【経鼻カテーテルでも吐き出し~緩和ケアへの移行】

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実は気が動転しているフクとクロ2018/7/28

クロの表情がパニックをものがたっています(フクはボーゼン、クロはドキドキ)

 

一見のどかな尻ペタツーショットにみえますが……

土曜の夜に、フクが鼻チューブを吐きだした直後の写真です。

(チューブを切らなければそのまま使えたそうです。失敗した)

 

通常フクちゃんからクロに接触することは皆無なのですが、

このときはなぜか、みずからすすんでとなりにいきました。

撮影者の私をふくめ、たぶん全員気が動転していたんだと思います。

(だってふつう、こんな緊急時に写真なんてとらないし)

 

このあと、フクをつれて病院へ直行しました。

 

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回復はきびしそう

おそれていた、経鼻カテーテルの吐き出しがおこってしまいました。

 

現状でつかえる薬はすべてつかっているものの

吐き気のコントロールがかなりむずかしくなってきています。

 

ここでチューブをぬくと、静脈からの栄養点滴しか延命方法はのこっていません。

でも静脈点滴用の腕の血管は、入院中酷使されていたのでおそらくつかえない…。

(脚からとればなんとかできるそうですが、おすすめはできないといわれました)

 

フクはまだ自力でトイレもいくし、つめだってとぐのに。

弱っていくのをただ見ているだけなんて、私にはできませんでした。

鼻チューブの再設置をしていただき、うなだれて帰宅。

 

もう今後は、むりにご飯をいれるのはご法度です。

ちょっとでもおおかったり、まだ胃にいっぱい入ってたりすると吐くから…。

 

「体重約4.5kgのフクちゃんには、最低限一日にk/dペースト120ml」

かつて病院から指示されたこれが呪縛のようになっていたのですが、

現状のフクの胃腸ではこの量もとうてい無理なようで。

(今回はトータル100mlこえた時点で吐きました。)

 

「栄養確保よりも、吐き気をおさえることをさらに優先しましょう」

つまり、体重維持できる量の半分以下とか。

吐きけがでないように、体調悪化にあわせてどんどんへらしていくという指示です。

 

なるべく苦痛がないように、ほそくほそく、療養していく。

最終的にフクががんばれるところまで……。

 

フクの現在の治療と薬

自分でもときどき混乱することがあったので、

ここでいちど、現時点でのフクの治療や薬などをまとめておきます。

栄養摂取

  • 経鼻カテーテル(チューブ)からのみ
  • ヒルズk/d缶(156g入)に水10mlをくわえてペースト状にし、茶こしでこしたものを使用

胃腸が過敏なので、キドナやロイカナはあわないかもとk/d一択です。
(以前キドナで吐いたため)

注入はk/dペースト10mlにさらに水を5mlくわえたものを使っています。

可能なら1~2時間ごとに5~10mlずつ。

食道チューブのときはペースト原液40ml前後を1日3~4回でした。

経鼻チューブはほそいので、原液だと濃すぎて入りません。

 

体調管理

  • 体重測定:毎日(朝)
  • 体温測定:1日に朝晩2回、可能なら肛門、無理ならわきの下で検温して数値補正

フクの平熱は38度前後です。

わきの下ではかると、フクの場合マイナス0.7度になります。

わきの体温+0.7度が、そのときの体温ということですね。

体温計はciメディカルの動物用デジタル体温計を、カバーとともに病院で購入。

プローブカバー(肛門ではかるときに使用)

 

体重計はこちらを使っています。

【体重計ペットヘルスを買ってみました】
気のせいか、クロちゃんさいきんムッチリ気味。あんまり体重が増えると心臓や糖尿の心配も出てくるので、思い切ってペット用の体重計を買いました。なんだか思ってたよりも大きいですね。

嘔吐・脱水対策

  • 皮下点滴を250ml:毎日
  • そのほかに投薬やチューブ洗浄もかねて、1日100ml以上の水を注入

 

嘔吐対策

胃薬・整腸剤

  • プロナミド:1日2回
  • ガスター:1日2回
  • ウルソ:1日2回
  • プリンペラン:1日2回
  • ビオフェルミン:1日2回

もともとはガスター・ウルソ・プリンペランとビオフェルミンのみでした。

プリンペランをプロナミドに切りかえてみたものの、吐きけはとまらず…。

結局プリンペランも併用しています。(それでも吐く)

制吐剤

  • セレニア:1日1回

この薬はかなり強力らしく、
吐きけをおさえる最終兵器あつかいになってます。

注射だとききめがはやいのですが、かなりしみるそう。

うちでは粉薬を水にといてチューブに注入しています。

老廃物吸着(リンなど)

  • カリナールコンボ:1日2回

コンボはものすごく水にとけにくく、ダマにもなりやすいのです。

ほそい経鼻チューブにそのままだと詰まるかもしれないので要注意。

いったん少量の水でペースト状に練り、水をくわえて茶こしでこしてから。

ほかの薬は水にとけるので、コンボだけわけて使ってます。

老廃物吸着(窒素化合物など)

  • ネフガード(顆粒):1日2回

コバルジンは水にとけないので、
チューブには顆粒のネフガードがいいそうです。

便秘薬(下剤)

  • ピアーレ:1日1.5ml前後(一日数回にわけて投与)

フクはもともとやや便秘がちでしたが、
いまの体調でいきむとチューブが口からでる可能性も。

極力便秘させないため、毎日使っています。

腎機能維持

高カルシウム対策

  • ステロイド:1日1回

当初は口内炎対策としてのませていましたが、入院中にいったん中止。

最近の検査でカルシウム値がたかくなってきたので、
その治療として再開しました。

ステロイドには高すぎるカルシウムをさげる作用もあるのだそうです。

カルシウムが上昇すると腎臓の悪化がすすむので、
それをくいとめるための対策です。

降圧剤

  • フォルテコール:1日1回

こちらは以前からの継続。

フクはすでに腎不全末期になっているので、
ラプロスにはあまり効果が期待できないそうです。

 

フクの闘病記録(ツイッターより)

病状をほぼリアルタイムで更新しているツイッターですが、

ブログ用にいちからまとめる余裕がないため転載しています。

以下、前回ブログ掲載分よりあとのものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。
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コメント

  1. コニシマイ より:

    こんばんは。

    クロちゃんのお顔が、物語っていますね。(かわいいですけど、、)
    フクちゃんが、自ら寄り添ってきたのも、緊張したのでしょうか。。

    フクちゃんも、なんとなく状況を把握しているのか、緊張してそうですね。(身体は元気そうですが、、)
    ねこちゃん同士でわかることもあるので、クロちゃんの近くが落ち着くのでしょうか、、。

    大変な最中、最新のフクちゃんクロちゃんの2ショットが見れたのが、安らぎました(=^_^=)

    緩和ケアで進めていくのは、一見寂しいことに思ってしまいますが、回復を期待しすぎて、プレッシャーがMさまに重圧として負担になっていた部分はあるのかなと思いました。

    緩和ケアでも、フクちゃんの負担がすくなく現状維持できれば、ほそくても、長い期間になるかと思います。(無理しすぎないこと前提に)

    チューブ補給をしばらく控えていても、フクちゃんが受けつけてくれるようになれば再開できるので、辛いかとは思いますが、いまは食事を受けつけない状況を、上手く受け入れる事ができればと思います。

    フクちゃんの負担になる治療は控えながら、負担が少なくてできる治療も出てくるかと思います。(ツイッターで、皆様の意見を拝見しますと、たくさんの状況や対処があったので、、)

    Mさまの直感で、フクちゃんに負担すくなく効果(和らぐことも含め)
    が期待できそうなものがあれば、考えてみるのも良いかと思います。

    今週からお仕事かと思いますが、お身体ご自愛ください。

    うなだれて、疲れ果てたときは、クロちゃんたちに、癒してもらってくださいね。。

  2. otemoyan より:

    こんにちは。
    うちの猫の場合なのですが、口が痛い→食べられない→うんちが出ない→でも出したい!→いきむ→吐く…いわゆるしぶり腹のような、こんなような悪循環が起こります。歯肉炎がひどいことと胃腸が過敏になってしまうことはフクちゃんと似ているかな、と思います。
    うちの猫場合、それが起こるのは何故か夜が多いです。抗生物質の効果が薄れてくる頃(注射を打って2週間程度)、なので危ないかな〜と思う時期がくると強制給餌を昼頃で切り上げ、夜はあげない(自身が食べたければドライは用意してあります)ようにしています。
    吐き気自体がなくなるわけではないのですが、一度ウップ…となって収まります。ごはんがお腹にある状態だと第一陣の吐き気に誘発されて何度もオエッとなってしまうことが多いように思います。
    それから、我が家で特に胃腸過敏が指摘されていた時期には一時的に腎臓療法食でなく 消化器サポートを与えていました。獣医から胃腸への刺激が少ないと奨められた為です。腎臓療法食はどうしても高カロリーに作られているものが多いので下痢が続いているときなどは向かないと聞いた記憶があります。実際に一週間程度与え下痢と嘔吐はおさまりました。

  3. S より:

    読むのも辛いです。
    Mさんの心中お察しします。
    少しでもMさんがそばにいることがフクちゃんにとって
    なによりの安心です。してあげられることが少なくなっても、いつも通り
    そばにいてあげて下さい。
    お忙しいと思います。返信不要ですので、ご無理なさらずに。
    フクちゃんの回復祈っています。

  4. めいや より:

    初めて。
    経鼻カテーテルについて検索していたときに、こちらのブログにたどり着き、勇気を頂いた者です。
    我が家の14歳の猫は、心臓と腎臓に問題があり、最期は消化器系リンパ腫と闘いました。
    フクちゃんがウチの愛猫と重なり、少しでも穏やかにMさんとの日々を過ごしてほしいと祈るばかりです。

    参考にならないかもしれませんが…
    消化器系に問題がある猫ちゃんは、飲み薬は効きにくいので、吐き気止めのお薬は注射が一番だそうです。
    通院と痛い注射がかわいそうで、粉状のセレニアを腎臓サポートのリキッドに混ぜてましたが、効果がなくて、吐き気を抑えることができませんでした。
    でも、注射をした日は、驚くほど効果が出て、一日の摂取カロリーに近い量を摂取できるようになりました。
    もっと早く注射に切り替えていたら、吐き気による苦しみを取り除いてあげれたのにと、後悔しています。

    食事は、完全に液体のものが吸収がいいとのことで、腎臓サポートのリキッドを1日に150mlと言われていました。
    でも、安心して入れれる量が、お水と合わせて1回10mlだったので、150mlは絶対に無理で、半分もめったに到達できませんでした。
    でも、リキッドにニュートリプラスゲルをほんの少しずつ混ぜて、摂取カロリーを増やせることに気づいてからは、体重をキープすることはできました。

    私よりも遥かにMさんは勉強されていて、知識も経験も豊富ですし、Twitter等ですでに同じような内容のコメントがあったかもしれませんが、フクちゃんの応援団の一人として書き込みさせて頂きました。
    フクちゃんの穏やかな日々が続きますように…

  5. コニシマイ より:

    こんばんは。

    フクちゃん、落ち着いてそうで、安心しました。

    フクちゃんは、エイズキャリア持ちなので、キャリアの子には、ストレスが一番良くないと聞きました。
    フクちゃんが、日々穏やかに過ごせるのが、一番良いですね。

    いまは、サプリメント類は控えているかと思いますが、リバージュ(ナチュラルピュアウォーター)という商品はご存知でしょうか。
    原材料は水のみで、効能はデリケートな胃腸やアレルギー体質などのバランスを体内から整える、水道水をまろやかにする商品です。

    使用方法は、飲み水(200cc)に数滴垂らすのみです。
    直接、お水をのむことが少なければ、流動食に加えるのも有りかと思います。

    分類には、サプリメントにはならないかと思うので、フクちゃん胃腸過敏ですが、もしよければと思いました。
    (ペピイクラブ)というサイトで紹介しています。

    フクちゃん、おトイレはペットシーツを利用してますでしょうか。
    おトイレ(容器)を利用してまして、脚をあげるのが負担そうならば、にゃんこスロープという商品もあります。
    スロープで上がってトイレに入るので、脚の負担が軽減できます。
    (こちらもペピイクラブです)

    もし気になりましたら、クロちゃんたちにも良い商品かもしれないので参考までに(=^_^=)

    猛暑が戻ってきましたが、お身体ご自愛ください。

    引き続き、フクちゃん応援しておりますo(^-^)o