保護猫・フクの入院記録がつづいており、興味のないかたにはもうしわけありません。
今回も、前回更新以降の状況をまとめました。
7月9日(月)運命の血液検査
この日の検査結果が、今後の治療の方向性をきめることになっています。
二度目の入院以降、可能なことはすべておこない、全力で数値改善をめざしてきました。
数値がさがっていれば、退院にむけてじょじょに調整。
これだけやってもさがっていなければ……そのときあらためて対応を考える。
そういう予定になっていました。
検査結果は……
ざんねんながら、数値改善、ならず。
肝臓の数値はさがっていましたが、それ以外の部分はすべて悪化していました。
前回は基準値内だったリンまでおおはばにあがっています。
この数値でこれだけ元気なのが不思議なくらいだと看護師さんにおどろかれました。
フクは、気力も生命力も、もともとつよい猫だったのでしょうね。
予想以上にわるい結果となってしまいました。
考えられるフクの現状
5月までの数値はそこそこおちついていたので、
食欲不振はてっきり口内炎からくるものと思いこんでいました。
病院(おもに看護師さん)の見たてによると、
- これまで腎臓から食道チューブになった猫でも、ここまで連続して吐きだすケースはなかった。
- 最初のチューブ吐きだしのきっかけとなった嘔吐も、腎臓の数値的にはまだそこまで気もちわるくなるレベルではなかったはず。
- ここまでひんぱんに吐くのは、おそらく胃腸が過敏になっているせいではないか。
- ということは、この前のレントゲンに写らなかった部分になにかしらの問題があり、それによって過敏になっているのかもしれない。
と、こんな感じでした。
今後について
でも、どうにかして家にはつれて帰ってあげたい。
絶望のなかで、看護師さんといっしょにきめた方針がこちら。
・いま注射と静脈点滴でいれている薬剤をできるだけ経口(チューブ注入)へ切りかえ、自宅でもコントロールできるかたちにもっていく。
・静脈から皮下点滴へ切りかえてみて、吐きけがコントロールできるかしばらく観察し、なんとかなりそうであれば退院へ。
・退院後、経口薬だけで吐きけがでるようであれば数日に一度通院し、吐きけどめの注射を打つ。
・それでも確実に吐きけはおさえきれなくなっていくし、チューブもまた吐きもどしてしまうかもしれない。
・そうなった場合にどうするのかは、考えておいてほしい。
(栄養をとれない状態のまま自宅で介護するのか、点滴でおぎないながら入院で延命するのか、など)
つきつけられた現実に目の前がまっくらになりました。
ほんの一ヶ月前までは、こんなことになるなんて夢にも思ってもいなかったのに。
7月10日(火)すこしずつ元気が戻ってくる
当初は私も落ちこみがはげしく、フクに会いにいくのもくつらく感じました。
でもこの日いってみたら、なぜかとても気分がよさそう。
逆に私がフクに元気づけられたかんじです。
フクががんばっているのに、私がひとりでめそめそしてどうする。
いっしょにがんばらなくちゃ。
退院してうちに帰れたとしても、体調はおそらく悪化していきます。
どうしてもおさえられなくなったとき、私はいったいどうするのか。
フクにのこされた時間はあとどれだけあるのか、私にはわかりません。
それでも希望をすてず、毎日の、今このときを大切にしたい。
フクは私にとって、猫の腎不全をみとどける、最初の猫になるのかもしれません。
2018年10月14日 追記 この日のフクの動画をアップしました。
7月11日(水)帰る気まんまん
ところが。
意外や意外。
こちらの落ちこみをよそに、なぜか日ごとパワーアップしていくフク。
いまのところは経口(といってもチューブ経由ですが)の吐きけどめが効をそうし、
やるきまんまん、帰る気まんまん。
気になっていた目やにやよだれのガビガビも、持参した蒸しタオルできれいさっぱり。
エリザベスカラーについていたヨダレ汚れもふきとりました。
お顔もカラーもピカピカです。
フクもすっきりして気もちよくなったのか、スリスリゴロゴロ、ゴキゲンでした。
ゴキゲンすぎておなかだしてます。
さらにヒートアップして、お部屋からおちそう。
これはうれしい誤算でした。
7月12日(木)方針が変更に
数値的な部分はわかりませんが、フクの回復力に先生も看護師さんもびっくりです。
あまりの変化で今後の方向性が変更になりました。
先日きめた時点では、みな言葉にこそだしませんでしたが、
それでも家でおちつける時間をつくってあげるため、ダメもとでなんとか退院までもっていきましょう。
……という状況でした。
それが今回の時点では、
あらためて検査してみてすこしでも改善のきざしがあれば、このままもうしばらく静脈点滴をつづけてさらに毒素をだし、自宅の皮下輸液でも確実な延命をめざしましょう。
と、すこし前むきなものへ変更になりました。
これだけ連日静脈点滴しているのに、あまり貧血状態が悪化しないのも本当にラッキーです。
こんなところにも、フクの生命力のつよさがあらわれているのかもしれませんね。
ただ、元気そうにみえてじつは数値がすごくわるい、というのは
フクちゃんのお決まりパターン。
なので期待はしすぎないようにしていますが、希望はすてていません。
まずは次回の血液検査で吉とでるか凶とでるか。
どちらがでても、さいごまで伴走する覚悟はできました。
あとはフクちゃんの生きる力しだいです。
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コメント
身につまされます。
どうかフクちゃん持ち前の生命力で、回復が進みますように。心から祈ります。
返信は不要です。
Mさんもどうかご自愛を。
フクちゃん、お顔を綺麗にしてもらってスッキリしたことでしょう。
毎度記事を読みながら我が家の腎不全の子とダブって色んな思いがグルグルしています。
少しでもフクちゃんの気分が楽になりますよう祈っております!
Mさんも無理をされませんように…
こんばんは。
まずは、フクちゃん、Mさま、お疲れさまです。
フクちゃん、目力が以前にも増して、アップしてますね(*^-^*)
お顔もピカピカで、すっきり男前です。
感染症の子は、身ぎれいにすることは、大事ですよね。
フクちゃんは、高齢といっても、まだ若そうなので(12歳~15歳くらいかなと、、)数値は良くなくても、体力はあると思います。
フクちゃんは、キジトラの野性的な生命力を持っていると思います。
フクちゃんのペースで、回復してくれると、信じてますo(^-^)o
やはり、チューブから栄養摂取できているのも、大きいかと思います。
チューブを吐かないことを、祈ります。
静脈点滴で、貧血が悪化しないのは、毛並みは良さそうなので、脱水症状が少ないからかなと、思います。
とにかく、フクちゃんの生きるぞ~(=^_^=)の力と、Mさまの気持ちが、勝っていたのですね。
重なる、血液検査も少し心配ですが、フクちゃんの負担を気にかけて、頑張ってくださいね。
回復プランの中で、医師の言葉がほとんどないのは、気にかかりますが、、、、
精神的、経済的にと、負担はあるかと思いますが、フクちゃんとMさま、無理せず、回復目指してください。
ツイッターも拝見してます。コメント返信は、気になさらないでくださいね。
フクちゃん、まるで病気ではないような顔つきですね!!
お母さんの気持ちが通じたのでしょうか?!
ずっとチューブや輸液で大変な思いをしているのに、とても
健気で可愛いです。
どうぞ体調が落ち着きますように!!
Mさんも酷暑が続いておりますので、どうぞご自愛下さいね。
こんばんは。
ツイッター、拝見しました。
数値、すこしでも改善していて、よかったですね(^-^)
フクちゃんのお顔、日に日にパワーアップしてますね(*^-^*)
やはり、食道チューブから、安定して栄養摂取できているのが、回復につながっていると思います。
今回は、しっかり入院で体調安定して、フクちゃんのペースで、緩やかに復活できると信じてます。
クロちゃんとの、2ショットも、復活してもらいたいです。