【購入して16年たったペット用キャリーバッグの劣化具合】

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今回は、昔のキャリーバッグの劣化状態を検証してみました。

 

クロ 2019/5/8

夕日をあびるクロ

 

じつはわが家では、クロが来るまでちゃんとしたキャリーバッグがありませんでした。

(猫を病院へつれていくときは大きめのショルダーバッグ)

 

クロの保護をきっかけにきちんとした「ペット用キャリーバッグ」をつかおうと、

はじめて購入したのが今回のもの。

入手が2003年夏ごろなのでクロとほぼおない年、今年でなんと16年目です。

ただ、2011年の震災後にしっかりした作りの今のものへ乗りかえたので、

じっさいにつかっていた期間はだいたい8年くらいでしょうか。

さすがにもうそろそろ廃棄する予定ですが…。

 

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初代キャリーバッグ

初代キャリーバッグ

 

バッグの両サイド内がわに逆U字状のパネル。

(10cm幅くらいのポリエチレン製中芯)

そのパネルの力でバッグのかたちをたもつ構造です。

 

このパネルがあまりちゃんと機能しておらず、

ふつうに置いても背中がわにななめってしまうのが難でした。

リーズナブルだし、軽量2wayタイプ(バッグ+リュック)でよかったのですが、

安定感の点ではイマイチかもしれません。

 

初代バッグの現行品

こちらはおそらくおなじものの現行品。

デザインがすこしかわってますが、基本はそのままひきつがれているようです。

ドギーマン チャーミーリュック(現行品)

入手先 楽天 | Amazon | Yahoo!

ドギーマン(公式)

素材構成
表地:ポリエステル
裏地:ポリエステル
中芯:ポリエチレン
底板:ポリエチレン
テープ:ポリプロピレン
合皮:PVC
ネット:PVC
ポーチ:ポリエステル、ポリプロピレン

推奨最高体重
5 Kg <対象:超小、小型犬、猫(体重5kg以下)>

使用上の注意
ペットの移動用具以外の用途に使用しないで下さい。
対象をお守り下さい。
使用する前に傷みがないかよく点検して下さい。

特徴
だっこ、手さげにも向く、2ウェイリュック。
軽くて丈夫で持ちやすい、
ポーチ付きのリュック。
・組立寸法 W390×H280×D210mm
・体に接しない側は曲面ですが、体に接する側は平面に!
・背負ったりだっこしたり、手に持ったりしやすい形状です。
・上からも横からも出はいり可能です。
・2つの開閉窓、ペットシーツ止め、
飛び出し防止リードなどの便利な工夫が満載!
・小さく折りたたんで収納できます。
・シートベルトで車の座席にバッグを固定できます。
・バッグとおそろい色のポーチ付き。
・小物がたっぷり入るので、お散歩バッグに使用できます。
・落ち着きがあってスマートなリップ生地。

引用 Amazon

最後の使用は2016年(フクの保護)

キャリーバッグのシマ改めフク

2016年末、バッグに入った保護時のフク

 

新しいものにかえてからからはずっとお蔵入りになっていたこのバッグですが、

2016年末にフクを保護したとき、久々に屋根裏からひっぱりだしてきました。

フクに伝染病の可能性があったので、廃棄してもいいバッグ、ということで。

【穏やかな年末。が、一転して怒涛の病院通いへ】
不穏な記事タイトルですが、3匹はみな元気なのでご安心ください。このまま静かに終わっていくかと思われた2016年。我が家では突如大きな問題を抱えることになってしまいました。出会いはいつも、突然なのです。

 

劣化していた部分

しばらくぶりに手にしておどろいたのが、その劣化でした。

 

テープひも

このバッグは手にさげるバッグと、背おうリュックの2ウェイ仕様なのですが

さわってみると持ち手部分のベルト?がモロモロとほぐれていきます。

 

初代キャリーバッグの壊れた部分

こわれた持ち手部分

 

この部分の素材はポリプロピレン

 

初代キャリーバッグの壊れた部分

部分拡大

 

かんじんの手さげ部分がこんなだと、持ちはこぶのはかなりしんどくなります。

 

初代キャリーバッグの壊れた部分

部分拡大

 

さいわい本体やリュックベルト部分(ポリエステル)はほとんど劣化しておらず

フクをつれていくときはなんとかなりました。

(でも手さげヒモは根元からちぎれてます。)

 

初代キャリーバッグの壊れた部分

バッグの底からみたところ

 

補助用のベルト部分も素材的には手さげヒモとおなじ(ポリプロピレン)ですが、

こちらはあまりつかっていなかったためか、そこまでは劣化していません。

 

初代キャリーバッグ

同素材のこちらは意外にも無傷

 

底板のゴムテープ

底板そのものはポリエチレン製で、とくにめだつ劣化はみられません。

 

初代キャリーバッグの中敷

底板本体に損傷はなし

 

が、ペットシーツなどの固定用についているゴムベルトがびよんびよん……。

伸縮性がおちており、シーツの固定がむずかしそうです。

 

結局、劣化に注意すべき素材ってなに?

こうしてみていくと、いちばん注意がいるのはポリプロピレンのようですね。

次点でゴム素材。

(猫グッズ以外でも、ゴムはわりとすぐダメになっちゃう印象です。)

 

そのほかの合成素材部分、ポリエステルやポリエチレン、PVCといったものは

10年以上たってもこれといった劣化はありませんでした。

 

初代キャリーバッグとクロ

ふつうにおいてもナナメにたおれる…(両脇閉めてもおなじ)

 

それ以外だと、構造の補強にプラスチックをつかっているものも個人的にはイマイチかな。

時間とともにゆがんだり割れたりすることもあるので、

だいじな部分がプラ系素材でささえられている構造はちょっとこわいかなと思います。

 

最近のキャリーバッグなどは内蔵された金属ワイヤーで形をたもつタイプもおおいので、

もしかしたらここまでゆがむものはあまりないかもしれません。

プラ系はかるくて金属タイプより持ちはこびが楽なのですが、

安定感重視であればさけたほうが吉でしょうか。

 

さいごに

今のバッグに乗りかえたとき(購入後8年経過時点)の記憶では

かたちのゆがみはあったものの、まだほとんどパーツの劣化はありませんでした。

最低7~8年、おそらく10年くらいまでなら、

ポリプロピレン素材がつかわれていてもあまり問題なさそうです。

 

余談ですがこのバッグ、いま確認しても縫いめのほつれや穴などはありません。

縫製や細部のしまつはあんがいしっかりしているようですよ。

 

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現行版のこの「ドギーマン チャーミーリュック」は、

残念ながら?素材や構造はそのままでほぼ変更なしでした。

でも価格はいまでも2,000~3,000円とかなりお手ごろなので、

長期使用を前提にしないサブバッグとしてならそこそこいいかもです。

 

いずれにせよ、長期間使っていなかったバッグやケージなどは

強度の低下・劣化、縫い目のほつれなどがおこっていることがよくあります。

つかう前にあらためてしっかり確認するようにしたいものですね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。
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コメント

  1. コニシマイ より:

    おはようございます。

    ブログコメントはご無沙汰してました(=^_^=)
    フクちゃんが保護当時利用されてたキャリー16年前の物とは驚きですねω
    でも、緊急時に活躍でき、同時に劣化具合も一記事になるとは16年目にして日の目を浴びた感じですね。

    キャリーの劣化…以外と見落とがちかなと思いました。
    緊急時に、ねこたちの命を守るために準備していたものが思いも寄らぬ劣化で大変な自体につながり兼ねないとですね(;;;*_*)
    準備だけではなく、きちんとチェックしないと意味がないと思いました。(年に一度ぐらいは確認ですね…)

    フクちゃんの保護から貴重な記事になりましたね(^-^)

  2. にゃあ×3 より:

    我が家の最古参は今年のプラスチックキャリーは9月で17年です。
    それはすでに使用してなくて(破損なし)ソフトキャリーに替えました。
    何かの拍子に落とす→ふたが開く→逃げるという恐ろしい想像をしたため。
    スリングタイプが欲しいのですが見当たらず。病院でアウトドアプロダクツを使っているのを見て、ひとりここであとは詰め込みだな、となったわけです。がそれは見つけられず。
    経年劣化はしかたないですが、壊れる前に手をうたないとですね。

  3. M より:

    > コニシマイさん
    > にゃあ×3さん

    毎度激遅の返信で申し訳ありません。

    現在うちで使っている黒くてゴツいキャリーバッグですが、なんとチョビの闘病中にファスナーが壊れました!
    ファスナー破損はあまり想定していなかったので、けっこうショックです。

    ほかの部分がまったく壊れておらず、まだまだ使えそうなのがさらにショック。
    現在破損部分を固定し、その部分を触らないようにして継続使用していますが、今後を考えると買い替えも必要ですね。
    高くてしっかりしていても、壊れるときは壊れるんですねー……。(当たり前)