検索で流動食リストを利用しに来たかたには前置きが長くなっていたため、利便性を考えてわけることにしましたので、ご了承ください。
クロの食欲不振ではご心配いただきありがとうございました。
一時は水さえも口にせず最悪の事態すら覚悟していましたが、病院からもらった食欲増進剤がきっかけのようになりクロの食欲は突然もどってきたようです。
おもむろに枕元のご飯を食べにきたところを激写。昨日から突然もりもりドライを食べるようになりました。よかった……(/ _ ; ) pic.twitter.com/vQDZhcDcrx
? kuro2003 (@kuro_kidney) 2016年7月22日
食べなくなったときも、また食べるようになったときもあまりに劇的な変化の仕方で、こちらは動揺してばかりでした。
今回の原因はけっきょくわからないままなのですが、やはり夏バテ的ななにかだったのでしょうか。
週明けに病院へ薬をもらいにいくので、そのときにクロのその後の回復を報告してこようと思います。
クロもすでに13歳と、人間でいえば前期高齢者くらいです。
猫も人も、年齢や体調の変化とともにこれまで未経験の症状があれこれでてくるのはおなじなのかもしれません。
流動食リストを作ってみました
今回のクロの食欲不振対策として情報収集をしていたとき、ウェットフード以外でつかえそうなものをいろいろピックアップしていました。
おおまかではありますが、それらをあらためて一覧のリストにしたので公開してみます。
(リストのページをわけました)
今回あつめたのは、おもに口の横からシリンジで入れたり直接なめさせたりできるもの。
経鼻や経腸チューブ用に使えるものもふくんでいます。
(a/d缶など、お湯でゆるめても使えるタイプのウェットフードはのぞきました。)
意外と数が多かったので、リストは以下のようにわけました。
- ゲルタイプ(栄養剤)
- 液体タイプ(リキッド)
- 粉末溶解タイプ(粉ミルク)
- ペーストタイプ(ゆるい液状)
- ミンチタイプ(固形物ややあり)
ゲルタイプ(栄養剤)
チューブからすこしずつ出してなめさせるゲルタイプ。
わりとねばりけがあります。
開封後もあるていどの期間常温保存が可能。
(ただしたいてい合成保存料が使われています。)
カロリーや栄養バランスが不足しているときの補助や、ほんとうにもうなにも食べられない状況になったときなどに使われているかたが多いようです。
液体タイプ(リキッド)
あければすぐ使えるさらさらの液状タイプ。
時間のないときでもかんたん・便利です。
あたえるときはそのままなめさせるか、シリンジで口のよこから流しこみます。
もしくはあらかじめ経鼻チューブなどをいれて、シリンジから注入を。
開封後はかなりいたみやすく、長期保存がむずかしいので、あまった分は製氷皿などで小わけして冷凍保存がおすすめです。
粉末溶解タイプ(粉ミルク)
粉ミルクのような粉末で、つかうときにお湯でといて飲ませるタイプ。
ひと手間かかりますが、チューブのときはゆるめ、シリンジではこいめと状態にあわせて濃度調節もできます。
リキッドタイプより長期間の保存が可能です。
(いちどとかしてしまうと長くは保存できません。)
ペーストタイプ(液状)
とろとろのゆるいペーストで、かたまりはまったくありません。
ウェットフードというよりもさらに液体にちかいイメージです。
そのままシリンジであげられます。
ミンチタイプ(固形物ややあり)
ほんのすこしかたまりがありますがおおきめのシリンジであればあげられそうなもの。
自力でなめられる猫さんであれば問題なくのみこめます。
まとめ
猫がまったく食べられなくなったときには、たんぱく質だのリンの量だのということはどうしてもあとまわしになりました。
とにかく命をつなぐため。
生きるために、最低限のエネルギーをとってもらうことがいちばんの優先順位となります。
うちでもカロリーの高いものには、ほんとうにたすけられました。
実際にためす前には、どれもにたような反応だろうと予想していましたが製品によってずいぶん好みがわかれるのだということもわかりました。
やっぱりいちどは実物をためしてみないと自分の猫がそれをたべてくれるかどうかはわからないみたいです。
検索などでこちらのページにたどりつかれたかたのキーワードを拝見するとどれもみなとても切実で、状況を想像すると心がいたみます。
病猫ばかりのうちでも、今後きっと、ますます流動食にはお世話になることでしょう。
これからもすこしずつためしながら、こちらの流動食リストを追加・更新していこうと思います。
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