【絵本「わたしのげぼく」を読んでみた】

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クロと絵本「わたしのげぼく」

 

先日、父が唐突に絵本を買ってきました。

(どこかで紹介されていたらしく、数日間「げぼく、げぼく」とうるさかった)

 

Twitterですこし触れたところ思いのほか反響があったので、ご紹介します。

泣きそうで読むのがこわい、と思われるかたもいらっしゃるかと思いますので、

読んでも大丈夫そうなひと、まだやめておいたほうがいいひと、なども考えてみました。

 

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絵本「わたしのげぼく」

とにかく全力で泣かせにきますので、そのへんは覚悟してください。

本屋での立ち読みは涙腺が大変なことになるため、おすすめしません。

開かずに買ってすぐ帰るか、ネット書店での購入がおすすめ。

 

絵本「わたしのげぼく」

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登場人物

わたし

絵本「わたしのげぼく」の猫

 

かっこよくて、かしこくて、すばやいのが自慢のオス猫。

知的な猫の一人称には「わたし」がふさわしいと考えている。

子猫のときに「げぼく」に選ばれ、「げぼく」の家にひきとられる。

 

げぼく

絵本「わたしのげぼく」の少年

 

4歳の少年。

「わたし」からは「げぼく」と呼ばれている。

大人になり、「わたし」が18歳で亡くなるまでずっと一緒にすごす。

 

おはなし

どんくさい「げぼく」と一緒に暮らすネコの「わたし」。
「ほんとうに、しかたのないやつだな。わたしのげぼくは」
ともに笑い、時にはケンカし、そして迎える切ない別れ―

引用 Amazon

 

 

(以下、ややネタバレ)

 

 

オスの子猫「わたし」は、4歳の男の子に選ばれ、ひきとられる。

「わたし」はかっこよくてかしこくてすばやくて、かわいい。

男の子は「わたし」の世話をして、なでて、遊ぶ。

彼は「わたし」のどんくさい「げぼく」である。

 

この家にきて18年、「わたし」はすっかり年老いた。

かしこい「わたし」は、年をとったらどうなるかを知っている。

やがてやってくる別れ。

「わたし」は、空から「げぼく」にやさしく語りかける……。

 

こんなひとにおすすめ

猫とくらしたことのあるすべてのひと

猫とくらしたいと考えるすべてのひとにおすすめです。

 

ただし涙腺崩壊は必至なので、

場合によっては今はやめておくほうがいい、という気もします。

とにかく、ぜったい泣きたくない、というひとは開いてはいけません。

 

自分の経験とてらしあわせ、読んでいいひと、いけないひとを考えてみました。

 

とくにおすすめしたいひと

  • これから猫とくらそうとするひと
  • いま、比較的げんきな猫とくらしているひと
  • かつて猫とくらしたことのあるひと
  • いつか猫とくらしたいと思っているひと

猫とくらすことのよろこび、かなしみを理解、もしくは想像できるひとであれば、

とても心にひびいてくる絵本です。

いまは猫とくらしていないけれどやっぱり猫が好き、というかたも

読んだあとにあたたかい気もちになれると思います。

 

読んでもおそらく大丈夫なひと

  • 猫が亡くなってすこし時間がたっており、心の傷が癒えはじめてきたひと
  • 初期の腎不全など、まだ症状があまりおもくない猫のお世話をしているひと

猫を亡くしたことのあるひとにとっては、たぶん救いとなる一冊。

いますぐではなくても、ちかい将来やってくるおわかれを意識しているひとにも、

心の準備に力を貸してくれる一冊となるかもしれません。

 

今は読まないほうがいいひと

  • いま精神的に不安定だという自覚があるひと
  • 腎不全の末期など、シビアに闘病中の猫をお世話しているひと

もちろん人にもよると思いますが、メンタルが弱っているときはおすすめできません。

とくに連日の動物病院通いや点滴、強制給餌などで消耗しているひとは、

この本を開くのはやめておいたほうがいいと思います。

 

そういうときはお世話するほうも心が緊張状態になっているので、

すこしのきっかけで心身のバランスをくずしかねません。

この本にふれるのは、もうすこし時間がたってからにしましょう。

 

(余談)私の場合で考えると

一年前フクが闘病生活をしていた時期であれば、この本はむしろ毒薬だったかもしれません。

希望はまったくもてない、それでも希望をすてたくない、というギリギリの精神状態でした。

もし読んでいたら、おそらく叫びだしたい衝動におそわれたことでしょう。

 

そんなときに大事なのは、ほんの一瞬でも猫を忘れられる時間です。

とにかく介護中はへたをすると24時間、病気と猫のことが頭からはなれません。

仕事でも趣味でも、つらい現実を忘れられる瞬間はぜったいに必要です。

(とくに専業主婦などつきっきりでお世話しているかたは、気をつけてください。)

薄情だと思われるかもしれませんが、共だおれにならないためにも、私はそう考えます。

 

作者について

上野そら(作)

2016年にWeb上に掲載した「わたしのげぼく」で第9回アルファポリス絵本・児童書大賞に参加し、同作にて出版デビュー

引用 Amazon

商業デビューは2017年とのこと。

まだまだのびしろのありそうな作家さんです。

ふだんは非商業ベースで小説投稿サイト「小説家になろう」を中心に活動されており、

多くの作品が掲載されています。

気になった方はそちらもチェックしてみてはいかがでしょう。

 

そのほかの著書

あなたが母親の手料理を食べられる回数は、残り328回です。
(上野そら 著/ pon-marsh イラスト)

入手先 楽天 | Amazon | Yahoo!

こちらは絵本ではなく小説です。

2018年8月発行で、電子書籍版もでています。

 

くまくら珠美(絵)

猫漫画家/絵描き屋。猫をモチーフにした漫画、絵画、グッズなどを制作

引用 Amazon

猫関係のマンガやイラストなどで活躍されており、

イラスト入りのグッズなども色々販売されています。

ツンとした表情がキュートで、甘くファンシーなイラストが苦手なかたでも大丈夫。

 

そのほか著書など

みけねえちゃんにいうてみな
(村上しいこ 著/くまくら珠美 イラスト)

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猫又指南
(くまくら珠美  著)

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トートバッグなどのグッズ類
入手先 楽天 | Amazon | Yahoo!

 

絵本「わたしのげぼく」のおもな入手先


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さいごに

かなしいながらも救いのある、とってもすてきな絵本でした。

が、泣かせにきかたはあざといくらいですので、要注意!^^;

 

ご自身のコンディションにあわせて、読むかどうかを決めてみてください。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。
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