【番外・シロの減量は成功したけど……腎機能は?】

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甘えるシロ

私のことがきらいなシロですが、おちついているときは甘えてくれます  ( ;∀;)

 

二ヶ月ぶりにシロの血液検査にいってきました。

前回の検査のあと、療法食を腎不全用から高脂血症用にきりかえたので

それが数字にどうでているかが気になります。

 

 

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検査結果

変更したフードのおかげなのか、

肥満関係の数値は全体的にさがってきているようでした。

その一方で、いままでおちついていた腎臓関係の数値が

じわりと上昇………。

赤字は基準値オーバー)
2016/8/21のシロの検査結果

 

体重6.1kg ※前回より200g減少
総タンパク(TP) 9.8↑ (基準値:5.7~7.8) ※上昇
アルブミン(ALB) -(基準値:0.8~1.8)※今回検査なし
アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT〔GPT〕)76  (基準値:22~84)※減少
総コレステロール(TCho) 219 (基準値:89~176)※減少
トリグリセライド〔中性脂肪〕(TG) 289 (基準値:17~104)※減少
尿素窒素(BUN) 34.3↑ (基準値:17.6~32.8)※上昇
クレアチニン(Cre) 2.8↑(基準値:0.8~1.8) ※上昇
ナトリウム(Na) 155 (基準値:147~159)
クロール[塩素](Cl) 112 (基準値:107~120)
カリウム(K) 4.2 (基準値:3.4~4.6)
リン(Pi) 3.9 (基準値:2.6~6.0)
白血球数 (WBC) 89(基準値:55~195)
赤血球数 (RBC) 906 (基準値:500~1000)
ヘモグロビン (Hb) 14.9 (基準値:8.0~15.0) ※減少
ヘマトクリット値 (Ht〔PCV〕) 47.6↑ (基準値:26~46) ※興奮のため

 

参考 前回2016/6/26の検査
https://blog.kcat.work/20160715/

 

でも体重はずいぶんへりました!

最大だった時期からみれば、500~600gはへってくれたのでは。

 

ただ、これだけ減量しても検査結果が「ものすごくよくなった」わけではないのです。

体重さえおちれば数値もよくなる!と単純に思っていたので、しょんぼりでした。

すこし考えをあらためないといけないかもしれません。

 

数値の推移

シロのこれまでの数値変化一覧。

20168/216/265/13/61/10
BUN34.332.034.033.534.6
Cre2.82.72.62.42.7
TP9.88.58.48.78.4
TCho219251221196238
TG289471>500440476
(Kg)6.16.36.46.56.6
201511/18/214/201/10
BUN34.332.733.733.7
Cre2.62.72.92.3
TP8.69.49.49.1
TCho223180180196
TG>500341226>500
(Kg)6.66.56.36.3

(赤字:これまでの最悪値/青字:最良値)

 

先生の見解

ほかの数値は多少改善したのに、総タンパクがあいかわらず高いことについて

「もともとこの子がそういう体質で、これ以上改善できないのかも」

と先生にいわれてしまいました。

 

え………そういうことってあるんですか。

タンパク高めの体質、か……。

それってうまれつきその部分がハンデってことなのでしょうか?

 

療法食をかえたことも報告しました。

腎臓の数値はすこし高くなっているけれど、おおきく悪化したわけでもないし

ようすをみながら継続していってOKだそうです。

 

療法食の変更(腎不全用から高脂血症用へ)

前述のフード変更ですが、もともとは先生から提案されたものです。

それによって腎不全の数値がわるくなる可能性もあるけれど、

優先順位をどうするかという問題。

 

シロの高脂血症はかなり深刻なレベルのようです。

血液検査ではほとんど毎回のように

まっ白な脂がたっぷりういたシロの血液の試験管をみせられています。

これを放置しておくといろんな病気がでてくるし、寿命もちぢまります、と。

 

まあ、さいわいまだ腎不全もおちついているし、

しばらく高脂血症用のフードで血液の改善をめざしてみることにしました。

 

シロのこれまでのフード(おもに腎不全用)

シロが腎不全になって以降は、ずっとこのふたつがメインでした。

カロリーはjpスタイルが360kcal/100g、メディファスは375kcal/100g。

 

ジェーピースタイル 腎臓の健康維持サポート 700g メディファス 7歳から 高齢猫用 チキン味 600g

 

シロはメディファスがあんまり好みではないのですが、jpスタイルは大好き。

とはいえ、シロ自身はドライよりウェットのほうがもっと好きみたいです。

 

でもダイエットのフード管理はドライでないとムリだと家族にいわれ、

管理のしやすさ優先でずっとドライ中心でした。

まあそのおかげで500g以上へらせたし、まちがってはいなかったのかも。

 

今回はさらなる改善をめざしての、フード変更になります。

 

現在のシロのフード(高脂血症~ダイエット用)

シロのこれからのフード候補はこちらにまとめました。

【腎不全の猫でも食べられそうな減量用フード一覧(ドライ・ウェット)】
腎疾患があるのに肥満で高脂血症という猫用に、カロリー・タンパク質・リン・ナトリウム量でダイエット用療法食を選べるリストを作りました。ドライフード、ウェットフードともにたんぱく質量が少ない順に並んでいます。うちのような腎不全肥満猫はあまりいないかと思いますが、よろしければご利用ください。

腎不全と高脂血症って対策がぜんぜん別方向むいてるんですよね。

低タンパク高カロリーと、高タンパク低カロリー

なのでフード選びもなかなかむずかしいのです(笑)

 

高脂血症用ドライフード

スペシフィック FRD314kcal/100g、

フォルツァ10もおなじく314kcal/100g。

いままで食べていたjpスタイルやメディファスにくらべると、

ぐっとカロリーひかえめです。

 

気になる成分は、FRDが蛋白質29.5%・リン0.60%、

フォルツァ10は蛋白質30.0%・リン0.80%・ナトリウム0.5%。

ともに腎不全用からみるとタンパク質がやや多めなのですが、

他の製品にくらべたらこれでもダントツでひくい部類だったのです。

 

このふたつはシロにも好評だったのですが、

FRDの粒が大きすぎて食べにくそうなので

フォルツァ10をメインにするようになりました。

スペシフィック 猫 減量用 FRD 900g フォルツァ10 ウエイトコントロール アクティブ(低カロリー)454g(CF)【フォルツァディエチ キャットフード】

 

 

高脂血症用ウェットフード

これまでウェットは、クロに新しい缶をあけたときいっしょに食べさせるくらい。

でも本格的にダイエットをはじめてからは、

朝にサプリメントといっしょに20gくらいずつ食べてもらってます。

 

ウェットフードだと満腹感をキープしながらカロリーもおさえられるし

今後はもうちょっとずつ量をふやしていけるといいなーと。

 

ヒルズ r/dチキン入74kcal/100gで、w/dチキン入87kcal/100g。

k/dが136kcal、g/dが103kcalなのを考えるとともに驚異的なローカロリー。

[特別療法食]ヒルズ プリスクリプション・ダイエット 猫用 r/d 粗挽きチキン入り 缶 156g×24缶 プリスクリプション・ダイエット 療法食 WD缶チキン入り 猫 156g×48個

このふたつはいまのところシロも気にいってくれてるので

しばらくメインウェットとして食べてもらいます。

 

今後の対策

高脂血症用のドライフードは、タンパク質多めのものがほとんどですが

高脂血症用のウェットフードはタンパク質もリンもすくなめ傾向。

腎臓のことも考えると、ウェットメインにするほうが安心です。

 

でもそうするには私以外の家族の協力も不可欠になってくるので、

どこまで理解・協力がえられるかを話しあいながら、

そちらにシフトしていけるよう、しばらく模索してみたいと思います。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。
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