【「ネコの看取りガイド」を読んでみた~そのほかターミナルケア本いろいろ】

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クロ 2015/7/2

見たかんじではとくに変化なし

クロの数値悪化がわかってから、どこか気もちがざわついておちつきません。

これはそろそろ、ちゃんと現実をうけとめる準備をしなくてはいけないのかもしれない。

そのためになにかすこしでも参考になるものがほしい……。

 

おちつかない気もちをなんとかしたくて、助けになりそうな本を探しました。

 

 

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「ネコの看取りガイド」を読む

そんななかで、今回購入したのがこちら。

 

ネコの看取りガイド

ダイレクトなタイトルです

こちらは著者が、猫専門病院「東京猫医療センター」の院長 というのがポイント。

私もそこにひかれて購入しました。

購入した時期のアマゾンの猫本カテゴリでは、

たま駅長をおさえてベストセラー第1位でした。(2015/6/28時点)

 

うちのネコに長生きしてほしい!
最後まで幸せでいてほしい!
ご長寿ネコとの「暮らし」と「お別れ」がこの1冊でわかる。
終末期における、食事、排泄、運動など、日常のお世話から、病気のこと、そして臨終前後のことなどについて最期の3ヶ月を迎えた愛猫に何をしてあげたらいいのか、そして、「看取り」に関することを分かりやすく図解しています。
引用:Amazon

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 ■主な目次
1章:知っておきたい猫の一生
2章:自宅で行う看取りケア
3章:行動から病気を読み取る
4章:終末期の猫に多い病気とケア
5章:臨終前後にしてあげられること
6章:スピリチュアルペインを癒す

 

とにかくこのイラストがなんともいい味だしています(*´∀`*)

パラパラめくって、あー猫ってこんなかんじだよね~と思わずほほえんでしまいました。

 

すべてイラストで解説されているので、

絵本やマンガを読むような感覚でさらっと読むことができます。

このイラストのおかげで悲観的になりすぎずに読めるのもいいです。

 

まだ猫を看取った経験のないかたであれば、

基本的なことが書かれているのではじめて読むにもぴったりなのではないでしょうか。

 

逆にいえば、これまでなんどか猫を看取った経験があれば、

しっていることしか書かれていないともいえます。

もうちょっとあたらしい発見があるかと思っていたので、

ややものたりない印象ものこりました。

著者が獣医師であることに、すこし期待しすぎてしまったかもしれません。

 

そのほかに読んでみたい本

ほかにはどんな本があるのかなーと思い、ちょっと調べてみました。

今はこういう本がいくつもでているんですね。

やはり猫の長寿・高齢化が反映されているのでしょうか。

 

猫とさいごの日まで幸せに暮らす本

次に読んでみたいと思っているのは、猫好きのなかではおそらく有名な

加藤由子さんの猫看取り本。

 

いつか必ずやってくる「その日」のために。
ペットフードや獣医学の進歩、室内飼いの普及により猫の寿命が飛躍的にのびた今、我々はどのように老いた猫の幸せと健康を維持しどのように最期を迎えるべきなのか―
引用:Amazon

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アマゾンの解説を見るかぎりでは良さそうな感じ。

加藤由子さんの実践しているノウハウなどが読めそうで、けっこう期待しています。

 

2018年1月追記
その後購入して読んでみました。以前あった「クロのおすすめ」ページ(利用していたAmazonのサービスが終了したので現在はありません)に書いた感想を、以下に転載。

 

これははちょっと辛口な猫看取り本かもしれません。

服部先生の看取りガイドにくらべると、ずいぶんきびしい言葉もでてきます。

猫といっしょに暮らすことの責任をまじめに考える、猫好き中級者さん以上むけ。

でもむしろペットショップで猫をながめて「わ~カワイイ!」でおわりがちな人ほど、

これを読んで、じっくり考えてもらえるとうれしいなぁと思います。

 

たいせつな家族 犬と猫を看取る

こちらは猫だけでなく、犬もふくめた看取り本。

 

愛する犬や猫との別れを経験した、5人の飼い主の物語。
動物との心の絆が生まれる秘密、介護や看取り、火葬など別れのノウハウ、ペットロスとは何かなど、いま必要な知識を一冊に。
全道の動物病院や葬祭業者のデータベースも収録。
引用: Amazon

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そのほかに読んでみたい本(2019年追加分)

この記事の公開から数年がたち、現在ではさらに多くの看取り本がでています。

2019年9月現在確認できた、看取りケア中心の新たな本をかんたんにご紹介します。

 

まんがで読む はじめての猫のターミナルケア・看取り

愛猫の命が残りわずかとなったとき、飼い主にできることは?
―答えはいっしょに暮らしてきた時間のなかにありました。
猫のターミナルケアに必要なのは、ごはん、薬、寝床、それから…いつもの手と声、ぬくもり!
引用: Amazon

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やさしい猫の看取りかた

猫はあなたの大切なパートナー。
その最期の幸せを守るために名医・沖山先生が教える、猫の「看取り」ハンドブック!
引用:Amazon

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猫とわたしの終活手帳

「長寿猫と飼い主との新しい関係のあり方、お別れの仕方」
猫専門病院の院長だからこそわかる健康管理、安楽死、お別れ、ペットロスなど悩める問題を迷わないために終末期の猫との接し方について、なにを考えるべきか、なにを準備すればよいか、どんな心構えが必要かまで、最期まで幸せに長生きしてもらうための情報をわかりやすく解説しています。
引用:Amazon

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服部先生、看取り本何冊だすのでしょうね ^^;

 

ネコたちの「看取りの心得」 幸せな最期を迎える50のヒント

高齢期における日常のお世話の仕方や病気のケア。
お別れの日が近づいたときに何をしてあげればよいのか、そして、悔いなく見送るためには…
ネコとともに暮らす、すべての人が知っておきたいポイントを猫専門病院の獣医が教えます!
引用:Amazon

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愛猫の看取りマニュアル

介護と看取りのすべてがわかって安心!
大切な『家族』に最期まで悔いのないように愛情を注ぎたい飼い主のための本。
引用:Amazon

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ペットを安らかに送る終活のすべて

愛犬、愛猫、愛鳥…、愛する家族を失うのはとても悲しいことです。
本書は看取ってからの葬儀、供養の方法がわかりやすく書かれています。
最期を安らかに送るために、後悔のない「終活」を考えてみましょう。
引用:Amazon

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ネコちゃんのイヌネコ終活塾

笑って終活!
ペットの病院・お金・介護・葬儀・ペットロス…専門家に聞いてみた!
「今」がもっと愛おしくなる、愛犬・愛猫の老い支度。
引用:Amazon

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まとめ

看取りだなんて縁起でもない!と目をそらすのではなく、

できる範囲で受けいれる準備をしておくことも、大切なことのような気がしました。

 

もちろんいくら準備をしたところで、かなしみ自体は軽減しないのですけれど……。

 

それでも、どん底からのたちなおりが、ほんのすこしでも楽になることを願って。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。
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コメント

  1. サバトラーニャ より:

    私はまだ猫を看取ったことがないのですよ。
    独身時代はずっと犬と生活していて、4匹見送ってきましたがメインは母。
    初めて私が中心となり将来看取る事となります。
    正直すっごく不安です。
    パニクって猫を不安な気持ちで送り出してしまわないか、ちゃんと立ち直れるのかetc・・・
    ヘタレな私の踏ん張りどころだと思っています。
    けれど、Mさま、諦めていらっしゃらないですよね?
    確かに今回数値は悪化しましたが、もっともっとびっくりする程数値の悪い猫さんが
    改善したり、そこから5年、6年大丈夫だったり
    こればっかりは人間もそうですが、予後は個体差があると私は思います。
    お気持ちはすっごくよくわかります。私も心配性ですし(苦笑)
    ただ、不安な気持ちは動物の敏感な感性にモロに影響してしまうので
    「自分の中で最善を尽くして、でも気楽に」を(言うは易しですが)暗示のように自分に
    刷り込みましょう!!!
    あと、コメントのお返しに輸液1回250ccとお教えいただいたのですが、
    私が獣医さんに訊いた所によると1回に余り沢山輸液すると心臓に負担がかかるとの事でした。
    長女猫は以前、違う病院で1回200ccされていましたが、確かにその日は元気がありませんでした。
    (今は週1ですが、100ccから様子を見て150ccなら大丈夫とわかり
    その後は輸液後も元気にしています)
    差し出がましいようですみません!
    どうかお気持ちが少し上向きになりますように・・・

  2. ゆうこ より:

    Mさん
    クロちゃんの数値は正常値よりやや高い程度ですよ。
    ご心配は本当によくわかります。 心の準備をしようと云うお気持ちも。。。
    でもね、本を読むお時間を是非クロちゃんと接する時間にしてほしいなと思います。
    Mさんのクロちゃに対する献身はなかなかできるもんじゃありません。
    失った後のことを考えるなという方が難しいですが、それは悲しみから逃れたいという飼い主のエゴかも。。。
    私たちは愛するにゃんこ達のため、自分のところに来てくれたにゃんこ達のため、
    感謝しながら一緒に日々を過ごしていくのです。
    そういう私も毎日葛藤の日々、投薬がうまくいく日、行かない日、たくさんご飯食べる日、食べない日、
    ウンチする、しないで気持ちが浮き沈み。。。にゃんこだってロボットじゃないんだから色々あるさ、と
    気持ちを切り替えようとしても悪い方へ悪い方へと考えが行ってしまいます。
    考えてみたら飼い主が落ち込んでいたり、イライラしているとにゃんこも可哀想ですよね。
    明るい元気なママの方が良いですよ~。 一緒に元気出しましょう!!

  3. M より:

    >サバトラーニャさん
    今回の記事はいろいろ誤解を与えてしまうテーマだったかもしれません ^^;
    私自身は、クロの数値は絶望するには早いと思っているし、お世話を諦めたりも全然していませんよ~。
    むしろまだまだこれから!と闘志を燃やしているくらいです(笑)
    さらに今回看取り本を読んだことで、戦う覚悟ができたというか。
    輸液の件、ご心配ありがとうございます m(_ _)m
    たくさんの量を頻繁にすると心臓に負担をかけるという話は確かに耳にしますね。
    以前私も心配になって、かかりつけの医師に量の相談をしたのですが、「うちの病院は1回250ccがデフォルト」とのことでした。
    そのへんは各病院によって考え方が違うので、一概に否定もできず。
    ただ、もし毎日100ccを希望するなら100ccパックも取り寄せますと言っていただけたので、今後体調次第ではそちらに切り替えも考えています。
    幸いクロは今のところ1回200cc以上輸液されても元気に走りまわってるので、しばらくこのままの量で様子をみたいと思っています。(頻度はちょっと上げますが)

    >ゆうこさん
    ごめんなさい、やっぱり看取り本には、思った以上に抵抗を感じる方が多くいらっしゃるようですね。
    私の場合はむしろ、クロの体調がまだそれほど悪くない時に読んでおくべきかと思ったので、試しに読んでみたのでした。
    今後もっと状態が悪くなったときはそんな余裕はなくなっているかもしれませんし。
    これはもちろんあくまでも私の考えですから、ほかの人もそうするべきとは言いません。
    そうですね…エゴなのは十分承知しています。
    これまで猫たちを看取ったあと、毎回あまりにも自分の精神がやられてしまったので、自己防衛の意味もあります。
    (猫とは関係ありませんがかつてうつ病をやった経験もあるので。)
    看取り本に果たしてその効果があるかどうかは不明ですけども(笑)
    ゆうこさんの猫さんも色々な症状を抱えていらっしゃるので、お世話も大変なことと思います。
    お世話のスタンスは百人百様かもしれませんが、みんな悔いのないよう、猫と一緒に過ごす時間を大切にしていきたいですね (^^)

  4. ゆうこ より:

    Mさん
    取り越し苦労しちゃいました(汗)ごめんなさいね~
    我が家の投薬、色々試して結局今は「食パン」、
    柔らかいところをちょいとちぎってお薬を丸めて、
    喉の通りが良いように「アマニ油」をまぶしてお口の奥に投入。
    (自主的にはたべにゃい) コクンと飲み込み、油の感触をペロペロしてます。笑
    毎日頑張りま~す。

  5. M より:

    >ゆうこさん
    なるほど、食パンですか!
    それはまだ試したことがなかったです。
    今度一度やってみます! (^^)v