新型コロナで不穏な空気が色濃くなってきた昨今、皆さまいかがおすごしでしょうか。
わが家の人間はみなハイリスク者のため、感染防止にはかなり気を使っている状況です。
(呼吸器系持病もちの私、循環器系持病もち+高齢者の両親)
また、先日購入した中古PCが初期不良で修理とか、定期エコー検査(自分の)とか、かかわっている展覧会のコロナ対応とか、しばらくごたごたしていて更新が遅くなりました。
更新チェックに来ていただいたかたには申し訳ありませんでした <(_ _)>
さて、今回は2ヶ月ぶりのシロの血液検査のご報告。
クロとシロの検査のあいまに、チョビも診てもらいたいと思ったのですが。
「安定していればなにもする必要はない(なにもできない)ので今後も自宅療養でいいです」といわれてしまいました。
そうかー。
そうなのね……。
今回の検査結果
去勢したオス猫。
高齢。(おそらく15歳前後。元保護猫のため詳細不明)
腎臓病でフォルテコール常用。(毎朝1/2錠)
肥満と高脂血症で減量中。
過去心雑音があり一時消失していたが、2019年末よりまた復活。
歯周病で9割抜歯ずみ。
軽度の歯肉炎あり。(残った歯の周辺)
背中にちいさなイボがいくつかあり、そのうち大きいものを2019年2月に切除ずみ。
2018年夏ごろより肝臓の数値がわるくなり、腎臓より肝臓ケアを優先中。
参考 クロの同居猫たちについて
総タンパク(TP)-(基準値:5.7~7.8)
アルブミン(ALB)-(基準値:2.3~3.5)
アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST [GOT])-(基準値:18~51)
アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT [GPT])-(基準値:22~84)
クレアチンフォスフォキナーゼ(CPK)-(基準値87~309)
総コレステロール(TCho) 228↑(基準値:89~176)
トリグリセライド〔中性脂肪〕(TG)198↑(基準値:17~104)
尿素窒素(BUN) 29.0 (基準値:17.6~32.8)
クレアチニン(Cre) 2.22↑ (基準値:0.8~1.8)
ナトリウム(Na)158↑ (基準値:147~156)
クロール(Cl)120 (基準値:107~120)
カリウム(K)4.7↑(基準値:3.4~4.6)
カルシウム(Ca) 11.4 (基準値:8.8~11.9)
リン(Pi)4.2(基準値:2.6~6.0)
グルコース〔血糖値〕(GLU〔BG〕) -(基準値:71~148)
白血球(WBC) 78(基準値:55~195)
赤血球(RBC) 683(基準値:500~1000)
ヘモグロビン (Hb) 14.0(基準値:8.0~15.0)
ヘマトクリット値 (Ht〔PCV〕) 40.2(基準値:26~46)
おもな数値の推移
シロのこれまでの主要数値変化一覧。
2020 | 2/25 |
BUN | 29.0 |
Cre | 2.22 |
K | 4.7 |
TP | – |
AST | – |
ALT | – |
TCho | 228 |
TG | 198 |
(Kg) | 5.4 |
2019 | 12/29 | 8/25 | 5/22 | 3/24 | 1/27 |
BUN | 27.9 | 31.5 | 31.6 | 31.5 | 34.3 |
Cre | 2.18 | 2.25 | 2.17 | 2.0 | 1.8 |
K | – | 5.0 | – | 4.4 | 4.9 |
TP | 7.9 | – | – | – | – |
AST | – | – | – | 37 | 38 |
ALT | 77 | 71 | 68 | 79 | 69 |
TCho | 227 | 244 | 280 | 270 | 225 |
TG | 155 | 328 | 413 | >500 | >500 |
(Kg) | 5.4 | 5.4 | 5.4 | 5.38 | 5.35 |
2018 | 11/25 | 9/30 | 6/10 | 2/14 |
BUN | 32.4 | 34.1 | 37.3 | 33.9 |
Cre | 2.2 | 2.3 | 2.7 | 2.1 |
K | 5.1 | 4.4 | 4.8 | 4.9 |
TP | – | 8.7 | – | – |
AST | 56 | 65 | – | – |
ALT | 138 | 136 | – | – |
TCho | 217 | 217 | 207 | 202 |
TG | >383 | 277 | 447 | 404 |
(Kg) | 5.4 | 5.45 | 5.6 | 5.5 |
2017 | 10/31 | 8/2 | 4/26 | 2/5 |
BUN | 37.7 | 35.8 | 37.2 | 34.8 |
Cre | 2.3 | 2.3 | 1.9 | 2.8 |
K | 5.0 | 5.3 | 5.1 | 5.0 |
TP | – | – | 9.4 | 8.8 |
AST | – | – | – | – |
ALT | – | – | – | 57 |
TCho | 191 | – | 220 | 255 |
TG | 498 | – | >500 | 361 |
(Kg) | 5.4 | 5.4 | 5.4 | 5.7 |
2016 | 11/27 | 8/21 | 6/26 | 5/1 | 3/6 | 1/10 |
BUN | 33.0 | 34.3 | 32.0 | 34.0 | 33.5 | 34.6 |
Cre | 2.9 | 2.8 | 2.7 | 2.6 | 2.4 | 2.7 |
K | 4.6 | 4.2 | 4.6 | 5.0 | 4.4 | 4.8 |
TP | 8.8 | 9.8 | 8.5 | 8.4 | 8.7 | 8.4 |
AST | – | – | – | – | – | – |
ALT | 63 | – | 88 | 87 | 95 | 90 |
TCho | 262 | 219 | 251 | 221 | 196 | 238 |
TG | >500 | 289 | 471 | >500 | 440 | 476 |
(Kg) | 5.9 | 6.1 | 6.3 | 6.4 | 6.5 | 6.6 |
2015 | 11/1 | 8/21 | 4/20 | 1/11 |
BUN | 34.3 | 32.7 | 33.7 | 33.7 |
Cre | 2.6 | 2.7 | 2.9 | 2.3 |
K | 4.7 | 4.3 | – | – |
TP | 8.6 | 9.4 | 9.4 | 9.1 |
AST | 39 | – | 48 | 42 |
ALT | 98 | 117 | 69 | 69 |
TCho | 223 | 180 | 180 | 196 |
TG | >500 | 341 | 226 | >500 |
(Kg) | 6.6 | 6.5 | 6.3 | 6.3 |
(赤字:これまでの最悪値/青字:最良値)
前回の検査から現在まで使っていたもの
フード
現在のフードは完全に肝臓サポートのみ。
ロイヤルカナン 肝臓サポート
◆保証分析値成分(重量百分比)
たんぱく質24.0%以上、脂質20.0%以上、粗繊維6.0%以下、灰分7.6%以下、水分8.5%以下◆分析値(100kcalあたり)【一部抜粋】
カルシウム0.2g (※100gあたり0.82%)
カリウム0.19g (※100gあたり0.78%)
リン 0.14g (※100gあたり0.57%)
ナトリウム0.07g (※100gあたり0.28%)
食物繊維2.7g (※100gあたり11.0%)◆成分(単位/400kcal)
炭水化物 33.7g (※100gあたり34.6%)◆カロリー含有量
411 kcal/100g(代謝エネルギー)
薬とサプリメント
フォルテコールを1日1回、1/2錠。
昼と夜にネフガード顆粒。
ネフガード顆粒
それ以外はカリナールコンボ。
カリナールコンボ
診察と検査後の先生の見解
今回、腎臓や肝臓、高脂血症についてはまあまあOKもらえたのですが。
心雑音がまたひどくなってきているといわれてしまいました。
背中のできもの
昨年の切除後、いまのところ問題なし。
腎臓・肝臓
わりと安定中。
高脂血症
結局今回もごはん抜きにできないでおこなった検査でしたが、そこそこのいい結果で予想外。
でも気はゆるめずに、ソフトなカロリー制限はこのまま継続していきます。
心雑音
2019年末から再発した心雑音が、さらに悪化していました。
可能性としては心臓弁膜症が考えられるとのこと。
現在のようすと今後
前回から今回までのあいだ
前回の検査で心雑音を指摘され、シロも「アンチノール」の開始を提案されました。
ただ、あのカプセルをシロに飲ませるのがちょっとむずかしかったので、類似品(?)の「モエギタブ」を始め……たはずでした。
(シロのサプリや投薬は、シロがなついている父に一任してます。)
が。父に確認したところ、「あ、忘れてた」って……
ナニソレひどい(涙)
年末以降チョビであわただしかったのもありますが、やっぱりシロが割りをくってました。
ちゃんと確認してなくてもうしわけない。
今後はちゃんと毎日飲ませてもらうよう、注意します。
フードの内容と与えかた
肝臓サポート100%で続行中。
サプリメント・薬
フォルテコールとネフガード、カリナールコンボを継続。
アンチノールの代わりにモエギタブを、あらためてしっかり使用していきます。
モエギタブ
まとめ
心臓弁膜症だと呼吸が苦しくなりやすいので、はげしい運動はさけるようにいわれました。
そもそもシロはあまり運動しないのでそのへんはまあ…。
むしろもうちょっと体を動かしたほうがいいくらいかも。
今後モエギタブでも効果があまりでなそうであれば、生傷覚悟でアンチノールに再挑戦することも考えておきます。
(それだけアンチノールはいい感じなのです。オススメ。)
こまかい体調管理が必要な猫が複数いると、どうしても軽度の子ほどケアがおろそかになりがちですね。
みんな大事な子だしわけへだてなく愛はそそぎたい、と思うのですが…
なかなかむずかしいです~。
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