あけましておめでとうございます。
年末年始でちょっと更新ペースが乱れてしまいました。
金曜に見にきていただいた方がいらしたらすみません。
2020年、クロは闘病開始から6年目となりました。
昨年はごく親しい友人を亡くしたり(まだ立ち直れてません…)、
Google検索からのブログ流入が激減して更新モチベーションが落ちてしまったり、
これまでほとんど病気しらずだったチョビに深刻な病がみつかったりと、
個人的にはなかなかしんどいこと、つらいことの多い年だった気がします。
(特に年後半)
それでもこのブログを通じて知りあった方々に直接お会いできたり、
新しい場所での展覧会に参加できたりと、すばらしい経験をすることもできました。
メゲそうになることもしばしばですが、人生山あり谷あり。
つらいことだけが続くということもきっとないはずです。
なんとか日々、うまく気持ちをコントロールしつつ
色々あきらめずにもうちょっとがんばってみようと思います。
検査後のチョビの体調変化
前回の更新で、チョビの精密検査までのいきさつをまとめました。
今回の更新ではチョビの検査結果の詳細を書くつもりだったのですが、
一部の結果がまだ出ておらず病名も確定していないため
1月9日の確定を待ってから、あらためてご報告しようと思います。
今回は、検査後のチョビの体調の変化具合について、すこしまとめてみます。
検査前日(12/25)
検査にいく前日は下の写真のようなようすで、首をあげることすらできませんでした。
寝ていないときはひたすらグルグルと部屋を旋回。
つかれると床の上ではいつくばって休み、また旋回のくり返し。
ごはんを食べないのでシリコンスプーンでウェットなどを強制給餌しようとするのですが
歯をくいしばった状態のまま硬直していて口が開かず、
シリンジで水を飲ませるのも一苦労でした。
検査当日(12/26)※ステロイド投薬1日目
検査当日の朝にはさらに悪化しており、自分で体を支えることができない状態に。
イスに乗せてやってもずるずると落ちてしまってあぶないので、
病院へ出かけるまでのあいだ、簡易ケージに入ってもらいます。
検査した病院からはとりあえずステロイドの錠剤を2週間分処方されました。
「病名がなんであれステロイドは今回の症状緩和に有効なので」ということです。
帰宅後に1回目のステロイドを飲ませましたが、まだめだった反応はなし。
食欲もほとんどありませんでした。
最終的な検査結果と病名確定は年明け1/9です。
検査翌日(12/27)※ステロイド投薬2日目
ステロイドのおかげか、狂ったような旋回行動は多少へってきました。
それでもやはりいくらかうろつきがちなので、
危険をさけるため、人の目がはなれるときはケージにイン。
食欲はまだあまりありませんが、好きなウェットを手のひらにのせてやると
すこしだけ食べてくれました。
仕事帰りに寄ったかかりつけ病院からは、食欲がなければ点滴をというアドバイス。
最低限脱水だけは避けたいので、チョビにも点滴をしていくことになりました。
検査2日後(12/28)※ステロイド投薬3日目
まだ大きな変化はありませんが、ステロイド開始前にくらべると
自力でなんとかイスに乗れ、顔もすこし上げられるようになりました。
ウェット以外にもドライフードを手のひらから数粒ずつなら食べてくれました。
検査3日後(12/29)※ステロイド投薬4日目
旋回がなくなり、ご飯も手のひらからなら食べてくれるように。
特にウェットは1回20~30gも食べてくれ、体力が戻り始めました。
ウンチも3日ぶりに出ました!(笑)
検査4日後(12/30)※ステロイド投薬5日目
ぼちぼち自分でも回復を実感しはじめたようです。
手のひらからしか食べなかったウェットも、器から食べられるようになりました。
ドライフードを食べる量もちょっとずつ増えてきています。
まだ眠っている時間が長いですが、眼や動きに力が出てきたようでした。
検査5日後(12/31)※ステロイド投薬6日目
このあたりから、本猫はもうほぼ治ったつもり ^^;
階段をダッシュで駆け上がっていくのを見て私は思わず腰をぬかしました。
この前日までの階段や段差移動は、父にだっこされていたのに……。
日向ぼっこをしにひとりで2階へ上がり、ごはんとトイレに自力で階段を下りてきました。
食欲も7割くらいまで回復。
ためしにこの日は点滴をおやすみしましたが、問題なしでした。
以後、以前並に食欲のあるときは点滴をせず、
補助として3日に1度くらい100mlのペースでおこなっています。(クロと同じ頻度)
検査6日後(1/1)※ステロイド投薬7日目
新年を迎え、なんだかもうすっかり全快した気でいるチョビさん。
つい数日前からは予想もできなかった元旦で、思わず私もムネアツです。(;A;)
階段は常に猛ダッシュだし、動きも以前のように機敏。
猫タワーにもまた飛び乗れるようになりました。
食欲が戻ってよく食べるようになったし、ウンチ・おしっこも元通り。
あんまり元気になりすぎて、あとでゆり戻しが来るんじゃないかと不安になります。
ただひとつ以前とちがうのは、ものすごく寂しんぼう、甘えんぼうになったこと。
父がいるときは常にそばにいたがり、移動すると足元に寄りそいます。
体のつらさを経験して、不安な気もちがしみついてしまったのかもしれません。
余談ですがこの翌日の1/2は妹一家がくることになっており、
その準備で一日バタバタしていたのでチョビの写真がとれませんでした。
結局妹一家からはインフルで全滅という連絡があり、一転して来客なしの静かなお正月へ。
検査8日後(1/3)※ステロイド投薬9日目
ほぼほぼ以前どおりの生活に。
薬の効果で一時的なものとはいえ、またこんな姿が見られるとは思っていませんでした。
まるで神様から贈り物をもらったような気持ちです。
一分一秒をムダにしないよう、私達も大切にすごしています。
検査9日後(1/4)※ステロイド投薬10日目
今日もチョビは元気に動き回っていました。
こうしていると先日までの姿が何か悪い夢だったかのような錯覚をおこします。
でも病巣は確実に脳に存在し、すこしずつ成長して周囲を圧迫していくのでしょう…。
さいごに
来週には病名がはっきりします。
くりかえしおこなった家族会議の結果、うちの方針としては以下のようになりました。
- リンパ腫で抗がん剤治療をするのであれば、治療はかかりつけでおこなう
- 脳腫瘍であれば、現実的でない放射線治療は希望しない
- できるだけチョビにとって痛みやストレスのすくない方法をえらぶ
- 症状の進行具合によっては安楽死も覚悟する(かかりつけ病院からの提案)
積極的に治療をおこなわないというのは、チョビがいちばんなついている父の決断です。
チョビが赤ちゃんのころからべたべたに可愛がってきた父にとって、
チョビはおそらく子や孫以上の存在でしょう。
その父が決めたことなので、今回はその方針を尊重しようということになりました。
チョビの性格やうちの経済状況を考慮すると、あるていど致し方ない部分もあります……。
それでも、私はまだ完全にあきらめたわけではありません。
栄養面やフードの見直し、サプリメントの使用なども続けながら、
私ができる範囲でサポートはおこなっていくつもりです。
これらの治療方針についてはいろいろなご意見があるものと思われますが、
初めての経験で迷いもありますため、きちんとお返事できないことが増えるかもしれません。
そんな場合でも、そっと見守っていただければさいわいです。
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