【猫ノミシーズン到来!駆虫薬にはどれを選ぶ? ひと目でわかる一覧表を作ってみた】

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今年も本格的にノミの季節がやってまいりました。

クロも先月後半くらいから、なんとなーくたまにカユカユしてる気配です。

 

クロとマイフリーガードα 2019/5/12

 

とりあえずうちに在庫があった「マイフリーガード」をつかっておきましたが、

ほんとにこれでいいのかな?と少々疑問もわいてきます。

 

かつてのフクの疥癬(かいせん)治療では、種類のおおさにびっくりしたスポット駆虫薬。

そのときはシロウト判断でてきとうにつかってムダ足をふんでしまいました。

【スポット駆虫薬にはそれぞれ違いがあった!~フクちゃんが痒かった原因】
体が痒いフクちゃんの皮膚を検査したら、なんと疥癬(ヒゼンダニ)を発見。今回は疥癬用に出されたスポット予防・駆虫薬「レボリューション」使用レポ、そして他のスポット薬との違いについてをまとめました。

 

あんがい知られていないのですが、薬によって駆虫の対象がけっこうバラバラなのです。

ここにいらした方が私の二の舞にならないためにも、

どんなものが入手できてなにに効くのか、ざっとまとめてみようと思います。

 

追記 現在国内で入手できるものはできる限り網羅したつもりですが、もし落ちているものがあればおしらせください。追加します。

 

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駆虫薬とは

犬や猫の皮膚やおなかの虫を退治するのが、ペット用駆虫薬。

薬剤には使用法によりいくつか種類があります。

 

今回の記事では次項目の7タイプのうち、おもに病院であつかわれているスポット薬を中心に表にしました。

(おまけていどですが、飲み薬と市販薬の簡易リストもあり。)

 

駆虫薬の種類(7種)

滴下式(スポット)タイプ

しずく

いちばんポピュラーな、首のうしろに液をたらすタイプ。

さいきんは動物病院でまず出されるのがこのタイプかもしれません。

すこしコツはいりますが、だいたいの子で問題なく使えます。

スプレータイプ

スプレー

体全体にスプレーしていきわたらせます。

うちではクロを保護したときに「子猫にはこちらがいいかも」といわれましたが、体がぬれるのはいやなようでかなり抵抗されました。

スプレーして数分たてばなめても問題ないくらい、安全性は高いそうなのですが、しっかりと全身くまなく、効果があるようにゆきわたらせるのが難しかったです。

(結局スポットタイプを再処方してもらいました。)

飲み薬タイプ

錠剤

錠剤などを口から飲ませます。

うちでも昔の猫に、おなかの虫用で使ったことがあります。

最近はノミやマダニ用にも飲み薬タイプがあって便利なのですが、先生によってはあまり使いたくないと考える方もいらっしゃるようです。

注射タイプ

注射

病院でノミの発育をさまたげる注射をしてもらいます。

この場合成虫には効果がありません

確実な駆虫にはほかの薬剤と併用する必要があるようです。

でもさいきんはいいスポット薬もあるので、注射による駆除ってあまり聞かないですね。

首輪タイプ

首輪

首輪に薬剤がしみこませてあるもの。

対象はノミ限定ですが、市販されているものの効果はほとんど一時的で、すぐまたノミがふえてしまうといわれます。

病院であつかってるものであればあるていど効果もあるようですが、噛んだりすると危険ということで、安全性はイマイチのようでした。

シャンプータイプ

シャンプー

体を洗うときのシャンプーに駆虫効果のある薬剤が配合されているもの。

対象はノミ限定ですが、こちらもほとんど効果がないといわれています。

うちでも大昔につかったことがありますが、1~2度のシャンプーくらいでは効果もまったく感じられませんでした。

ノミよけアロマオイル

アロマオイル

私自身はあまり見たことがないのですが、通販であつかっているお店もあるそうです。

そもそも猫にアロマオイルをつかうのは専門知識がないとかなり危険なので、駆虫目的での使用は基本的にやめておくのが無難かと…。

 

駆虫薬を使うときの注意点

犬猫兼用のものもありますが、なかには「犬はOKでも猫には厳禁」というものもあります。

犬用か猫用かは、あらかじめしっかり確認するようしたいところです。

(今回とりあげているものは、すべて猫が使える薬です。)

 

いずれも哺乳類にはほとんど影響がないとされる薬剤でできていますが、虫全般に影響のある成分のため、家庭で昆虫などを飼育している場合には注意が必要です。

 

 

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駆虫対象別 スポット薬 一覧表

Rロゴ楽天市場うさパラ(輸入)
aロゴAmazonペットくすり(輸入)
Y!ロゴYahoo!

・入手先の各記号は、販売サイト内の検索結果にリンクしています(一部例外もあり)
・ネットショップの検索結果にでてこないものは、病院からのみ入手可能なケースがほとんどです。

 

画像製品名ノミマダニヒゼンダニハジラミフィラリア回虫条虫鉤虫入手先
ブロードラインブロードライン××RロゴaロゴY!ロゴ
レボリューションプラスレボリューションプラス※1RロゴaロゴY!ロゴ
ストロングホールドプラス※1RロゴaロゴY!ロゴ
レボリューションレボリューション※2×RロゴaロゴY!ロゴ
ストロングホールド※2×RロゴaロゴY!ロゴ
フロントラインプラス*×RロゴaロゴY!ロゴ
フィプロスポットプラス
(フィプロフォートプラス)*
×RロゴaロゴY!ロゴ
マイフリーガードα*×RロゴaロゴY!ロゴ
マイフリーガード×RロゴaロゴY!ロゴ
アドボケートアドボケートRロゴaロゴY!ロゴ
ブラベクトスポットブラベクトスポットRロゴaロゴY!ロゴ
アドバンテージプラスRロゴaロゴY!ロゴ
プロフェンダースポットRロゴaロゴY!ロゴ
画像製品名ノミマダニヒゼンダニハジラミフィラリア回虫条虫鉤虫入手

注意 フィラリアは予防効果(蚊よけ)のみ

※:なかみは同じもの。日本版がレボリューション、EU版がストロングホールド
*:なかみはほぼ同じもの(フロントラインのジェネリック版がマイフリーガードとフィプロスポット)。フロントライン=マイフリーガード=フィプロスポット、フロントラインプラス=マイフリーガードα==フィプロスポットプラス。

追記*フロントライン界わいは権利関係のごたごたがあったようで、同等製品が複数の名称ででまわっているようです。

 

おまけ:駆虫対象別 飲み薬 一覧表

画像製品名ノミマダニ回虫条虫鉤虫入手先
コンフォティス錠コンフォティス錠RロゴaロゴY!ロゴ
 ドロンタール錠RロゴaロゴY!ロゴ
 ドロンシット錠RロゴaロゴY!ロゴ

 

おまけ:駆虫対象別 市販の廉価駆虫薬 一覧表

いまのところまだ自分ではつかったことがないのですが、ドラッグストアにもペット用駆虫薬が売られています。

安さが最大のメリットですが、つかわれている有効成分はさまざま。

市販薬は一般的に安全性が高いものの、あまり効果がないものもあるようです。

 

ただ最近のクチコミだと、ものによっては安全性にもやや不安が……?

個人的はあまりおすすめできないかなーと感じますが、ご使用は自己責任の範囲で。

 

画像製品名タイプノミマダニフィラリア回虫条虫鉤虫入手先
 犬猫の虫下し飲み薬RロゴaロゴY!ロゴ
ピペゲン錠飲み薬RロゴaロゴY!ロゴ
ピペラックスシロップ飲み薬××RロゴaロゴY!ロゴ
サンスポットスポットRロゴaロゴY!ロゴ
サンスポットラベンダースポットRロゴaロゴY!ロゴ
ペッツテクトスポットRロゴaロゴY!ロゴ

注意 フィラリアは予防効果(蚊よけ)のみ

 

余談:ミミヒゼンダニと疥癬(かいせん)

フクに駆虫薬をえらぶときの最大のポイントは疥癬(かいせん)だったわけですが、カイセンとヒゼンダニの関係で混乱していたことがありました。

 

「レボリューション」はマダニには効きませんが、耳ヒゼンダニには効きますし、効能外使用ですが疥癬にも効果があることが知られています。

引用 結局ブロードラインとレボリューションはどっちがいいの?あおえ動物病院

 

………ん???

ヒゼンダニとカイセンってちがうものなの?

てっきりおなじだとばかり。

 

疥癬とは皮膚の中にヒゼンダニ(疥癬虫)というダニが寄生する病気で、非常に強いかゆみを示します。
同居している動物に感染することがあり、人を刺すこともあります。

引用 かゆいかゆい 疥癬埼玉県獣医師会

 

あ~~なるほど。

つまり、

 

ヒゼンダニ=症状をひきおこしているもの(原因)
疥癬(かいせん)=病名(結果)

 

ということですね。

「蚊(原因)」と「虫さされ(結果)」みたいな関係か。

 

前述の「耳ヒゼンダニには効きますし、(略)疥癬にも効果がある」というのは、実際にいまヒゼンダニがいるかどうかは別としても、それによって引きおこされた症状の改善にも役だちますよ、ということなのかな??

ちょっと読解力がないのもので、ごめんなさい。

 

あと、人間用ですがこんな分類もみつけました。

カイセンって2種類あるんですね~。

 

疥癬はヒゼンダニ(疥癬虫、Sarcoptes scabiei)が皮膚の最外層である角質層に寄生し、人から人へ感染する疾患である。
非常に多数のダニの寄生が認められる角化型疥癬(痂皮型疥癬)と、少数寄生であるが激しい痒みを伴う普通の疥癬(通常疥癬)とがある(表1)
近年わが国では病院、高齢者施設、養護施設などで集団発生の事例が増加しており、疥癬感染防止対策マニュアルの作成が行われているが、予防、治療法などに混乱があり、医療および介護関係者の間で問題となっている。

表1 通常疥癬と角化型疥癬
通常疥癬
(普通に見られる疥癬)
角化型疥癬
(痂皮型疥癬)
ヒゼンダニの数数十匹以上100万〜200万
患者の免疫力
(病気一般に対する抵抗力)
正常低下している
感染力
(他人へうつす力)
弱い強い
主な症状赤いブツブツ(丘疹、結節)、疥癬トンネル厚いあか(垢)が増えたような状態(角質増殖)
かゆみ強い不定
症状が出る部位顔や頭を除いた全身全身

引用 疥癬とは国立感染症研究所

 

これを見ると、フクちゃんのカイセンは「通常疥癬」だったのかな。

すごくかゆそうだったし、赤いブツブツもあったし。

そういえば、フクの疥癬がわかる前からほぼおなじ部屋ですごしてましたが、感染力が弱かったせいなのか、クロにも私にもうつりませんでした。

 

まあ相手は猫なので、この表はあてはまらないかもしれませんけども。

 

おわりに

今後のうちのスポット薬チョイス

今回クロにつかった「マイフリーガード」では、予防できるのはノミとマダニだけでした。

念のために、猫でも危険があるとされるフィラリアも予防したいので、「レボリューションプラス(ストロングホールドプラス)」か「ブロードライン」あたりに次回から変更しようかなーと思ってます。

参考 犬・猫の感染症 (小出動物病院)

 

病院以外で入手するときは…

駆虫薬はあくまでもお薬なので、多くはないとはいえ、副作用の可能性もあります。

はじめてのものをいきなり独断でつかうというのは正直おすすめできません。

できれば、一度くらいはかかりつけの動物病院で相談されてみてください。

 

逆にこれまで病院で処方され、つかってみて問題がなかったものであれば、ネットショップや個人輸入で安価に入手するのも個人的にはアリだと思ってます。

さいきんの個人輸入代行サイトはすべて日本語で完結できるので、英語に不なれであってもまったく問題ないことがほとんど。

(個人輸入大手のアイハーブなんかも使い勝手はAmazonとなんら変わらないですよね)

とくに保護猫活動をされていて予算にかぎりがある方などは、個人輸入でまとめ買いしているというケースもよくあるそうです。

 

個人輸入のショップは信頼性がまちまちだったり、お薬の種類によってはグレーゾーンだったりするケースもありますが、ネットで評判を検索するなど自己防衛をした上で、うまくつきあっていけたらいいなと思っています。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。
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コメント

  1. naka より:

    こんにちは(^^)
    私も愛猫が腎不全なので、いつもブログを参考にさせてもらいながら、可愛いクロちゃんチョビちゃんシロくんに癒されています!

    レボリューション使用された事ありますか?
    私は今まではフロントラインを使用していたのですが、フィラリアが気になりレボリューションにしようか悩んでいます。
    どちらもお薬なので腎臓に負担がかかるのが怖いですが痒いのは可哀想ですもんね。
    より優しい方にしたいと掛かりつけの病院で聞いたところ、フロントラインが効くマダニ駆除がけっこうキツいらしく、フロントラインは生後8週目からの使用okでレボリューションは生後6週間からokみたいです。
    病院でもレボリューションを勧められましたが、レボリューションはフィラリアが体内にある場合に使用すると危険なようで、使用する前にする検査では犬は正常に出るが猫は正確な検査結果が出ず、ちゃんと検査しても50%しか分からないと言われました。
    なのでレボリューションを使いたいですがもし何かあったらと思うと躊躇してしまいます。
    どう思われますか?
    良ければご意見聞かせてもらえたら嬉しいです。
    あと、クロちゃんはカツオ好きですか?
    私の愛猫はかつお節が大好きで、同じく療法食だと食欲が減ってしまうのですが、無一物の減塩かつお節を少量かけると食べてくれます。かつお節は腎臓に負担をかけると聞くのであまりあげたくは無いですが、もし少量で食べてくれるなら少しくらいなら良いかなぁと私は思います(^^)

    長々とすみません。

    • M より:

      nakaさん

      すみません…!!
      コメントを見落としていて、返信するのがこんなに遅くなってしまいました。(まさか一年とは…)

      フィラリアについてはかかりつけでもあまり説明されなかったのですが、改めて調べてみると……感染率もけっこう高くて怖いですね。
      フィラリアにかかっているとレボリューションが危ない、というのは知りませんでした。
      今度病院でも確認してみようと思います。

      フィラリアは猫の場合やはり、見つけるのが難しいみたいですね。
      発見率を上げるには複数の検査を組み合わせる感じでしょうか。
      そのあと状況に応じて、病院と相談しながらレボリューションなりフロントラインなりを選択する、とか。

      うちはこれまでは病院ですすめられたマイフリーガードαをベースに、ヒゼンダニなどが疑われるときだけレボリューション、のような使い方をしていました。
      フィラリアについてはあまり気にしていなかったので、今後はもう少し意識していきたいです。

      クロもカツオ大好物です ^ ^;
      うちも食べないときはほんのちょっとだけ、ごはんにフリーズドライカツオをかけたりしてます。