【気付くのが遅れた猫の外耳炎~チョビの右鼓膜はなくなっていた】

チョビ 2019/10/8

「(`Д´キ)(むぅーー!)」病院から戻った直後でゴキゲンななめのチョビ

ある日、たまたまちょっとみたチョビの耳のなか……

なんだかけっこう汚れているなぁ、と最初に気づいたのが9月のこと。

でもその時点ではとくに気にしたりかゆがったりするようすもなかったので、

「次の血液検査のときいっしょにみてもらえばいいか」とあまく考えていました。

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しだいに異変が…

ところが、だんだん目に見えてチョビがかゆがりだしました。

ときおり顔をぶるぶるっとふり、耳を気にしています。

こ、これは、多分すぐみてもらったほうがいいやつ!

いやな予感がしたので、その週末病院へつれていくことにしました。

病院では病名を言われなかったのですが、

あとからだんだんとチョビが「外耳炎」であることもわかりました。

外耳炎とは

耳の穴(耳介)から鼓膜までの間を「外耳」と言います。
その部分にできる炎症が外耳炎です。

引用 愛猫の外耳炎 原因と治療法・予防法を獣医師が解説!(アクサダイレクト)※以下同

炎症がつづくと粘膜がはれたまま定着してしまい、治療をしてももどらなくなります。

結果、耳道のスペースがとてもにせまくなって聞こえがわるくなることも。

猫は耳がいいので、目が見えなくなってもあるていどふつうに暮らせるのですが、

将来加齢などで目がわるくなったとき、耳がよくきこえないという弱点は

猫にとって命とりになりそうでとてもこわいです。

原因

さまざまな原因があります。
細菌や真菌が繁殖した場合、耳ダニなどの寄生虫がついた場合、また過敏性皮膚炎などのアレルギー症状や、植物の種などの異物が入り込んで刺激で炎症が起こる場合、あるいは外耳部分に腫瘍ができた場合、などが考えられますね。

治療法

外耳炎になった原因によって異なりますが、抗生剤や抗真菌剤、駆虫の薬が必要になります。そのときの症状などに応じて、点耳薬で治療をするケースや、内服や注射が必要なケースもあります。
また、治療の一環として耳道の洗浄を行いますが、あまりに炎症がひどい場合は薬で炎症が治まってから洗浄を行うこともあります。
慢性的な外耳炎を繰り返した結果、耳道が腫れて耳の穴が塞がれた状態になってしまったら、手術が必要になることもあります。

外耳炎治療1回目(2019年10月8日 火曜日)

両耳ともかなりの汚れかた。

とくに右は耳アカで耳道がほぼ完全閉鎖状態。

奥のほうまで耳アカびっしり、左もそれに負けずおとらずです。

私が耳をのぞいたときの印象では「けっこう汚れてるな~」くらいだったのですが、

目のとどかないさらに奥ではとんでもないことになっていたようでした。

こんなことにになった原因

チョビの場合はどうも、生まれつき耳道がほそかった可能性があるようです。

道がせまいと汚れもたまりやすい。

これまでトラブルがなかったのは、たんにまだ若かったからなのかもしれません。

なんらかの理由で汚れがたまりやすくなってしまい、

そこにわるい菌が増殖して炎症がおこって…というところでしょうか。

状態からすると、発症してからかなり時間もたっているようでした。

つまりずーーーーっとガマンしていたってことらしく、それもけっこうショックです。

だってぜんぜんそんなそぶり見せなかったし。

猫ってほんとうにいろんな不具合をかくす生物なんだなぁ……。

先日の血液検査のときも耳に不調があるなんてみじんも感じさせませんでした。

久々にチョビを連れて病院へ。今回の目的は血液検査と背中に見つけた小さなイボのチェックです。半年に一度が目標だったのに予定よりも間隔があいてしまいました。血液の数値で見る限りは腎機能に大きな変化なし。でも心なしか、じんわりBUN・Creが上がってきているような気もします。

そもそも外耳炎は犬におおく猫にはまれ

先生も、症状がでていなければふだんは耳の中まではチェックしないといっていました。

やはりいつもいっしょにすごす飼い主が、いちはやく気づいてあげるしかないんでしょうね。

最初の治療

病院でやってもらった耳アカ検査で発見されたのは、たくさんの細菌や真菌でした。

(マラセチアやら球菌やらなにやら、私も顕微鏡でみせてもらいました。)

ミミヒゼンダニの可能性もゼロではないので、念のためにとレボリューションを1回分処方。

参考 駆虫薬のえらびかたについてはこちらの記事にまとめてあります。
猫等の皮膚やお腹の虫を退治するのがペット用駆虫薬。薬剤は使用方法によりいくつかのタイプに分けられ、駆虫の対象も結構大きく違います。迷いがちな駆虫薬選びですが、今現在どんなものが入手できて何に効くのかを、一覧表にざっとまとめてみました。

ガスでチョビをねむらせ、時間をかけてみっちり両耳をおそうじしてくれました。

ほそいバキュームでこびりついた耳アカを吸いとるのですが、

中にアカがおおすぎて管がすぐつまってしまいます。

水分をあたえてアカをほぐしながら、ちょっとずつていねいに吸いとってくれました。

ところが!

あまりの量に1回ではとりきれなかったのです
(おそうじ時間もはじめにきいた15分ではおわらず、30分以上かかってますし…)

しばらく定期的にかよってください、といわれてしまいさらにショックです。

これは思ったよりおおごとだーーーー!

耳処置費用

このときにチョビの耳の処置にかかったお金はこんなかんじ。

吸入麻酔 3,000+税
耳処置 2,000+税
耳垢検査(塗沫染色) 1,000円+税
抗生物質感受性試験(院内) 3,000円+税
レボリューションプラス猫用(1回分) 1,500円+税
抗真菌薬(内服) 120円×7回(1日1錠)=840円+税

おまけ:チョビに腕をかまれた傷

病院につれて行くまえにうちで耳のなかをチェックしたのですが、

そのときにはげしい抵抗にあい、左手首をがっぷりかまれました。

穴は小さいですが、チョビのキバはえらくするどいため思いのほか重症です。

チョビに噛まれた傷 2019/10/8

がっつりかまれた(穴は上下のキバの2ヶ所))

うちは化膿しやすい家系なので、昔から刺し傷、かみ傷への対処はお手のもの。

たいていの場合は傷の奥にまで菌が押しこまれているので、

とにかくひたすら、血液ごと菌をしぼりだすことが重要!

うまくしぼれないときは口で吸いだします。

(口の粘膜から吸収されることもあるので、毒系のものではやめたほうがいいかも。)

今回もひたすらチューチューと血を吸っては吐きだし、吸っては吐きだし。

だいたいこれでおおごとにならないですみます。

あとはアルコールで消毒してバンソーコーをぺたり。

そのあとチョビをつれていったいつもの動物病院でも

看護師さんが応急処置をしてくれました。

チョビに噛まれた傷を応急処置してもらう 2019/10/8

動物病院で粘着包帯を巻いてもらう

傷口をひらいて水道水で念いりに洗い、消毒スプレーのあと抗生剤をぬって包帯で保湿。

2~3日はちょっと熱をもったかんじでしたが、さいわい悪化せずそのままおさまりました。

外耳炎治療2回目(2019年10月15日 火曜日)

1回目の治療で耳をかゆがらなくなったので、エリザベスカラーはとりました。

チョビ 2019/10/9

超フキゲン!(お掃除翌日でもまだ耳が赤い)

1週間、しっかり飲み薬をのんでもらってからの再診察。

でも……んーーーー、あれ??

あんまりきれいになってない……?

「これはかなりやっかいですね。よくなるまでちょっと時間がかかりそうですよ。」

今回も麻酔でしっかり耳そうじ。

すこし奥まで見えるようになったものの、やはり耳道は針穴のように細いままです。

炎症が固定化して道がせまくなってしまったか、

もしくはもとから穴が極細だったか、といわれてしまいました。

耳処置費用

このときにチョビの耳の処置にかかったお金。

吸入麻酔 3,000+税
耳処置 2,000+税
抗真菌薬(内服) 120円×7回(1日1錠)=840円+税
抗生物質(内服) 100円×14回(1日2錠)=1,400円+税

こちらは診察直後の、ツイッターでのボヤき。

外耳炎治療3回目(2019年10月27日 日曜日)

チョビの通院は私ひとりだと大あばれするので、毎回父につきそってもらっています。

ところがこのときは私も父もタイミングがあわず、前回から10日以上あいてしまいました。

すると、あれだけみっちりお掃除してもらったのに、

やっぱりふたたび耳アカがたまってきていました……。

ここまでくると飲み薬で対処する段階をすぎてしまったということで、

今回からは耳のなかに直接薬液をたらす点耳薬に変更です。

外耳炎治療用の点耳薬ミミピュア

え、犬用……?まあ猫でも使えるようですが…。

上の写真がそのお薬「ミミピュア」。

毎日1回これを両耳の穴に3滴ずつたらします。

それ以外に、1日1回綿棒でかるく耳掃除をせよとのことでした。

耳処置費用

このときにチョビの耳の処置にかかったお金。

吸入麻酔 3,000+税
耳処置 2,000+税
ミミピュア 1,800円+税

2019年10月30日現在

こちらが現在のチョビの耳のあな。

チョビの耳 2019/10/30

「ちょっと!それやめて!!!(怒)」(写真は薬をたらす直前。だいぶきれいになってきたかも~)

以前は入口ちかくまで汚れがみえていたのが、今では目につかなくなりました。

それでも耳のちょっと奥へ綿棒を差し入れると、みごとな黒い耳アカが。

右耳に薬をたらすとクシャミをすることがあるのですが、

これは炎症で鼓膜がなくなっていて、薬液が鼻にまわっている可能性が高いとか。

うわあ~~~~マジですか………。

鼓膜って、たぶんここまで大きくやられちゃうと再生しないんだろうな、きっと。

※余談ですが、私はむかし耳の治療として鼓膜に小さな穴をあけられたことがあるのですが、その穴はしばらくしたら自然にふさがっていました。

チョビ 2019/10/27

「よってたかってみんなで耳をいじるからいやんなっちゃうわ!」

おまけ:チョビに腕を噛まれた傷の現在

傷口はすっかりふさがったのですが、穴サイズの瘢痕が手首にのこってしまいました。

もともとケロイド体質なのでそのせいかもしれませんが。

また(猫による)傷跡がふえてしまったなぁ……。

チョビに噛まれた傷跡のその後 2019/10/30

穴がケロイド状になってしまった

さいごに

まだしばらくチョビの耳治療はつづきそうです。

耳のなかは猫だとつい見おとしがちな場所なのですが、

猫でもこんなことがあるのだと、ちょっとだけ心のすみに置いていただければうれしいです。

たまにでいいので、みなさまも猫さんの耳のなかをチェックしてあげてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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