さいきんメディファスのドライフードがリニューアルしました。
その結果、成分や種類が微妙にどれも変更になっています。
メディファス ドライ 高齢猫用シリーズ8種類のうち、6種類を購入
最新の高齢用メディファスのうち、安くなっていたものをひととおり購入してみました。
メディファスはクロのサブ(というか、ほとんどメイン)フードなので、
リニューアル後の再チェックをしたいなぁと思っていたところです。
現行のメディファス高齢用ドライフードは、ぜんぶで8種類。
今回はそのうち、写真にうつっている6種類が安かったのでまとめてポチ。
6袋で2,910円でした。
メディファス高齢用フード8種のおもな成分比較
メディファスは腎臓用の療法食ではないのですが、クロにとって必需品。
高齢用シリーズのなかでどれがいちばん腎臓に負担がすくないか、
8種類ぜんぶのおもな成分をくらべてみました。
ちょっと高めで要注意の成分は数字を赤くしています。
製品名 | 熱量 (kcal) |
タンパク質 (%) |
リン (%) |
ナトリウム (%) |
|
7歳から フィッシュ |
370 | 27.5 | 0.7 | 0.6 | |
7歳から チキン |
375 | 28.0 | 0.6 | 0.5 | |
インドア 7歳から チキン&フィッシュ |
355 | 29.0 | 0.7 | 0.5 | |
ダイエット用 7歳から チキン&フィッシュ |
330 | 25.5 | 0.7 | 0.7 |
製品名 | 熱量 (kcal) |
タンパク質 (%) |
リン (%) |
ナトリウム (%) |
|
11歳から 腎臓・心臓ケア 老齢猫用チキン |
390 | 28.0 | 0.59 | 0.25 | |
室内猫用 11歳から チキン&フィッシュ |
370 | 31.5 | 0.55 | 0.20 |
製品名 | 熱量 (kcal) |
タンパク質 (%) |
リン (%) |
ナトリウム (%) |
|
15歳から 腎臓・心臓ケア 長寿猫用チキン |
410 | 29.0 | 0.55 | 0.21 | |
長生き猫の高栄養 15歳から チキン&フィッシュ |
430 | 33.0 | 0.50 | 0.20 |
これまでうちでは旧製品の7歳以上用をつかっていました。
トータルでみた結果、今後は11歳以上用(腎臓・心臓ケア)に変更。
今回はその11歳以上用を、さらにくわしくレポしてみます。
製品名:Medyfas(メディファス)11歳から 腎臓・心臓の健康ケア チキン味
公式 ペットライン(メディファス11歳からチキン味)※以下同
原料・成分
(クリックで拡大)
◆原材料
穀類(とうもろこし、コーングルテンミール)、肉類(ミートミール、チキンレバーパウダー)、豆類(おから)、油脂類(動物性油脂、ガンマ-リノレン酸)、魚介類(フィッシュミール:DHA・EPA源)、卵類(全卵粉末、ヨード卵粉末)、セルロース、糖類(フラクトオリゴ糖)、シャンピニオン、グルコサミン、カゼインホスホペプチド、ビタミン類(A、D3、E、K3、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン、イノシトール)、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、塩素、鉄、コバルト、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、アミノ酸類(メチオニン、タウリン)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール)◆成分(重量パーセント)
たんぱく質28.0%以上、脂質14.5%以上、粗繊維5.0%以下、灰分 7.5%以下、水分10.0%以下、カルシウム0.7%(標準値)、リン0.59%(標準値)、ナトリウム0.25%(標準値)、マグネシウム0.08%(標準値)◆代謝エネルギー(100g当たり)約390kcal
特徴
(クリックで拡大)
◆商品特徴
無着色
この製品は、ペットフード公正取引協議会の定める分析試験の結果、「総合栄養食/成長期用」の基準を満たすことが証明されています。
AAFCO(米国飼料検査官協会)の栄養基準を満たしています。<メディファス>は、上質のおいしい素材を使用し、必要なすべての栄養素をバランスよく配合した総合栄養食。
成長段階、そして飼育環境などにもキメ細やかに対応した、愛猫の健康維持にふさわしい国産のライフステージフードです。◆成長段階に合わせたキメ細やかな栄養設計
・適正な尿pH(ペーハー)のコントロール
ミネラルやアミノ酸を調整し、尿を弱酸性化。(設計値6.5~6.8)
※尿pHは、猫の飼育環境や個体によって変動することがあります。・マグネシウム由来とカルシウム由来の結石に配慮
適正なマグネシウム・カルシウム含有量に調整。マグネシウム0.08%(標準値)・腎臓・心臓の健康維持に配慮
リン・ナトリウムの含有量を調整。
リン 0.59%(標準値)、ナトリウム 0.25%(標準値)・関節・骨の健康維持に
グルコサミンとカゼインホスホペプチドを配合。・愛猫の健康維持に
ビタミンB群と抗酸化成分のビタミンEを強化。7歳から比約125%
愛猫の活力と元気のために
高品質なプレミアムエッグ、「ヨード卵・光」配合。◆上手な与え方
与える量は、下表を目安に与えてください。
1日に2回以上与える場合は、「与える量」を与える回数で割った量が1回分です。
与える量は、種類、年齢、性別、運動量、季節などによって変わります。愛猫の状態により調整してください。
新鮮な水をいつでも好きなだけ飲めるように別の容器に用意してください。
ほかの食事から切り替える場合は、これまでの食事に少量混ぜ、徐々に増やしていき、1週間くらいかけて切り替えてください。
15歳を過ぎた猫には、<メディファス>15歳からをおすすめします。
食が細くなった猫には、<メディファス>長生き猫の高栄養をおすすめします。
人間目線のみためとにおい、大きさ比較
みため
メディファスの粒は小ぶりのたわら型です。
ドクターズケアと、かたちも大きさもそっくりですよね。
大きさ比較
※15歳用はおくれてとどいたので、べつの日にとった写真を合成しています。
メディファスはもともとどれも粒が小さいのですが、
11歳以上用になるとさらに小粒になっている印象です。
(上の写真でいうと左から3つめまでですね。)
他社の製品と大きさをくらべるとこんなかんじ。
におい
メディファスシリーズはどれもわりとあっさりめだと思うのですが、どうでしょう。
4匹の反応(クロ、チョビ、シロ、フク)
クロ
「(もぐもぐ…もぐもぐ……)」
このときはあまり盛りあがっていませんが、わりと食べてくれてる部類です。
その後毎日だすようになってからは以前のメディファスと反応かわらず。
毎日ふつうに、おいしく食べてくれてます。
チョビ・シロ
「おいしいわね!」
「うまい」
メディファスぎらいなチョビがなぜかこれはたべてます。
シロもそれほどメディファスシリーズが好きではないのですが、
これはけっこうよくたべてくれました。
フク
「(ぱく…もぐもぐ…ごっくん…)………。」
ジャンクフード好きのフクちゃんはかなりテンション低めです。
なにもなければたべるけど……というレベル。
クロ | チョビ | シロ | フク | |
メディファス 11歳からチキン味 |
こんなときにつかうのがおすすめ
メディファスは療法食ではなくケアフードなので
厳密にいえば、すでに腎臓がわるい猫さんに毎日あげるものではないかもしれません。
それでもまあまあな原料と成分ですし、値段のわりには安心してつかえます。
療法食にくらべるとそこそこ嗜好性もたかいです。
療法食をぜんぜんたべてくれない!という猫さんなら
いちどはためしてみてもいいと思います。
スーパーに売っているメジャーブランドの、廉価フードをえらぶ前に、ぜひ。
入手先
今回メディファスがお安く購入できたのは、Amazonのあわせ買い対象だったからでした。
「あわせ買い」は2,000円以上まとめないと購入すらできない(!)のですが、
そのかわりひとつあたりの金額が、かなりお手ごろになっていることも多いです。
うまく利用すればお得なのでオススメ。
コメント
Мさん、はじめまして。
Мさんのブログに去年からお世話になりっぱなしの者です。
貴重な情報をご丁寧に解り易く書いて頂き、いつもありがとうございます。
私の愛猫はクロちゃんと同じ今年で十五才になります。去年6月に急性腎不全になり自宅で看取る為入院を拒否し、火葬場まで探し覚悟していました。しかしその後慢性腎不全に移行し数値も良いとは言えませんが元気になりました(ちなみに肥大型心筋症・慢性膵炎・慢性腸炎IBDも患っています)。
愛猫は食欲はありますが食事療法も膵炎と腎炎では真逆で難しく、又このIBDの為何を与えても下痢になり、食事だけでなく活性炭やサプリすら与えるのも私的には怖い状況です。
今リーナルとキドニーケアで下痢はなんとか抑えられ、たんぽぽ茶も大丈夫そうです。
ザナベレウリナリーは穀物不使用との事でこちらを今回試してみたいと思っています。
再度書きますが、Мさんには本当に感謝しています。
ところで先日このメディファス11才からの~1.5kgを注文し届いたのですが、無知な私は小分け包装だけに目が行き、こんなに大量に入っているとは考えずビックリしました。
下痢にならないよりなる確率が高いので、出来れば開封してしまう前にクロちゃんに食べてもらいたいと思ってメール差し上げました。初めてなのに不躾なお願いで大変申し訳ありません。もし頂いてもらえるなら(局留めでも構いません)、急ぎませんのでお返事いただけませんでしょうか?
すみません、早朝から長々な上に文章おかしいかもしれません。
お返事急ぎません、名も知らぬ者からの不躾なお願いですしご迷惑ならご遠慮なくお断り下さいね。お手数かけますがどうぞよろしくお願いいたします
りきさん
コメントありがとうございます!
猫さん、いくつもの病気を抱えながらがんばっているのですね。
膵炎やIBDなどには詳しくないのでちょっと調べたりしましたが、どの病気もなかなかしんどそうです……。
でもどれも炎症が関係しますし、もしかしたらオメガ3オイルあたりは使えるかも。
オメガ3は抗炎症作用が期待でき、腎臓病にも膵炎にもIBDにもそんなに悪くないんじゃないかと思います。
あと乳酸菌はほかの薬との相互作用や副作用も基本ないので、少しずつためしてみると良いかもです。
(IBDにも乳酸菌がいいという医師の記事も見かけました)
どちらも病気を治癒させるものではありませんが、QOLをあげる意味ではかなりおすすめできます。
メディファスの件についてはのちほどメールさせていただきますね。
少々お待ちください。
追伸:
もうひとつのコメントにりきさんの個人情報がまじっていたので、念のため公開保留にしてあります。
もし公開をご希望でしたらご連絡ください。
あと、メールアドレスはほかの人には見えない設定なので大丈夫です!