2018年10月追記 この記事は2016年3月に公開されたものですが、約一年後(2017年1月)に保護猫のフクもふくめ4匹で再試食していた記録があったので、その内容も追加しました。
追記 ロイヤルカナン製品の「400kcalあたり」という謎の成分表示を、100gあたりにかんたんに計算しなおす方法もあります。(自分用メモ)
いよいようちの前のマンションが完成し、昨日から入居がはじまりました。
うるさい工事の音もなくなったので、クロもようやくおちついて昼寝できるようです。
(騒音のなかでもがんばってねてましたが。)
ロイヤルカナン 腎臓サポートドライ
クロが腎不全で入院したとき、病院ではこれをたべたと記憶していたのですが
フードメモを確認してみたら、じつはこれまで一回もたべていないことが判明。
(病院ででたのは “腎臓サポートスペシャル” のほうだったみたいです。)
今回はチョビ用c/d マルチケアコンフォートを注文したタイミングで
いっしょに注文してみました。
製品パッケージ(500g)
腎不全猫用の療法ドライフードの中ではわりと手にはいりやすいほうです。
これを気にいってたべてくれれば、お世話するがわとしてはたすかります。
どうやら昨年「腎臓サポートセレクション」が新発売されたタイミング?で
こちらもリニューアルされたらしいですね。
追記 フクが退院したとき(2017年1月)にサンプルとして再度もらったものはこちら。
原料・成分
原材料
コーンフラワー、米、動物性油脂、超高消化性小麦タンパク(消化率90%以上)、大豆分離タンパク(消化率90%以上)、植物性繊維、コーン、コーングルテン、加水分解動物性タンパク、チコリーパルプ、肉類(鶏、七面鳥)、魚油、大豆油、フラクトオリゴ糖、サイリウム、マリーゴールドエキス(ルテイン源)、アミノ酸類(L-アルギニン、DL-メチオニン、タウリン、L-リジン)、ゼオライト、ミネラル類(K、Cl、Ca、Na、Mg、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se、クエン酸カリウム)、ビタミン類(A、コリン、D3、E、C、ナイアシン、パントテン酸カルシウム、B2、B6、B1、葉酸、ビオチン、B12)、乳化剤(グリセリン脂肪酸エステル)、酸化防止剤(BHA、没食子酸プロピル)
※粒の色、形、大きさ等のばらつきは天然由来の原材料を使用しているために起こるもので、品質に問題はありません。
※輸送、保管時の気温の変動により、油脂成分が粒の表面に溶け出してくることもありますが品質に問題はありません。成分(単位/400kcal)
タンパク質 23.4 g、脂肪 17.3 g、食物繊維 10.9 g、灰分 5.8 g、水分 5.6 g、炭水化物 45.0 g、カルシウム 0.6 g、カリウム 0.92 g、リン 0.31 g、マグネシウム 0.07 g、鉄 15.7 mg、銅 1.53 mg、亜鉛 20.9 mg、ナトリウム 0.41 g、EPA+DHA 428 mg、タウリン 0.23 g、アルギニン 1.63 g、ビタミンE 61.2 mg、ビタミンC 30.6 mg、ビタミンB群 32.80 mg
代謝エネルギー
392 kcal/100g
内容量
500g / 2kg / 4kg
公式サイトの成分表示はなんで400kcalあたりでしか表示されていないのでしょう?
わかりにくいったらないのです。
製品パッケージの裏面には、いちおう100gあたりの最低限の保証分析値もありましたが。
保証分析値(重量百分比)
- たんぱく質 21.0%以上
- 脂質 15.0%以上
- 粗繊維 5.7%以下
- 粗灰分 6.3%以下
- 水分 6.5%以下
ナトリウム、カルシウム、リンについては分析値の表示がありません。
リンは公式サイトの製品特長に「含有量を0.3%に制限」とかいてありましたが、
ナトリウム、カルシウムをほかの製品とくらべるためには計算する必要があります。
(うーん、数字苦手なんだけどな。)
……苦手ではありますが、ほんのすこしがんばって計算してみました。(クロのためだ)
計算まちがっていたらご指摘ください。速攻で修正します。
たしかに下の計算よりそのほうがシンプルでわかりやすいです! ^^;;
100g が 392kcal と表示されているので、100kcal が約25.5g として計算。 (100g:392kcal=25.5g:100kcal)
ナトリウム0.10g(100kcal中)は 約0.39%(100g中)
カルシウム0.2g(100kcal中)は 約0.78%(100g中)
リン0.08g(100kcal中)は 約0.31%(100g中)
計算してみると、他社製品にくらべてもリンはかなりおさえられているようです。
(jpスタイルキドニーキープが0.5%、腎ケアが0.5%、アニモンダニーレンが0.4%、など)
特徴
慢性腎臓病の猫のために
猫用 腎臓サポートは、慢性腎臓病の猫に給与する目的で特別に調製された食事療法食です。この食事は、リンの含有量を制限し、タンパク質や必須脂肪酸の含有量を調整しています。また、猫が好む香りで食欲を刺激し、腎臓病による食欲低下に配慮しています。
内容量
500g / 2kg / 4kg
特長
慢性腎臓病の管理慢性腎臓病の管理慢性腎臓病の療法食として設計。ω3系不飽和脂肪酸(EPA、DHA)、複数の抗酸化物質を含み、リンの含有量を0.3%に制限※。
※標準的な自社成猫用フードと比較し、約75%減。
タンパク質調整タンパク質調整慢性腎臓病の療法食として、腎臓病に伴う尿毒症やタンパク尿に配慮し、高消化性のタンパク質を適量配合。
メタボリックホメオスタシスメタボリックホメオスタシス健康的な代謝恒常性を維持するためクエン酸カリウム配合。
食欲刺激食欲刺激腎臓病による食欲低下に配慮し、猫が好む香りで食欲を刺激。一日の給与量目安
体重(kg) 3 3.5 4 4.5 5 5.5 6 6.5 7 7.5 8 標準
g:kcal45g
17750g
19655g
21660g
23560g
23565g
25570g
27575g
29480g
31485g
33485g
334調
整
範
囲最
大50g
19660g
23565g
25570g
27575g
29480g
31485g
33490g
35395g
373100g
392105g
412最
小35g
13740g
15740g
15745g
17750g
19655g
21655g
21660g
23565g
25565g
25570g
275ここに表示されている給与量は使用開始時の目安です。個体差や活動量に応じて獣医師の指導に従い、1日の給与量を1~数回に分けて与えてください。
●新鮮な水をいつでも飲めるようにしてあげてください。●急いで食べてしまう傾向のある愛猫に対しては、のどにつまらせないように注意してください。
人間目線の見ため
クロのメインフード「jpスタイルキドニーキープ」とくらべると、
大きさはおなじくらいですがボリューム(厚み)があります。
jpスタイルのほうがうすっぺらい。
こんなゴツそうなフード、はたしてうちの猫たちはたべてくれるんでしょうか。
下の画像はうちで今つかっているフードとのおおきさ比較。
(クリックで拡大。左が2016年3月、右が2017年1月)
「デトレ」もうすいし、「メディファス」もかなりこじんまり。
ロイカナの存在感がきわだってます。
(ハッピーキャットとエイジングケアプラス…にくらべれば小さいですが)
3匹の反応(2016年3月)※試食1回目
クロ
さっそくすこしだけだしてみました。
(くんくん……ぱくり)
なかなか好感触だったので、ふつうにお皿にもとりわけてたべてもらいます。
クロがロイヤルカナン腎臓サポートドライを試食中(youtube)
クロはかなり気にいったようですね。
あっというまに完食してしまいました。
音をたててかみくだきながらたべていますので、かたさはそれなりにあるようです。
歯がなかったり高齢だったりする猫さんだとつらいかも?
ロイカナ腎臓用のほかのシリーズ(スペシャル、セレクション)が以前クロに不評だったため
こちらもまったく期待していませんでしたが、予想外の高評価となりました。
チョビ、シロ
このみがうるさいチョビと、数本しか歯がないシロ。
こちらはきっとたべないだろうなぁと予想していましたが…
「なにこれ超おいしい(ガツガツ)」
「うまーいうまーい(丸のみ)」
予想に反してチョビもシロも、ものすごいいきおいで完食してくれました。
歯がなくてもたべられるんですねぇ(゚ー゚;
クロ | チョビ | シロ | |
ロイヤルカナン 腎臓サポート ドライ1回目 |
ロイヤルカナンはBHAを酸化防止剤に使っているあたりに抵抗もあるのですが、
3匹全員にOKだしてもらえるフードはかなりレアですし……
今後の食欲不振対策としては、選択肢としてのこしておきたいかも。
なのでこればっかりつづかないように気をつけながら、
ローテーションに組みこんでしばらくつかってみようかと思います。
4匹の反応(2017年1月)※試食2回目
しばらくロイカナの腎臓サポートを使うのはおやすみしていたのですが、
フクちゃんにサンプルをもらった(2017年1月退院時)ので
みんなで再試食しました。
クロ
えっ ( ;∀;)
一年前は好きだったよね?
いっぱい食べてたよね……?
チョビ・シロ
「いけるわね!」
「うまーいうまーい!」
こちらは反応かわらず。
(´△`)よかった~
フク
「おいしい~」
フクちゃんも気にいってくれたようです。 (*´-`)
クロ | チョビ | シロ | フク | |
ロイヤルカナン 腎臓サポート ドライ2回目 |
以前食べたからといって、ずっと食べてくれるとはかぎらないことがわかりました(泣)
そうなると、これまでのフードの試食記録もあんまり意味がなかったのかなぁ (´^`;)
まあ、いちからためすより、少しでも食べたもののなかから探すほうが
フードジプシーの手間はすくなくすむかもしれませんし……。
(自分で自分をなぐさめる)
入手先
コメント
こんにちは~(*^^)v
ロイカナ、リニューアルしたのですね。
我が家も1番最初に確か試したと思うのですが、ロイカナは全シリーズにおいて
すこしこってり系のフードみたいなのであっさり系が好きなにーにーは
あんまり・・・という感じだったのですが、また試してみようかな、と思います♪
ちなみに、パウチの方は食べますよ。
チャンクになっているので、袋の上から親の仇か!という位
モミモミして、中身を完全にペースト状にしてからあげています
(我が家、のんすけ以外全員がチャンクが苦手。ペースト状がいいようです)
騒音がなくなって本当によかったですね!
猫さんは聴力がいい上に繊細だから人間よりもストレスだったでしょうね(>_<)
そうなのです。
腎不全の猫はいかにストレスを減らすかも大事らしいので、騒音には毎日ハラハラしておりました (^。^;
ロイカナのドライはうちも第一印象が「あんまり食べてくれないフード」でしたね~(笑)
ロイカナパウチはチョビの大好物なんですが、かんじんのクロは反応イマイチで…。
チャンクタイプもけっこう好みがわかれますね。
うちはチョビがチャンク派、クロ・シロがペースト派のようです。
こんにちは、私も悩んでこちらにたどり着きました。
大ざっぱには3.92を掛ければ言いということでしょうか。
両方のやり方で計算したらほぼ同じになりました。
100kcal と392kcal なので、3.92倍。
ロイヤルカナンはわかりにくい表記で不親切ですよね。
にゃんぱらりんさん
ご来訪&コメントありがとうございます!
> 3.92を掛ければ
あっ、そのほうが早いですね~ (;^▽^)ゞ
(高校の数学が赤点ばかりだったのはここだけの秘密です)
こんばんは。にゃんこは食べ物に関して本当に気まぐれですね〜
イネちゃん、3日に一度の補液を一日置きにしたのでなんとか体重を増やしてもらおうと、ロイカナ腎サポ、Dr’sCareキドニーケア、ハッピーキャットの3種を器に常備。どれでもどうぞ的な・・それでもムギくんのロイカナ7+を食べてしまう!ロイカナ7+も他のものよりは腎臓に配慮があるかと思うのですがイネにはダメな感じ。
ここ何日かはウェットも食べるので買ってきました。シマホは療法食を揃えていて助かります。ロイカナは潰してしまえば食べやすそうですね。いろんな情報をありがとうございます。
星野さん
思ったのですが、輸液って針の太さでかかる時間と労力がけっこう違いました。
うちはわりと太いので、100ml程度なら2~3分(加圧バッグも不使用)で終わってあまり負担も感じず、一日おきでもそんなに億劫ではないです。
一度病院に相談して、少し太い針を試してみるというのはいかがでしょう…?(抵抗あるでしょうか ^^;)
フードジプシーはもう、猫には宿命みたいなものでしょうね。
うちも常時2~3種類出してお好みで食べてもらってます。
シマホ近くてうらやましいです(;;)