先日SNSにクロの最近の点滴の様子をアップしたのですが、案外反響がありまして…
(点滴やるよと呼びかけると、自分からベッドにきて待ってる件です。)
インスタのほうでは「コツが知りたい」というコメントまでいただきました。
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そういえば点滴については、これまでブログに書き散らすだけ書き散らして、まとめたことはなかったかもしれません。
今回はあらためてこれまでの内容をざっと見直し、参考になりそうな記事をピックアップしてみました。
ただしあくまでも私のなかでのコツなので、ご自宅の猫さんにあてはまらない場合はご容赦くださいませ。
点滴のコツ(らしきもの)
2014年
◆2014.09.28【獣医さんに日ごろの疑問をぶつけてみた】
自宅点滴を始めて2ヵ月ほど、うまくいったりいかなかったりの時期。
なぜ失敗するのかがわからず、先生にあらためて聞いてきました。
病院ごとに指示する方法や量にちがいがでる理由や、針の基本的な刺し方について質問しています。
2015年
◆2015.06.02【皮下輸液、最近気付いたちょっとしたコツ】
1年近く点滴の経験をつみ、だいぶ失敗がへってきた時期。
これくらいになるとクロも点滴になれ、そのまま寝たりしてました。
このころつかんだコツの大半は、その後もすっと有効でしたね。
しだいに安定して点滴ができるようになり、点滴そのものをテーマにした記事はこのあたりでいったん途切れます。
点滴がふたたびテーマに現れるのは2020年。
2020年
◆2020.06.12【チョビの脳腫瘍闘病:使ったお薬編(内服、点滴、注射など)】
2019年の終わりにチョビが脳腫瘍を発症し、闘病末期には点滴もしました。
このときは、水分にビタミン剤を入れる方法を教えてもらっています。
◆2020.08.14【新旧の病院による皮下点滴の方法を比較~新方式になじめない!】
2020年夏にクロの甲状腺機能亢進症が発覚したのですが、ほぼ同時期、かかりつけ病院が長期休業へ。
転院先では皮下点滴の方法が違ったため、ふたたび一からマスターすることになりました。
ちなみに旧病院は落下式。
新病院はシリンジ式ですが、この記事ではなんとか落下式でやらせてもらおうと苦戦中。
◆2020.09.11【シリンジ方式の輸液に初挑戦~詳細手順メモ】
新病院で出されたラインや針が落下式にあまり適さず、しぶしぶシリンジ式へ移行しました。
慣れてみるとこちらのほうが楽な部分もあるのですが、シリンジ代が追加されコストはかさみます。
現在は先生が復帰した旧病院で、シロ用の点滴(落下式)も出してもらっているため、うちでは状況に応じてふたつの方式を併用するようになりました。
クロは2日に1度、シロは3日に1度なので、定期的に2匹同時におこなうタイミングがあります。
2匹のときは落下式、1匹だけのときはシリンジ式でおこなっています。
◆2020.11.13「まんがで読むはじめての猫のターミナルケア・看取り」を読んでみた~複数視点による看取り本
チョビを見送ったあとなかなか喪失感が埋まらず、今後のヒントをもとめてターミナルケアの本を購入。
腎臓病に特化した内容ではありませんが、初心者向けに皮下点滴の解説がけっこうくわしく載っています。
点滴初期の苦労時代
皮下輸液との悪戦苦闘の歴史です(笑)
時系列で並べてみました。
うまくできて天狗になるとすぐスランプがきて…というのを何度か繰り返しましたが、1年ほどで私もクロも慣れていきました。
2014年
◆2014.08.01 自宅で皮下輸液開始
初めての点滴を目前にひかえたときの心境がつづられています。
今読んでも当時の動揺と不安がよみがえりますね(笑)
◆2014.08.03 自宅皮下輸液の感想
こちらは初点滴を終えた感想です。
◆2014.08.05 皮下輸液がダメダメな日
慣れないうちは、どうしてもうまくいかない日ってありますよね………
◆2014.09.16【風邪でも輸液で70点!】
回数をかさね、少しなれてきて若干調子にのってます。
◆2014.09.21【輸液スランプは大波小波】
するとやってくるのがスランプ……
この時期は連日の点滴のせいで、かなり精神不安定だった記憶がありますね。
◆2014.12.08【輸液バトルで顔に青タン】
輸液がうまくいかなかったときの、単なるグチです。
輸液スランプとストレスがかさなりだいぶ壊れてます。
さいわいこのあとは次第に慣れたようで、輸液の失敗や愚痴がテーマになることはなくなっていきました。
点滴周辺グッズ
点滴で使うものなどについての解説がある記事は、このへん。
◆2014.09.08【非常用に輸液の在庫を確保】
当初、かさばる輸液は少量ずつもらって保管していました。
何かあったときに足りなくならないように多めにもらう必要性を感じた時期です。
◆2015.10.16【自宅輸液や強制給餌に使えそうなバッグ!】
点滴に使えそうということで、当時nekozukiさんが出したばかりだった保定バッグや保定マスク?についてとりあげています。
この保定バッグ、発売当初はまだ安かったんですよね。
今はかなり値上げされてしまい、私も手が出せなくなってそのままです…
◆2016.02.15【猫に輸液するときの消毒綿・うちで使った3種類を比較】
少々マニアックなアルコール綿レポ。
◆2018.04.06【一度に2匹の輸液用・高コスパ消毒綿アルウエッティを試してみた】
少々マニアックなアルコール綿レポその2。
◆2018.07.13【絶望の検査結果と、奇跡の回復力・退院への希望】
フクの闘病時の記事。
おなじみのソルラクトではなく、生理食塩水を使った点滴について少しふれています。
◆2020.09.25【チョビの脳腫瘍闘病:介護とグッズ編】
ゆたんぽやアルコール綿などについて、改めてふれた記事です。
◆2021.03.05【最近買ったものと、セールで買う予定の猫用品】
ニプロのシリンジをネットでまとめ買いしようと考えていたときの記事。
その後新しい病院でシリンジをネット購入させてもらえるか相談しましたが……
「ネットで買ったぶんの使用済みシリンジは、病院では廃棄物として引き取れない」といわれてしまい(まあ当然ですよね)、ネットでの定期購入はあきらめました。
現在は基本的に病院で購入したものを使っています。
点滴だけに頼らない水分摂取
◆2019.01.04【ブログのおすすめ記事をまとめました】
定期的な点滴も大事ですが、いちばん吸収が良いのは経口での水分摂取。
口からもきちんと飲んでもらえるよう、並行して対策しています。
まとめ
なんだかんだと皮下輸液歴も8年目。
とはいえ、たんなるイチ世話係ですので、秘訣をえらそうに語る資格はありません。
自分なりに悩みながらつかんできたコツ(?)のようなものを、シェアすることで誰かのお役にたてると良いのですが。
私が感じたのは、「点滴はこわくないと猫自身にわかってもらう」ことが重要だということです。
そのためにはなるべくいやな思いをさせないようにする。
人間がリラックスして点滴できるようになることも大切。
(ここが一番むずかしい…)
こちらが緊張していると、なぜか猫にバレちゃうんですよね。
たとえば、点滴前後に怒らない、強引に連れてこない(=怯えさせない)とか。
輸液の温度に気を付けてひやっと感をへらすとか。
点滴中も寒くないように、あたたかい部屋で、ゆたんぽを使ってもらうとか。
点滴中はたくさんなでたりほめたりして、いい気分になってもらうとか。
おわったらあげるお気に入りのおやつまでをセットにするとか。
どうぞ猫さんの個性にあわせたここちよい点滴環境を、とことん模索してあげてください。
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