フクが亡くなって以降、残された猫たちはそれなりに穏やかな日々を送っていました。
ところが秋ごろからチョビの体にちょっとしたほころびが出はじめ……
結論からいえば、チョビの体には想像以上に深刻なものがかくれていました。
脳の病です。
備忘録もかね、チョビに異変が出る直前から今までの流れを、ざっとまとめてみました。
体調に問題がなかった時期
7月 血液検査(異常なし)
耳の異常
9月ごろ 耳の汚れを確認
この時期のチョビはたまに耳を気にするそぶりがあったり、
ひんぱんに顔をあらったりしていたようです。
10/8 耳治療(1回目)
チョビの日々の体調チェックは父がおこなっていたのですが、
耳まではチェックしていなかったようです。
病院翌日のチョビ。鎮静かけて念入りに掃除されたので、まだ耳の中が赤いですね。薬を飲んだら痒みが和らいだらしく耳を掻かなくなったのでエリザベスカラーは外しました。来週再通院。#cat #ねこ #猫 #サビ猫 #高齢猫 #猫の耳の病気 #猫の耳掃除 pic.twitter.com/hY8ez3HKeu
— kuro@腎不全猫 (@kuro_kidney) October 9, 2019
10/15 耳治療(2回目)
外耳炎と診断された耳は、なかなかきれいになりませんでした。
それでもこの時点では鼓膜が見えるくらいには改善しており、
(当初は鼓膜どころのさわぎではないくらい汚れがびっしりでした。)
「右の鼓膜はもしかするともうないかもしれない」といわれ愕然。
10/27 耳治療(3回目)
あいかわらず汚れはあるものの、だいぶ耳の中が見えるように。
チョビ、病院で3度目の耳掃除へ。右はやはり鼓膜が無くなっている可能性が高い。何度掃除してもすぐ汚れてくるので、点耳薬によるケアへ移行となりました。どこまで改善できるかなぁ。#cat #猫 #ねこ #ネコ #猫の外耳炎 #猫の耳掃除 #サビ猫 #高齢猫 #猫の腎不全とおつきあい pic.twitter.com/hymHf9E7Gs
— kuro@腎不全猫 (@kuro_kidney) October 27, 2019
チョビ用に病院でもらった点耳薬、犬用ってあるけど大丈夫かなー。まあこの手の症状は犬に多くて猫は珍しいという話なので、薬も犬用しかないのかも。#ミミピュア #耳ピュア pic.twitter.com/oNG9RSHgSg
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ひと月ほど薬を続けるうちに耳はだいぶスッキリしてきたようです。
眼の異常
チョビもやっと落ち着いて過ごせるかと思い始めた矢先のことでした。
11/25 眼の異常発覚(左瞳孔拡大)
ある日とつぜん父がこんなことを言ってきました。
「チョビの眼になんだか違和感があるんだけど、ちょっと確認してくれない?」
あらためて見てみると、あきらかに瞳孔の大きさが左右でちがいます。
チョビの瞳孔が片方おかしい。左が開きっぱなし?心配なので明日病院で診てもらいます。これまで大したトラブルもなく過ごしてきたけど、ここにきてさすがのチョビも色々出てきました。若く見えるけどもう15歳だしなぁ。#cat #猫 #ネコ #ねこ #サビ猫 #高齢猫 #猫の瞳孔非対称 pic.twitter.com/WW5d4XndoU
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11/26 病院で眼の診察
眼の異常が出てからのチョビは、以前の元気あふれるようすから一転。
先ほど病院から戻ったチョビ。しょんぼりしてます。母によると数日前から何となく覇気がなかったそう。数日様子見になりましたが、その間に少しでも改善されると良いな。神経の異常等でないことを祈ります。#cat #猫 #ねこ #ネコ #サビ猫 #高齢猫 #猫の瞳孔非対称 #猫の腎不全とおつきあい pic.twitter.com/4NwM4KW98R
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「瞳孔の異常はおさまることもあるので、数日くらい様子を見てください」
と言われ、治癒を願いつつ見守っていましたが……
異変から2日目、今朝のチョビの瞳孔。左が大きいまま変化なしでした。#cat #猫 #ネコ #ねこ #サビ猫 #高齢猫 #猫の瞳孔非対称 #猫の腎不全とおつきあい pic.twitter.com/6D0a48Uwzd
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今朝のチョビ。瞳孔治りませんね…。明日は目のお薬もらってこようと思います。#cat #猫 #ねこ #ネコ #サビ猫 #高齢猫 #猫の瞳孔非対称 #猫の目の病気 #猫の腎不全とおつきあい pic.twitter.com/q8MgLnSpy7
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11/29 病院で眼の診察
治療を一段階すすめ、点眼薬を始めました。
相変わらず開きっぱなしのチョビの左瞳孔。今日、治療用に点眼薬をもらってきました。一日3回、数日使ってみて変化がなければ再通院です。#cat #猫 #ネコ #ねこ #サビ猫 #高齢猫 #猫の瞳孔非対称 #猫の目の病気 #猫の腎不全とおつきあい #サンピロ pic.twitter.com/qSNmfJdOhh
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目薬によって、一時的ですが瞳孔の収縮が確認。
チョビ用に出された目薬はこちら。サンピロ点眼液2%#サンピロ #サンピロは緑内障の薬 #猫の目の病気 #猫の瞳孔非対称 #猫の腎不全とおつきあい pic.twitter.com/Yb139ATqH5
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目薬はこのまましばらく続けることになりました。
チョビの目薬2日目。ほんの少し右の瞳孔が収縮してます。しばらく続けたら改善していくのでしょうか?? #cat #猫 #ネコ #ねこ#サビ猫 #高齢猫 #猫の瞳孔非対称 #猫の目の病気 #サンピロ #猫の腎不全とおつきあい pic.twitter.com/ahcSLWndFL
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行動の異常
眼のせいか以前ほどの元気はないものの、食欲もトイレもふつうにあります。
このまま良くなってくれるといいなぁと毎日せっせと薬をつかっていました。
12月上旬 チョビ、母に足を踏まれる
これまではほとんどなかったのですが、
チョビが前足を母に踏まれるという事故があり、チョビがものすごい悲鳴をあげたそうです。
眼に違和感のあるチョビと、足が不自由になってきた母。
母を強く責めるわけにもいかず、ひたすらチョビに謝るのみ。
12月中旬 行動に異変(徘徊、イラつきなど)
毎日目薬さしていても、チョビの瞳孔はこの程度の反応止まり。薬の効き目がなくなるとまた全開に戻る。今後の対応については近々病院で相談してきます。#cat #猫 #ネコ #ねこ #サビ猫 #高齢猫 #猫の瞳孔非対称 #猫の目の病気 #猫の腎不全とおつきあい #サンピロ pic.twitter.com/aEtJQ52swz
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まだ眼に気を取られていましたが、
すこしずつ「あれ?」と思う行動がふえ始めました。
12月下旬 高いところに上がれなくなる
階段の上り下りが一段ずつになり、以前の機敏な動きを見かけなくなりました。
お気に入りだった猫タワーにもいつの間にか上らないように。
「チョビもそろそろ老化が始まってきたのかな?」と話していました。
12月中旬 徘徊とケンカ
チョビはやたらイライラしていることがふえていました。
度々床にシロの毛が散っていたので、シロがチョビにしつこくしたかと思ったのですが、
チョビからシロにケンカをふっかけ、激しく攻撃しているところを目撃。
その様子が尋常ではなく、逃げているのにしつように追い掛け回していました。
私もさすがにこれはちょっとヘンだ、と思い始めます。
同じころから部屋をあちこちチェックするように徘徊する謎の行動が始まり、
イライラが高じてのことだろうかと思っていました。
12/22 血液検査で異常数値
眼の具合を診てもらいにかかりつけの動物病院へ。
一緒にイライラや徘徊についても相談しました。
前回の検査から半年たつので、軽い気持ちで血液検査も依頼。
すると一部にとびぬけて異常な数値が出てしまい、
もしかしてこれは何か大きなものが隠れているのでは?と不安に…。
チョビの眼の経過を診てもらいに病院へ。
ここ数日落ち着きがなく様子が変だったので、念のため血液検査してもらったところ謎の筋炎反応が。
アンチノールを飲ませて様子見し、来週再診察となりました。
チョビは耳以降トラブル続発でなんだか不憫です。 pic.twitter.com/kt4i9idM3r— kuro@腎不全猫 (@kuro_kidney) December 22, 2019
病院から帰宅後、母が「そういえばチョビの足を踏んだ」と申告してきました。
※前出の「12月上旬」
きっとそのせいだ、足が踏まれて炎症になっているんだ、と一旦納得。
翌日の仕事帰りに痛み止めをもらってくることにしました。
12/23 鎮痛剤を飲ませるも変化なし
痛み?で落ち着かないチョビに、簡易ケージの寝床を用意。昨夜は中でゆっくり寝ていたそうです。今日は病院で痛み止めもらってきます。使用したケージは春に購入したこちら。→ https://t.co/RUIlP46FEV#簡易ケージ #猫壱 #猫の寝床 pic.twitter.com/MsYlVzdtDN
— kuro@腎不全猫 (@kuro_kidney) December 22, 2019
これが効けば足が原因だと断定することができます。
すがるような思いで痛み止めを飲ませました。
チョビの薬を3日分もらってきました。半錠ずつパックされてるのが胃薬、銀色のシートが痛み止め。痛み止めは胃が荒れるので胃薬併用だそうです。お薬が効いて楽になりますように。#猫の薬 #猫の腎不全とおつきあい pic.twitter.com/oL2Znd1ZCW
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12/24 右旋回しはじめる
残念ながら、痛み止め投与後も症状変わらずでますます原因不明です。
部屋の中をひたすらグルグル徘徊したり、暖かくもないフローリングにうつ伏せになったり。
認知症なんじゃ?と家族も訝しがっています。
とにかくこの異常の原因が知りたい。 pic.twitter.com/HFxD141DLf— kuro@腎不全猫 (@kuro_kidney) December 24, 2019
どう考えてもおかしい行動がふえ、不安が増していきます。
いてもたってもいられず、なじみの看護師さん(動物病院の)に現状を相談。
※下ではメールとありますが、実際はショートメール(メッセージ)です。
結局検査予約とサプリメントのため、私だけ病院に足を運びました。
メールで今朝からのチョビの旋回について相談したところ、おそらく脳だろうということに。眼のこともあるので大きな病院で一度精密検査となりました。
予約が取れるまでのつなぎに、脳に効果が期待できるというサプリメントを教えて頂き二週間分購入。
親指の爪くらいあって大きい😱 ピルカッター必須 pic.twitter.com/7XGLQQtL8x— kuro@腎不全猫 (@kuro_kidney) December 24, 2019
年末年始が入るのですぐには検査してもらえないかも、という予想に反し
とんとん拍子で予約成立。
精密検査の予約、明日とれました。最悪の状況も踏まえて色々覚悟しておきたい。もしかしたらもうあの気高い女王様には戻れないかもしれないけれど、チョビはチョビだよ。私達はあなたを愛してるよ。#cat #猫 #ねこ #ネコ #高齢猫 #サビ猫 #猫の病気 #精密検査 #猫の腎不全とおつきあい pic.twitter.com/LNt6grz5go
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これではっきりする、きっと大丈夫たいしたことない、という思いと
重大な結果が出たら、私達はそれに耐えられるんだろうかという思い。
この日はなかなか夜寝付けませんでした。
精密検査を受ける
12/26 精密検査で脳に異常
二次診療の病院へ。
タクシーで1時間ちょっとと、ひんぱんに通うのはきつい場所にあります。
そして。
チョビの精密検査へ。MRIで脳幹に白い「何か」がありました。髄液の検査結果が2週間後。FIPかリンパ種であればそこでわかるそうで、そちらが白の場合は脳腫瘍の可能性大。いずれにせよ深刻ですが、脳が原因とわかっただけでも良かったです。#猫の病気 #猫の脳腫瘍 #動物病院 #猫の腎不全とおつきあい pic.twitter.com/089ikYHzYN
— kuro@腎不全猫 (@kuro_kidney) December 26, 2019
想像していた中でも、最悪の結果を伝えられてしまいました。
現在のチョビ。
※後頭部がハゲているのは検査で髄液を抜いたためです。
私の印象ではおそらく脳腫瘍ではないかと。
今回は患部が脳幹というかなり難しい場所なので、手術はできません。
とにかく、今回のチョビのケースは進行が早い気がします。
昨日できたことが、もう今日にはできなくなっていたりする感じです。
今日はまだすこしご飯を食べてくれましたが、明日も食べられるかはわかりません。
病名確定予定
1/9 髄液検査の結果確認
年明けに結果を聞きにいき、この時点で正式に病名が確定します。
ただ、この症状の進み具合を考えると、
チョビを連れていけるかどうかはわかりません。
さいごに
今回はとりあえず、現時点までの状況をざっとまとめました。
次回までにまとめる元気があれば、
チョビの検査結果や病状の説明などを記録しておきたいと思います。
コメント
チョビちゃんの目の症状は、我が家のフキちゃんにそっくりで心配していました。
フキちゃんも左目の黒目が大きくなり、病院に行きましたが、フキちゃんの激しい抵抗から検査は出来なかったです。
しかし、これと言っては変わらなかったですが、だんだん痴呆のような症状が出ました。あと、目が見えなくなって行ったと思います。
フキちゃんは旅立つ直前の血液検査も悪くはなかったですが、病院の先生はたぶん脳腫瘍だと話していらっしゃいました。
どうかチョビちゃんが穏やかな時間が過ごせますように…。
コモモおかあちゃんさん
ごぶさたしてます!コメントをありがとうございます <(_ _)>
年末からの混乱でお返事がおそくなり申し訳ありません。
フキさんも似たような症状だったのですね。
やはりチョビと同じように脳になにかできていたのかもしれませんね。
チョビの場合は患部が生命維持に直結する脳幹なので、もしかしたらフキさんよりもさらに過酷な症状が出るかもしれません。
これからどうなっていくか私も正直怖いのですが……逃げずに最後まで向き合おうと思っています。
応援していただけるとうれしいです。