手術以降フクの世話におわれていたら、クロの体重がずいぶんへってしまいました。
ふやすのはあんなに大変なのに、へるのは本当にあっという間。
こちらも体重維持をがんばります……。
再手術から一週間
現在はまだ食道チューブ生活で試行錯誤中です。
自分用メモとしてしばらく関連記事がつづくかもしれませんが、ご容赦ください。
フクにチューブがついて一週間。
アクシデントもあって、設置を後悔したことも正直なんどかありました。
でも………
食中・食後にこうやってくつろいでいる姿をみると、
つけてよかったとようやく思えるようになりました。
朝晩の強制(経口)給餌のたび、口内炎のいたみにふるえる姿はもうありません。
チューブ給餌の要領がわかってきて、食後に吐くこともなくなりました。
生活ペースもなんとかつかめてきたように思います。
一時は4.7kgをきっていた体重は現在4.9kgまでもどりました。
順調に増加中です。
食道チューブ用の流動食メモ
食道チューブ設置後の流動食は、以下の順番で与えていました。
給餌作業になれるまではそのまま使えるロイカナのリキッド。
すこしなれてきてからは、少量で高カロリーなカケシア。
おちついてきた現在はキドナです。
ロイヤルカナン 腎臓サポートリキッド
これは開封するだけで使えるので、
いろいろ余裕のないときにはほんとうに助かりました。
その半面、完成された流動食なのでこれ以上濃くすることはできません。
少量でたくさんカロリーをとらせたいときなどにはあまり向かないのかも。
ただ体重4.5kgくらいの猫さんであれば、
これ1本だけで一日分のカロリーがまかなえます。
なれてなくても計算不要ですごくわかりやすいですし、
どれぐらいあげていいか不安なうちはこちらがおすすめでしょう。
チューブダイエット カケシア(超高カロリー)
カケシアは少量でカロリーをかせげるため、
体重がもどってくるまではこれを使いました。
だいぶお世話にはなったものの、濃度調節がビミョウにむずかしい………。
キドナのほうがずーっとあつかいやすい気がします。
カケシアを一度でも使えばわかると思うのですが、かなりぼってり濃いめなのです。
「経口用は粉1:水1」とあったので、ためしにそれで作ってみましたが、
シュークリームやミルフィーユにはさまってるカスタードクリームか、
それ以上のかたさ。
保存のために冷蔵庫にいれておくとさらにかたくなり、プリン状になってしまいました。
このまま食道チューブに注入するのはぜったいムリ~!
(そもそも経口用の分量ですし。でもこれ、口からでもちょっとキツいよねぇ…。)
どうしてもあるていどはうすめる必要がありますね。
私は前述の「プリン状カケシア」大さじ2に、10ccくらい水をたし、
湯せんしてゆるめながら、むりやりシリンジでチューブに注入してました。
(それでもけっこう力がいります。)
チューブダイエット 猫用キドナ(腎疾患用)
しばらくカケシアに奮闘したあとでキドナにもどってくると、
あつかいやすくてうれし涙がでそうになります(笑)
キドナも説明書に「経口用は粉1:水1」とあるので、まずはその比率で作成。
ところがこちらはかなりサラサラ!
そのときの状態を動画でとってみました。(8秒くらい)
(うまく見られない場合はこちらから)
食道チューブならこのまま注入しても問題なしでしょう。
(経鼻チューブならちょっとだけうすめたほうがいいかも。)
大さじ2をとりわけ、そのまま湯せんですこしあたためるだけでOKでした。
追記 上記3種以外の流動食をさがしている場合は、こちらも参考になさってください。
チューブの傷口保護方法
「食道チューブにはカラーも保護服もいらない」と病院ではいわれましたが、
今後の傷の状態しだいでは保護服かなにかが必要になるかもしれません。
粘着包帯(病院での処置)
粘着包帯でぐるぐる巻き。
再手術後はすこしマシになったものの、やはりキツキツでした。
とうぜん傷口の保護度・安定度はいちばんです。
猫さんによってはこれでもへいきかもしれませんが、
フクはちょっと苦手なもよう。
しめつけられるのは好きじゃないみたいですね。
うちでのアレンジ
過剰にとめてある(ように見える)部分をはずし、切れ込みもいれてみました。
みためはイマイチですが、呼吸はいくらかしやすくなったようす。
それでも鼻炎ぎみのフクはにはまだ息ぐるしそうでした。
うちが病院からだされたのはこれ。
ネット包帯
粘着包帯はしめつけがきつく、交換で毛もぬけます。
もうすこし使いがってがいいものはないかと、ためしにネット包帯に交換してみました。
傷口とチューブの保護にはわりとよさそうです。
とくにチューブはネットの下にまとめて収納できるので、
首まわりがコンパクトになります。
ただ、まだ傷がかゆいらしくひんぱんに足でかいてしまうんですよね。
かくとネットがほつれてしまうので、かゆみがあるうちはこれだけでは使えないかな。
このあと試したくっつき包帯がいまいちだったので、
今はけっきょくこれとエリザベスカラーを組みあわせて使ってます。
うちで使ったのはこんな感じのもの。
くっつき包帯
くっつき包帯は長さやしめつけを調節できるので、
そこそこ使いやすそうだったのですが……
動くうちにどうしてもヨレてしまうため、
これだけで傷口の保護をするのはむずかしそう。
すきまからガーゼや傷口がのぞいてしまうこともしばしばでした。
しばらくこれに粘着包帯をくみあわせてカバーしていましたが、
けっきょくあきらめました。
本猫のようすからするとこれがいちばん楽チンそうなんですけどね。
ちなみにうちで使ったのはこれ。
まとめ
まだまだ思考錯誤はつづきそうです。
今後は缶詰も流動食に加工して使えるようになりたいし。
手間はちょっとふえるけど、時間のあるときに作ってみようと思います。
あとは食道チューブ用の保護服というのも数はすくないながらもあったので、
そちらもためしてみるかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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コメント
フクちゃん、食道チューブに慣れてきたようで本当に良かったですね。
最初は口を通さずにダイレクトに食道から胃に食べ物が入ってきたので、違和感があり、拒絶反応が出てしまったのかも。。。
M様、頑張られた甲斐がありましたね。
うちの子も寝たきりというわけでもなく、トイレも自分で行って砂かけもし、歩き回ってもいるのに自力ではもう食べてくれず、ウエットはアイスクリームのブラスプーンで一匙ずつ、ドライは水で少しふやかして一粒ずつ口に入れています。
幸い吐き戻しは殆ど無く、結構食べてくれているのですが、どうして? といつも思うし、時々くじけそうになるのですが、M様とフクちゃんの頑張りに励まされて、私も、という気持ちになっています。
こんにちは(^-^*)/
フクちゃん、元気そうで良かったですo(^-^)o
口内炎の痛みがなく、栄養吸収できて、気持ち良さそうに休んでますね。
フクちゃん、ベランダに出る元気があるので体調が良くなってきてますね。
ベランダには、囲いなどなさそうですが、ねこちゃんたちの脱走は大丈夫なのでしょうか?
流動食だけでなく、柔らかめの食事もとれるように回復を願います。
クロちゃん、元気そうで、かわいいですねo(^-^)o
元気な時は、ねこでも人間でも体重増加がはやく、減量は大変なのに、健康ではなくなると、逆になるのですね(>_<)
気温が上がると、食欲が下がりがちなので、これから大変そうですが、ねこちゃんたちのお世話、頑張ってくださいね。
こんにちは!
地震にみまわれバタバタしたりして、ご無沙汰している間に
フクちゃん、経鼻流動食に切り替えられたのですね。
慣れるまで大変だったと思いますが、順調に体重も増え、
何よりフクちゃん本猫さんが心地よさそうでよかったです。
手術代や日々のキドナなど(キドナやカケシア、お高いですよね 涙)
色々お金もかかるし、手間もかかるしで大変だと思いますがお互い
息切れしないよう、頑張りすぎないで頑張りましょうね。
にーにーも一時4kgまでいきましたが、最近夜の給餌をギブアップしがちで
(私が・・・)今は3.8kgで落ち着いています。
またゆっくりとお邪魔させていただきます♪
hskszeさん
食欲増進剤は使われていないのですか?
うちもクロがいっとき同様の状態でしたが、薬のおかげである程度食べるようになりました。
もしまだ未使用であれば、一度試してみては。
コニシマイさん
うちのベランダは下に降りる補助になるものが一切ないので、たぶん大丈夫だと思います。
先代猫の時代は庭木の枝がハシゴにされていたので、クロが来たとき枝をばっさり切っちゃいました。
サバトラーニャさん
地震では大変だったようですね。お見舞い申し上げます。
にゃんず日記さんのところで無事を確認できたので、ホッとしてました。
強制給餌はこちらの体力がないとけっこうきついですよね。
特に夜はこちらも疲れてますし……。
無理のない範囲でがんばっていきましょう。