【ナチュラル蚊取り線香ならペットや子どもでも安心？～天然除虫菊のかえる印】

 

 

 

今回は、先日すこしふれた「天然成分の蚊取り線香」使用レポです。

 

うちではずっと電子蚊取りマットを使ってきたのですが、使用を考えなおそうかと思ったきっかけは猫とアロマ問題でした。

猫にアロマが危険？！がーん。
→じゃあにおいがキツい蚊取りマットもやばくない？
→っていうか、そもそもマットの有効成分自体が猫にはまずいんじゃ…？

もともとはそんないきさつで、猫にもあんしんな蚊取りグッズをもとめ、まずは天然自然の除虫菊でつくられた蚊取り線香を入手してみました。

 

 

製品名：かえる印のナチュラルかとり線香

 

 

 

原料・成分

 

◆原料
原料除虫菊粕粉・木粉・タブ粉末・ヤシガラ粉末

◆有効成分
除虫菊粉末（ピレトリン）／総ピレトリン0.4%

 

特徴

　

 

　

 

◆効能効果
蚊の成虫の駆除

◆燃焼時間
7時間±30分

◆生産国 / 製造
日本、除虫菊原料：中国

◆使用上の注意
・使用中の線香は、ふとんや、衣類ほか燃えやすいもののそばに置かないようにしてください。
・新しい塗り壁の近く、家具、床の間など変色のおそれがあるところには直接置かないでください。
・線香皿にたまった灰は、使用後灰が冷えてからそのつど捨ててください。
・直射日光を避け、湿気の少ない涼しい場所で、小児の手の届かない所に保管してください

※防腐剤（ソルビン酸など）・着色料は一切使用しておりません。

かえる印のナチュラルかとり線香は、明治時代から昭和30年代までかとり線香の主原料と して用いられた天然除虫菊を有効成分とした天然素材100％のけむりの優しいかとり線香です。 美しく花開く白菊が感じられる懐かしい香りです。

参考 びんちょうたん.com（かえる印のかとり線香）

 

 

腎不全の猫でもだいじょうぶ？

結論からいえば、蚊取り線香の使用では、それほど心配はいらないようです。

 

煙について

ただうちの場合は煙がネックになりました。

網戸にした室内でしばらく蚊取り線香をたいていたら、猫（フクちゃん）が急に咳きこみはじめてしばらくとまりませんでした。

薬剤成分の影響のまえに、煙そのものが猫には刺激になってしまうようです。

私自身もぜんそくがあるので、たとえ窓をあけていてもだんだん息ぐるしくなります。

網戸のそとやはなれたところにおいてみたら、問題なく使えるようでした。

 

薬剤の成分について

天然ピレスロイドからつくられている蚊取りなら、安全性はかなり高いようです。

 

ただし市販の蚊とり製品に使われている有効成分は合成ピレスロイドがほとんど。

合成ピレスロイドは天然ピレスロイド（ピレトリンなどの除虫菊由来成分）に似せてつくられたものですが、アレルギーの原因になることもあります。

また、哺乳類、鳥類などの温血動物はピレスロイドを分解できるので害はすくないのですが、蚊よけに効果があることからもわかるように、虫には神経毒として作用します。

爬虫類や両生類、魚類なども同様に分解酵素をもっていないため、それらをペットとして飼っている場合は注意が必要です。（最悪、命をおとします…。）

私がネットで調べていたときは、蚊取りマットで体調を崩したインコの話やアレルギーをおこした犬猫の話も目にしましたので、合成ピレスロイドにはちょっと気をつけたほうがいいかもしれません。

 

合成ピレスロイドと天然ピレスロイドのちがい

合成ピレスロイド成分は分解されにくく、天然ピレスロイド成分はすぐに揮発・分解されます。

その点がそれぞれのメリットであり、デメリットでもあるわけです。

合成成分のほうが分解されにくいので効果が長くつづくということは、体への影響もそれだけふえるということですし。

逆に天然成分がすぐに分解されてしまえば、虫よけ効果もそれだけみじかくなる、ということですね。

合成でアレルギーになりやすいというのも、なかなか分解されない原因物質（合成ピレスロイド）に長時間さらされることがおそらく原因でしょう。

猫や子どものいる空間で使うのであれば、天然成分の方がより安心そうだな～と感じました。

 

 

参考：猫と蚊取り線香の安全性についての記事

以下のような記事もみかけたので、参考として引用しておきます。

 

これまで蚊取り線香が原因で体調を壊した猫の報告は聞いたことがありません。
科学的に研究してみないとわかりませんが、これまで報告がないことからそれほど大きな毒性ではないと思います。
あまり密封した部屋で使用しない、猫が蚊取り線香を倒さない、などに注意するのが良いかと思います。

引用 猫専門病院の猫ブログ nekopedia（猫にアロマは危険！？）より

 

しかし、このピレスロイドは猫では他の動物と比べると毒性が強いので注意が必要です。
猫は、他の動物と比較して、肝臓での解毒酵素の一部がないため、人や犬では平気なものでも代謝できない物があります。
ピレスロイド系薬剤もその一つに含まれ、特に【注1】ペルメトリンや【注2】フェノトリンと呼ばれるものは危険性が高いです。
実際にこれらの成分が含まれたシャンプーや首輪は市販されているので気づかないうちに使っているかもしれません。

（【注】は引用者による）
【注1】【注2】…… 合成ピレスロイド成分

引用 ネコの病院 ネコのホテル 各務原 | Facebook（～猫と蚊取り線香～）

 

 

蚊取り線香を実際にセットして使ってみた

うちは長らく蚊取りマット派だったので、蚊取り線香を使うのは数十年ぶりかもです。

 

蚊取り線香用の容器２種類にセットして使ってみました。

１枚目が、インテリアもかねてネット購入したもの。（萬古焼蚊取り器）

２枚目が実用重視でドラッグストアで購入したもの。（アース線香皿）

　

 

蒙古焼のほうは小窓や階段の踊り場においてますが、蚊取り線香がむきだしなので使ってみるとちょっと危ないかなーと思いました。

あとハリガネを穴にさしてセットするのが超絶めんどくさい………。

 

ブサイクだけど見慣れたアースの線香皿のほうが、防火上かなり安心なつくりでした。

セットもらく。

こちらは網戸のそとの、ベランダにおいて使ってます。

 

天然成分の蚊取り線香、人間目線のみためとにおい

 

………思った以上にケムいですね。

気管支にトラブルのあるヒトやネコには、ちょっときびしいかも。

みためはなごむんだけどな。

とにかく、せまい室内で使うのはムリなかんじがする。

 

蚊取り線香に対する、4匹の反応（クロ、チョビ、シロ、フク）

クロはけむたいと遠くに避難してますね。

フクちゃんはあまり気にしてないんだけど、突然咳きこむので近くでは使いたくないかも。

 

父の部屋ではふつうの金鳥蚊取り線香をつかってますが、窓全開の扇風機ガンガンなせいか、チョビもシロも許容範囲内のようでした。

でもチョビはさいきん、寝るギリギリの夜中まで１階ですごすようになってて、それってもしかしてケムいせい？…という気もする。（暑いのもあるかもしれないが）

シロは父がいればなんでもいいみたい。^^;

 

いずれにせよ、猫のいる空間で蚊取り線香を使うのであれば、けむたくならないようにする配慮が必要そうです。

 

天然成分の蚊取り線香は、こんなときに使うのがおすすめ

体のちいさな赤ちゃん、子ども、犬や猫のいる空間で蚊をふせぎたい、でもなるべく安全性の高いものにしたい、というときに。

アレルギー体質の人も、できればこちらのほうが安心かもしれません。

 

入手先

天然除虫菊製の蚊取り線香はそんなに種類もないので、意外と入手先は限られます。

そのへんの小規模ドラッグストアチェーン（うちの近所）にはまずないです。

 

楽天 | Amazon | Yahoo!

 

ネットでならそこそこ見かけるんですが、まあ、ちょっとしたぜいたく品の扱いになっちゃうんでしょうね ^^;;

 

最後までお読みいただきありがとうございました。
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