【クロの前半生を未公開写真で振り返る】

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クロ 2003/11

推定生後半年くらい(瞳の色がまだカッパー)

 

今日7月17日はクロの月命日。

あれからもう二ヵ月も経つのかという気もちと、まだ二ヵ月かという気もちと。

 

クロが亡くなってしばらくしたころ、過去の写真を整理しました。

いつでも見られるように時系列で。

ただ、昔の写真は見られないものもちらほら…。

(古いデジカメデータが行方不明だったり、旧Macのデータだったり)

半分あきらめていたのですが、たまたまバックアップ用のHDDを見たら一部を発見!

 

今回はおそらく、初公開の写真がほとんどではないでしょうか。

撮影時期も大半はブログ開始前です。

なにぶん古いものなのであまり写りはよくありませんが、なつかしい姿を皆さまにもおすそ分け。

 

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クロの子猫時代

 

クロの紹介ページにも書きましたが、保護からひと月ほどは、押し入れから出てきませんでした。

(人間が寝静まるとそーっと出てきて、トイレとごはんを済ませ、また戻る)

それが一段落し、ようやく人間がいてもごはんをたべるようになったころがこちら。

 

クロ 2003/11

ようやく出てきた

 

顔の汚れは保護したときのままです。

この時点でせいぜい生後4~5か月くらい。

 

クロ 2003/11

なれない家猫生活(ごはんふむな)

 

保護時ははぐれ子猫だったので、猫の社会性なども身についてなさそうでした。

 

クロ 2003/11

室内ぐらしになれてきたころ

 

このころはまだいくらかスレンダーですね。

痩せていたので食べるだけ食べさせていたら、その後肥満と診断されました(笑)

 

そろそろ大人になるころ

 

保護時に診てもらった動物病院は、そのままクロのかかりつけに。

はじめての発情期が来る前に避妊手術をすすめられました。

 

クロ 2004/1

ムチムチでつい笑ってしまう術後服

 

手術の傷跡が消えるころには、身も心も家猫に。

 

クロ 2004/1

おっぴろげー

 

そういえば、晩年はお腹をみせて寝ることはほとんどなくなりました。

この状態で寝るのは案外体力がいるという話です。

若い時期限定の寝相なのかもしれません。

 

新しい首輪(→ 家族に不評)

 

瞳の色がはっきりしてきたころに首輪を新調しました。

色はけっこう考えて選んだのですが、家族には不評でした。

「声やしぐさも女の子ぽくないし、緑だとまるきり男の子みたい」とか。

そうかなぁ……

 

クロ 2004/1

だんだん目の色がはっきりしてきたころ(2004年)

 

まあせっかく買ったんだし、しばらくこれでいくと強引に継続。

先代の首輪は硬めで首がハゲたため、今回は「やわらか首輪」です。

 

クロ 2006/10

瞳の色にあわせた首輪

 

現在「猫の首輪に鈴は不要」と言われたりしますが、あのころそんな風潮はあまりなく。

鈴付きタイプをゴロにゃん(楽天市場店)さんで購入しました。

(ゴロにゃんさん、当時はまだ猫首輪専門店だった気がします)

 

クロ 2008/7

工事ではクロにも迷惑かけました

 

2008年に入り、家の耐震補強を兼ねたリフォームがありました。

工事場所に合わせて猫部屋を移動させるなど、猫たちにはストレスをかけましたね。

そのせいで、チョビは以降トイレ内でいっさいウンチをしなくなりました……(トイレの横でする)

 

クロ 2008/8

改築後の家を探検しまくってました

 

このころのクロ、毛も多くてふっさふさ(笑)

たぶんまだ5歳くらいですね。

 

クロ 2008/11

若いのでだいぶふっくらしてます

 

最初の脱走さわぎがあったのもこのころだったでしょうか。

 

クロ 2009/3

2009年ごろ

 

この時期、リーマンショックの影響で私の職場環境もだいぶかわりました。

 

クロ 2009/3

リフォーム後の室内は雑然としたまま

 

数年前からのうつ病がようやくおちついてきた時期でしたが、なれない仕事のストレスで不整脈がでたり不眠になったり…

いつもクロに寄りそってもらいながら、なんとか乗りこえてきたことを思い出します。

 

赤い首輪

 

前年の脱走さわぎを受け、新しい首輪に変更しました。

蝶ネクタイ型のミニポケットがつけられる、赤い首輪です。

中に入れるのは「ロケーター」という簡易探知機。

(当時ゴロにゃんさんでおすすめされていたのですが、現在はどこも扱ってません)

「半径100m内の『いるかいないか+方向』がわかる」というざっくりした品です。

 

クロ

当時の赤い首輪

 

 

そこそこ役立ってくれたんですが、いかんせん、猫の首には少々重すぎた。

重量的にはたいしたことがないのに、毎日つけていたら首がハゲました。

首ハゲは、結局さいごまで修復されなかったのが悔やまれます。

 

クロ 2012/11

一時愛用していたマカロンベッド

 

このマカロンベッドは、たしか当時の人気猫ブログの猫ちゃんたちもよく使ってました。

クロも気に入ってましたが、よく使いすぎてへたってしまい、2年くらいで使用終了。

 

クロとシロ 2013/2

えっ?けっこうなかよし?!(2013年)

 

こんなシロとのツーショットが出てきたのもびっくり。

昔はわりと仲よかったんだなぁ。

 

ふたりの不仲(というか一方的にクロがシロをいやがる状況)は、クロが腎臓病になったのがきっかけだったかもしれません。

 

食欲廃絶→入院

 

そしていよいよ腎臓病が発覚します。

クロ 2014/7

はじめての入院でおびえるクロ

 

クロがまったくごはんを食べなくなってしまい、体重がどんどんへっていきました。

あわてて病院に連れて行くと腎臓の数値がとんでもないことに。

しばらくのあいだ、静脈点滴で入院となりました。

 

退院しても食欲はない

 

「とりあえずできることはしました。あとは本猫の体力しだいです」と退院。

当面点滴に通うことと投薬を指示され、うちで看病していました。

 

クロ 2014/7

夏なのにシーツにもぐりたがる

 

「蝶ネクタイがかわいい」と家族にも好評だったクロの赤い首輪……。

少しでも体の負担をへらすため、首輪そのものをやめました。

 

クロ 2014/7

これ以降首輪はしていません

 

食欲はあいかわらずゼロ。

黄昏どき、クロと窓辺で過ごしたときの写真がこちら。

 

クロ 2014/7

今も思い出す、絶望に泣いた夏の黄昏

 

写真のように私の気もちもどん底まっくら。

「クロはこのまま死んでしまうのでは」とずっとひとりで泣いていました。

 

クロ 2014/7

クロの横で毎日泣き暮らす

 

この時期から、「クロの全てを記録しよう」と考え始めます。

 

とにかくクロが生きた証がほしかった

病院で言われたことや薬、症状などを全部メモし、写真もこまめに撮り始めました。

そして次第に「もし回復できたら、その過程をブログにしたい」と思うようになりました。

 

クロ 2014/7

最初にクロの死を覚悟した時期でした

 

ブログ内にはこの時期(2014年7月)の記事もありますが、実はこれはメモの日付にあわせて後日アップしたもの。

リアルタイムで書いていたものではありません。

 

突如奇跡の復活

 

半ばあきらめかけていたある日。

クロの体重減少が止まり、ご飯を食べ始めました。

 

クロ 2014/7

床にふとん…(ベッドはこの時期クロに譲ってたっぽい)

 

すこし前から毎日の点滴を指示され、通い点滴から自宅点滴に切り替えた直後です。

脱水が改善し、数値も少しずつ改善。

 

【リアルタイム更新】輸液で容態はなんとか安定
祈るような気持ちで毎日の自宅皮下輸液を始めて1週間。病院で量ってもらったところ、体重減少はようやくストップの兆しが見られました。食欲不振で先週まで100g/週のペースで落ちていましたが、輸液のおかげで食欲もゆるゆる復活。輸液の効果は絶大でした。

 

点滴の威力を実感しました。

 

だんだんと体調安定

 

自宅での点滴、当初はほんとうにすったもんだでした。

母とふたりがかりで、泣いたり怒ったり(笑)

クロがネットかぶせられてるところからも、察せられますね…

 

クロ 2014/9

逃げないよう頭に洗濯ネット

 

その後は少しずつ落ち着いていき、日常が戻っていきました。

ここからしばらくは大きく悪化することもなく、おだやかに過ごせた幸せな時間でした。

 

おまけ

さいごにクロとの関係の変化について、すこし。

 

実はクロが病気になるまで、クロとの接し方には一線をひいていました。

先代猫が亡くなってクロがうちにくるまではせいぜい1~2年。

先代との別れがあまりに辛すぎて。

自分の心が壊れないよう守るためにはどうすればいいか?

色々考えたあげくの、「猫と心を通わせない」という結論です。

もうあんな思いはしたくないから、この子は外猫のように「よその子」感覚で接しようと。

 

今は年をとったこともあってだいぶ図太くなりましたが、うつ病発症(2004年頃)以前の私はひどくもろい人間だったのです。

私の場合は、思春期以降の心の過敏さと色々な要因がからみあって、最終的にうつ病になりました。
投薬治療だけでは改善しませんでしたが、さいわい病院から紹介されたカウンセラーさんが良い方で、少しずつ完かいしていきました。
ただ、メンタルの治療は個人差が大きいです。
私にはカウンセリングが効果ありましたが、全ての人に向いているわけではありません。

 

クロが病気になったのは、私の接し方にも原因があったのかもしれない。

メンタル治療のおかげで、おそらくもう心は壊れないという自信もありました。

クロの闘病にはしっかり1対1で向き合う必要があると考え、そこで大きく方針を転換。

それ以降自分の心の中にクロの存在を大きく招き入れました。

クロが私のいちばん親密な存在になるまでに、時間はかかりませんでした。

 

現在はクロの喪失感に耐えるので精いっぱいですが、これが時間とともに和らいでいくことも知っています。

クロとともに過ごした時間に後悔はありません。

 

今後別の猫との新たな出会いがあるかはわかりませんが……(家族に反対されてますし)

もし出会ったとしても、クロとおなじように、しっかり向き合いたいと思っています。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。
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コメント

  1. ブーコ より:

    最近パソコンを開く回数が減り、すっかり拝読するのをご無沙汰してしまいましたが・・・。
    クロちゃん旅立ってしまっていたのですね。お辛い気持ちお察しします。

    当方も只今腎臓病歴6年半以上、次の9月で20歳を迎える♂ニャンがいます。セミントラと自宅で輸液をしています。
    クロちゃんの事はとても身近に感じて拝読していましたし、参考にもさせて頂きましたし、希望も頂きました。
    クロちゃん、9年も本当に頑張ったのですね、素晴らしいです。
    うちも強制給餌や嘔吐、最近はトイレの粗相があり、この年でトイレを交換しました。この年でも新しいトイレを上手く使い、びっくりしています。

    今年は滅茶苦茶暑いので、猫ちゃん共々体調には十分お気をつけくださいね。
    又ゆっくりブログを読ませて頂きます。
    クロちゃん、飼い主様本当にお疲れ様でした。

  2. きら より:

    はじめまして。何度となくこちらのブログを訪問し、点滴について、フードについて情報を頂いてきました。今日もタンポポ茶の検索で久々にこちらにたどり着き、クロちゃんシロちゃんの旅立ちを知りました。心よりお悔やみ申し上げます。
    私も姉猫を1年前に腎不全で亡くしました。今も胸にぽっかり穴が開いたままです。果たしていつ癒えるのでしょうね…?後悔や寂しさや感謝がごちゃまぜの日々です。
    こちらのブログを訪問するたび、クロちゃんシロちゃんとご家族の頑張りにどれだけ励まされたか分かりません。いつもお礼も言わずに失礼していましたが、私のように救われた、救われている人は大勢いると思います。本当にありがとうございます。PSクロちゃんの写真集とてもかわいいですね。

  3. クロとシロ より:

    とても大切にされていたのが伝わってきました。
    もういないのですね。。。
    我が家の猫が3匹います。
    同じように腎不全の猫がいます。
    名前は同じで、くろです。
    もう一匹は、しろです。
    年齢は20才。
    色柄もそっくりです。
    なんか凄い偶然で驚いてます。
    今、ここで紹介された同じムースの療養食を混ぜて食べさせてます。