「これはなに？」
先日のクロのおしりトラブルや、昨年のフクの介護を経験し、
猫の隔離環境をととのえておく必要性を感じています。
なにかあったときのためにも、大きめのケージは最低ひとつはあったほうがいいですね。
そこでとりあえずのおためしとして、
猫壱さんの簡易ケージをひとつ入手してみたのでご報告です。
猫壱 ポータブル ケージ
猫壱のケージはおりたたんで収納でき、価格もリーズナブルなのが大きな特徴です。
以前から気になってはいたのですが、ほかのケージと迷って購入しそびれていました。
今回のクロの件で、今後のことも考えていちどしっかり現物をみてみたいと思い、
Amazonのセールで入手してみた次第です。
素材
〈布地〉ポリエステル
〈芯〉スチール
〈メッシュ〉ポリエステル
メイン素材は化学繊維（ポリエステル）。
軽量でスプリングのきいたスチールが内部にくみこまれており、
そのバネの力によって組みたて時の構造をキープしています。
ひんぱんな持ちはこびには向かなそうですが、
設置しておくだけであればこれでも強度はじゅうぶんそう。
重量
公式重量は1083g。
本体以外の説明書などもすべていっしょに入れてはかると、1.35kg（1350g）でした。
大きめのリュックであればすっぽり入るので、非常用としてもよさそうです。
サイズ
組立時：50.8cmx50.8cmx81cm
折りたたみ時：30cmx30cmx11cm
入口サイズ：正面35cmx35cm 側面 62cmx30cm
参考 猫壱ポータブルケージはどれくらい広い？画像で検証してみた（公式）
猫１匹ならかなりゆったりめ。
上面左右に持ち手があるので、ちょっとくらいならこのままらくらく移動できます。
正面から
小さめの猫トイレやペットシーツを入れてもわりとゆとりがありそうですね。
このシリーズには専用の猫トイレもあります。
公式ではポータブルケージに２匹までOKとされていますので、
なかよしさんならこのトイレ＋2匹でもいけそうです。
側面入口から見たところ（設置ミスで正面が天井になってます）
わが家はみんな仲がよくないので、複数での使用はたぶんムリ。
うちで非常用にするなら１匹につき１コは必要でしょうね ^^;
価格
オープン価格。
ネットショップではだいたい3,000～4,000円くらいで販売されているようです。
Amazonのセールで安くでることもあるのでけっこうねらいめ。
付属品
下の写真中央にある円盤状のものが、コンパクトにまとめられたポータブルケージ。
黄色の札がついているのはケージをまとめるとき用のゴムバンドです。
その下が、ケージを収納するバッグとなかに敷くマット。
右にある長い用紙は製品についていた説明用のラベル。
あとは説明書などの用紙が数枚と、名札用の紙が入っていました。
（この写真にはありません）
マットはポリエステルと起毛素材（フリース）のリバーシブル。
こちらは名札用ラベルのうらおもて。
自宅以外でつかうときはこの名札に情報をかいておくと安心です。
名札のセット場所はケージ前面、メッシュの左下あたりでした。
製品についてきたラベルの写真もついでに。（クリックで拡大）
人間目線のみため
前面と側面のメッシュをオープンにするとこんな感じ。
メッシュはファスナーで閉じられ、その上にかぶせるカバー用の布もついてます。
（マジックテープでとめる）
見てのとおりペラペラのスカスカなので、密閉性は皆無です。
特徴
ドライブや週末の旅行、ちょっと長い帰省のとき、
いざ台風や地震などの災害で避難するときも。
どんなときも、いつだってかわいい猫ちゃんと一緒に過ごしたい！
そんな愛猫家の想いに応えてくれるのがこの「ポータブル ケージ」。
普段は猫ちゃんたちのくつろぐお気に入りの個室、
出かけるときにはそのまま車に乗せるだけ。
もちろんコンパクトに折りたたんで運ぶこともできます。
いつでも、どんな場所でも猫の快適スペースに早変わり！ポータブル ケージのここがスゴイ！
●仔猫なら３～４匹。大人の猫でも2匹は余裕で過ごせるゆったりサイズ。
●小さく折りたたんで収納できます。
●車のシートにシートベルトで固定できます。
●フリースマットとケージ、キャリー、トイレをまとめて入れられる収納袋付き（ケージにのみ付属）
●水洗いできます。
●上部に表札付き。猫ちゃんの名前や住所氏名を記入できる表札もついているので、緊急避難先などで、少し目を離したすきにケージがどこかに動かされていても探すことができます。
●さまざまな場面でお使いいただけるため一揃い用意しておくと安心です。
ポータブルケージのつかいかた
広げて組みたて、猫に入ってってもらいます。
組みたてるときは広がるがままにするだけなので、とくにコツも不要。
注意事項はこちら。
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仕様と付属品の説明はこちら。
クリックで拡大
●屋外
緊急時の備えとして（同行避難対応）
帰省や引越し等の移動時
庭やベランダで日光浴など●室内
くつろげる個室として
来客、工事、掃除等の際の一時的隔離
トイレケージとして
病気時の安静確保や保護猫等の隔離に
ポータブルケージのたたみかた
ちまたで「たたみかたがわからん！」とよくいわれる猫壱さんのポータブルケージ。
動画があればすぐできると聞いたので、その前にまずは自力でトライしてみます。
説明書のおもて面の段階までは、自力でもまあまあスムーズにいけました。
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うら面に入るこのあたりの段階から、少々雲ゆきがあやしくなってくる…
うーん…。このあとどうするんだっけ？
こどものころに折り紙が得意だったらうまくできる可能性大です。
私は折り紙が超ニガテだったので、説明書の解読にてまどってけっこう苦戦しました（笑）
クリックで拡大
あっちかな？こっちかな？とひとりでグリグリいじくりまわした挙句、
けっきょく力技でがばっとまとめてしまいましたが ^^;
（これで合ってるのかどうかはよくわからない）
ぶかっこうだけど、とにかくまとまった！
あんまり力まかせに曲げるとこわれるかな？と不安でしたが、
強度はけっこうあるようです。
全体的に、押してねじって、ひっぱってねじって…という感じで
内蔵されているハリガネの、バネの動きを利用してネジネジ進みます。
自力でやってみるとさいごのさいご、
「たたんでかぶせてまとめる」の部分がいちばんわかりにくくて難しかったかも（笑）
とりあえずまとまりさえすれば、付属の袋にもすっぽりはいります。
自力でたたんだあと、猫壱公式さんから公開されている動画をみてみました。
たたむときの動きがスムーズにわかるので、
やっぱり動画のほうがずっとわかりやすいですね～。
はじめから動画をみながらたたむのがいちばんムダがないでしょう。
猫につかってもだいじょうぶ？
猫壱さんは基本的に猫のためのブランド（会社）なので、猫壱グッズ＝猫専用です。
他メーカーのケージだと犬猫兼用のものもおおく猫には不向きなこともありますが
猫壱さんのものであればそんな心配も無用ですね。
ケージのつかい勝手については、猫壱公式サイトにある以下のコラムも参考になります。
「猫を閉じ込めて可哀想、はウソ？猫をケージに慣らすと良い3つのメリット」
「もう1匹猫を飼うことになったら・仲良くさせるための7つのステップ」
「ぜひやっておきたい！愛猫をキャリー、ケージに慣らすためのアイディアとは」
個人的に気になったこと
経年劣化
この製品で私がいちばん気になるのはこれです、経年劣化。
ポリエステル素材は時間がたつと、ものによってはかなりボロボロになります。
ふだん使いであればすぐわかるのですが、非常用にするのであれば要注意。
いざ使おうというときになって、はじめて劣化に気づくケースもあるかもしれません。
屋内で使うグッズであればそんなに心配いらないのかもしれませんが、
非常時など、自宅外に避難したときの脱走の可能性を考えると少々不安が……。
劣化による破損でとりかえしのつかないことになるのがいちばんの恐怖です。
パーツの強度
メッシュやサイドのファスナーは軽い力で開閉できて便利なのですが、
腕の力のある器用な猫さんなどは、ちょいちょいやってこじあけてしまいそう。
屋外では、脱走防止用に安全ピンなどでファスナー同士を固定しないと危険かも…。
ほかにもメッシュと本体、本体の前面とサイド、などなど
生地のぬいしろ部分はケージ以外のグッズでもけっこうなウィークポイント。
使っているうちにほつれて穴があきやすいので、とくに注意がいりそうです。
（Amazonのレビューをみるといくつか破損報告もあるようでした。）
以上のことから、非常用としてこのケージを用意するのであれば
最低でも年にいちどくらいは状態をこまかくチェックする必要がありますね。
こんなときにつかうのがおすすめ
うちでは体調不良時の隔離スペースとして使う予定です。
気に入ってくれれば、ふだんから部屋においてかくれ家にしてもらうのもよさそう。
軽くてたためばコンパクトになるので、強度や劣化に気をつければ非常用としても。
製品に不具合があったとき
購入後、製品に不具合があったときはなんらかの対応をしてもらえます。
（一ヶ月以内であれば無償、それ以後は有償で対応）
クリックで拡大
まずは、製品といっしょに入っていた不具合連絡表に詳細を記入してFAXで送るか、
公式サイトの連絡フォームから連絡するかたちのようです。
まとめ
メリット
- 価格がリーズナブル
- コンパクトに収納できる
- 軽量で持ちはこびがらく
- 内部スペースがそこそこひろい
- 洗えるのでメンテナンスがかんたん
デメリット
- 使ううちに縫いめがほつれて穴があきやすい
- 素材が劣化しやすい
- 簡易的なケージなので屋外や長期の使用にはあまり適さない
- 屋外使用時では、破損から脱走につながる危険性
- なれないと元通りにたたむのが難しい
おもな入手先
猫壱さんのポータブルケージは人気製品のため、品薄になることもしばしば。
とくに災害のあとなどは需要がいっきにふえると思われるので、
なにもないとき、はやめに入手しておくのがベターでしょう。
さいごに
この手の化繊系猫グッズは素材劣化についての不安もあるので、
こんどあらためて検証してみようかと思っています。（かんたんにですが）
たとえばうちが経験したケース。
かつてフクを保護したとき、感染症を考えて廃棄できるバッグを使いました。
保護直後のフクが入っている古いキャリーバッグ
ひさびさに昔のキャリーバッグを手にとっておどろいたのが、
そのはげしい劣化具合です。
背負いヒモの部分（ポリエステル素材）がボロボロとくずれて完全に崩壊していました……。
リュック型だったのですが結局リュックとしてはまったく使えず、
手でさげるのがやっとのありさま。
そのバッグがたまたままだ手もとにありますので、いい機会ですし、
廃棄するまえにいちど劣化部分などを記録しておこうと思います。
写真はもう撮ってあるので、近々まとめて公開しますね。
追記 その後公開した記事がこちらです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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コメント
暴れん坊にゃんこだと、中でえらいこっちゃにならないのかしら？それとも若干諦めモードで落ち着くのかしら？
連結して複数にゃんこ(わんこさんも)入れるといろいろ安心。
皆さん10連休とかなのでしょうか？
病院はオープンしていたのであまり変わらないのですが、市内にある○赤とか、公立系の病院は5月1日はお休み。
そのぶんよろ～だったようです。人混みすごいわ～と。
にゃあ×３さん
暴れん坊にゃんこさんでも壊れない強度はありそうですが……なかでえらいこっちゃにはなるかもしれませんね（笑）
（あ、でも数年たって劣化始まってると、暴れん坊さんならネット破る可能性あるかも ^^;;;;）