呼吸音にもやや喘鳴のような、ちょっと水っぽい雑音がまじるようになってます。
レントゲンで原因がわかって、うまく対処できると良いのですが……。
明日、レントゲン撮られるんですね。
費用ですが、うちの方の病院では2000円くらいでした。
枚数とか増えたらもう少しかかるかもしれませんが。。。
でも原因を突き止めて、早く回復できるよう治療してもらえたらいいですね。
軽い症状でありますように。
hskszeさん
レントゲン、うちの病院では1枚目が3000円、2枚目以降は2000円でした。
咳の原因はわかりませんでしたが、呼吸器自体に問題がないことがわかっただけでも、撮ってよかったと思います。
レントゲンやエコーくらいなら
相っっっ当凶暴で手がつけられないような猫でなければ
だいたいの病院で無麻酔でやってるはずですが…。。
正直、レントゲンで全身麻酔って私は聞いた事ありません。
肺炎だったら命に関わりますし
どうしても麻酔をかけないとレントゲンは撮れない!と言われる病院なら
転院も検討されては?
近くの他の病院に、「猫のレントゲンは無麻酔で撮れますか」と
問い合わせてみてもいいと思いますよ。
まなさん
アドバイスありがとうございます!
さきほど本文にも追記したのですが、みなさんに無麻酔でできるはずと教えていただいて病院で聞いたら、まったくそのとおりで……。(恥)
これまでレントゲンの経験がなかったため、私がどこかで勘違いしていたようでした。
早とちりの反省中です(v_v;
こんにちは。
ツイッターの方も拝見いたしまして、これといった原因はわからずとのこと。
でも変な病気じゃなくてよかったと思っています。
喉が荒れているっていう可能性はないですか?
嘔吐が続いていたりとか、あとはお薬が喉で溶けちゃってとかはよく原因として
耳にはするのですが、サプリだけでしたっけ?
因みにラプロスは粘膜にはキツいお薬らしく、喉で溶けちゃうと荒れるそうです。
にーにーに今服ませていますが、このお薬、食後じゃないと効果が薄いらしいのです。
晩は食後投与できていますが、問題は朝。
私が出勤するまではいつもスープ大匙3だけで、出勤後にポツポツ食べ始めるんですよ。
結果として食前投与みたいになっちゃっていてテンションだだ下がりです(/_;)
我が家ののんすけも結構よく、これといった原因もなくむせています。
1分以上続くときもありますが、同じく原因不明です・・・
へぁっっ、とかへヶっっ、とか言いながら。その後はケロっとしています。
サバトラーニャさん
そういえば喉、あれてたかもしれないですね…。
お薬飲ませるときは必ず水も一緒に飲ませてるのですが、量が少なかった可能性はあります。
最近はちょっと多めに水を飲ませるようにしてます。
朝の薬のタイミングは難しいですね~。
うちは薬→ごはん→サプリメントで、それぞれ30分以上あけないと全部いっしょに吐かれたりするし、活性炭飲ませてたときはさらに間隔あけないといけなかったし……。
うっかりしてると出かける時間になるので、朝の投薬は戦いです(笑)
こんにちは~。いつもブログ参考にさせていただいています。
うちももうすぐ17歳になる慢性腎不全&肥大型心筋症の子がいて、フードやサプリで悩んだ時など、本当に参考になります。
クロちゃん、元気ないの心配ですね。
動画見たのですが、咳ではなく、毛玉が吐けない状態ではないですか?
レントゲンで肺に異常がないのであれば、そうではないかなと…。
うちの子たちも、たまにこの状態になります(ひどい子はげほー、がほー、ごわー、とか言ったりしていますが、だいたい最後に口で「ニャムニャム」と、胃液が少し出たのか必ずニャムニャム。
それでも毛玉が吐けない子がほとんどですが、ある時ゴロンと大きなのが出ていたり、そのままウンチに出てしまった場合は数日で収まります。
毛玉が溜まると当然食欲もなくなり、ひどい子は水も飲まなくなって点滴に通ったこともありました。
ちなみに年齢とともに毛玉が出しにくくなるのか、「けほー、くわ~」の感じが激しくなってきました。ちょうど今のクロちゃんの動画みたいな感じでやっています。
うちでは毛玉除去剤を無理やり脚や尻尾(脚に塗るとフリフリして落とすので尻尾)に塗ってなめさせたり、強制給餌のご飯の中にオリーブオイルを入れたりして対処してます。そうすると吐けない子でも毛玉がウンチに出たりするみたいで。
猫を保護する団体でボランティアもしており、そこでは何十匹という猫ちゃんのお世話もしていますが、この時期は毛玉が溜まりやすいので、こういう状態の猫ちゃんが毎年多いですよ! 併設の動物病院の先生たちも「毛玉出たら楽になるのにねえ」といつも言っています。換毛期に入ってからの毛玉が溜まって、だいたい梅雨前~梅雨くらいに食欲不振になる子が多い気がします。
すみません、長々と書いてしまいましたが、うちの子たちもここ数年、毎年この時期毛玉で悩み、みんな食欲が落ちてしまうので、勝手にそうではないかなという個人的意見です。
めるぴこさん
ご来訪&コメントありがとうございます!
ほとんど自分用メモのような各種レポですが、すこしでもお役にたてていただければ幸いです。
毛玉はもともとよく吐くほうなのですが、レントゲンではお腹の異物はなさそうで、今回は別の要因のようでした。
でもちょうど毛変わりの時期でもありますし、胃腸の負担をへらすためにもこまめにブラッシングしてやろうと思います。
クロにこの時期の不調が多いのは、やはり換毛期と関係があるのかもしれませんね~ ^^;