【転院ドキュメント～かかりつけの長期休診】

 

 

クロは甲状腺の治療を始めてから、一気に老け込んできました。

この前まで乗れていた洗濯機の上へ、跳べなくなった自分に戸惑う姿がちょっと切ないです。

 

それでも、お薬でうまくバランスがとれればそれでいいかな、とのんきに構えていたのですが……

 

ここにきて、予想もしない事態に直面してしまいました。

かかりつけ動物病院の突然の休業です。

（しかも再開時期未定）

 

かかりつけが長期休診へ

その日私は、週末のクロの検査予約をとるつもりでいつもの病院へ向かいました。

するとドアに休診のおしらせ。

 

 

でも日にちはすでに過ぎていますし（行ったのは17日）、きっとはがし忘れたのでしょう。

特に疑問ももたず、受付に診察券をおいて待機していました。

受付内部がなんとなく雑然としていましたが、片付けてるのかな、とこちらも気にとめず。

 

私の前の方が受付でやりとりしていて、どうやら転院先を紹介してもらっているようでした。

どちらかへ引っ越されるのかな？と思いながら順番を待ちます。

 

すいているのにずいぶん待たされるなぁと不思議でした。

30分ほどしたころ、ようやく呼ばれて受付へ。

なじみの看護師さん（院長先生の奥さま）が対応してくれます。

というか、いつもいるほかのスタッフさんたちが誰もいないような……？

 

「大変お待たせしてすみません。実は、しばらくの間お休みすることになりまして…。」

…

……？

………え！？

休業って、今現在…というか、今後の話ですか？！

若干頭がパニックです。

 

いつまでですか？！

「それが、いつまでとははっきり言えなくて…」

 

もうこれっきり再開しない可能性もあるんですか？

「いえ、おそらくいつかは再開できると思いますが……それがいつになるかは…」

 

いったいなにがあったんですか？

「ごめんなさい、それがちょっとまだ、今は言えないんです」

 

これはただならぬ事情がありそうです。

あまり深く追求しても困らせるだけと気付き、とにかく今後どうするかの相談へ。

 

かかりつけの対応

転院候補先の紹介

「とりあえず、近隣で評判のよさそうな病院をご紹介しますね」

 

大変ありがたいお申し出です。

信頼している病院が紹介してくれるところなら、おそらく大外しはしないはず。

うちは車がないので、なるべく駅から近いところをとお願いしてみました。

 

するとネットでも調べながら、候補の病院をいくつか出してくれました。

名前があがったのは５～６コくらい。

 

「ここは女医さんで、行かれた方の評判も良さそうですよ」

「こちらは１次病院ですが、検査機材が充実していて院内でCT撮れます」

「あとはこちらなんかも若い先生で」

候補のうち３つは、住所と電話番号をメモして渡してくれました。

 

カルテの写真を撮らせてもらう

「こちらでコピーする余裕がないのですが、カルテはいくらでも写真撮ってください」

 

ありがたいことに、これまでのカルテをすべて写真に撮らせてくれました。

クロとシロの２匹ぶんなのでけっこうな量でしたが（笑）

 

 

時間はかかりましたが、ねばって全ページ写真におさめました！

 

予備のお薬追加

「次の病院までのつなぎに、いつものお薬多めにお出ししておきますか？」

ぜひ！お願いします！

 

情報収集に数日かかるだろうし、おそらく行けても来週以降。

この週末に検査とお薬、という予定だったので、薬の在庫も少なくなってました。

とりあえずフォルテコールとラプロスを２週間分。

メルカゾールは１週間分出してもらいました。

（点滴とペリアクチンは前回多めにもらったので、余裕で一ヶ月分くらいあります。）

 

 

突然のことで困惑しましたが、誠意ある対応をしてもらえたと思います。

病院のほうもおそらくいっぱいいっぱいでしょうし、これ以上を望むのは無茶かと。

 

かかりつけから紹介された転院先＋α

以下は紹介された病院の特徴などです。

今後のためにも、忘れないようにメモ。

 

1. 徒歩、自転車、もしくは電車＋徒歩で通えるところ
2. 評判が良い、または悪い評判をきかないところ

 

追記 E動物病院は一昨年チョビを診てもらったところ。点滴費用などはそのときに確認済。

A動物病院

→電話確認済

• WEBサイトあり
• 電車で3分＋駅より徒歩3分
• 複数医師（若いご夫婦）・５年前開業
• 混雑具合はふつう
• 設備ふつう
• 点滴はこれまでより少し安い・370円/1回（100ml）
• ラプロス１錠115円
• 得意分野は内科・循環器科

 

B動物病院

→電話確認済

• WEBサイトあり
• 電車で5分＋駅より徒歩10分
• 複数医師・若い
• 予約もできるが基本的にいつも混雑
• 設備充実（院内CTあり）＋CFC認定
• 点滴が一番安い・150～190円/1回（100ml）
• ラプロス１錠100円

C動物病院

→電話確認済

• WEBサイトなし
• 電車で5分＋駅より徒歩15分
• 複数医師（女医2名）
• 設備ふつう
• 点滴はこれまでより安い・200円/1回（100ml）
• ラプロスは基本的に出さない（出すときは１錠150円）

D動物病院

→電話確認せず

• WEBサイトあり
• 電車で3分＋駅より徒歩3分
• 複数医師
• 設備充実
• 点滴高い
• ラプロス等詳細不明だが薬全般が高いという情報あり
• 得意分野は腫瘍科

 

E動物病院

→電話確認せず

• WEBサイトあり
• 自転車で15～20分（悪天候時は要タクシー）
• 複数医師
• 設備ふつう
• 点滴高い
• ラプロス詳細不明だが全般に高めの値段設定

 

候補先比較一覧表

	A	B	C	D	E
WEB	〇	〇	×	〇	〇
交通の便	◎	〇	〇	◎	△
医師体制	〇	◎	〇	◎	〇
設備	〇	◎	〇	◎	〇
点滴コスト	△	◎	〇	×	×
ラプロス	〇	◎	×	△	△

 

現時点での転院希望先

電話対応や診療方針、価格設定などから、A病院とB病院に絞りました。

A病院はなにより近さ、そして親しみやすさ。

B病院は設備が充実しているのに薬の価格設定が低いのが魅力。

 

かかりつけ病院も、このあたりにしては十分安いほうだと思っていたのですが……

少し電車移動するだけでもっと安い病院があったとは驚きです。

 

それでも実際のところは、行ってみないとわからないことも多いですよね。

せっかくなのでこの機会に、両方の病院を偵察してこようかと。

 

今度の日曜にはクロをA病院へ。

その次くらいの日曜には、シロをB病院へ。

両方足をはこんでから最終的な転院先を決めようと思います。

 

追記

じつは………先生復帰しました！

 

水曜の仕事帰り、その後どうなったかな？と気になり病院へ寄ってきたんです。

なにか今後についてのおしらせでも貼ってないかな？と思って。

 

ドアにむかって「うーん、なにもないか……」と見ていたところ、中からなにやら人の気配。

あれっ、先生………？ご本人？！

 

先生「やーどうもすみません、どうぞどうぞ」

私「え、いや、あの、診察じゃなくてですね、その後どうされたかなぁと。先生、体調でも崩されたのかと思って」

先生「ああ、実はちょっと、そうなんですよ」

私「もう大丈夫なんですか？」

先生「ええ、再開しますんで」

私「うわぁ良かった！いつからですか？」

先生「今から」

私「えっ」

 

すったもんだありましたが、どうやらまたこちらへ通うこともできそうです。

ただちょっと先生おやせになっていたのと、顔色がまだあまりよくなさそうなのが心配。

 

転院候補先には診察予約を入れてしまったので、とにかく１度は行ってこようと思ってます。

先生の体調次第で再休診なんてこともないとはいえないですし…。

 

今後のためにも転院候補先は絞っておきたいので、この転院ドキュメントシリーズ？はもう少し続く予定です。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。
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