【皮下輸液、最近気付いたちょっとしたコツ】

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kuro 2015/6/2

輸液中にくつろぎすぎてねてしまったクロ

フードレポやグッズレポの写真がたまっているのですが、最近あまりまとまった時間がとれないので、書けないでいます。

今月下旬くらいまでこんなかんじなので、しばらくのあいだは小ネタがつづきそうです。

 

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点滴もだいぶうまくなりました

さて、もう日常の一部となった、クロの皮下輸液。

さすがにもう大きな失敗もなくなり、クロも以前ほどおびえなくなりました。

かつては「せーの!」でぶすっとさしていた針ですが、それだと失敗する率が高かったのでやめました。(そしてクロもおびえる。)

今回は、ひたすら回数をかさねる中で気づいた、輸液のちょっとしたコツをメモしておきます。

コツ1:針のさしかた

以前コメントでアドバイスをいただいたように、ゆっくり確実にぶすーっさしたほうがうまくいくようです。

スピーディーにさしてもゆっくりさしても、いやがり方にはさほど差はありません。(うちの場合)

さすときだけはクロもなさけない声をだすものの、このやりかたのほうが結果的には負担がすくない気がします。

いまでは本猫もなれたもので、さしおわるとすぐゴロゴロいってうたたねしてしまいます。

コツ2:輸液の温度

この季節は気温がたかいので大丈夫なものの、さむい時期は輸液パックの温度にも気をつかいました。

レンジでチンしたり湯せんしたりしてすこしあたためる方法がポピュラーなようですが、うちでは少々変則技を。

  1. レンジでチンするゆたんぽをあたためる
  2. ゆたんぽカバーとゆたんぽの間に輸液パックとチューブをさしこんでしばらく放置(30分以上)

 

チンする湯たんぽで輸液パックを温める

 

これだとしばらくほったらかしにしてもあつくなりすぎないので、ころあいをみて今が輸液チャンス!というときにさっと準備→点滴ができて便利です。

放置しすぎるとさすがにさめますが、夏場だと朝準備して夕方とか、夜準備して翌朝点滴でもOK。
ふとんの中などにいれておくとさらに保温性がたかくなります。

それでも点滴前にはかならず、輸液があつくなりすぎていないかの確認はしたほうがいいですね。
私は自分の腕のひじのうちがわあたりに、針からでる輸液をあててみて温度確認します。

おふろの温度(40度)くらいにあたためて点滴すると、猫もからだがポカポカして気もちいいいみたいでした。

 

輸液パックのあたため用に使ったゆたんぽは、点滴中猫のそばにおいておくとさらにぬくぬくでうれしそう(笑)

なぜか夏場でもゆたんぽの上にのりたがるので、輸液をいくらかあたためたとしても、ひんやり感はあるのかもしれません。(入院中に自分が点滴されたときも、けっこう体がひえました。)

追記 うちで使っているゆたんぽはチンするタイプ。(「エコリラ」※現在は製造中止かも)

 

コツ3:液のスピード調節

気温がひくいと輸液もすぐさめてしまうため、以前はつい、最初からいそいで液をながしがちでした。

そうするとやはり瞬間的に体がひえるのか、液が体内にはいったタイミングで背中がビクビクッとふるえるのが気になっていました。

ためしに、はじめは「ポタポタ」くらいからはじめてみて、すこしずつおちる液の量をふやしてみたところ、これが案外いいかんじ。

はじめの10秒くらいだけ、ポタッ、ポタッとゆっくりめに。

その後すこしずつ、

ポタポタ
 ↓
ポタタタ
 ↓
タターー

ダーーー

てなぐあいに量をふやしていったら、背中のビクビクがでなくなりました。

猫も以前のように 「なんだかへんな感じ!」 といやがるそぶりをしなくなり、いまではわりとすぐリラックスモードになってくれます。

コツ4:液がうまくおちないときの対処

点滴をしていると、たまにどうしてもうまく液がおちていかないときってありますよね。

 

そんなときは、針がぬけないていどに管をもちあげて、すこしだけ方向をかえるとスムーズにおちはじめる、というのにも気づきました。

輸液パック内の量がへってくると、なにもしていないのにおちにくくなることもありました。

そんなときはチューブをもって、チョイチョイと。

あんまりおおきくうごかすとぬけてしまうので、チューブの角度をかえるくらいの感覚で微調整するといいと思います。

 

どれもあんまり役にたたないコツばかりですみません (^_^;)

わすれないうちに、自分用にちょこっとメモしておきました。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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コメント

  1. サバトラーニャ より:

    いえいえ、本当に助かります!!
    「正しい輸液の方法」とか調べれば沢山でてくるとは思うのですが、
    実際にやってみてあーだった、こーだった、の情報が欲しい方の方が多いかと思います(^_^;)
    なかなかマニュアル通りにはいかないし、猫さまの個性もあるし。
    将来的に長女猫(名前はにーにーです)には家での輸液を考えているので
    すごく参考になります。タター→ダーのテンポ取りが難しそうですが(笑)
    梅雨入りして、天候不順な日が続きそうですが
    Mさま、クロさんを始め猫さま、体調にくれぐれもお気を付けくださいね☆

  2. M より:

    >サバトラーニャさん
    輸液はそれぞれ病院ごとに教えられる方式が違う(吊り下げ式、加圧式など)ので、やり方を探すときに微妙に困るんですよね~。
    ちなみにうちは吊り下げ式です。
    それが…見事に入梅と同時に体調崩しました(笑)
    明日から海外だというのに……!

  3. あん より:

    はじめて、クロちゃん達の体調管理を上手に維持されていてとても勉強になります。
    うちにも腎臓の悪い猫がいて毎日輸液のため通院していましたが、転院し最近自宅輸液の許可が下りました。でも怖くて毎日冷や汗です。
    1人でやる為の工夫とかありますか?徐々に猫さんは苦痛を感じなくなるものなのでしょうか?

  4. M より:

    >あんさん
    ご来訪ありがとうございますm(_ _)m
    毎日通院で輸液されていたんですか! 大変でしたね。
    慣れれば自宅輸液のほうが、猫にも飼い主にも負担は減ると思うのでがんばってください。
    私も始めは怖くて泣きながらやっていたので、不安なお気持ちとてもよくわかります。
    それでも、私も経験者のみなさんにたくさんアドバイスをいただきながら、何度も失敗しつつ、最近ようやくスムーズにできるようになりました。
    私がこんなことを言うのはおこがましいのですが、大丈夫、慣れればあんさんもきっとうまくできるようになりますよ~ (´▽`)
    猫さんの性格にもよりますが、一人でやるときにいやがって抵抗するのであれば、保定袋を使ってみるのもよいかもしれません。
    市販品から手づくりの方法まで、「猫 輸液 保定袋」で検索するといろいろなものが出てきます。
    あとは輸液の前後に楽しいことをセットにして猫さんの気持ちをやわらげてあげるとか。
    うちは以前おやつをあげていましたが、体調への影響が気になったので最近はお気に入りのタワシ(笑)でマッサージしてあげてます。
    猫さんも個性があるので、それぞれに合う方法は違うことが多々あります。
    しばらくの間は試行錯誤の連続だと思いますが、ここは一発大事な猫さんのために覚悟を決めて、二人三脚でがんばってみてください。
    輸液の苦痛の関しては、こちらが上達すればほとんど感じなくなるのではと思います。
    すごく苦痛であれば、たぶん輸液中にうたた寝なんてしてないでしょうし(笑)

  5. あん より:

    お仕事上手くいったようでよかったですね、お疲れ様です。
    輸液について教えていただきまして有難うございます。一応5日目ですが何とかできました。
    猫は終始「あーんあーん」大声で鳴くので早く終わりにしてあげたいけど150ml入るまで時間がかかってもどかしいです。何事も経験が必要なんでしょうね。皮膚のつまみ方や針の刺し具合もわからないことだらけです。
    ブラッシングは大好きなのですが輸液後は速攻で退散してしまうため ちゅ~るで機嫌をとりつつ輸液前にやったら少しリラックスしてくれたみたいでよかったです!
    またいろいろ教えてください。有難うございました。

  6. M より:

    >あんさん
    その後自宅輸液の調子はいかがでしょう。
    私も昨年の夏、手のひらを汗びっしょりにしながら、冷や汗かきかき輸液をしていたのを思い出します。
    猫がいったん腎臓病になってしまうと、輸液とは長い付き合いになることがほとんどのようです。
    あまり焦らずに、一緒に妥協点を探しながら少しずつ慣れていけると良いですね。
    応援してます!

  7. にまみれも より:

    はじめまして!腎不全猫に自宅輸液をするようになってから、毎日色々とサイトを調べまくっている中で、ここを見つけました。

    サバトラーニャさんも書かれていましたが、私も「正しい輸液の方法」と同時に、実際に自宅輸液をされている方の感想やコツを知りたいと思っていた一人だったので、とても参考になりました!
    「ゆっくり確実にぶすーっ」とか、「すこしずつおちる液の量をふやす」とか、明日の輸液で試してみたいと思います。

    そうそう。今日猫に輸液をしていて発見した事ですが、保定係が猫のお腹の皮を両手で、「胸を寄せて〜あげて〜」(イメージは伝わるでしょうか?)と言う感じで、針の刺さっている背中部分に皮を集めるようにすると、背中部分の皮にたるみができて、液が入りやすくなるからか、液が沢山入るようになりました!

    (とても嬉しい発見だったので、Mさんにも是非!と思ったのですが、もしも既に発見済みの情報でしたら、読み流していただければ幸いです……。)

    Mさんのクロちゃん達の体調管理は、本当にとても勉強になります。
    季節の変わり目で、朝夕の温暖差が激しい時期ですが、Mさんもクロちゃんも、ご家族の猫ちゃんたちもお体を大事になさってくださいね。

    • M より:

      にまみれもさん

      ご来訪&コメントありがとうございます m(_ _)m

      自宅での輸液は、本当にみなさん試行錯誤されながら習得されていますよね。
      うちでは250mlの使いきりパックでしか輸液したことがないのですが、加圧方式だったり、1パックが何度も使えたり、微妙な違いもいれると方法はさまざまのようで。

      皮を寄せるとたくさん入るというのは知りませんでした!
      うちでは私がひとりで輸液しているのですが、ひとりでやっていても可能なのでしょうか。
      さっそく今夜の輸液でためしてみようと思います~(´∀`)

  8. にまみれも より:

    Mさん、お返事をありがとうございます!

    前回書いた「皮を寄せて〜」ですが、その後色々と考証をした結果、「皮を寄せる事で、たくさん入る」のではなく、どうやら「リンパ線マッサージみたいなもの」らしいと結論が出ました。

    「寄せてあげて〜」と言うよりも、両手で側面の皮を挟んで持ち上げたのち、手を離してストンと落としたり、液を下へ流すイメージで、優しく両手で側面をなでなでしたりすると、液がもう入らないと思ってもまた入ったり、入り込むのが早くなったりしました。

    なので、前回の書き込みは考証もなにも、発見したその日に興奮のままに書きこんでしまって、あやふやな内容になってしまってごめんなさい!

    Mさんはひとりで輸液をされているそうですが、優しく両手で側面をなでなで下になでおろして、液を他の部位へ送るイメージな方法でしたら、大丈夫ではないでしょうか?

    最後に、Mさんの「ゆっくり確実にぶすーっ」のおかげで、今までは針を刺す度に「ぴくっ」と体を固くこわばらせていたのが、今はちょっとリラックスしてくれるようになりました。
    本当に、いいコツをありがとうございました。 (*´ω`*)

    • M より:

      にまみれもさん

      輸液がうまくいくようになってなによりです!
      「ゆっくり確実にぶすーっ」というやり方は、私がまだ輸液に慣れずブログで泣き言を書いていた時期、コメントでおしえていただいた方法だったので本当にありがたかったです。
      私もこのやり方を意識するようになってから、失敗が少なくなりました。

      寄せてあげて方式に挑戦してみましたが……ひとりではちょっと難しいみたいでした(涙)
      (針が抜けそうになったり、クロが動こうとしたりで。)
      輸液中はだいたい体をマッサージしているので、もしかしたらそれでも大丈夫かもしれないですね。

      おたがい輸液がんばりましょう~ヾ(・∀・)ノ