もうしわけありません、ふたたびフクに緊急事態が発生中です。
今回はひさびさに普通の更新をする予定だったのですが、
すこし落ちつくまで、ごたごた状態がつづくかもしれません。
(コメントの返信もおくれていてすみません!)
これまでの経緯(一部重複)
チューブ再手術後はフクも落ちついており、安心していたのですが……
水曜の夜にふたたびチューブが口からでてしまい、そのまますぐ再々手術。
ところが翌朝木曜、15ccほど流動食をいれただけでまたチューブが…。
急を要する状態ではなさそうなことと、木曜が休診日だったことで、
金曜にあらためてみてもらうことになりました。
「今度はレントゲンで見ながらいれ、設置後は預かってすこしようすをみましょう」
と提案されています。
以下はこれまでのくりかえしになってしまいますが、
チューブ設置をきめてから現在までの時系列です。
シリンジ給餌で嘔吐(6/15)
2018年6月15日(金)朝
朝のシリンジ給餌をすべてもどしてしまいました。
前日までは痛がりながらもなんとかすべて飲んでくれていたのですが
口内炎のいたみでは限界がちかいのかもしれません。
いよいよ食道チューブにきりかえるときがきたか、と私も覚悟をきめました。
病院でチューブ設置の相談と予約(6/15)
2018年6月15日(金)夕方
吐いた日の夕方、仕事がえりにまっすぐ病院へよりました。
フクのシリンジ設置について相談するためです。
日曜に日がえりでおこなう、ということで決定しました。
食道チューブの設置手術(1本目・6/17)
2018年6月17日(日)
説明の時点では、
食道チューブは胃ろうなどにくらべてかんたんである、
短時間でおわるし、体の負担もすくない、
カラーや保護服も不要で生活もあまり変わらない、
とメリットばかりが印象にあります。
この手術さえすめば未来はバラ色、くらいのいきおいで私も前のめりに。
万が一チューブが口からでてきたときの説明もありましたが、
めったにあることではないので……というニュアンスだったため
ほとんど気にしないまま帰宅しました。
初回のチューブ給餌もとくに問題なく終了。
やっといたみなしでごはんがあげられる!と安堵感でいっぱいでした。
嘔吐でチューブが出る(6/18)
2018年6月18日(月)朝
さいしょのアクシデント発生。
慎重におこなったはずの朝の給餌で、とつぜんの嘔吐です。
さっそくチューブがでてきてしまいました。
パニックになりながらも病院に連絡し、その日のうちに再手術へ。
再手術(2本目・6/18)
2018年6月18日(月)午後
太いほうが吐きにくいということで、前回のものより0.5mm太いチューブに変更。
手術もスムーズにおわったし、今後はもう二度と出でこないはず。
このままうまくすれば生涯おなじチューブでやっていけると思っていました。
吐かなくなり安定
思ったとおり、2度目の手術以降はおおきなトラブルもなく、おだやかに経過。
そのあいだに一度だけ吐きましたが、チューブはそのままです。
太いチューブだとほんとうに出にくいんだな、とホッとしていました。
そのあとは私もわりと肩の力が抜け、緊張せずにチューブ給餌できるように。
フクものんびりすごしてくれるようになり、手術してよかったと感じました。
再び嘔吐でチューブが出る(6/27)
2018年6月27日(水)19時ごろ
仕事から帰宅後、いつものように夜のチューブ給餌をはじめました。
ところが2/3ほど入れたところで、フクがえづきはじめます。
流動食を吐いたあとも苦しんでいるのでいやな予感がし、口をのぞいてみると……
みごとにまたチューブが……!
もう二度とないと思っていたのに。
あのときの絶望感はわすれられません。
再々手術(3本目・6/27)
2018年6月27日(水)19時半すぎ(時間外診療)
あわてて電話すると先生がまだいらしたので、事情をはなしてつれていきました。
すぐ入れちゃいますね、と麻酔と処置の準備。
先生も「こんなに抜けやすい子はめずらしい」と困惑されています。
チューブは、さらに抜けにくいというかなり太いものに変更です。
私は処置の前後、フクが麻酔でねむるところと、めざめるところに同席しました。
麻酔状態の猫をみたのはこれがはじめてかも。
つれていってから帰れるまで、時間は1時間くらいかかったでしょうか。
今日はごはんはなしといわれたのですが、ちゅーるをすこしだけあげました。
三度目の正直だしこれでもう本当にさいご!となんの疑いもなかったです。
嘔吐でチューブが出る(6/28)
2018年6月28日(木)朝
もう吐かせたくなかったので、朝の流動食は30ccからスタート。
ところが、ゆっくり半分までいれたところでまたもやえづきはじめ……
悪夢ふたたびです。
もうこれは、量やスピードの問題じゃない気がします。
あとは冒頭でかいたとおり。
再々々手術(4本目・6/29予定)
2018年6月29日(金)
金曜は朝イチで連れていきます。
消化器の異常の有無も、レントゲンで確認をおねがいするつもりです。
もっと気軽にかんがえていた食道チューブでしたが、
こんなに難航するとは思いもしませんでした。
現在
いまはフクもおちついてねています。
なんとかして、この寝顔をまもってあげたいです。
今後
前回まではどこかで「これがさいご」という思いがあり、
失敗後を考えていませんでした。
今回はちゃんと、また失敗したらどうするかを確認しておこうと思います。
たしかに、腎臓がわるいフクには、麻酔のすくない食道チューブが第一選択肢です。
でももしまた吐いて、どうやってもダメだったとき。
麻酔リスクをとっての胃ろうチューブは可能なのか。
ほかにどういう対策がとれるのか……。
おねがい
フクの一連の記事を読んで、チューブ給餌に尻ごみする方もいるかもしれません。
でも、このブログのせいでチューブ給餌を断念することだけは、どうかやめてほしい。
フクのような場合はかなりのレアケースなのだと思います。
食道チューブがそんなに何度もでてしまうなんていう話は、私がネットで情報をさがしていたときにはまったく目にしませんでした。
病院でうかがったこれまでのケースでも、ほとんどの子はおおきな問題もなく、
食道や胃ろうのチューブと元気に共存しています。
そしてチューブでしっかり栄養がとれれば、生活の質は確実に向上します。
口から食べられないだけで餓死をえらばせるなんて、私にはできません。
猫のよろこびは、口から食べることだけではないはず。
たしかにチューブ給餌は、いくらか飼い主の負担がふえるかもしれません。
でも、猫がやすらかに眠る姿をみればがんばる元気もでてきます。
チューブ給餌をかんがえている方がいらしたら、ぜひまっさらな気もちで挑戦してあげてください。
今後は、そんな方の助けになるような情報も、積極的にだしていきたいと思ってます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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コメント
こんばんは。
フクちゃんの事、気になっていたのですが、前回はフクちゃんも元気そうなので、安心してたのですが、再手術が重なりフクちゃんの身体が心配です。
フクちゃんは高齢の可能性があるので、麻酔の負担も心配です。
食道チューブのことは、M様のブログで初めて知りましたが、フクちゃんは、持病を抱えているので、持病が少ない子よりは負担も大きいのかなと思いました。
ですが、25日のブログのように、設置が上手くできて、気持ち良さそうにフクちゃんが過ごしている姿を見ると、口から食事が摂取できない子には、良い選択だと思いました。
フクちゃんは、栄養を摂取できれば、持病がありながらも、元気そうに思うので、M様のフクちゃんを思う気持ちが、持病を軽減しているのかもしれませんね。
フクちゃんの体調、M様の不安、経済の負担など大変かと思います。
最適な選択で、フクちゃんの穏やかな寝顔が守られますよう、祈ります☆
何度も抜けてしまってフクちゃんも経済的、精神的な負担を負っていらっしゃる
M様、両名とも本当に何と申し上げていいか・・・
制吐剤を給餌前に投与とするとか嘔吐を抑える方向へ持っていくとかは
どうでしょうか・・・?
1日も早く落ち着かれますように。
コメントの返信などはどうかお気になさらずに。
皆さま、同じ思いだと思いますよ。
ツイッターの方でフクちゃんの血液検査拝見しました。
うちのミコも4月中頃過ぎに血液検査したところ、かなり貧血が進んでいてこのままでは危ないところまで来ていたので、増血剤を3日続けてうってもらい、なんとか栄養をいっぱい採らそうとK/dの缶詰156gを1日1缶強制給餌しました。
体重も増え貧血もなくなりましたが、再度の血液検査の結果、クレアチニンが5.1、BUNもかなり上がっていました。
K/dは療養食なのでと油断していたと思います。それでレンジアレン・ネフガードを1袋を4回、1粒を2つに割ったりと、交互に時間を空けて食事の度に少しずつ、ミコの様子を見ながら飲ませ方を工夫してみました。
(でも、多めに飲ませたら下痢をするので、量は増やせないんです。)
フクちゃんのクレアチニン・BUN上昇も、高栄養の流動食が薬より勝っていた可能性もあるかもしれません。強制給餌は本当に大変です。M様、ご自分のせいだと責任を感じないでくださいね。
ご存知ならすみません。
イーフェイスVってフクちゃんにどうかなって思ってメール書きました。
あと姫マツタケリキッドもフクちゃんに良いかもしれません。
一度調べてみてください。
口内炎、歯肉炎にもしかしたらと思いました。
Mさま
同じようなコメントをしてすみません。
なぜか承認待ちにならなくて送信ミス?なのかと時間をあけてコメントしてしまいました。
今回の分も含め、3回目以外は破棄してください。
お忙しい時に本当にすみません。
フクちゃん、無事退院できるようにお祈りしています。