シロの心身の調子がすこしおもわしくないようです。
つねにおびえており、最近はひんぱんに嘔吐するようになってしまいました。
理由ははっきりしませんが、保護猫フクちゃんのストレスが
多少なりとも関係していそうです。
シロは、フクちゃんといまだにどうしても折りあいがつきません。
フクちゃんは猫エイズキャリアでもあるので、流血沙汰は厳禁。
そのためできるだけ接触しないように生活エリアをわけてきました。
これまでの2匹の衝突
それでも複数の人間で管理しているので、
どうしてもいきちがいやアクシデントがごくまれに発生してしまいます。
そしてそのミスを、猫たちはけして見のがしてくれませんでした……。
シロが猫ドアを破壊して部屋にはいりこみ、フクちゃんとケンカ。
じぶんで戸をあけてベランダに出てしまったシロが、フクちゃんと鉢あわせしてケンカ。
フクちゃん自身はそれほど好戦的な性格ではないようなのですが、
よそ者排除に必死なシロが、ひっきりなしにケンカをふっかけてくるので
売られたケンカをしかたなく買っているような状況です。
12月末のフクちゃんの保護以降、すでにこれまで3~4回は衝突をおこしています。
そのたびにシロはケガを負い、回をかさねるごとに精神も不安定になってきています。
このままでは、シロにいつかFIVがうつってしまう。
もしかしたらもうすでにうつってしまっているかもしれない。
それではきっと、シロもフクちゃんも不幸になってしまいます。
出会った猫はすこしでもしあわせにしてあげたい、という気もちからの保護でしたので
私のせいで先住が不幸になるこの状況は、とても胸がいたみます。
フクちゃんの里親さがしをスタート
とってもあまえんぼうで、人間だいすきなフクちゃん。
野生的でりりしい顔だちににあわず、かわいらしい声とスリスリゴロゴロ。
ここまで治療とお世話に力をいれてきたこともあって
なついてくれたフクちゃんに、すっかり情がうつってしまいました。
このままうちでくらしてほしいのは山々ですし、
保護した当初からその覚悟はありましたが
シロのかわいそうな状況も見すごすわけにはいかず……。
心を鬼にして、里親さがしをはじめることにしました。
保護活動団体に相談へ
これまでなんどか、個人的に猫を保護してきました。
ただ、私自身は公的な保護活動にかかわったことはなく、
つてはないし勝手もわかりません。
すると、おなじ沿線に住んでいる友人が
そのエリアで猫の保護活動をされている団体さんをおしえてくれました。
たまたま町で保護活動されているときに友人が居あわせ、
うちのいまの状況をちょっと話してみてくれたそうです。
里親さがしなどにも協力していただけるということなので
あらためてこちらから連絡をしてみて、
病気もちのフクちゃんがはたして譲渡可能かどうかもふくめ、
いちどお話をうかがってみようと思っているところです。
抜歯のおかげで、いまは歯周病や口内炎がおちついたとはいえ、
上あごの穴、FIV、腎臓病といくつものハンデがあるフクちゃん。
それでも、ほんとうに人間が大すきな猫ですので、
できれば、うちのように何匹もいるなかの1匹ではなく、
フクちゃんだけをたっぷり可愛がってくれる里親さんを
さがしてあげることができたらなぁ、と思っています。
ブログでもお問いあわせをおまちしています
今後、折にふれフクちゃんのくわしい紹介や体調の説明などを
ブログにのせていこうと思います。
もしすこしでも興味をおもちいただけましたら、
ブログのお問い合せページやツイッターのメッセージなど
お気軽にお問いあわせください。
また、もし保護猫を譲渡した経験がおありでしたら、
譲渡の際にはずせない条件やチェックポイントなど、
アドバイスをいただければうれしいです。
このようなことには不慣れですし、はじめての経験ではありますが、
たいせつなフクちゃんには
できるかぎりのよいご縁をみつけてあげたいと願っています。
コメント
譲渡した経験ではなく、譲渡された方なのですが。。。
8年ほど前、2歳くらいの女の子猫を保護した時、当時うちには老猫しかいませんでしたので、同じ年頃の遊び相手の子をと思い、保護活動団体さんから譲ってもらいました。
かなりたいへんでした。まず、家族構成から飼育状況などメールで詳しく知らせ、完全室内飼いが絶対条件ですので、脱走防止策がされているかもチェックされ、病気になった時の治療可能可能かどうか経済的なことも聞かれました。
先住猫がいますので、ケージでの飼育も指導されました。(もちろん四六時中ではありません)
ケージでの飼育は賛否両論がありますが、病気になって隔離する必要があった時、ケージに慣れていなければストレスで病気が悪化する場合もあるからと、その団体さんではすべての猫をケージ慣れするよう訓練されていました。それに保護猫同士の喧嘩防止にもなるようです。
フクちゃんの場合、里親さんの経済力と近隣に良い動物病院があるかどうかがネックになると思います。
M様宅から移動したとき、精神的に一時不安になって病気が悪化する可能性もありその時に適切な治療ができるかどうかが、重要視されるように思います。
私が譲り受けた子は少し病弱で、うちに来た次の日に猫風邪を発症しました。
ずっと緊張してたのが気が緩んだためなのかわかりませんが、もらってすぐだったので、私は虐待したのではないかと疑われないかとかなり焦りまして、必死で治療しました。(その子は尿結石で巨大結腸症になっています。。。)
保護団体さんは無責任なことはできないので、厳しくチェックされます。
1年ほどは、一か月に1度、写真付きで現状を報告しなければなりませんでした。
実際、私の友人は犬を貰い受けたのですが、脱走され警察で保護されてしまい、団体さんに犬を取り返されました。
もしフクちゃんになかなか良い里親さんが見つからなければ、ケージ飼育もひとつの方法かと思います。
M様が不在の時だけ、大き目のケージに入っていてもらって、それをシロちゃんに見せて安心させるのもありかな、と。
フクちゃんにしても喧嘩は体に負担がかかります。
うちの子たちはケージを自分の部屋と思っているようで、4匹それぞれトイレ付で用意していますが、ゆっくりしたい時は自分で勝手に入って寝ています。
長々とすみませんでした。
hskszeさん
詳しく教えてていただきありがとうございます。
とても参考になりました。
きちんと譲渡を成立させるには、譲渡される側もかなりの負担を強いられるのですね。
譲渡に関するノウハウ、私自身もうちょっと勉強する必要がありそうです……。
ケージ活用のメリットについてはこれまであまり考えていませんでしたが、そういわれてみれば非常時などには慣れていたほうが絶対良いですよね。
保護団体さんの助言や大型ケージの購入も考慮しながら、フクちゃんの幸せを探っていきたいと思います。
こんにちは。
私も先にコメントされた方とほぼ同意見なのですが・・・
私はななことのんは譲渡してもらう側、小五郎は1か月ですが里親募集し
両方です。
やはり譲渡する側は里親詐欺がなくならない限り、厳しくせざるを得ないようです。
私の時も、まずアンケート(経済状況なども含め)そしてお見合い、最終的に
保護主さんが必ず自宅を訪れてアンケートに嘘がないかどうかチェック、そして
契約書をかわし、月イチの報告が必須でした。
正直、それ位ができない人には安心して渡せないと思います。
事実、保護主さんいわくアンケートの時点で辞退される方(というより急に
連絡が途絶えるらしいです)が殆どとのこと。
小五郎の場合は「いつ里」に掲載依頼しましたが、里親詐欺の情報が
沢山まわってきました。
やはり今の時点ではM様不在時はケージ生活がいいかなぁと思います。
3段で広めのとか最近は沢山売っていますし。
小五郎も丸々3か月、人馴れしなかったのでケージ生活でした。
上からシーツを被せて一部隠すと安心するし、もしくは万が一シロさんが
入ってきた時用に1段目をダンボールなどで囲ってしまうという手もあるかと。
トイレ、ご飯は目張りがしてあるほうが安心かもですね。
あとはメッシュフェンスでパーテーションを境界線を決めて置くという手も
あります。我が家はにーにーとのんすけが愛称最悪なので留守時は1階と
2階組にわけています。(階段の上に開閉可能なパーテーションを
設置しています)
パーテーションの画像、参考程度ですがメールで後日送りますね。
どうかシロさんの体調が戻り、落としどころがうまく見つかりますように!!
サバトラーニャさん
アドバイスありがとうございます。
両方の経験をされている方の意見は貴重なので助かります。
里親サギというのがそこまではびこっていると思っていなかったので、恐ろしい現実にゾッとしました……。
安心してお渡しできる方を探すというのは、とても大変なことなのですね。
送っていただいたパーテーションの情報も拝見いたしました!
あれをうまく使えれば便利そうですね~。
ただ残念ながら、うちの猫たちは全員二階が居住エリアなのです orz
(一階は親戚など来客があるので、それまで一階がメインだったシロを二階に移したばかりでした。)
一階と二階でスペースをわける方法が使えないのは、なかなか前途多難かもしれません。