9月4日はフクの命日でした。
なんと、フクのためにお花までいただいてしまいびっくりです。
(いただいたお花の写真はツイッターにあげてあります。)
フクのことをすっと応援してくださって、そしてずっとおぼえていてくださって、
本当にありがとうございました。
今回のリカバリーサポートは、昨年のフクの闘病中に購入したもののひとつです。
これを使うまえに食道や経鼻チューブに移行してしまったので、
けっきょく最後まで出番がありませんでした。
そろそろ消費期限がせまっていたので、フクの供養?の意味もこめて
リカバリーサポートの試食レポをおとどけします。
デビフ リカバリーサポート(犬・猫用療法食)
原料・成分
注意 写真のゆがみはスマートフォンのパノラマ機能で撮影したため
原材料
牛肉、鶏レバー、米粉、大豆油、パラチノース、乳化剤、増粘安定剤(カラギーナン)、乳酸、タウリン、ミネラル類(Ca、P、Na、Cl、Mg、Cu、Mn、Zn、l)、ビタミン類(B1、D、コリン)
保証成分
粗たん白質 12.5%以上、粗脂肪 6.0%以上、粗繊維 0.5%以下、粗灰分 3.0%以下、水分 80.0%以下、ナトリウム 0.3%以下
代謝エネルギー
140kcal以上(100g当り)
内容量
160g×24缶
原産国
日本
賞味期限
缶底に記載
特徴
■牛肉・鶏レバーを主原料とした犬・猫用ペーストタイプの療法食です。
■牛肉を使用しているので嗜好性が高いです。
■1g当たり1.4Kcal以上の高カロリーです。
■本製品のみを給与して、健康を維持できる栄養バランスのとれた製品です。
■国内で製造しています。
目的
食欲不振、手術後、回復期及び成長期、妊娠・授乳期など高い栄養が必要な時に給与することを目的とした高カロリーの療法食です。
使用場面
1. 食欲不振
2. 栄養不良
3. 外科手術後
4. 妊娠/授乳期、成長期
5. シリンジ、チューブフィーディング
6. 好き嫌いの激しい猫に
シリンジ・チューブフィーディングの際の注意事項
12フレンチより小さいチューブで与える場合は、水と1対1混ぜて薄めてご使用下さい。 また、シリンジ・チューブの通りが悪い場合は、茶漉し等調理用メッシュを用いて漉して使用してください。
注意事項
注意 写真のゆがみはスマートフォンのパノラマ機能で撮影したため
・缶を開ける際は、ふたで手を切らないようにご注意ください。
・缶底に内容物が付着することがありますが品質には問題ありません。
・開缶後は、別の容器に移し替え、冷蔵庫で保管して早めに与えて下さい。
・必ず獣医師の指導に従ってご使用下さい。
腎不全の猫にあげてもだいじょうぶ?
高栄養を重視しているタイプのため、腎臓にはまったく配慮されていません。
そのため腎疾患をはじめとした症状で食事制限のある猫さんであれば、
事前にかかりつけ病院などで相談してからの使用がのぞましいかと思われます。
やむを得ずつかう場合でも、リン吸着剤や活性炭製剤などとの併用ができれば
すこしは負担がへるのではないでしょうか。
人間目線のみためとにおい、味
缶にペーストタイプあるので、とろっとしたゆるめのもの、
たとえばゆるめのカスタードクリームみたいなものをイメージしていたのですが、
実際にあけてみると私の想像とはちょっとちがっていました。
液状よりもやや固形にちかい、ゆるめのパテタイプといったところです。
(それぞれの形状イメージには個人差があるので、なかなか表現がむずかしいところ。)
みため
ペーストというよりはほんのすこしかため。
パテやミンチにちかい質感です。
ただ、つぶしてみてもはっきりした固まりは感じず、わりとなめらか。
お湯などで2倍にゆるめればペーストとしてシリンジ給餌でも使えます。
茶こしなどでこせばチューブ給餌でも大丈夫そうです。
(実際にうちでは試していないので保証はできませんが。)
スプーンですくってお皿におとしてみるとこんな状態。
ボタッと固まりで落下します。
気温30度以上の夏場でこれなので、冬場はもっとかためになるのかもしれません。
におい
腎臓用療法食には特徴のないフレーバーのものが多いのですが、
鼻をちかづけてみると「これはちがう」という印象でした。
人間がかいでもいいにおい。
お肉系のおそうざいっぽい、食欲をそそるかおりがします。
腎臓に配慮しなければここまでおいしそうなものにできるですね…
味
これは…… おいしいかも!
すこしとって舌にのせてみたところ、お肉のうまみがけっこうしっかり感じられました。
うまみ以外はほぼないので、このままではおつまみやおかずにはならないですが。
すこし塩コショウすればりっぱにパテとして出せそうなフンイキ。
3匹の反応(クロ、チョビ、シロ)
人間的にはかなりおいしそうな気がするリカバリーサポート。
さて、実際の猫たちの反応はといえば……?
クロ
「ん……?なにコレ?(ぺろん)」
「ちょっといいかも……(ぺろぺろ)」
「んー。でももういいや」
あれぇ…。
やっぱり食欲のなさが勝っちゃうのでしょうか。
ちょっと期待しただけに残念ですね。
後日強制給餌ですこしあげてみたのですが’(リン吸着剤とネフガードがっつりで)、
いつもの療法ウェットよりは抵抗がマイルドでしたね。
クロ的には「食べたいもの」というより「食べてもいやじゃないもの」というポジションか。
チョビ
「これ、なかなかいけるじゃない!(ガツガツ)」
「あら、もうないの…(しょぼん)」
めずらしく未練たらたらでした。
高カロリーなので、ダイエット中のチョビには少量しかあげられません。
でも気に入ってくれてなにより。
とはいえ、リカバリーサポートは成分的にクロにもシロにもあげにくいので、
のこりはすこしずつ小分けにして、チョビに消化してもらうしかなさそうです。
ほかのごはんでカロリー調整しないとですね。
シロ
「うまいうまい!(ガッフガッフ)」
こちらはあいかわらずでした。(なんでも食べる)
シロもダイエット中なのでこれにて打ち止め。
クロ | チョビ | シロ | |
リカバリーサポート |
療法食ジャンルとしてはめずらしく、わが家の猫たちにも好評という結果となりました。
こんなときにつかうのがおすすめ
ミンチ状ウェットとしては1gあたり1.4kcalという、なかなかの高カロリー。
病中病後や食欲不振時には助けになってくれそうです。
腎不全もちの猫にとってはあまり体にやさしいものではないので、
ある意味、食べないときの最後の手段的フードといえるかもしれません。
(腎機能の悪化よりもエネルギーや栄養の確保、嗜好性を優先するケース)
フードの種類としては、ヒルズの定番「a/d(回復期ケア)」と同じタイプだと思います。
ただしa/dはまだうちで試したことがないため、
両者で嗜好性がどのくらいちがうのかはわかりません。
機会があればこちらにもチャレンジしてみたいですね。
おもな入手先
そのほかの流動食などお探しであれば、こちらの記事もどうぞ。
この表でいえば、リカバリーサポートは最後のミンチタイプにあたります。(後日追加)
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