いってからちょっと時間がたってしまいましたが、先月フクの血液検査をしてきました。
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前回の検査から2ヶ月
前回の検査は3月。
さいきんは3ヶ月に一度のペースが定番でしたが、今回はちょっとみじかく2ヶ月ぶりです。
口内炎の悪化で体調が心配になり、シロの順番とチェンジさせてもらいました。
あらためてフクのスペック
【保護時】2.9kg
- おそらく高齢のオス(不明。10歳以上か?)
- FIV(猫後天性免疫不全症候群)キャリア
- 腎不全 ⇒フォルテコールと輸液
- 栄養失調、貧血、黄疸あり
- 心雑音あり
- 口からのどにかけてひどい口内炎 ⇒ステロイドとインターベリー併用
- 歯周病で右上の歯ぐきがない ⇒抜歯
- 上あごに原因不明の穴(鼻腔へ貫通。歯周病由来か)⇒縫いあわせてもふさがらず
- 全身がハゲハゲ(のちにヒゼンダニと判明) ⇒レボリューションで駆虫
参考 クロの同居猫たちについて
前回の検査以降
口内炎の状態がよくなく、あまりごはんを食べなくなりました。
いろいろがんばってますが体重はすこしずつへってきています。
ここのところのメインごはんはシリンジによるキドナかカケシアです。
キドナは腎臓病用ですし、カケシアは高カロリーで低たんぱく質。
フク用の流動食はこのふたつをメインに、体調によって使いわけています。
ストレス由来?の毛むしりもあいかわらずぽつぽつ。
ひどいときはエリザベスカラーをつけて様子をみていますが、まあ小康状態ですかね。
あとは、お通じのペースがおおはばダウン中です。
自力で食べていたときは2~3日に一度だったのが、キドナメインになってからはほぼ一週間に一度になっています。
どうしたものか。
検査結果
今回の検査も7項目でした。
(赤字は基準値外)
尿素窒素(BUN) 66.1(基準値:17.6~32.8)
クレアチニン(Cre)3.2(基準値:0.8~1.8)
ナトリウム(Na)158(基準値:147~156)
クロール(Cl)110(基準値:107~120)
カリウム(K)4.6(基準値:3.4~4.6)
カルシウム(Ca)11.0(基準値:8.8~11.9)
リン(Pi) 5.2 (基準値:2.6~6.0)
白血球数 (WBC) 198(基準値:55~195)
赤血球数 (RBC) 600 (基準値:500~1000))
ヘモグロビン (Hb) 7.7(基準値:8.0~15.0)
ヘマトクリット値 (Ht〔PCV〕) 24.0?(基準値:26~46)
参考 前回の検査:3/4
数値の推移
2018 | 5/13 | 3/4 |
BUN | 66.1 | 67.3 |
Cre | 3.2 | 3.1 |
Na | 158 | 156 |
Cl | 110 | 108 |
K | 4.6 | 4.0 |
Ca | 11.0 | 11.2 |
Pi | 5.2 | 3.6 |
WBC | 198 | 208 |
RBC | 600 | 637 |
Hb | 7.7 | 7.6 |
Ht | 24.0 | 24.1 |
(Kg) | 4.9 | 5.1 |
2017 | 12/3 | 9/10 | 7/23 | 4/1 | 1/29 | 1/13 | 1/2 |
TP | – | – | 10.1 | 9.3 | 8.5 | 9.3 | 12.1 |
TBiL | – | – | 0.3 | – | 2.2 | 2.2 | 4.3 |
AST | – | – | 27 | 27 | 21 | 56 | 65 |
ALT | – | – | 66 | 42 | ?49 | 112 | 79 |
ALP | – | – | – | 134 | – | – | 236 |
CPK | – | – | – | 183 | – | – | 236 |
TCho | – | – | 165 | 336 | – | – | – |
TG | – | – | 76 | 132 | – | – | – |
BUN | 75.7 | 61.3 | 61.1 | 61.9 | 61.6 | 48.2 | 88.4 |
Cre | 3.1 | 3.0 | 3.3 | 2.5 | 1.6 | 1.4 | 2.7 |
Na | 159 | 151 | 153 | – | 155 | 158 | 159 |
Cl | 112 | 105 | 115 | – | 113 | 113 | 122 |
K | 4.1 | 4.1 | 4.2 | – | 3.8 | 3.0 | 4.2 |
Ca | 10.8 | 10.4 | 10.2 | 10.2 | 9.9 | 10.7 | – |
Pi | 4.3 | 2.8 | 4.2 | 2.8 | 3.4 | 3.2 | 9.3 |
GLU | – | – | 158 | 186 | – | – | – |
WBC | 290 | 258 | 373 | 399 | 503 | 598 | 380 |
RBC | 645 | 643 | 611 | 522 | 497 | 430 | 460 |
Hb | 7.1 | 6.9 | 5.9 | 5.2 | 4.9 | 4.2 | 4.4 |
Ht | 22.8 | 20.5 | 18.8 | 17.4 | 17.1 | 15.3 | 15.6 |
(Kg) | 5.0 | 5.2 | 4.5 | 4.5 | 3.9 | 3.7 | 3.0 |
2016 | 12/30 | 12/28 |
TP | 10.9 | 13.6 |
TBiL | 4.3 | 4.7 |
AST | 66 | 42 |
ALT | 66 | 67 |
ALP | 193 | 144 |
CPK | 649 | 269 |
TCho | – | 160 |
TG | – | 144 |
BUN | 90.4 | 200.2 |
Cre | 2.8 | 2.8 |
Na | 156 | 165 |
Cl | 124 | 131 |
K | 3.8 | 4.1 |
Pi | 6.5 | 11.3 |
GLU | – | 81 |
NH3 | 69 | 182 |
WBC | 596 | 580 |
RBC | 435 | 416 |
Hb | 4.1 | 3.9 |
Ht | 15.1 | 14.1 |
(Kg) | – | 2.9 |
腎臓はほぼ変化なしで現状維持
BUN・Creについては前回からほとんど変化なしでした。
けしてよくはないけれど、現状維持はなんとかできているということです。
貧血はこれまで改善傾向だったけど…
赤血球(RBC)はまだいくらかひくめですが、ここ一年は毎回基準値内にはいってます。
ヘモグロビン(Hb)とヘマトクリット(Ht)はすこしずつ改善してきてました。
ですが、さすがにそろそろ上げどまりかな?という感じもしますね。
貧血改善に愛用していた鉄系サプリメント、ペットチニックの在庫ぎれがつづいていたため、さいきんはFCVリキッドでしのいでしました。
つかってみた効果はペットチニックと遜色ないのですが、嗜好性はペットチニックのほうがいくらかよさげですかね。
ちゅーるにペットチニックをまぜても食べるけど、FCVリキッドだと口つけませんし(笑)
さいきんようやくペットチニックの販売も再開されたようで、ちょっとほっとしています。
錠剤タイプのヘモテクトは製造中止といううわさも…。ざんねん。
先生の見解
口内炎について
インターベリー終了後は、痛いなりにもしばらくおちついていたのですが。
口内炎はここ1~2ヶ月でまた悪化。
診察時にフクの口をみせてもらうと、まっ赤にただれてのどがふさがりそうです。
「これじゃあ飲みこむのもつらいでしょう」と先生にもいわれてしまいました。
先生としては、すこしでも副作用の心配をへらすため、二日に一度のステロイドを毎日にするのは極力さけたいということです。
対策としてインターベリーを再開することにしました。
そしてこのときおどろきの事実が発覚!
先日の記事にもかきましたが、インターベリーの使用量を私がかんちがいしてました。
“一日一回左右に2滴ずつ(一日4滴ずつ)”
だと思っていましたが、実際は
“一日一回左右に4滴ずつ(一日8滴ずつ)”
でした。
たりてない量で「あんまりかわらないよ、これほんとに効果あるの?」と文句いってたわけですね。
ごめん、フク…今回はちゃんと使うよ……。
現状と今後
BUNとCre
前回、自宅点滴を二日に一度150ccのペースにしたところBUN・Creがさがりました。
たださいきんは流動食メインなので、摂取水分量はわりとおおくなっています。
流動食だけでも一日80ccくらいはとってるかも。
二日に一度はそのままに、点滴量だけすこしおとして100ccにしてみようと思います。
あと、食べないのを心配して父がかってにおさしみをちょこちょこあげてしまって。
腎臓によくないから、と説明してもきいてくれないんですよねー。
私がいないとき(をねらって?)おさしみだしちゃうのは、ちょっとやめてほしい。
口内炎
インターベリーを2週間ぶんもらい、先日使いきりました。
今回は正規量でつづけてたせいか、のどの赤みははっきりとうすくなっています。
私がみてもわかるくらい。
これって、病院からは2~4週間つづけていったんおやすみするペースを推奨されているのですが……
このまま使いつづけちゃダメなんでしょうかね。
やめてしばらくするとまた悪化するので、つづけていればそのぶん症状悪化がおさえられるんじゃ?と思ってしまうのですよ。
インターベリーもやはりつづけた場合の副作用なんかがあるんでしょうか。
こんど病院いったときにきいてみようと思います。
まとめ
食欲はまだあまり回復していませんが、インターベリーは思ったよりも口内炎に効果ありそうです。
ただ、みためがいくらかよく(炎症がおさまり赤みがへる)なっても、いたみ自体は残ってる感じかなー。
いたみがもっとかるくになってくれると、フクも楽になるんでしょうけども。
うまくコントロールしていけるよう、今後もフクにあう方法をさがしていきたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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コメント
食事って難しいですね。
我が家の長女はたぶんフードに飽きたのでしょう、JPの腎臓ガードはペロリでした。
時々変えてあげたいのですが、先日データが悪くなり怖くてあげられないのが現状です。カントリーロードを空腹時に再トライ。ダメならカリスモ増やしつつ、腎サポを出してみる予定。
にゃあ×3さん
定期的な食べムラって、ある程度は仕方ないのかもしれないですね。
うちも最近クロがjpのキドニーキープをあまり食べなくなってしまいました。
ときどきパタッとそうなります。
(別のものにしてしのいで、しばらくすると復活するパターン ^^;)