順調に療養していたフクでしたが、
退院後わずか6日で「また」チューブが出てしまいました。
ふたたび、おおきな選択をせまられました。
ここまで好調だったのに……
この日は朝からフクちゃんの調子がよさそうでした。
「毎日便通」の目標も、朝おきていちばんにスッキリ完了。
ダメなときは起きてすぐ吐きけ止めを飲ませ、30分してからご飯をいれるのですが、
調子もよさそうだし、ウンチもすっきりでたことだし。
薬のあとすぐご飯をいれてみました。
(本来はすぐいれていいと指導されてます。)
食事を注入しているときは、とくに気もちわるそうなそぶりはありません。
異変があったのは、食事のあと5分くらいたったころでしょうか。
いつもはいかないデスク下のうすぐらいスペースに、ひとりうずくまっていました。
おかしいな?と様子をみにいくと、フクちゃんはしずかにえずいていました。
いまは吐きけ止めがほぼフルで入っているため、
吐いてもチューブまではでないことがほとんど。
病院で吐いたときもほんのすこし液体がでるくらいでした。
ところが……これが予想に反して、チューブが出るほどの嘔吐に。
食道チューブはこれで最後にしようと思っていましたが、
いざその状況になってしまうと、やはりなやみます。
今後どうするかの相談
まずは嘔吐の原因をあるていどさぐろうということで、血液検査とレントゲン。
血液検査の結果はとんでもなく悪い数値でした。
これで元気なのが不思議とまで。
そしてレントゲン。
うつっている範囲では腎臓も萎縮しておらず、ほかの内臓もとくに異常はなし。
ただ、腸の出口ふきんにややかたまり状態のウンチが確認できます。
(右のレントゲン右はしちかく。)
そういえば今朝でたウンチは、ひさしぶりにかたまり状態でした。
でもコロコロではなく、通常であれば良いウンチの部類。
入院中のフクちゃんの場合、3日間ゆるくても下剤をへらすとたちまち固形になり、
そういうときはご飯もあまりはいらなかった、ということです。
(たぶんムカムカして気持ちわるいんだと思います)
なので看護師さんの見解では、今のフクちゃんだは多少ゆるゆるくらいがベスト。
出すときいきむと気もちわるくなりやすいのだとか。
そんなわけで、吐いてしまったおもな原因として考えられるのは、
数値悪化による悪心・嘔吐という結論になりました。
口からとれないご飯をどうするか
考えられる選択肢は3つ。
- カテーテル(チューブ)給餌をやめ、栄養点滴へ(すこしずつ体力はおちていく)
- かんたんにできる経鼻カテーテルにする
- また食道カテーテルをいれる
看護師さんといっしょにかなりなやみました。
いまのフクちゃんの状態は、吐きけがあって数値がわるいわりに元気です。
ここで栄養点滴にするというのは、ほそく延命しながら衰弱を待つようなもの。
まだがんばる気いっぱいのフクちゃんに、それはあまりにも酷。
でも食道チューブはもうさすがにやめたい。
「じゃあ、食道チューブより入る量はへってしまうと思うけれど、
ごく軽い麻酔、場合によっては麻酔なしでもいける、経鼻にしましょうか。」
ということで、今回はひさびさに経鼻チューブがはいりました。
吐きけをだましだましいれるのでさらに時間がかかりそうですが、
これでまたもうすこし、フクちゃんにがんばってもらえるでしょうか……。
経鼻チューブまでの展開記録(ツイッターより)
びっくりするくらいたくさんの方に心配していただいて
ほんとうにありがとうございます。
なかなか個別にお返事できずすみません。
昨夜ウンチがたくさんでたおかげか、今朝は調子良さそうです。
ペーストご飯も47ml入って一安心。
新しい制吐剤が案外合ってたのかも。 pic.twitter.com/fgZp30eU2V— kuro@腎不全猫 (@kuro_kidney) 2018年7月22日
昨日からウンチが出ず、朝もこんな顔(1枚目)で気持ち悪そうでしたが、お昼にスッキリ出てご機嫌になりました。(2枚目)
ご飯と水も今の所順調に入ってます。 pic.twitter.com/1UUYTecTXy— kuro@腎不全猫 (@kuro_kidney) 2018年7月24日
フク、珍しく今日は朝から快調でした。早々にウンチも出ました。
お昼もペースト53ml入って一安心。
あとたまにはクロの写真も。こちらもまあまあ元気です。 pic.twitter.com/ul4sbcuewe— kuro@腎不全猫 (@kuro_kidney) 2018年7月25日
朝から調子良さそうだったのに…またチューブが出てしまいました。
何がいけなかったのか…— kuro@腎不全猫 (@kuro_kidney) 2018年7月25日
とりあえず、より簡単にできる鼻チューブに戻しました。
血液検査はかなり悪化です。(人間や犬なら死んでもおかしくないレベルとか)
吐き気の原因としてはその辺が大きいのかも。
それでもまだ毛艶は良いし、本猫もわりとご機嫌。
フクががんばろうとする限りはできるだけ手を貸したいのだけど… pic.twitter.com/3lfMCdq0jV— kuro@腎不全猫 (@kuro_kidney) 2018年7月26日
撫でればお腹を出して喜ぶし、あれしろこれしろと要求も多いし、生活を楽しんでいるように思えます。
それでも毎日少しずつ、腎臓は悪化し、貧血も進んでいるんですよね……
打てる手はほぼ打ったので、あとはもうフクちゃんの生命力頼み。 pic.twitter.com/pmVctgABX4— kuro@腎不全猫 (@kuro_kidney) 2018年7月26日
数値的には末期ですね。凄すぎてはじめ書く項目間違えてるのかと思ったくらい。
貧血は、輸液(毎日250ml)と経口で大量の水分をとっているためか、腎性貧血なのかはちょっとわかりません。
口内炎で口から食べられないのでチューブが生命線です…。 pic.twitter.com/ugkm2jODIX— kuro@腎不全猫 (@kuro_kidney) 2018年7月26日
おわりに
現在はまだ、つねにフクのご飯をいれるために生活しているような感じなので、
このブログも気が抜けたような状態がつづいており、申し訳ありません。
なんとかもうちょっと実のあることをかきたいという気もちもあるのですが、
やはり心身に余裕がないのがほんねですね。
もうしばらくこんなペースになってしまうかもしれません。
コメント
こんばんは。
とりあえず、フクちゃんの栄養補給確保(チューブ)でき、安心しました。
フクちゃんとkuroさま、お疲れさまでした。
鼻チューブの様子が気になりますが、フクちゃんの生命線として頑張ってもらいたいです0(>_<)0
血液検査の回数が、多いのも気になります。
フクちゃんにできる治療は、少ないので、ケア療養とフクちゃんの生命力の後押しが、フクちゃんの負担を減らしてあげれるかなと思います。(昨日は必要あったのかなと、、、)
フクちゃん自身が、体調が良さそうなのが、救いかと思います。
延命といっても、フクちゃん自身が苦しく辛そうであれば、必ずしもよい選択とは言えないかと思います。
今の方が数値は良くなくても、Mさまと出会った保護時より見た目も身体も、楽そうに見受けます(*^-^*)
療養は、フクちゃん自身の体力と同様に(もしかするとそれ以上に)、Mさまの精神的や体力的なことが長期になるほど重圧になる可能性もあるかと思います。(経済的にも)
辛くて悲しい思い出にならないよう、難しいとは思いますが、お互いに良い方向に進むよう、頑張ってください。
フクちゃんが、安定に向かうこと、応援させてくださいね(=^_^=)
既に頑張りすぎている程のMさまとフクちゃんに頑張れなんて言えないし、
どうするのがいいのか私にもわかりません・・・
ただただ、辛いだけで終わらないよう、フクちゃんとMさまでくつろげる時間、
穏やかな時間、楽しい思い出をつくってほしい、それだけを願っています。
再生医療、幹細胞治療はご存知でしょうか…お時間ある時に調べてみてくださいm(_ _)m
ご存知でしたらスミマセン、昨年秋に腎不全で亡くなったうちの猫にはとても効果がありましたm(_ _)m
こんばんは。
フクちゃん、無理せず、いまの体調、維持できるよう願います。
Mさまも、いろいろ調べられているとは思いますが、ツイッターを含めたくさんの方が、アドバイスなど下さっているかと思います。
フクちゃんのペースに合わすこと優先、Mさまの範囲内で選択するのも良いかと思います。
フクちゃんの辛さが和らいでほしいと、願っております。。
こんにちは。
フクちゃん、落ち着いてくれてよかったです(*^-^*)
フクちゃんがすこしでも長く穏やかな時間が続くよう、願うのみです。。。
Mさま、フクちゃんの状況に対応できるよう、体調に気をつけて、乗り越えてくださいね(=^_^=)
いやーもうブログ更新も我々ギャラリーのこともいっさい気にしなくていいですから
フクさん(たち)に全力で注力していただきたいです。
Mさまの緊張の日々、お察しいたします。
泣きたくなるけど泣いてる場合じゃない、
猫たちにこの心中を悟られてはならない、と、
毎日毎秒気が張ってらっしゃることと思います。
冷えた美味しい季節の果物とかでも食べて、少しでも緊張緩和しながら踏ん張ってください。
Mさまの笑顔が、いちばんのおくすりなんだと、私は信じています(^-^)
笑うのもきついけどねー(笑)
でも笑おうー(^-^)
おはようございます。
ツイッター、拝見しました。
フクちゃん、幸せそうに、落ち着いてくれてますね。
鼻チューブも出てしまい、フクちゃんも辛かったと思います。
回復を信じるのも、現実を受け入れるのも、いま自然にどちらも選択なさっていると思います。
フクちゃんの体調に沿って、フクちゃんを見守ってあげれば、フクちゃんの和やかな時間が一日でも長く続いてくれると思います。
フクちゃんは、とても幸せなねこちゃんですね。
世界のねこちゃんも人間も、体調を心配してくれて、経済的にも頑張ってくれて、見守ってもらえて、、なかなか少ないかなと思います。
フクちゃんとMさまに、良い時間が保てるよう願います(*^-^*)
本当に幸せなフクちゃん。
元気そうに暮らせるのはひとえにMさんの愛情のおかげでしょう。
奇跡が起こることを祈ってしまいます。
どうか、Mさんとご家族と猫たちがみんな、苦しむことなく幸せに過ごせますように。