【血液検査データから見るフクの後半生~保護から亡くなるまでの数値を一覧】

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フクとクロ 2018/3/10

 

今回は、昨年(2018年)9月に亡くなったフクの血液検査データの一覧です。

フクの闘病末期は私もよゆうがなくてデータを転載できなかったので、

いつかちゃんと、変化を数値で見られるようにしておきたいと思っていました。

 

フクの闘病については「フク(保護猫)」カテゴリーからどうぞ。

フク(保護猫)

2016年の終わりに保護したオス猫、フクのカテゴリー。
FIVや腎臓病で長らく闘病していましたが、2018年9月に亡くなりました。
このカテゴリー自体がフクの闘病記でもあります。

 

あわせて、フクがなくなって以降手をつけるのがつらくて放置状態になっていた、

同居猫たちについて」のページも更新しています。

 

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血液検査の基準値

こちらの基準値はうちのかかりつけ病院のものです。(検査の基準値は機械によってすこしちがってくるようです。)

 

検査項目略称猫基準値
総タンパクTP5.7~7.8
アルブミンALB2.3~3.5
総ビリルビンTBil0.1~0.4
アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼAST〔GOT〕18~51
アラニンアミノトランスフェラーゼALT〔GPT〕22~84
アルカリフォスファターゼALP38~165
クレアチンフォスフォキナーゼCPK87~309
総コレステロールTCho89~176
トリグリセライド〔中性脂肪〕TG17~104
尿素窒素BUN17.6~32.8
クレアチニンCre0.8~1.8
ナトリウムNa147~156
クロールCl107~120
カリウムK3.4~4.6
カルシウムCa8.8~11.9
リンPi2.6~6.0
グルコース [血糖値]GLU〔BG〕71~148
白血球数WBC55~195
赤血球数RBC500~1000
ヘモグロビンHb8.0~15.0
ヘマトクリット値Ht〔PCV〕26~46

 

数値の推移

一年ごとにまとめました。

2016年(保護した年)

入院中のシマ改めフク

2016年12月 入院中のフク

 

太字の日付はブログ記事へリンクしています。

基準値オーバー/基準値未満

201612/3012/28
TP10.913.6
TBiL4.34.7
AST6642
ALT6667
ALP193144
CPK649269
TCho160
TG144
BUN90.4200.2
Cre2.82.8
Na156165
Cl124131
K3.84.1
Pi6.511.3
GLU81
NH369182
WBC596580
RBC435416
Hb4.13.9
Ht15.114.1
(Kg)2.9

 

保護当初はとにかく状態がわるく、本当に回復できるのか半信半疑でした。

BUNが200を超える、それでも生きている、ということにおどろいた記憶があります。

 

2017年

あまえるフクちゃん

2017年5月 あまえるフク

 

太字の日付はブログ記事へへリンクしています。

基準値オーバー/基準値未満

201712/39/107/234/11/291/131/2
TP10.19.38.59.312.1
TBiL0.32.22.24.3
AST2727215665
ALT66424911279
ALP134236
CPK183236
TCho165336
TG76132
BUN75.761.361.161.961.648.288.4
Cre3.13.03.32.51.61.42.7
Na159151153155158159
Cl112105115113113122
K4.14.14.23.83.04.2
Ca10.810.410.210.29.910.7
Pi4.32.84.22.83.43.29.3
GLU158186
WBC290258373399503598380
RBC645643611522497430460
Hb7.16.95.95.24.94.24.4
Ht22.820.518.817.417.115.315.6
(Kg)5.05.24.54.53.93.73.0

 

疥癬治療抜歯、シロとケンカして顔がはれる、などあれこれありましたが、

それなりにおだやかにすごせた一年でした。

フクにとっては、うちにきて一番しあわせだった時期かもしれません。

 

2018年(亡くなった年)

 

フク 2018/5/13

2018年5月 チューブ設置されるすこし前

 

太字の日付はブログ記事へ、細字の日付は検査結果のスキャン画像へリンクしています。

基準値オーバー/基準値未満

20188/117/267/227/207/177/137/97/47/26/295/133/4
TP9.89.9
ALB3.03.2
TBil0.2
AST18243414047
ALT314872180373180
ALP93
γGTP11
CPK236
TCho163
TG214
BUN140146.7131.3119.6107.2110.5113.491.391.483.566.167.3
Cre15.217.015.313.511.211.512.08.96.75.03.23.1
Na153148149155157141149152154158156
Cl10610310310910994102108113110108
K4.54.54.34.54.44.74.84.04.04.64.0
Ca13.214.510.810.79.711.011.2
Pi11.713.18.710.88.910.512.15.45.73.95.23.6
GLU9443
WBC354284218288495286435423320228198208
RBC406420415457418437498556575580600637
Hb5.75.66.16.56.06.17.27.97.97.87.77.6
Ht17.117.517.89.818.28.820.923.424.324.024.024.1
(Kg)4.95.1

 

年初から食欲がおちはじめ、シリンジ強制給餌をへてカテーテル設置へ。

カテーテル設置後は体調が悪化していくのをとめられませんでした。

クレアチニンも、あそこまで悪化していくのですね……。

なくなるまでの一ヶ月の数字がないのは、もう回復がみこめないということで緩和治療にきりかえ、体の負担をへらすため検査をやめたからです。

 

【フクの記録をnoteで公開しました(第一段)】
初めての試みとして、noteでフクの記録を公開してみました。思ったより長くなったので分割公開となり、今回はその1つ目。noteはアカウントがなくても誰でも読むことができます。もし興味がおありでしたら試しに読んでみてください。

 

フクのターニングポイントだった6/29の入院

入院中のフクのデータ2018/6/30

 

このときの入退院では、先生と意思の疎通がうまくいかなかったことで

フクの体調を急激にそこなう結果となってしまいました。

【フクが再入院。腎臓・肝臓・白血球の悪化で退院までまだかかりそう】
フクは現在再び入院しています。しかも一時はかなり危険な状態にありました。いつ急変してもおかしくないという最悪の時期に比べればいくらか上向きになってはいますが、けして気が抜ける状況ではありません。ただ、持ち前のフクちゃんの生命力の強さは大きな希望です。

 

いまは反省点をいかし、すこしでも疑問があればかならず確認をするようにしています。

 

おわりに

未公開分のフクの検査数値が、ずっと心にひっかかっていました。

公開したところで希望のもてる内容ではありませんが、

すこしでもなにかの参考になればさいわいです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。
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コメント

  1. しま より:

    こんにちは。
    すっかり暖かくなりましたね!猫さんたちも日向ぼっこが捗る季節ですね(*´∀`)
    コメント勝手に書いてますので返信不要です~すっ飛ばしてくださいね(笑)

    数値を表で見ると本当によく頑張ってたなぁ、フクちゃんって改めて感じました。
    保護してもらって家猫として生きて、病気で苦しいこともあったけれど、きっと幸せな生活を送れたことと思います。
    すごいなーって思うだけで私にはあんな完璧な看護は出来ませんでしたけど。
    Mさんも(私も)お世話しなきゃならない猫様がいるので身体には気をつけましょうね!

    • M より:

      しまさん

      コメントありがとうございました。
      フクに出会って、猫の生命力のすごさを知りました。
      色々病院との行き違いもあったので完璧とはいきませんでしたが、たくさん勉強させてもらいました。

      うちはかなり心身+金銭面で無理をした、ダウン寸前のお世話だったので、個人的にはあまりお勧めしません(笑)
      こちら側が健全でないと共倒れになってしまうので。
      ベストでなくてもベター。
      今自分が可能な範囲でのお世話をする、というのが一番かなーと思いますね。