シロは先週くらいから、おでこにちいさな傷がありました。
(原因はおそらくチョビ)
シロの傷
あまり気にしていなかったのですが、
きのう見たところなんだかちょっぴりおおきくなっており、
さらにジュクジュクしています。
猫の傷はちいさく見えてもなかで化膿していることがあってこわいので、
念のため病院へつれていくことにしました。
結果としてはとくに異常なし。
カサブタをひっかいてとれてしまっただけのようでした。
ついでにシロの血液検査も決行。
そのさい、前回検査したのが四月だったときいてびっくり。
しばらくいそがしかったので、そんなにあけてしまった自覚がありませんでした。
最低でも二ヶ月にいちどは検査してくださいね、と病院からクギをさされました。
シロごめん(;>人<)
クロにかかりっきりで、おろそかになってしまったよ~
検査結果
総タンパク(TP) 9.7 ↑ (基準値:2.3~3.5)
アルブミン(ALB) 3.8 (基準値:0.8~1.8)
アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT〔GPT〕) 117↑ (基準値:22~84)
総コレステロール(TCho) 231↑(基準値:89~176)
トリグリセライド〔中性脂肪〕(TG) 341↑(基準値:17~104)
尿素窒素(BUN) 32.7 (基準値:17.6~32.8)
クレアチニン(Cre) 2.9↑(基準値:0.8~1.8)
ナトリウム(Na) 159 (基準値:147~159)
クロール[塩素](Cl)112 (基準値:107~120)
カリウム(K) 4.3(基準値:3.4~4.6)
リン(Pi) 4.1 (基準値:2.6~6.0)
白血球数 (WBC) 81(基準値:55~195)
赤血球数 (RBC) 947(基準値:500~1000)
ヘモグロビン (Hb) 14.9(基準値:8.0~15.0)
ヘマトクリット値 (Ht〔PCV〕) 46.1↑ (基準値:26~46)
参考:前回2015/4/21 の検査
参考:前々回2015/1/12 の検査
うわぁ…あちらもこちらも数値がわるいのだけど……
なかでも、た、体重が……!
へらさねばいけないのに、四ヶ月のあいだに200gもふえてしまいました。
驚愕、というか、落胆。
私が毎週末、七日分の食事を計算・計量して小わけしているはずなのに、
まったく反映されていないのはなんで??
(きっちりそれだけ食べていたら、いまごろ5kg台になっていたはず。)
確認してわかったのですが、どうもうちの両親はあまり給与量をまもっておらず、
シロがほしがればそのつど与えていたようです。
一日ぶんの範囲でたりなければ翌日ぶんからまわしていたとか。(やめて~)
なんとなくへり方がおかしいと感じたのは、気のせいではありませんでした。
シロの食欲増加の原因は、おそらく歯周病の解消によるものと思われます。
抜歯して口がいたくなくなったのでたくさん食べてしまうのかもしれません。
やはり複数の人間で猫の生活管理をするのはむずかしいと思いました。
事前の綿密なうち合わせや合意が必要そうです。
病院でも、
「何匹も猫がいる場合は、きめた時間にみんないっしょに食べさせるように。そのときあまったらだしっぱなしにせず片づけてください。」
と指導されました。
今回は父もいっしょにきいていましたが、
すこしは食事管理の重要性をわかってもらえたでしょうか。
数値の推移
シロのこれまでの数値変化一覧。
2015 | 8/21 | 4/20 | 1/10 |
BUN | 32.7 | 33.7 | 33.7 |
Cre | 2.7 | 2.9 | 2.3 |
TP | 9.4 | 9.4 | 9.1 |
TCho | 180 | 180 | 196 |
TG | 341 | 226 | >500 |
(Kg) | 6.5 | 6.3 | 6.3 |
(赤字:これまでの最悪値/青字:最良値)
今後の対策
シロの腎臓に関しては、まだ輸液はしなくても大丈夫とのこと。
このままフォルテコールでようすを見るそうです。
ただし、
「とにかく減量。なにがなんでも減量。ダイエットが急務!」
と言われています。
数値悪化の原因が肥満からきているものがおおいので、
やせるだけであるていど改善されていくかもしれません。
ちなみに先日姪っ子たちがとまっていったときのストレスは、
とくに体調には影響がなかったようです。 (ほっ)
「この肝機能の数値の悪さは、ストレスではなくて脂肪肝ですから!」
とも。
すみませんすみません (;´Д⊂)
定期的に尿検査をしない理由について
先日いただいたコメントで
定期的な尿検査はしないのかという質問がありましたので、
今回通院時、腎不全での尿検査の必要性についても病院で確認をしてきました。
かかりつけ医の意見としてはこのようなものでした。
(記憶による書きおこしのため、言いまわしなどがやや不正確かもしれません)
- 人間の腎不全では尿検査がとても重要視されるが、動物の場合はそこまで重要視されないこともおおい
- 尿検査のあつかいについては各獣医師の考えかたによるので、ひんぱんにするところもあれば、あまりしないところもある
- 理想をいえば、ひんぱんに尿検査までしたほうがいいのはたしか
- とくに初期の腎不全の場合は尿検査の数値が重要で、それによって治療方針がかわってくる
- 逆にあるていど進行してしまうと、尿検査の数値によって治療方針がかわることはすくない (血液検査を重視)
- その場合、動物の負担やコストとのかねあいで、尿検査まではあまりおこなわないことがおおい
- ゆえに、うちの病院では、進行した腎不全での尿検査はさほど重要視していない
クロの場合はもうあるていど進行しているので、
現時点で尿にたんぱくがでていようがいまいが、
治療は「食餌管理とフォルテコール+輸液+ネフガードが基本」。
治療内容がかわるのは、血液検査の結果がさらに悪化したとき、とのことでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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