クロはこの数か月でずいぶん薬がふえましたが、体調は多少おちついたように見えます。
毛玉ボールであそんだり、夜中に家中探検してたりと、年齢のわりには元気そうです。
今回は、食欲低下からここまででお世話になったフードを、感想もふくめてまとめてみました。
猫の好みはかなり個体差があるので、ほかの猫さんの参考にはならないかもしれませんが……。
現在のクロ
ステロイドとレメロンを併用してから食欲が戻りはじめました。
いまでは食欲が落ちる前(4.0~4.1kg)よりもさらに重くなってます。
さらには背中をさわっても、以前のようにゴリゴリと背骨を感じなくなりました。
ということはクロの適正体重は4.3kgくらいなのかな…。
食欲低下からここまでの流れ。
強制給餌で使っているウェットフード
現在は写真の4種類を適宜ブレンドしながら使っています。
当初は手持ちのスペシフィックFKWのみでの強制給餌。
ところがコロナの影響で入手しにくくなり、在庫もすぐ底をついてしまいました。
FKWはとても使いやすいのですが、これにこだわっていると食べるものがなくなります。
今後を考えて、少しずつほかのウェットも試していきました。
スペシフィック FKW
高カロリーかつ食べさせやすく、ネットでも容易に入手できて本当におすすめ……でした。
ざんねんながらコロナの影響で現在入手困難中。
はやく復活してほしいですね。
(現在はいただきものを大事に使ってます。ありがとうございます。)
比較的なめらかなので、かたまりがあるといやがる子でもスプーンでつぶせば大丈夫。
すりばちでさらになめらかにすると、より食べやすくなるみたいです
裏ごしすればシリンジ給餌でも使えます。
ビオピュア ニーレン・エアクランクンゲン
腎臓用のウェット療法食ではFKWのつぎに高カロリー。
ドイツ製で高品質なため、ふだんからお値段はわりと高めです。
こちらも入手困難らしく、市場価格がめちゃめちゃ高騰中なので、あえておすすめはしません。
油脂分多めでけっこうやわらかく、スプーン給餌だとこぼれやすいのが難点でしょうか。
すこし硬さのあるウェットとブレンドするといくらか扱いやすくなります。
わずかにかたまり(油脂など)があるので、シリンジ給餌用には裏ごし推奨です。
ロイヤルカナン腎臓サポートパウチ(フィッシュ、チキン)
フィッシュテイストはややカロリー低めですが、オリジナルタイプ(リニューアル後のチキンテイスト)はビオピュアに次ぐ高カロリー。
なんですが。
ロイヤルカナンのウェットは、うちの猫たちには昔からなぜか不評でして。
原因はどうも味というよりその形状のようです。
(ミンチ状のものをわざわざ一口大の粒に形成してあります)
でも今回すりばちでペーストにしてみたら、クロは案外よく食べてくれました。
つぶしてもまだいくらか硬さが残るので、ビオピュアとのブレンドに活用してます。
粒が大きいため、シリンジ給餌用として使うのであればミルサーをつかったほうがラクかもしれません。
※最近リニューアルしたようですが、旧製品の在庫があるのでまだ試せてません。
アニモンダ(鶏、豚、鴨、七面鳥、牛など)
アニモンダも腎臓用療法ウェットのなかでは比較的高カロリーの部類です。
難点はかたまりがけっこう多いこと!
軟骨や膜状のものがまじっているので、すりつぶしながら除きますが取り切れない…。
4つの中でアニモンダだけは、追加の裏ごし作業が必要でした。
かたまりをすべて取り除くので最終的な量はどうしても目べりします。
だいたい15~20gくらいはへるかな?
シリンジ給餌用にはミルサー必須かもですが、むしろそのほうが廃棄部分がへっていいのかも。
食べさせかた
スプーン給餌であれば、FKWやビオピュアはちょっとつぶすだけでわりといけます。
ロイヤルカナンやアニモンダはかたまりがあるため、そのままだと食べません。
(クロの場合)
種類がふえるとそれぞれ使い分けるのがめんどくさくなってきました。
今はもう基本的に、2~3種類すりつぶしたらみんな混ぜちゃいます。
最近は数回分まとめて作ります。
夏場なので、一度に作る量は30gを小分け容器に6コ(3日ぶん)まで。
それを実際どのよう食べさせているかはこちらでくわしく説明してます。
ほかのウェットを探す場合はこちらも参考にどうぞ。
比較的自分から食べてくれたドライフード
フルで強制給餌中も、ドライフードはおまけ(というかおやつ?)的に出してました。
一皿5gずつ、よりどりみどりのバイキング方式にしてた中で勝ち残ったのがこの4種類。
以下、好んでよく食べた順です。
コンボ キャット ピュア 15歳以上 まぐろ味・鶏肉・かつお節添え
こちらは少々ジャンク系ですが、今回けっこうお世話になりました。
もともとはいただきものです。(ありがとうございます!)
一応高齢用の総合栄養食なので、リンやタンパク質にも配慮されてます。
できれば個別の試食レポにもまとめたいのですが、なかなか時間がとれなくてくやしいです。
クロに強制給餌をはじめてからもこれだけは自力で食べてましたね~(笑)
いまや療法食にもこれをトッピングしないと食べてくれません…
すぐなくなったので追加で5コまとめ買いしておきました。
コンボ プレゼント 4種アソート 15歳から
こちらは以前からのクロの大好物。
上のピュアもふくめ、コンボシリーズは全体的に香りが強めみたいです。
いちばん食べなかったときはさすがに食いつき落ちましたが、通常はこれの封をあけるだけでソワソワします。
4種のアソートになってるのがあきっぽい猫にまたぴったりです。
トッピングとしては以前から使ってましたが、食欲低下時は単品でも使ってました。
こちらも総合栄養食。
さらに高齢用なのでリン等も配慮済み。
食欲おちたときには本当にありがたいです。
メディファス 少しでしっかり高栄養食 11歳頃から チキン&フィッシュ
もともとよく食べてましたが、すこし食欲がもどってからはまた食べてくれるようになりました。
メディファスのドライフードは昔からクロのお気に入り。
とくにこの製品はリーズナブルなわりにそこそこ高品質。
さらにけっこう高カロリー(430kcal/100g)。
そういえば療法ドライフードリストには入れてなかったのですが、ケアフード扱いで入れてもいいかもしれないですね…。
JPスタイル キドニーキープリッチテイスト(動物病院専用)
うちの旧かかりつけ病院からは「療法食としてはJPスタイルはあまりおすすめしない」と言われてるのですが…
(経過的に、長く食べてる子は肝臓だかを悪くすることが多かったとかなんとか、という理由)
やっぱりクロは、療法食のなかではJPスタイルがいちばん好きなんですよね。
療法食としては香りが強めなのかもしれません。
ケアフードタイプもありますが、現在は病院のみで購入できる療法食タイプを使用中。
(こちらも実はいただきもの。ありがとうございます!)
カロリー低めですが、これまでは量を食べてたのでふだんはあまり問題ありませんでした。
今回は食欲が落ちていたのでこちらはずっとサブ扱い。
ほかのドライフードを探す場合はこちらからどうぞ。
この先の見通し
ステロイド開始以降は強制給餌が1日4回から2回になったのでだいぶ楽になりました。
最終的にはまたすべてドライフードに戻ってくれると助かるんですが……
うまくいくでしょうか。
現在はステロイドの量を、1日1/2錠から1/4錠にへらして様子見中です。
この量で2週間つづけて問題なければ脱ステできるかもしれません。
2週間後の血液検査で問題がでませんように…。
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