先日、仕事から帰宅してすぐに猫たちの顔をみてまわったときのこと。
なんだかフクちゃんだけ、みょうな違和感を感じました。
どことなく雰囲気がいつもとちがうような……。
どれどれ、ちょっとこっちにおいで。
フクちゃんの異変
あっ
左目の下がぱつんぱつん!
(はれて顔がゆがんでる)
理由はなんだかわからないけど、これほっとくとヤバいやつだ、たぶん。
たしかこの時間ならまだ病院もやってたはず。
着がえるまえに、このままフクちゃんつれて病院いこう!
……ということで自転車とばして、夜7時ちょっとまえにすべりこみセーフ。
あわててたのでフクちゃんのはれた顔は写真とりそこねました。
先生にみてもらう
先生「あーはれてますねー。なかになにかあるかも。ちょっと針さしてみましょう。」
(注射器ぷすっ)
先生「やっぱり膿ですね~。ほら、くさいでしょ。」
(注射器に黄色い液体。頬からは膿が…ぎゃー)
先生「じゃあ、このままちょっと切ってきれいにしちゃいましょうねー。」
(診察室から手術台のうえにつれていかれても、けなげにじっとしているフクちゃん)
私「あ、あの、先生、麻酔とか、しないんですか…?」
(てきぱきと看護士さんたちが切開の準備中)
先生「麻酔?すぐすむからだいじょうぶ。」
(え、ええ~~~??だいじょうぶじゃないよーぜったい痛いよー)
先生「はい、いきますよー。」
私「あっ!!!!」
(さくさくとメスでかろやかに切開)
先生「なかをきれいにしますねー」
(めん棒で傷口のなかをぐりぐり)
私「(ぎゃあぁぁぁぁっぁぁぁあぁぁくぁwせdr)」※見てるこっちが悶絶
先生「これはたまってますねー。くさいくさい。」
私「ああ……はい……………」
(ね、ねこってすごい…あんなことされてこえもあげないなんて……)
看護師さん「このあと傷口洗浄で野戦病院みたいになるので、待合室でおまちくださいね~」
(フクちゃん無言で耐える)
私「は、はい…(私が放心状態)」
膿がたまってた
そんなわけで、たまった膿で顔がはれてたようです。
膿をだしたら無事、顔もしぼみました。
左の頬には、膿をだしたあとの穴がぽっかり。
処置がおわり、抗生剤と痛みどめを朝晩で10日分。
なにかあればまたつれていくということでさくっと終了しました。
切ったあとの傷口にはとくに薬やバンソウコウなどもつけず、開放状態です。
麻酔なしの処置は痛いんです(実体験)
むかしむかし、私の足の親指と爪の間にバイキンがはいって腫れたことがありました。
ちかくの外科にいくと、診察のあとろくな説明もないまま爪の一部に切りこみをいれられ、
いきなり麻酔なしですぽーんと爪をひっこぬかれて、たいそう悶絶したそうな。
私はフクちゃんの処置中にとつぜんそれを思いだし、ずっとひとり身ぶるいしておりました。
麻酔なしの処置……あれは地獄のような経験でしたが…
今回のフクちゃんの、徹底したポーカーフェイスっぷりは感動的ですらありました。
猫が痛みやしんどさを顔にださないというのは本当なのだな……としみじみ。
フクちゃんよくがんばったなー。えらいよ、きみ。
原因は?
病院でははじめからおわりまで、原因の追究はなにひとつされませんでした。
今回のような場合、病院的には原因がどうこうということよりも
傷口をちゃんと治療するのがいちばんだいじみたいです。
ただ、先生もフクちゃんの口の中をみて、
「穴があるのは逆だしねぇ…(抜歯のあともちゃんとふさがってるし)」
というような感じだったので、例の穴からバイキンが入ってうんだわけではなさそうです。
(フクちゃんの右上あごには歯周病由来の穴があり、縫ってもふさがらず今もそのまま。)
そうすると思いあたることはおそらくひとつ。
先日の、シロとフクちゃんのバトルです。
![](https://blog.kcat.work/wp-content/uploads/2017/04/new-cat-door170418-160x90.jpg)
あのときシロはしっぽに小さな傷を負っただけでしたが、
とっさにフクちゃんの顔に一発きめていたのかもしれませんね。
その後の経過
しばらくは傷口がふさがらないよう、朝晩に膿をしぼりだすように指示されました。
できれば水で洗浄したほうがいいらしく、
歯間洗浄用のウォーターピックなどで傷のなかまで洗えれば理想だとか。
(うちにはないのでできませんが。)
水曜日には膿っぽい液体もへってきました。
ふだんはやわらかカラーをつけていましたが、ごはんのときと夜寝るときははずします。
夜中にすきまを出入りしながらひっかけてとってしまうので、あきらめました。
木曜の時点でだいぶきれいになってます。
膿もほぼでない状態。
もうこのまま傷がふさがっても大丈夫なのかな?
フクちゃんのサプリメントの調整
抗生物質をのませているあいだは、いつも以上に乳酸菌(JIN)を増量しています。
抗生剤は菌を殺す力がとってもつよいため、傷口の化膿防止には効果絶大なのですが
じつは腸内の菌もいっしょに(善玉悪玉とも)全滅してしまうのだとか。
フクちゃんはただでさえ免疫低下気味のFIVキャリア猫なので、
これをきっかけに悪玉菌に増殖されないよう、気をつけてあげたいです。
しばらくは、乳酸菌でせっせと善玉菌の応援ですね。
JINについてはこちらにも詳しく書いてあります。
![](https://blog.kcat.work/wp-content/uploads/2015/12/JIN_face-160x90.jpg)
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コメント
フクちゃん、大変でしたね。そして麻酔なしの処置……人間でも絶対に痛いので、ねこでも同じなはず……。
フクちゃん本当に我慢強くていい子ですね。こんなに我慢強いのに、口内トラブルや体調のトラブルが多くて本当に早く全快すればいいのにといつも思います。
口腔トラブルは中々完治しませんよね、うちの二番目の子もまだ3歳なのにまた歯が一本ぐらついて抜けそうです(´;ω;`)
でも、フクちゃんとシロちゃんの衝突が起こっていないようでよかったです。
そう言えば、以前通院した時に「インターベリー」という犬用のインターフェロン製剤を教えてもらいました。イチゴ味で、歯肉に塗る薬みたいです。犬用ですが、ねこに使っているところもあるとか……。
けもさん
おかげさまでフクちゃんの傷口もすっかりかさぶたになり、ホッとしています (´∀`)
インターベリーというお薬、すごく良さそうですね!
基本犬用なのでかかりつけの先生次第なのと、わりとお高いのがネックではありますが……今後のためにも頭の隅においておこうと思います。
口内炎用に注文した「きえ~る」が今日届いたのですが、リデンタウォーターみたいに無味無臭で使いやすそうです。
これですこしは楽になってくれるかなぁ。
フクちゃん、我慢強いですね(/_;)
えらいなぁ・・・
それにしても「何か違和感」って大事ですね。違和感を感じてよく観察しなかったら
猫さんは毛に覆われているから腫れているがわからずにもっと大事にいたるまで
気づかなかったかもですね。
我が家のお嬢さんは血液検査の数値は変化なく、元気もあるようですが
食欲だけが以前ほどではない状態が2か月ほど続いています。
体重は幸い100g減るかどうか、という感じで済んではいますが
食に貪欲でないとなんとなく心配になります(まぁ、うちのお嬢は元々
偏食の小食でしたが・・・)
ネット詐欺ですが、お金もさることながら気分が悪いですよね(T_T)
誰もがいつひっかかるか他人事ではないのですが、大変な思いをして得た
お給料をかすめ盗るなんて、
人間は真っ当に働いてお金を得てほしい!と変な方向に憤りが向かって
しまいます!!
サバトラーニャさん
違和感大事ですね~!
私の場合は、これまで「もうちょっと様子みよう」という判断をして正解だったことはほぼ皆無でした。
(ほかはともかく)猫に関してはフットワークが軽くいたいと思ってます。
もとからあまり食べない猫さんだと、いざ食欲が落ちたときが大変ですよね。
これなら食べると思ってもすぐまた食べてくれなくなったりで……。
いまは季節の変わり目でもあるので、夏になってすこしずつでも食欲がもどってくれると良いのですが (;д;)
じつはきえ~るの口コミをみてまわっていたときも、ペット関係の詐欺サイトらしきものをひとつ発見しました。
意外と多いのかも!