最近は2ヵ月ごとにおこなっているシロの血液検査。
今回はその定期検査と、前回の食事指導後の経過チェックの報告です。
検査じたいは先月いったのですが、クロのドタバタで公開がずれこみました。
前回の通院ではイボを切除することになり、そのまま病理検査もしてもらいました。
さいわいイボはわるいものではなく、切除あとも順調に回復。
毛もだいぶのびてきているようです。
今回の検査結果
去勢したオス猫。
高齢。(おそらく15歳前後。元保護猫のため詳細不明)
腎臓病でフォルテコール常用。(毎朝1/2錠)
肥満と高脂血症で減量中。
過去心雑音があったが、現在は確認されず。
歯周病で9割抜歯ずみ。
軽度の歯肉炎あり。(残った歯の周辺)
背中にちいさなイボがいくつかあり、そのうち大きいものを2月に切除ずみ。
2018年夏ごろより肝臓の数値がわるくなり、腎臓より肝臓ケアを重視中。
参考 クロの同居猫たちについて
アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST [GOT])37(基準値:18~51)
アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT [GPT])79(基準値:22~84)
総コレステロール(TCho) 270↑(基準値:89~176)
トリグリセライド〔中性脂肪〕(TG)>500↑(基準値:17~104)
尿素窒素(BUN) 31.5 ↑(基準値:17.6~32.8)
クレアチニン(Cre) 2.0↑ (基準値:0.8~1.8)
ナトリウム(Na)154 (基準値:147~156)
クロール(Cl) 114 (基準値:107~120)
カリウム(K) 4.4(基準値:3.4~4.6)
カルシウム(Ca) - (基準値:8.8~11.9)
リン(Pi) 3.7(基準値:2.6~6.0)
グルコース〔血糖値〕(GLU〔BG〕) 107(基準値:71~148)
白血球(WBC) 65 (基準値:55~195)
赤血球(RBC) 809(基準値:500~1000)
ヘモグロビン (Hb) 16.3↑(基準値:8.0~15.0)
ヘマトクリット値 (Ht〔PCV〕) 46.8↑(基準値:26~46)
肝臓の数値は前回改善確認後も安定しているので、一時的なものではなかったようです。
肝臓用のフードがシロにあっていたと考えてよさそう。
(でもあいかわらず中性脂肪はひどい…)
おもな数値の推移
シロのこれまでの主要数値変化一覧。
2019 | 3/24 | 1/27 |
BUN | 31.5 | 34.3 |
Cre | 2.0 | 1.8 |
K | 4.4 | 4.9 |
TP | – | – |
AST | 37 | 38 |
ALT | 79 | 69 |
TCho | 270 | 225 |
TG | >500 | >500 |
(Kg) | 5.38 | 5.35 |
2018 | 11/25 | 9/30 | 6/10 | 2/14 |
BUN | 32.4 | 34.1 | 37.3 | 33.9 |
Cre | 2.2 | 2.3 | 2.7 | 2.1 |
K | 5.1 | 4.4 | 4.8 | 4.9 |
TP | – | 8.7 | – | – |
AST | 56 | 65 | – | – |
ALT | 138 | 136 | – | – |
TCho | 217 | 217 | 207 | 202 |
TG | 383 | 277 | 447 | 404 |
(Kg) | 5.4 | 5.45 | 5.6 | 5.5 |
2017 | 10/31 | 8/2 | 4/26 | 2/5 |
BUN | 37.7 | 35.8 | 37.2 | 34.8 |
Cre | 2.3 | 2.3 | 1.9 | 2.8 |
K | 5.0 | 5.3 | 5.1 | 5.0 |
TP | – | – | 9.4 | 8.8 |
AST | – | – | – | – |
ALT | – | – | – | 57 |
TCho | 191 | – | 220 | 255 |
TG | 498 | – | >500 | 361 |
(Kg) | 5.4 | 5.4 | 5.4 | 5.7 |
2016 | 11/27 | 8/21 | 6/26 | 5/1 | 3/6 | 1/10 |
BUN | 33.0 | 34.3 | 32.0 | 34.0 | 33.5 | 34.6 |
Cre | 2.9 | 2.8 | 2.7 | 2.6 | 2.4 | 2.7 |
K | 4.6 | 4.2 | 4.6 | 5.0 | 4.4 | 4.8 |
TP | 8.8 | 9.8 | 8.5 | 8.4 | 8.7 | 8.4 |
AST | – | – | – | – | – | – |
ALT | 63 | – | 88 | 87 | 95 | 90 |
TCho | 262 | 219 | 251 | 221 | 196 | 238 |
TG | >500 | 289 | 471 | >500 | 440 | 476 |
(Kg) | 5.9 | 6.1 | 6.3 | 6.4 | 6.5 | 6.6 |
2015 | 11/1 | 8/21 | 4/20 | 1/11 |
BUN | 34.3 | 32.7 | 33.7 | 33.7 |
Cre | 2.6 | 2.7 | 2.9 | 2.3 |
K | 4.7 | 4.3 | – | – |
TP | 8.6 | 9.4 | 9.4 | 9.1 |
AST | 39 | – | 48 | 42 |
ALT | 98 | 117 | 69 | 69 |
TCho | 223 | 180 | 180 | 196 |
TG | >500 | 341 | 226 | >500 |
(Kg) | 6.6 | 6.5 | 6.3 | 6.3 |
(赤字:これまでの最悪値/青字:最良値)
前回の検査から現在まで使っていたもの
あげていたのは、ロイヤルカナンの肝臓サポート(ドライ)と
ヒルズのメタボ+ユリナリー(ドライ)のみ。
フード
肝機能の低下を受け、腎臓食+ダイエット食という食事から、
肝臓食+ダイエット食へおおはばに内容を変更。
3月の時点では肝臓用80%+ダイエット用20%という内容になっていました。
ロイヤルカナン 肝臓サポート(肝臓用)
参考 公式サイト
◆保証分析値成分(重量百分比)
たんぱく質24.0%以上、脂質20.0%以上、粗繊維6.0%以下、灰分7.6%以下、水分8.5%以下◆分析値(100kcalあたり)【一部抜粋】
カルシウム0.2g (※100gあたり0.82%)
カリウム0.19g (※100gあたり0.78%)
リン 0.14g (※100gあたり0.57%)
ナトリウム0.07g (※100gあたり0.28%)
食物繊維2.7g (※100gあたり11.0%)◆成分(単位/400kcal)
炭水化物 33.7g (※100gあたり34.6%)◆カロリー含有量
411 kcal/100g(代謝エネルギー)
こちらのフードは高カロリーかつ腎臓にもやさしめということでクロも愛用していますが、
高エネルギー量なわりに体重はふえません。(よくもわるくも)
その理由はこちらの最後のほうに。
ヒルズ メタボリックス+ユリナリー コンフォート ドライ(ダイエット用)
◆保証分析値
たんぱく質 34.5%以上、脂質10.5%以上15.5%以下(パッケージより)◆乾物量分析値
炭水化物(NFE)31.0%、カルシウム 0.80%、ナトリウム 0.35%、カリウム 0.79%(公式サイトより)◆代謝エネルギー
100gあたり341kcal
これまでよりフードのボリュームがへってシロが飢餓状態になることを心配し、
ずっとこちらをプラスしていました。
ところがこれを2割までへらしてもさほど飢餓状態がでなかったので、かえって拍子ぬけ。
薬とサプリメント
フォルテコールを1日1回、1/2錠。
昼と夜にネフガード。
ここのところはずっとこれだけできています。
ネフガード顆粒
検査結果を見た先生の見解
(中性脂肪とコレステロール以外は)とくにおおきな変化もなく、
現状維持できてますね、とのこと。
背中のできもの
経過良好で問題なし。
腎臓・肝臓
肝臓の数値は安定しており、腎臓も維持できている。
高脂血症
あいかわらず数値がわるい。
体重は5kgを目標にダイエットを継続。
現在のようすと今後
以下は看護師さんによる食事などの指導。
次回の検査
食事から12時間あけないと中性脂肪の値がたかくでてしまう、というので
なんとかがんばってみたのですが、シロは6時間半あけるのが限界でした。
結果はやはり高すぎのまま。
次回こそは12時間でといわれたものの、実現できるでしょうか。
この場合もやはり、ケージを活用してとじこめとくしかないのかも。
やっぱり次回のセールでは、ちゃんとしたケージを物色しようと思います。
あ、ちょうど楽天のお買い物マラソンが4/9~16でありますね……。
フードの内容
検査結果的には、中性脂肪とコレステロールをのぞけばそこそこ維持できているので
食事内容はこの方向性でいいそうです。
メタボフードがすくなくても飢餓状態がでてないということで、
今後はメタボ用は中止し、肝臓サポート100%でようすをみることになりました。
ただ、コレステロ-ル値(TCho)はこれまでの最高値をあっさり更新してるんですよね……。
これがはたして、検査のタイミングに気をつけることで改善されるのかどうか。
次回も数値がわるければ、この部分についても栄養相談してみたほうがいいのかも。
フードの与えかた
腎臓の数値でみると点滴を始めてもいいレベルではありますが、
できれば口から飲むほうが体の負担もすくないということで、
ごはんの与えかたが「水びたし方式」に変更となりました。
水びたしフードというのは、こんなかんじ。
シロの体重から逆算すると、1日に水を250mlほどのむ必要があるそうです。
その量を食事の回数分にわけ、ドライフードをいれてだすようにします。
これまでは13g×3回(計39g)のごはんだったのですが、
薬のタイミングや水の量をかんがえ、フードは10g×3回+9g×1回(計39g)へ。
そこに水50~70mlと顆粒ネフガードをいれて与えます。
食べてくれるの?と不安でしたが、シロはぜんぜん気にしませんでした(笑)
ちゃんとふやかしてからださないとダメなのかと思ったら、
フードを水にひたしただけの状態でもきっちり水まで飲んでくれてます。
そこに顆粒ネフガードが溶けこんでいるので、そちらもロスなく摂取。
……こんなステキな方法、なんでもっとはやくやらなかったんだろう!
水分がたっぷりとれておなかもふくれるし、ネフガードもムダなくとれるし、
万年ハラペコ状態だったシロにもぴったり。
(ぬれると味がおちるので、食欲もいくらかダウンするとか。)
ダイエット中の猫さんにもぜひおすすめしたい方法といえます。
まとめ
ビバ!水びたし食!\(^o^)/
いまのところシロもそこまでいやがっていないし、しばらくこれでいけそうです。
これで次回の検査結果がもろもろ改善してることを祈ります。
コメント
シロちゃんどうなってもたべるのですね。羨ましいです。
食欲が落ちたときにドライふやかしで試しましたがぷいっとされました。
たぶん腹ペコチームはいけるかもしれないです。
食に貪欲なのは生きていくために必要なんですね。逆に食べないっていうのは人も動物も危機的なのかも。
広島いかがでしたか?
旅&JINレポ気長に待ってます。
にゃあ×3さん
シロはわが家の腹ペコチーム(構成員1匹)なので(笑)
ほかの2匹は絶対ムリですねー