本当は12月中に一度行く予定だった検査ですが、薬がまだあった+父が渋ったので、この時期になりました。
結果からいえば、タイトルの通りです。
対策を考えます…。
検査結果 2021年1月18日(月)
去勢済みの高齢オス猫(15~18歳くらいか。元保護猫のため詳細不明)
歯周病・歯肉炎→9割抜歯後治癒
心雑音があるが、消失/再発を繰り返し中
背中に複数のイボ→大きいものを2019年2月切除→良性
2020年6月、高脂血症等改善目的のダイエットを終了
腎臓病でフォルテコールとネフガードを常用
肝機能悪化のため2018年肝臓用フードをメインに→2020年6月終了
2020年6月よりラプロス開始
2020年6月より皮下点滴開始(4日に1回・約100ml)
2020年11月よりリン吸着剤開始
参考 クロの同居猫たちについて
総タンパク(TP)-(基準値:5.7~7.8)
アルブミン(ALB)-(基準値:2.3~3.5)
アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST [GOT])-(基準値:18~51)
アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT [GPT])-(基準値:22~84)
アルカリフォスファターゼ(ALP)-(基準値:~165)
クレアチンフォスフォキナーゼ(CPK)-(基準値87~309)
総コレステロール(TCho) -(基準値:89~176)
トリグリセライド〔中性脂肪〕(TG)-(基準値:17~104)
尿素窒素(BUN) 43.0(基準値:17.6~32.8)
クレアチニン(Cre) 2.32(基準値:0.8~1.8)
ナトリウム(Na)159 (基準値:147~156)
クロール(Cl)115(基準値:107~120)
カリウム(K)5.2(基準値:3.4~4.6)
カルシウム(Ca) 11.7(基準値:8.8~11.9)
リン(Pi)5.4(基準値:2.6~6.0)
グルコース〔血糖値〕(GLU〔BG〕) -(基準値:71~148)
アンモニア(NH3)-(基準値:23~78)
白血球(WBC) 101(基準値:55~195)
赤血球(RBC)763(基準値:500~1000)
ヘモグロビン (Hb) 14.7(基準値:8.0~15.0)
ヘマトクリット値 (Ht〔PCV〕) 44.2(基準値:26~46)
これまで高くても30台でおさまっていたBUNですが、いっきに大台へ。
おもな数値の推移
シロのこれまでの主要数値変化一覧。
2021 | 1/18 |
BUN | 43.0 |
Cre | 2.32 |
Na | 159 |
Cl | 115 |
K | 5.2 |
Ca | 11.7 |
Pi |
5.4 |
TP | – |
AST | – |
ALT | – |
TCho | – |
TG | – |
(Kg) | 5.1 |
2020 | 10/25 | 8/23 | 6/21 | 4/28 | 2/25 |
BUN | 36.0 | 38.5 | 34.6 | 30.4 | 29.0 |
Cre | 1.71 | 2.97 | 2.45 | 2.59 | 2.22 |
Na | 158 | 159 | 163 | 157 | 158 |
Cl | 113 | 117 | 125 | 120 | 120 |
K | 5.0 | 5.2 | 5.8 | 4.2 | 4.7 |
Ca | 12.2 | 11.8 | 12.2 | 11.1 | 11.4 |
Pi |
5.6 | 4.3 | 4.6 | 4.7 | 4.2 |
TP | – | – | 8.6 | 7.9 | – |
AST | – | – | 31 | – | – |
ALT | – | – | 63 | 67 | – |
TCho | – | 176 | 236 | 229 | 228 |
TG | – | 41 | 198 | 142 | 198 |
(Kg) | 5.1 | 5.1 | 5.0 | 5.1 | 5.4 |
2019 | 12/29 | 8/25 | 5/22 | 3/24 | 1/27 |
BUN | 27.9 | 31.5 | 31.6 | 31.5 | 34.3 |
Cre | 2.18 | 2.25 | 2.17 | 2.0 | 1.8 |
Na | – | 155 | – | 154 | 157 |
Cl | – | 116 | – | 114 | 115 |
K | – | 5.0 | – | 4.4 | 4.9 |
Ca | 10.7 | – | – | – | 10.9 |
Pi | 3.9 | 4.0 | – | 3.7 | 3.2 |
TP | 7.9 | – | – | – | – |
AST | – | – | – | 37 | 38 |
ALT | 77 | 71 | 68 | 79 | 69 |
TCho | 227 | 244 | 280 | 270 | 225 |
TG | 155 | 328 | 413 | >500 | >500 |
(Kg) | 5.4 | 5.4 | 5.4 | 5.38 | 5.35 |
2018 | 11/25 | 9/30 | 6/10 | 2/14 |
BUN | 32.4 | 34.1 | 37.3 | 33.9 |
Cre | 2.2 | 2.3 | 2.7 | 2.1 |
Na | 158 | 156 | 158 | 156 |
Cl | 116 | 117 | 114 | 113 |
K | 5.1 | 4.4 | 4.8 | 4.9 |
Ca | 11.3 | 11.4 | 10.4 | 11.2 |
Pi | 4.8 | 4.8 | 3.4 | 4.9 |
TP | – | 8.7 | – | – |
AST | 56 | 65 | – | – |
ALT | 138 | 136 | – | – |
TCho | 217 | 217 | 207 | 202 |
TG | >383 | 277 | 447 | 404 |
(Kg) | 5.4 | 5.45 | 5.6 | 5.5 |
2017 | 10/31 | 8/2 | 4/26 | 2/5 |
BUN | 37.7 | 35.8 | 37.2 | 34.8 |
Cre | 2.3 | 2.3 | 1.9 | 2.8 |
Na | 159 | 161 | 161 | 157 |
Cl | 114 | 116 | 118 | 118 |
K | 5.0 | 5.3 | 5.1 | 5.0 |
Ca | 11.2 | 12 | – | 11.3 |
Pi | 3.0 | 5.2 | 4.6 | 4.7 |
TP | – | – | 9.4 | 8.8 |
AST | – | – | – | – |
ALT | – | – | – | 57 |
TCho | 191 | – | 220 | 255 |
TG | 498 | – | >500 | 361 |
(Kg) | 5.4 | 5.4 | 5.4 | 5.7 |
2016 | 11/27 | 8/21 | 6/26 | 5/1 | 3/6 | 1/10 |
BUN | 33.0 | 34.3 | 32.0 | 34.0 | 33.5 | 34.6 |
Cre | 2.9 | 2.8 | 2.7 | 2.6 | 2.4 | 2.7 |
Na | 152 | 155 | 153 | 153 | 159 | 158 |
Cl | 114 | 112 | 116 | 112 | 116 | 112 |
K | 4.6 | 4.2 | 4.6 | 5.0 | 4.4 | 4.8 |
Ca | 12.0 | – | – | – | – | 11.6 |
Pi | 5.2 | 3.9 | 3.3 | 4.4 | 4.3 | 4.4 |
TP | 8.8 | 9.8 | 8.5 | 8.4 | 8.7 | 8.4 |
AST | – | – | – | – | – | – |
ALT | 63 | – | 88 | 87 | 95 | 90 |
TCho | 262 | 219 | 251 | 221 | 196 | 238 |
TG | >500 | 289 | 471 | >500 | 440 | 476 |
(Kg) | 5.9 | 6.1 | 6.3 | 6.4 | 6.5 | 6.6 |
2015 | 11/1 | 8/21 | 4/20 | 1/11 |
BUN | 34.3 | 32.7 | 33.7 | 33.7 |
Cre | 2.6 | 2.7 | 2.9 | 2.3 |
Na | 155 | 159 | – | – |
Cl | 119 | 112 | – | – |
K | 4.7 | 4.3 | – | – |
Ca | – | – | – | – |
Pi | – | 4.1 | – | – |
TP | 8.6 | 9.4 | 9.4 | 9.1 |
AST | 39 | – | 48 | 42 |
ALT | 98 | 117 | 69 | 69 |
TCho | 223 | 180 | 180 | 196 |
TG | >500 | 341 | 226 | >500 |
(Kg) | 6.6 | 6.5 | 6.3 | 6.3 |
(赤字:これまでの最悪値/青字:最良値)
前回の検査から現在まで使っていたもの
フード
ドライとウェットを併用中。
比率は4:6~5:5くらいです。(たぶん)
ドライ療法食
昨年11月くらいまで
ロイヤルカナンの腎臓サポート8割
+
ユリナリーS/Oオルファクトリーライト(チョビの残した尿路疾患系ダイエットフード)2割
しばらくはこの2種類がメインでした。
そこにその時々の高齢猫用ケアフード(おもにクロ用)が少しまじる感じ。
ロイヤルカナン腎臓サポート
ロイヤルカナンユリナリーS/Oオルファクトリーライト
12月~現在
ロイカナ腎臓サポートとオルファクトリーライトの在庫が終了。
次回注文までのつなぎとしてクロと同じケアフードをあげていました。
ピュリナワン健康マルチケア15歳
jpスタイル 腎臓ガード
メディファスアドバンス 腎臓の健康維持
ウェット療法食
水分補給のため引き続きウェットも食べさせています。
シロお気に入りのフォルツァ10がメイン。
フォルツァ10 リナール アクティウェット ラム
入手先 楽天 | Amazon | Yahoo!
フォルツァ10 リナール アクティウェット フラットフィッシュ
入手先 楽天 | Amazon | Yahoo!
こちら↓はあまり好きでないようですが、在庫があるのでまぜてます。
スペシフィック 猫用 FKW 腎心肝アシスト
薬とサプリメント
フォルテコールを1日1回、1/2錠。
6月からはラプロス(朝晩1錠ずつ)も開始。
そのほか、昼と夜にネフガードの顆粒タイプ(1日1/2~1包)。
ネフガード顆粒
父がシロにアンチノールをうまく飲ませられないため、モエギタブで代用中。
こちらはおやつ感覚で食べてくれます。
リンがあがってきたのでカリナールコンボも飲ませてます。
診察と検査後の先生の見解
前回かなりよかった数値ですが、今回はあちこち悪化していて先生もおどろいてました。
腎臓
どうしました、これ…。
何かありました?ずいぶん悪化してますね。
フードの内容と水分摂取に気をつけて、点滴をすこしふやしてみてください。
ちょっと心配なので、来月くらいにまた検査で。
この数値は私もショックです。
思い当たるふしといえば……(けっこうあった)
来月までのあいだ、もとの療法食にもどしたうえで点滴ペースもふやしてみます。
心雑音
心雑音はとくに問題ないです。
こちらはOK。
目の炎症
まだちょっと腫れてますね。
まだ目薬ありますか?また1日1~3回くらいつけてみてください。
いったん回復したかと思った結膜炎ですが、微妙にまだくすぶってました。
しつこいです。
現在のようすと今後
前回から今回までのあいだ
腎臓用療法食のドライフードが切れたのでケアフードをあげてました。
あとカリナールコンボも切れたため、一時的なつもりでカリナール1をあげてました。
さらに先日ペットファウンテンがオシャカ(父により破壊)になったので、とりあえずお皿に水方式に戻して、そのままずるずるきてました。
前回数値がよかったのでちょっと気がゆるんでたかもしれません。
もしかしたら、先日試しに購入した「ピュリナワン健康マルチケア15歳」(たんぱく質多め)が、シロの体調ではちょっと無理だったのかな、と思ったり。
フードの内容と与えかた
ケアフードはやはり療法食よりはおいしいらしく、シロには好評だったのですが……
またもとの療法食(ドライ)に戻します。
ドライフードの水びたし方式は、ウェットがあげられないときに利用しています。
シロはウェットよりもこちらのほうがまだ好きというのが皮肉です。
ウェットに関しては、いまメインにしているものは全て療法食なので、このまま継続します。
いただきもののロイカナウェット(シロは苦手)もちょっと工夫して出してみようかと。
かたまりがあると食べないのですが、裏ごしすると食べるかもというアドバイスをいただきまして。
やはり反応イマイチなヒルズの大きい缶タイプ(k/dツナやチキン)もまだ少し在庫があります。
こちらも手を加えつつ食べてもらう予定。
サプリメント・薬
ラプロスとフォルテコール、ネフガードを継続中。
モエギタブもこのまま継続ですが、もう少し量をふやすかも。
前回の検査以降続けていたカリナールコンボは、先日なくなってしまったため一時的にカリナール1を使用中です。
コンボ到着後は再開予定ですが、このまま1を廃棄するももったいないですね。
乳酸菌(H&JIN)を足して使い切ろうかな…。
機能的にはそれでコンボと同様なはずですし。
水分摂取と点滴
ペットファウンテン破壊後、いそがしさでつい放置してしまったシロの水飲み場。
数値悪化で反省し、改めて冬用のヌルマーユを配置しました。
手入れの面倒なヌルマーユは父の手に余るため、使うかどうか迷っていたのですが…
仕方ないのでしばらくは私がメンテしながら使います。
同時に、余っている(フクちゃんが使ってた)ピタリ適温プラス丸をシロへ。
あたたかい水が飲める場所をふやすことで、水分摂取量をアップする計画です。
点滴は現在の4日に1回100mlを、3日に1回100mlへ微増。
いきなりクロと同じペース(2日に1回100ml)は、心臓に難ありなシロにはちょっとこわいので。
今後ようすをみながらいろいろ調節していきます。
まとめ
父も今回の結果はショックだったらしく、これまでのシロの検査結果をすべてひっぱりだして考えこんでました。
基本的にシロの体調管理は父にまかせることになっていますが、しばらくは私も協力して、なんとか立て直したいものです。
最近私もあれこれ立て込んでいたので、ちょっとシロに目が行き届かなかったなと反省。
対応の見直しで、次回までにはいくらか数値が改善していますように。
コメント
度々のコメント失礼します。うちのモフ子嬢はシロさん寄りの身体で柄はクロさん寄りのハチワレ長毛種6kg11歳です。腎機能低下で通院するようになって4年目に入ります。現状CRE2.0前後(max2.5)、BUN25〜28(max33)です。
モフ子嬢は脂肪肝も指摘されており脂質が低くてリンも抑えたフードを与えています。腎臓療法食、ケア食は脂質高めのばかりで…。
●フォルツァシリーズにイムーノアクティブというフードがあります。リナールよりリンが低いです(リン0.6%脂質13%タンパク28%)←例のハートは嫌いなので外して与えてます
●ルシャットへアレ(リン0.6%以上、脂質11.5%以上、タンパク27.5%以上)←メーカーに問い合わせたところ、上限は2割増との事でした。
●みらいのキャットフード和漢レシピ腎臓療法食(リン0.27%脂質8.1%タンパク27.7%)
これ、うちにとって理想的なフードなんですが全く食べません。細かく砕いて1gほどふりかけましたが砂かけられました泣。サイトにも「食べてくれる努力をしてください」とありました。少しでも食べれたらサプリになります的な。で、ミルサーでパウダー状にして水を加えてスープにしてその上に上記のフードをかけると(混ぜない)食べました。今は和漢レシピ2gに水10mlの割合でフードは4〜6gかけてますが、ほぼ完食するようになりました。これを朝2セット、夜2セット、昼間はドライのみ20g、合計50g前後食べてます。6kgの身体にしては少食ですが、体重は…。
この和漢レシピ、少しでも食べれば全体のリンの摂取量が抑えられるのでは?と勝手に解釈しながら平均値を計算してフードを混ぜています。
あまり好き嫌いなさそうなシロさんなら食べるかな?と思ってコメントしました。
肝臓や消化器系に良さそうな生薬がたくさん配合されています。
これ、すごくよさそうなフードですね! > みらいのキャットフード
そういえばフォルツァ10のハートにもその手の植物成分が含まれてるようでしたが、やはりうちのシロにもこれ不評で……
人間とちがって体にいいからという理由では食べてくれないのが猫ですしね。
難しいなぁ。