今回は、シロだけでなくクロまでお気にいりになってしまった肝臓用療法食、
「ロイヤルカナン 肝臓サポート」のレビューです。
シロのメインフードを肝臓サポートに切りかえてはや4ヶ月。
日曜の検査では肝臓の数値がかなり改善していました。
(検査結果は後日あらためてまとめます。)
いまのところシロにもクロにも、腎臓に悪影響はでていません。
こちらのフード、ふたりの体質にはわりとあっているみたいでした。
ロイヤルカナン 肝臓サポート ドライ(猫用)
原料・成分
原材料
米、動物性油脂、コーン、超高消化性小麦タンパク(消化率90%以上)、超高消化性豚タンパク(消化率90%以上)、コーングルテン、植物性繊維、加水分解動物性タンパク、チコリー、魚油、大豆油、フラクトオリゴ糖、酵母エキス(マンノオリゴ糖含有)、マリーゴールドエキス(ルテイン源)、アミノ酸類(DL-メチオニン、L-アルギニン、L-リジン、タウリン、L-カルニチン)、ミネラル類(K、Ca、Cl、P、Zn、Fe、Mn、I、Se)、ビタミン類(コリン、E、C、ナイアシン、B2、パントテン酸カルシウム、B1、B6、A、葉酸、ビオチン、B12、D3、K3)、酸化防止剤(BHA、没食子酸プロピル)
※粒の色、形、大きさ等のばらつきは天然由来の原材料を使用しているために起こるもので、品質に問題はありません。
※輸送、保管時の気温の変動により、油脂成分が粒の表面に溶け出してくることもありますが品質に問題はありません。
成分
タンパク質 25.3g、脂肪 21.4g、食物繊維 10.7g、灰分 6.7g、水分 5.4g、炭水化物 33.7g、カルシウム 0.6g、カリウム 0.78g、リン 0.57g、マグネシウム 0.05g、鉄 24.1mg、銅 0.49mg、亜鉛 24.4mg、ナトリウム 0.29g、EPA+DHA 341mg、L-カルニチン 29.2mg、タウリン 0.20g、アルギニン 1.64g、ビタミンE 58.4mg、ビタミンC 19.5mg、ビタミンB群 29.56mg
(単位/400kcal)
代謝エネルギー
411 kcal/100g
毎回いってますが、ロイヤルカナンの400kal単位はわかりにくいのでやめてほしいですね~。
特徴
肝疾患の猫のために
猫用 肝臓サポートは、肝疾患や胆管疾患の猫に給与することを目的として、特別に調製された食事療法食です。
この食事は、とくに消化性の高いタンパク質を使用して含有量を調整し、また銅の含有量を制限し、充分なカロリーを摂取できるようにカロリー密度を高めています。特長
高エネルギー
少ない食事量でも必要なエネルギーを摂取できるよう、高エネルギー(4107kcal/kg)に調整※。
※標準的な自社成猫用フードと比較し、約6%増。銅制限
肝細胞内の銅蓄積に配慮し、銅含有量を5mg/kgに制限※。
※標準的な自社成猫用フードと比較し、約70%減。抗活性酸素物質カクテル
健康を維持するために、複数の抗活性酸素物質(ビタミンE、ビタミンC、タウリン、ルテイン)を配合。pHケア
この製品は各ミネラル成分を調整することにより、尿のpHを弱酸性に保ち、また健康的な尿量および尿比重に維持するよう設計され、ストルバイト(S)およびシュウ酸カルシウム(O)にも配慮しています。
※一部画像は公式サイトよりお借りしました
肝臓については勉強不足なのですが、肝機能が落ちると銅が蓄積するんですね…。
今後のため、そちらもすこしずつ勉強しておきたいです。
腎不全の猫にあげてもだいじょうぶ?
うちの場合はOKがでましたが、かかりつけの先生に相談するほうがよいかと思います。
かかりつけ病院からの回答
「たんぱく質やリンなど、腎臓にかかわる成分は腎臓用とおなじていどに制限されているので、軽度の腎不全であれば常食してもあまり影響はない」
ということです。
なので肝臓・腎臓ともわるかったシロは、現在こちらがメインフード。
4ヶ月つづけたところ肝臓の数値は劇的に改善していましたし、
そのあいだ腎臓も悪化することなく、現状維持できています。
さらに「クロが気にいってこればかり食べてしまう」という相談もしましたが
ネフガードをきちんと併用すればとくに問題ない、いうことでした。
まあたしかに、ヒルズの療法食では、腎臓用と肝臓用はおなじk/d推奨ですしね……。
人間目線のみためとにおい、味
みため
粒のボリュームは中くらい。
タテヨコサイズはjpスタイル キドニーキープと似たかんじですが
厚みはもうすこしありますね。
色味は、jpスタイルなどにくらべやや赤みがかっています。
味
舌にのせるとごくごくわずかな塩あじがしますが、すぐになくなりました。
なん粒か同時にかみくだくとけっこう苦味があり、飲みこんだあとも口にのこります。
におい
封をあけたときに感じるのは、あまりクセのない穀物っぽいかおりです。
かみくだくと鼻にぬけるこうばしいかおりがありますが、
なまぐさかったりケモノくさかったりはいっさいありません。
肉とか魚とかのイメージではなく、しいていえばあぶらっぽい系……?
トータルすると、こうばしくて苦くてあぶらっぽい、歯ごたえのあるクッキーもどき。
人間的にはぜんぜんおいしくないのですが、猫受けがたいへんよろしいのがふしぎです。
3匹の反応(クロ、チョビ、シロ)
クロ
今日あげたときのようす。
「いまおなかすいてない」
あれ…反応つめたい。
すでに定番化してるせいか食べ具合にムラがあるのですよね。
基本的にはすきなんですが……。
なので、べつの日の写真も。
「さいしょはコレ~」
左から、jpスタイルキドニーキープ、ロイカナ肝臓サポート、メディファス11歳(チキン)。
食べる気になってるときはまっしぐら。
肝臓サポートは平均して食いつきいいようです。
チョビ・シロ
「!(バリバリバリ)」いい音してます。
「うまいうまい!」歯がないのでこちらは丸のみ。
なんでも食べるシロはともかく、チョビもかなり好みの味なようでした。
クロ | チョビ | シロ | |
ロイヤルカナン 肝臓サポート |
こんなときにつかうのがおすすめ
脂肪分おおめなせいか、食いつきはけっこういい感じです。
食欲のおちてきた猫さんのサブフードに、ちょこっと利用してみるのもアリかもしれません。
腎臓だけでなく肝臓の数値もよくない猫さんであれば、かなりおすすめな気がします。
ただ、あげてみて予想外だった点がひとつ……。
いくらか高カロリーなので、体重増加を心配(シロ)&期待(クロ)していました。
ところが、両者とも予想したほど体重に変化がでないのですよね。
なんでかなー?と思っていたのですが、もしかするとL-カルニチンのせいなのかも。
このL-カルニチン、ロイカナの腎臓用には入ってませんが、肝臓用には入ってます。
「だから脂肪分たっぷりでも燃えやすくなって、あまりふとらないんですよ」
というのが、今日看護師さんからうけた説明でした。
このフードでクロの体重がふえるといいな~と思っていたので、ちょっぴり肩すかし (^ロ^;)
おもな入手先
ロイヤルカナンはたいていの動物病院であつかっているので、
いちばんてっとりばやいのは病院で購入することでしょう。
病院ではサンプルもあったりするので、そこからお試しがおすすめです。
うちも最初は病院のサンプルからでした。
本格的にあげることになったらネットで大袋入りを買うと安あがりかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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