チョビの容態が安定しているうちに、シロの血液検査の報告をしておきます。
秋以降チョビの通院や検査が続いたので、今回のシロの検査は4ヶ月ぶりとなってしまいました。
正直、しばらくチョビに掛かりっきりでシロのことは放置ぎみ。(ごめん)
それでも今回は予想に反して、これまでのなかでもかなりいい数値をたたきだしてくれています。
今回の検査結果
去勢したオス猫。
高齢。(おそらく15歳前後。元保護猫のため詳細不明)
腎臓病でフォルテコール常用。(毎朝1/2錠)
肥満と高脂血症で減量中。
過去心雑音があったが、現在はあまり確認されず。
歯周病で9割抜歯ずみ。
軽度の歯肉炎あり。(残った歯の周辺)
背中にちいさなイボがいくつかあり、そのうち大きいものを2019年2月に切除ずみ。
2018年夏ごろより肝臓の数値がわるくなり、腎臓より肝臓ケアを優先中。
参考 クロの同居猫たちについて
総タンパク(TP)7.9↑(基準値:5.7~7.8)
アルブミン(ALB)3.3(基準値:2.3~3.5)
アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST [GOT])-(基準値:18~51)
アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT [GPT])77(基準値:22~84)
クレアチンフォスフォキナーゼ(CPK)259(基準値87~309)
総コレステロール(TCho) 227↑(基準値:89~176)
トリグリセライド〔中性脂肪〕(TG)155↑(基準値:17~104)
尿素窒素(BUN) 27.9 (基準値:17.6~32.8)
クレアチニン(Cre) 2.18↑ (基準値:0.8~1.8)
ナトリウム(Na)- (基準値:147~156)
クロール(Cl)- (基準値:107~120)
カリウム(K)-(基準値:3.4~4.6)
カルシウム(Ca) 10.7 (基準値:8.8~11.9)
リン(Pi)3.9(基準値:2.6~6.0)
グルコース〔血糖値〕(GLU〔BG〕) -(基準値:71~148)
白血球(WBC) 75(基準値:55~195)
赤血球(RBC) 710(基準値:500~1000)
ヘモグロビン (Hb) 13.9(基準値:8.0~15.0)
ヘマトクリット値 (Ht〔PCV〕) 41.9(基準値:26~46)
おもな数値の推移
シロのこれまでの主要数値変化一覧。
2019 | 12/29 | 8/25 | 5/22 | 3/24 | 1/27 |
BUN | 27.9 | 31.5 | 31.6 | 31.5 | 34.3 |
Cre | 2.18 | 2.25 | 2.17 | 2.0 | 1.8 |
K | – | 5.0 | – | 4.4 | 4.9 |
TP | 7.9 | – | – | – | – |
AST | – | – | – | 37 | 38 |
ALT | 77 | 71 | 68 | 79 | 69 |
TCho | 227 | 244 | 280 | 270 | 225 |
TG | 155 | 328 | 413 | >500 | >500 |
(Kg) | 5.4 | 5.4 | 5.4 | 5.38 | 5.35 |
2018 | 11/25 | 9/30 | 6/10 | 2/14 |
BUN | 32.4 | 34.1 | 37.3 | 33.9 |
Cre | 2.2 | 2.3 | 2.7 | 2.1 |
K | 5.1 | 4.4 | 4.8 | 4.9 |
TP | – | 8.7 | – | – |
AST | 56 | 65 | – | – |
ALT | 138 | 136 | – | – |
TCho | 217 | 217 | 207 | 202 |
TG | >383 | 277 | 447 | 404 |
(Kg) | 5.4 | 5.45 | 5.6 | 5.5 |
2017 | 10/31 | 8/2 | 4/26 | 2/5 |
BUN | 37.7 | 35.8 | 37.2 | 34.8 |
Cre | 2.3 | 2.3 | 1.9 | 2.8 |
K | 5.0 | 5.3 | 5.1 | 5.0 |
TP | – | – | 9.4 | 8.8 |
AST | – | – | – | – |
ALT | – | – | – | 57 |
TCho | 191 | – | 220 | 255 |
TG | 498 | – | >500 | 361 |
(Kg) | 5.4 | 5.4 | 5.4 | 5.7 |
2016 | 11/27 | 8/21 | 6/26 | 5/1 | 3/6 | 1/10 |
BUN | 33.0 | 34.3 | 32.0 | 34.0 | 33.5 | 34.6 |
Cre | 2.9 | 2.8 | 2.7 | 2.6 | 2.4 | 2.7 |
K | 4.6 | 4.2 | 4.6 | 5.0 | 4.4 | 4.8 |
TP | 8.8 | 9.8 | 8.5 | 8.4 | 8.7 | 8.4 |
AST | – | – | – | – | – | – |
ALT | 63 | – | 88 | 87 | 95 | 90 |
TCho | 262 | 219 | 251 | 221 | 196 | 238 |
TG | >500 | 289 | 471 | >500 | 440 | 476 |
(Kg) | 5.9 | 6.1 | 6.3 | 6.4 | 6.5 | 6.6 |
2015 | 11/1 | 8/21 | 4/20 | 1/11 |
BUN | 34.3 | 32.7 | 33.7 | 33.7 |
Cre | 2.6 | 2.7 | 2.9 | 2.3 |
K | 4.7 | 4.3 | – | – |
TP | 8.6 | 9.4 | 9.4 | 9.1 |
AST | 39 | – | 48 | 42 |
ALT | 98 | 117 | 69 | 69 |
TCho | 223 | 180 | 180 | 196 |
TG | >500 | 341 | 226 | >500 |
(Kg) | 6.6 | 6.5 | 6.3 | 6.3 |
(赤字:これまでの最悪値/青字:最良値)
前回の検査から現在まで使っていたもの
フード
現在のフードは完全に肝臓サポートのみです。
ロイヤルカナン 肝臓サポート
参考 公式サイト
◆保証分析値成分(重量百分比)
たんぱく質24.0%以上、脂質20.0%以上、粗繊維6.0%以下、灰分7.6%以下、水分8.5%以下◆分析値(100kcalあたり)【一部抜粋】
カルシウム0.2g (※100gあたり0.82%)
カリウム0.19g (※100gあたり0.78%)
リン 0.14g (※100gあたり0.57%)
ナトリウム0.07g (※100gあたり0.28%)
食物繊維2.7g (※100gあたり11.0%)◆成分(単位/400kcal)
炭水化物 33.7g (※100gあたり34.6%)◆カロリー含有量
411 kcal/100g(代謝エネルギー)
薬とサプリメント
フォルテコールを1日1回、1/2錠。
昼と夜にネフガード顆粒。
ネフガード顆粒
それ以外はカリナールコンボ。
カリナールコンボ
診察と検査後の先生の見解
これまでからみるとずいぶんいい数値!
先生からもちょっとほめていただけました。
父いわく、「検査前のごはんをいつもの1/3の量にした。」
だったらちゃんとごはんぬいたらもっといい数値でると思うよ……ぬこうよ…
背中のできもの
いまのところ問題なし。
腎臓・肝臓
肝臓も腎臓も安定中。
高脂血症
今回はわりといい感じでしたが、ゆるいダイエットは今後も継続です。
心雑音
残念ながら、今回はひさびさに心雑音が確認されました。
とりたてて心配するようなレベルではないそうですが、今後も状態は見守ります。
現在のようすと今後
看護師さんからのシロの栄養指導
前回の検査では「アンチノール」はまだ使わなくていいということでした。
ただ今回心雑音があったのと、最近シロが階段の上り下りでしんどそう、という話をしたところ、一転してアンチノール開始に。^^;
心疾患や関節炎にもいいということなので、少しは楽になるかな。
次回の検査
今回こそは簡易ケージに隔離して食事ぬきの検査、が目標だったのですが……
チョビの異変以降、ケージがチョビ専用になってしまったのでダメでした。
痛み?で落ち着かないチョビに、簡易ケージの寝床を用意。昨夜は中でゆっくり寝ていたそうです。今日は病院で痛み止めもらってきます。使用したケージは春に購入したこちら。→ https://t.co/RUIlP46FEV #簡易ケージ #猫壱 #猫の寝床 pic.twitter.com/MsYlVzdtDN
— kuro@腎不全猫 (@kuro_kidney) December 22, 2019
次回のシロの検査までにチョビの容態がどうなっているかわからないので、ケージ隔離後の血液検査はちょっと先のばしになりそうですね。
フードの内容と与えかた
肝臓サポート100%で続行中。
あいかわらず病院から指示された「水びたし方式」です。
1日4回、9g(計36g)、ぜんぜん嬉しくなさそうですが、いちおう食べてくれてます。
サプリメント・薬
前回同様フォルテコールとネフガード、カリナールを継続です。
さらに前述のようにアンチノールをすすめられたので使用をスタートしました。
ところがいざ始めてみると、シロにアンチノールの粒を飲ませるのがなかなか大変!
(天敵の私が飲ませようとするのでどうしてもおびえる。)
なかみを出してご飯にまぜても、においがイヤなのかそのままでは食べてくれません。
そこで、最近はこちらのモエギタブで代用してみてます。
モエギタブ
こちらも原料はアンチノール同様モエギイガイ。
シロはこの味(におい?)がけっこう好きなようで、フードや手のひらにのせて出すだけで食べてくれます。
※ただしクロとチョビはモエギタブそのままではダメでした。食いしん坊さんならそのまま食べてくれる確率が高いです。
有効成分の含有量的にはアンチノールやモエギキャップほど期待はできないのですが、いやがらずに、すすんでしっかり食べてくれるというのはかなりポイント高いです。
まとめ
しばらくはチョビの体調優先になりそうなので、シロにはなるべく現状維持していただけるとありがたいですね…。
そうはいっても、チョビの看病でシロに無用なストレスを与えることのないようには、気をつけたいと思います。
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