しばらくこのブログを見てくださっている方はご存知かもしれませんが、これまでにいくつかのアルミパウチ水素水をレビューしてきました。
そしていよいよアルミパウチではなく、違うタイプにも挑戦。
今回試してみたのは、自分で水素水を作る 水素発生剤タイプ の「アキュエラ 水素水7.0ppm」。
こちらが届いた aquela(アキュエラ)水素水7.0ppm の箱。
大きさはLPレコードのジャケットくらい……なんていっても、若い人にはよくわからないですよね。
だいたい給食や学食のおぼんとか、もしくはそれよりちょっと大きい程度のサイズ。
水素水7.0の中身
外箱を開けてみるとこのようなものがごちゃごちゃといっぱい入っています。
箱の中身は、左上から時計回りに
- 溶存水素濃度判定試薬
- 付属ペットボトル用のふた(2個)
- 付属ペットボトル(2本)
- 水素発生剤30包
- カプセル(試験管のようなサイズと形状のもの)と中筒(四角いミニ容器)が各2こずつと、専用スポイトの入ったセット
そして箱の右には、一緒に入っていた説明書や作り方、製品紹介冊子などなど。
おっと、さっそくクロの不審物チェックがおこなわれているようです (^_^;
この水素水7.0は、水素水を作る工程がいくつもあるので初回はちょっと戸惑いました。
ここで作り方の詳細な説明をするとやたら長くなりそうなので、そちらはそのうちまた改めて。
(後日書いた作り方の解説はこちら)
水素水7.0を作ってみた感想とメリット
メリット1:超高濃度
この点は最大のメリットといっていいでしょう。
なんといっても、作りたての濃度が超高い!
これにつきます。
本当です。
私もとても驚きました。
「医療現場で採用」のキャッチコピーもダテではなさそうです。
一応、作りかたの簡単な解説。
- 水素発生剤に水をたらして反応させ、カプセルに入れる
- そのカプセルをさらに水入りペットボトルにイン。
- そのまましばらく待つと上部に水素がたまってくる
- よく振って水に混ぜ込む
- 水素水のできあがり
水素の濃度は、カプセルを水に浸けておく時間に比例しそうです。
でも初回作成時、ひたしてから2~3分でシェイクして作った水素水でも濃度は 1.4ppm ありました。
後日2回目に作ってみたときは10分くらいおいてからシェイクしましたが、なんと 2.5ppm にもなりました。
ひと晩冷蔵庫で寝かせてからから作る(振り混ぜる)と、 さらに さらに 濃度がアップするそうです。
(私はまだやっていません)
濃度の高さは、こちらの濃度テストでも実証済み。
このリスト中の「水素水5.0」が、今回ためした「水素水7.0」の旧バージョンにあたります。
(製品リニューアルで濃度が増したために名称が変わったそうです。)
(週刊文春2013年2月28日号の水素水特集より)
メリット2:好きな水で作れる
猫に飲ませようと思っているのであれば、こちらの点もかなり重要かもしれません。
「好きな水や液体で水素水が作れること」
アルミパウチ製などの人間向け水素水は、天然のミネラルウォーターから作られていることが多いです。
猫のミネラル摂取量を気にしている場合、これら人間向けの製品は選びたくないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
さらにメーカーによっては健康効果アップのため、ミネラル成分をさらに添加している水素水の製品もあるので、猫に飲ませるときには注意が必要です。(人間向け水素水の場合)
いっぽうこの「7.0」は、自分の選んだ水を使って水素水をつくることができるわけですね。
素性のわかっている水を使えるという点は安心だと思いました。
つまり、ペット用にわざわざ純水などを購入している場合でも、その純水を使って水素水を作れるということです。
また現実にはなかなか難しいかもしれませんが、理論的には、自分で作った「猫用チキンスープ」などに水素水を混ぜ込んで、猫に飲ませることも可能になります。
さらに40度以下なら、あらかじめあたためた液体に水素を入れることもできるそうですよ。
メリット3:いろいろ応用がきく
自分で水素水を作れるため、臨機応変に使い方を変化させることができます。
体調が安定しているときは1.4~1.6ppm程度の水素水を飲ませ、体調が悪そうなときは1.6ppm以上の高濃度水素水を作り、できたてを飲ませる、とか。
水素水は皮膚疾患にも効果が高いそうなので、アレルギーなどの皮膚トラブルのときに、高濃度水素水を作って湿布する、とか。
前述のように、好きなスープを水素水化して飲ませるとか。
そういえば、輸液バッグを水素水にひたして水素入りの輸液を点滴する病院があるそうです。
水素入り輸液であれば、水素の抗酸化力をダイレクトに体内に取り込めます。
自宅で高濃度水素水が作れたら、それを自分で行うこともできるかも?
この「7.0」、猫に水素水を飲ませるということを考えたとき、工夫しだいではいろんな使い方ができる製品かもなーと感じました。
水素水7.0のデメリット
デメリット1:ちょっと高い
まずは、おためし価格がちょっと高いので気軽にためしにくい点。
こちらの製品は税・送料込みのお試しキットが 6,800円 でした。
30包あるので単純にわると、1回(ペットボトル500ml1本)あたり約 227円 となります。
※ただしこのあとに述べる裏技を使うと、この2倍の60回(約113円/本)は作れました。
お試しのあとに、発生剤30包を改めて(定期購入ではなく)購入する場合は、7,800円+送料540円(合計8,340円)。
30包を30回で使用なら278円/本、60回なら139円/本です。
30包の定期購入なら6,900円(送料込)となります。
(30回で230円/本、60回で115円/本)
確かに定期はおトクだけど、毎月来ちゃうわけだし、もっと間隔あけられないの?と思い、メーカーに確認してみました。
定期購入は30日コースのみですが、お休みは可能だそうです。
商品が届く10日前までにメールか電話すれば日程調整ができるので、再開日はこちらの自由に決められます。
何ヶ月かお休みしてまた再開できるなら、在庫がたまっていく心配はなさそうですね。
あとは、お試しキットに検査試薬が一緒についてくるというのも、必要ない人にとってはデメリットになるかも?(笑)
デメリット2:めんどくさい
正直、毎回作るのは面倒だと感じることもありました。
いちから作るなら最短でも5分はかかると思います。
ただ、いつでもすぐ使えるようにしておきたいのであれば、常に冷蔵庫に作りおき(シェイク前の状態)をしておくという方法もあります。
メーカーの方が一度うちに電話をしてきたのですが、そのときに1週間なら作りおきできるといっていました。
1本あけたら、同時に次の1本をつくっておく、というサイクルならスムーズに使えそうです。
デメリット3:水素が抜けやすい
さらにもうひとつ。
けっこう水素が抜けやすいこと。
作ったペットボトルのまま保存したら、当然どんどん抜けてしまいます。
なので高濃度水素の効果を得るには、やはり「作ってすぐ飲ませる・使う」ことが基本でしょう。
メーカさんの説明では、封を開けてそのままだと2時間くらいで濃度が半分になるとか。
また、作りたての濃度が高いほど残る水素量も多くなるそうなので、始めから高濃度につくっておけば多少は長持ちするということかも。
ちなみに、ちょっと工夫して保存すれば、普通に作ってもあるていどの濃度はしばらく維持できます。
そのへんのコツはこのあとの裏技でご紹介します。
水素水7.0の裏技
裏技1:水素剤を再利用する
説明書をみる限り、こちらの製品では水素剤1包を1回で使い切るのが正しい作り方です。
私もそのつもりで作ったのですが、初回(2~3分待ってシェイクして1.4ppm)を作り終えたとき、ちょっとしたことをおもいついてしまいました。
もしかしてこれって、まだ水素でてるんじゃない?
ものはためしと、もう1本ある専用ペットボトルに水を満たし、1回作り終えたカプセルを投入。
この出がらしペットボトルをそのまま24時間、冷蔵庫で寝かせてみることにしました。
まる一日が経過。
いよいよ冷蔵庫から出し、シェイクしてから試薬でテストです。
するとなんと…… 1.6ppm もありました。
なんだ、1包で2回は余裕で作れるじゃない!
超高濃度の水素水を1回だけ作るか、そこそこ高濃度の水素水を2回作るか。
そのへんは個人の好みや目的によるかもしれませんが、私は貧乏性なので後者を選んでみました(笑)
先ほども書いたように、お試しキット6,800円で30回だけ作ると500mlあたり約227円です。
が、このセコい方法で60回作ると、500mlあたり約113円とかなりリーズナブルにできます。
じつはその出がらしで3回目の作成にも挑戦してみましたが、さすがにこちらは作りたてでも0.5ppmまでにしかなりませんでした (ノ∀`)
まあ人間がネコのおこぼれをもらうなら、出がらし3回目で作って飲むのもありかな……。
裏技2:アルミパウチで保存する
その超高濃度ぶりで並ぶもののなさそうな水素水7.0ですが、大きな欠点がありました。
それは、ほかの製品に較べて 水素が抜けやすい 気がするということ。
作りたては確かに高濃度なのですが、振り混ぜただけでは水素が定着しにくいようで、そのままだと抜けるスピードも速いです。
そこで使うのが、こちらの水素水。
……の中身ではなく、空きパッケージ(笑)
「7.0」で猫用に水素水を作ると、500mlもあって当然あまります。
作ったときのペットボトルでは空気を抜くことができないので、そのままにしておけばみるみる水素が抜けてしまいますよね。
そこで、作った直後の水素水を、空きアルミパックに移しかえるわけです。
水素水が入っていた飲み口つきのアルミパッケージであれば、メロディアンに限らず、キヨラビでもなんでもたいてい使えるのではないでしょうか。
最近はドラッグストアでもアルミパウチ入りの水素水を売っていたりしますので、それをいくつか購入してパックを再利用するという手もあります。
移し変えのときのコツとしては、あまりじゃぶじゃぶ勢いよく入れないこと。
水素水を泡立てないよう、そーっと静かに入れていくと、移し変えの際にロスする量がいくらか押さえられるようです。
それでもやはり抜けやすいのは避けられず、移し変え前に1.6ppmあった水素水でも、アルミパウチに移し変えた直後に再度調べたらすでに1.5ppmという数値でした。
さらに移し変え24時間後に調べると、もうその時点で0.7ppmまで減っています。
この方法で作った水素水は濃度があまり日持ちしないので、冷蔵庫保存でもできれば2~3日以内(濃度テスト時0.6ppm前後)、長くても4日(濃度テスト時0.5ppm前後)くらいで使い切るほうがよさそうです。
移し変えた状態で常温保存もしてみましたが、こちらはさらに抜けるのが速かったです。
(作成時2.5ppm→24時間後0.6ppm)
結論
これまでは、自分で定期購入するならでキヨラビにしようと思っていましたが、今回「7.0」を試してちょっと気持ちが揺らぎだしました。
現時点ではこの「 アキュエラ 水素水7.0」がいちばん使ってみたいかもしれません。
もうしばらく継続使用してから、最終的に判断したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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コメント
こんばんわ。またまた失礼いたします。
水素水のこと本当に勉強になります!!
>メーカーによっては健康効果アップのため、ミネラル分をさらに添加している水素水の製品もあるので、猫に飲ませるときには注意が必要です。
なんてまったく考えてもいなかったです…m(_ _)m
「好きな水で作れる」のはいいですね∑o(*’o’*)o
これからの季節なら冷たいお水よりは、少し温かいぐらいのお湯の方が好ましいかな~と思いますし。
なるほど。
水素はとても小さい粒子なので、輸液のパックも通り抜けるので~ってことですね。
これは、動物病院さんの方で導入してくれないと、一般家庭では難しいですね><
あ、そういえば人間の美容のためにも『水素点滴』があるって聞いたことあります!
ねこぱんちさん
ミネラル分添加の水素水は人間用オンリーなので、ペット用を選んでいる限りは気にしなくて大丈夫ですよ~。
好きな水で作れる水素水は使い続けてますが、かなりいい感じですね。
うちも冷やした水素水はいやがられるので、最近はなるべく常温で作ってます。
ぬるま湯水素水も今度試してみたいです。
人間用にも水素点滴があるんですか、そっちを知りませんでした(笑)
美容目的なら、猫用に余った水素水でのコットンパックもおすすめです(*´∀`*)
(佐伯チズさん方式の化粧水パックをアレンジしてやってます。)