【獣医さんに日ごろの疑問をぶつけてみた】

【広告】活性炭おやつ 「ネコジーン」
この記事は約8分で読めます。
ブログ内を検索

気のせいかもしれませんが、クロの毛づやがちょっぴり改善したように感じます。

 

クロ 2014/9/28

穏やかな時間が少しでも長く続きますように

 

Sponsored Link

さいきんのクロ

以前にくらべると、食がほそいながらも毎日ちゃんとごはんを食べてくれようになりました。

定期的な輸液と投薬、もしそれらのおかげであるとすれば、とてもうれしいことです。

でもやっぱりときおりもどしてしまったりするので、今の体重で必要なエネルギー量にたいしては、だいたい半分~2/3ていどしかとれていないようです。

 

吐きもどし対策

昔からいちどにたくさん食べるとはいてしまう傾向があるので、ウェットを出すときも10~15gくらいの小わけにしています。

今日ははじめてヒルズのk/d 缶をあけてみたのですが、クロはかなり気にいったようで、小わけ分の15gをいっきに食べてしまいました。

ヒルズ 猫用 k/d 缶(旧タイプ)※2017年現在販売終了
→現在のヒルズ猫用k/d缶はこちら

 

食いつきの良さにホッとしていたら1時間ほどでぜんぶ嘔吐………。

次回はもうすこし時間をかけて、ゆっくり手のひらから食べさせてみることにします

 

食欲の復活傾向・体重の減少傾向

9月なかばあたりからちょっと食事量がへっていて心配だったのですが、先週からまたすこしずつ復活してきているようで安心しました。

偶然かもしれませんが、もしかしてAHCCが効いていたりするのかも?

【ペット用AHCCって腎臓にも効くの?】
検索してみるとどうもキノコのなにからしいですね。いわゆる免疫アップ・体力増強系のサプリメントのようです。せっかくいただいたのだし試しに飲ませてみようと思ったのですが、心配なのは腎臓とのマッチング。「腎臓や肝臓が悪い場合は獣医師に要確認」と書いてあったので聞いてきました。

 

それでも、たぶん体重はちょっとずつへっている気がするので、来週あたり病院ではかってもらおうと思います。

 

次回のクロの予定

前回の検査から1ヶ月たつし、そろそろ血液検査も必要かもしれません。

あとできれば「肛門のう」のしぼりかたも、再破裂防止のために教わってきたいです。

肛門嚢(のう)破裂の発覚
朝ベッドのシーツを見ると薄く小さな血の染みがいくつか目にとまりました。ふとクロのお尻を見ると、肛門の横に人さし指の先くらいの穴ができており赤く肉が露出しています。ベッドの染みはそこからの出血のせいのようでした。診断の結果は「肛門嚢破裂(こうもんのうはれつ)」……。

 

先生に質問してみた

先日の記事でもちょっとかきましたが、前回病院に輸液をもらいにいったとき、先生にすこし時間をいただいて日ごろから疑問に思っていたことをいろいろうかがってきました。

前々から確認したかったことばかりなのですが、いつも病院がこんでいてなかなか切りだせず。

予約制の日曜日は先生もゆとりがあるようで、たっぷり時間をさいていただけました。

聞いてみた内容

このとき質問したのはこんな感じのことです。

・腎不全とペット用サプリメントAHCCについて(詳細は前々回の記事参照
・病院ごとに輸液の量や方法が違う理由について
輸液のやり方のコツについて
腎不全でのワクチン接種について
腎不全でのスポット剤(フロントラインなど)の使用について

 

先生の回答

以下、簡単に回答だけ。

脳内メモなので、もしかしたら私の勝手な解釈がはいっているかもしれません。

もし正確な回答をしりたい場合は、自分がいま通っている病院であらためて聞いてみるほうが確実かと思います。

◆AHCC

AHCCというサプリメントを、腎臓病の猫に使っても大丈夫でしょうか

サプリメントなので、薬にくらべればおそらく劇的な効果はないと思いますよ。

このていどの成分(キノコの粉末)なら腎臓病でも大丈夫そうなので、やりたければやっても構いません。

ただしようすをみながら少しずつためし、ちょっとでも異常を感じたらすぐ中止してくださいね。

 

◆病院ごとに輸液方法や量にちがいがあるのはなぜか

うちの病院では1回につき250ccの輸液パックを使いきりで、パックをフックなどにつり、重力にまかせて流しいれる方式です。

それ以外だと、500ccくらいのパックを数日にわけて使ったり、輸液するときに加圧して時間短縮をする方法があるようでした。

 

点滴の方法が病院ごとにちがうのはなぜですか?

 

量や方法のちがいは、各病院や獣医師の考えかたのちがいです。

その獣医師が何を重要視するかによって差がでます。

自分としては、シリンジより輸液パックから直接のほうが簡単だと考えています。

シリンジだと入れるときに圧をかけるのが大変ではないかと…※

※うちの先生はシリンジ輸液自体やったことがないらしいです。方法の差はもしかすると、その先生が大学で教わった方式のちがいなのかも……?

 

指示される点滴量がちがう理由は?

 

200ccを1日おきでも100ccを毎日でも、効果はともにあります。

しいて言えば「適量(この場合なら100cc)を毎日」のほうが体にはやさしいかもしれません。※

それ以外の量のちがいは、症状の進行度や体調などの差です。

軽度なら量もすくなくて良いし、深刻なら多くなります

 

※水分の吸収に関してという意味。回数がふえることによる皮膚への負担増はあるが、腎臓病の場合に重要なのは、皮膚<腎臓となる

 

ひとつの輸液パックを何回も使ってはいけないんですか?

 

250ccパックは使いきり専用なので、何回も使わないようにしてください。(感染症予防のため)

100ccパックは一般的でないためうちでは出していませんが、使いたければ取りよせられます。(ただし割高)

500ccのパックを数回にわけて使う方法もありますが、最長2週間までです。

その場合、感染症のリスクを減らすために長いラインを使ったり、点滴後針をすぐ交換しておいたりする必要があります

 

 

2022年追記 現在はクロとシロ2匹分点滴しているので、500ccパックにライン差しっぱなしで針だけ交換するやり方に切り替えました。(病院から許可もらってます。)クロの転院先ではシリンジ方式だったため、そちらも併用中。

【シリンジ方式の輸液に初挑戦~詳細手順メモ】
猫の皮下輸液は大きくわけると重力落下式とシリンジ式の2種類があります。ただそれぞれ微妙に違うパーツや組み合わせがあるので、バリエーションは無数。これまですっと慣れ親しんだやり方をいきなり変更するのは容易ではありませんでした。今回は、私が初めて経験したシリンジ方式について詳しく記録しておきます。

 

◆針の刺し方のコツ

針がうまく刺せないのですが、なにかコツはありますか?

皮膚を三角に持ちあげて、そこに水平に刺す感じでやってみてください。

針の皮膚つきぬけが心配なら、まず先っちょだけさして、輸液がちゃんとはいるのを確認してから深くさしこむと良いですよ。

いっきに勢いよく刺すと突きぬけもしやすいので、ゆっくり確実にさすほうがおすすめです。

とにかく、確実におこなうことが最重要ですね。

あと針を何度も刺しなおすと先がにぶって痛くなるので、そのときは交換してあげてください

 

◆腎臓病でもワクチンは打てるのか

予防接種は腎臓病の猫に負担になりませんか?

基本的に、ワクチンによって腎臓病が悪化することはないです。

むしろ病院内でほかの動物に接触する可能性や、家から脱走する可能性などを考えると、今後の免疫低下もあるのでリスク回避のためやったほうが良いかもしれません

 

◆ワクチンの頻度(1年がよいのか、それ以上でも良いのか)

海外では、予防接種は数年に1回のペースをすすめられることもあると聞いたのですが

海外のワクチン事情はちがうのかもしれませんが……

日本のものは1年に1回の接種を想定してつくられているので、それ以外の指導はできないんですよ。

1年に1回というのが基本になります

 

※以前ネットで、「ワクチン接種は毎年やらないほうが良い」とする意見を見かけたことがあったので、いちおう確認のために聞いてみました。
このへんは病院や先生によっても考え方のちがいがあるようなので、かかりつけの指導にしたがうのが確実かと思います。
先生の考え方に納得がいかない場合は、考え方に納得できる病院へ変更するのもひとつの方法です。

 

◆ノミの薬

腎臓病でもスポット薬は使えますか?

たらすタイプは体内に吸収されないので、とくに影響ありません。

腎臓病でも大丈夫ですよ。

 

※今年の夏はどこからかノミが入りこみ、我がやでは人間にもノミ被害がありました。
完全家猫だからと気をぬいていましたが、人間が持ちこむ可能性もあるのでスポット薬はやはり必須みたいですね。

 

うちでは現在、以前病院で処方されたのと同じ「マイフリーガード」を愛用中です。(病院には通販で購入・使用していることを申告済み。)

定番「フロントライン」と同等の効果で、もう少しお安く入手できるので助かってます。

 

 

以上、さんざん質問攻めにしたのに、請求は輸液と薬代のみ。

相談料的な請求はいっさいなしでした。

そういう部分は本当に商売っけがないというか、ありがたい病院だと思います(笑)

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。
ブログランキングに参加中です。応援いただけると励みになります

にほんブログ村 猫ブログ 猫 闘病生活(腎不全)へ

 

コメント