2016年から飲みはじめた食欲増進剤「レメロン」も、気づけばすでに3年目。
飲みはじめから現在までの変化を記録しておきます。
初めて処方されたときの記事。
レメロンについて改めて調べてみたときの記事。
レメロンの副作用や成分の詳細についてはこちらにまとまっています。
レメロンの投薬量と反応の変遷
病院から猫へ処方されたレメロンの量
レメロンは人間用のものが猫に流用されています。
おそらく有効成分15mgタイプの1錠を1/4に分割したもの(3.75mg相当量)が、猫の1回分としてだされました。
2016年夏、レメロン初回投薬時の量と反応
クロが急にごはんを食べなくなったのが2016年の夏ごろ。
病院の提案により食欲増進剤のレメロンを開始しました。
とくにうたがいもなく、処方されたとおりの量(1/4錠・3.75mg相当量)を夕食後に。
30分くらいでだんだんクロが興奮状態になり、せわしなく部屋をうごき、鳴きわめきはじめます。
レメロンでみられる副作用の一種だと、のちに知りました。
昨日もらった食欲増進剤が夜中に効きだして、一晩中ごはんクレクレ大騒ぎで眠れませんでした…。でもだした大半はコレジャナイと言われるし。本猫もなんだか困惑気味で、結局夜中食べたのは10gたらず。 pic.twitter.com/2e8HCODoU5
— kuro@腎不全猫 (@kuro_kidney) July 19, 2016
突然のクロの変化に私も動揺し、このときは不安でほとんど眠れませんでした。
さいわい翌日にはあるていどおさまりましたが……。
ただふしぎなことに、食欲は2~3週間くらいなんとなく持続していました。
2回目投薬時の反応
検索で「のませる量を半分にしたらあまり興奮しなかった」というブログ記事を目にし、ためしに2回目は処方量の半分(1/8錠・1.88mg相当)に減薬。
これでだいぶ状態がおちついたものの、まだいくらか興奮傾向だったため、さらに減薬して処方量の1/3(1/12錠・1.25mg相当)に調整しました。
クロにはこの量がちょうどよかったらしく、興奮がほとんどでないうえに食欲増進効果も1週間ほど継続。
このあと昨年にはいるまでの約1年半ほど、月に4~5回の投薬でそこそこの食欲というかなりありがたい状態をキープすることができました。
なんとなく効果が薄れてきた時期(2018年1月頃~)
処方量の1/3(1/12錠・1.25mg相当)では食欲が3~4日しかつづかなくなりました。
食欲をアップするには、飲ませる薬の量をふやすか、量はこのままで回数をふやすか。
迷ったすえ、量はかえずに2日に1度のませるペースへ変更。
2018年の春くらいまでは、その量でなんとかギリギリ体重が維持できていました。
(クロの体重はこれまでずっと4.5kg前後で、ここ数年は平均4.4kgでした。)
さらに効果が薄れてきた時期(2018年春頃~)
春以降は保護猫フクの体調がだんだんとおちていったため、そちらの世話で手一杯になりクロのごはんをあまりちゃんとみてあげられなくなりました。
結果的にズルズルと体重が減少…。
夏には4.2kg台までいくこともしばしばでした。
この時期、苦渋の選択で薬をまた増量しています。
処方量の1/3(1/12錠・1.25mg相当)から、処方量の半分(1/8錠・1.88mg相当)へ。
薬の量がふえたので、ペースはふたたび3~4日に1度にもどしました。
さらに朝晩、スペシフィックFKW25gずつの強制給餌も再開。
もっと効果が薄れてきた時期(2018年秋頃~)
体重はいったん4.4kg前後までもどしましたが、気をぬくとすぐ4.2~4.3kgに。
強制給餌をおこなっても体重減少がとまらないため、薬を飲ませる回数を2日に1度へふやしました。
(処方量の半分、1/8錠・1.88mg相当)
それでも減少がとまらず、さらに増量。
ついに処方量そのままの、1/4錠・3.75mg相当量へ。
のませる回数は3~4日に1度です。
さすがにまた副作用がでるのでは?とおそるおそるの投薬でしたが、今回の増量では初回のようなつよい興奮状態はほとんどありません。
副作用がすくないことはよろこばしいものの、薬への耐性ができてしまったのかと考えると不安になります。
その後また、2018年の末あたりから体重が4.1~4.2kgで低迷するようになりました。
薬の効果自体がでにくくなってきた現在(2019年7月)
体重は4.0kg前後をうろうろしており、かろうじて4kg台を維持しているかんじです。
3~4日に1度のレメロン1/4錠(3.75mg相当)でも効果がでなくなり、さいきんは2日に1度ペースになりました。
それでもどうかするとすぐ食べなくなるため、強制給餌の回数をふやしています。
レメロンを飲んだ直後はわずかにおたけびや興奮がみられますが、ウェットフードを食べさせるときいっしょにレメロンを飲ませてみたところ、興奮状態のあらわれかたがマイルドになった気がします。
空腹時にのませると、ちょっとききすぎていたのかもしれません。
体重維持のためにやっていること
体重の変化をみのがさないよう、毎朝かならず体重測定しています。
さらにFKW、ロイカナパウチ、k/d缶などをローテーションで25gずつ、1日3回(朝・昼or夕方・夜)。
ウェットはすすんで食べないので完全強制給餌です。
ドライフードもそのときどきで食べるものをローテーション。
(お皿は出しっぱなし)
いまはデトレとプロフェッショナル・バランスがお気にいりのようです。
※フードえらびで迷われていたらこちらの記事もどうぞ。
将来レメロンがまったくきかなくなったときは…
可能なかぎりレメロンの増量と強制給餌でもたせるつもりですが、その先についてはまだ結論がだせていません。
また、食欲増進剤の種類をかえることで耐性に対応できるのかどうか、そのへんもまだ確認はとれていません。
(そもそもレメロンの耐性についてはなにも説明されていないですし)
幸か不幸か、クロはもともと少々ぽっちゃり気味だったこともあり体重がへったとはいえまだギリギリ4kg台。
できるかぎり体重をおとさないようがんばりながら、病院とも相談して、どうしていくのがクロにとって最善なのかすこしずつさぐっていけたらなぁと思っています。
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