SNS等では、クロへのお悔みの言葉をたくさんいただきありがとうございました。
クロが亡くなってまもなく2週間。
クロのいない日々はまるで心にぽっかり穴が空いてしまったような…
大きな灯りが消えてしまったような、言葉にしがたい強い喪失感を感じています。
クロの闘病記録も4月でストップしていましたが、今回はその続きにあたります。

末期に近づくにつれ、とにかくやたら細かく記録してあります。
興味のない部分はどんどん読み飛ばしてください。
詳細なのは、今後またなにかの際に自分で参考にするためです(笑)
実は記録を改めて見返して、すでに細部を忘れかけていることにがくぜんとしたんですよね。
人間て辛かった記憶は早く消そうとするのかな…。
(なので、忘れないように詳細にメモしておく)
そしてSNSでご存じの方も多いかと思いますが、現在シロが体調を崩してまさに闘病中です。
そちらの記録は、後日改めてまた。
クロの経験がシロの介護にも活用できるようにという思いで、今のうちにまとめておきます。
5月1日 (月)
連日、嘔吐との戦いが続いていました。
体重2.54kg
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体温38.5度
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皮下点滴:100ml
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排泄
おしっこ:早朝、朝、夕方に少量ずつ 計3回
吐き気
13時 ヨダレ再確認後、胃液と胆汁を嘔吐
給餌
昼:嘔吐で給餌とりやめ
夜:シリンジ給餌1回(メルミル水 計2.5ml)
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薬
ラプロス(腎臓薬)、メルカゾール(甲状腺薬)、メトロニダゾール(抗菌薬)、アンチノール(脂肪酸)、フォルテコール(心臓~腎臓薬)
セレニア(制吐剤)
昼:12時ヨダレ確認後ファモチジン投与 ※吐き気は抑えられず
夕:ファモチジン、プリンペラン、マイトマックス(整腸剤)
夜:ラプロス、メルカゾール、メトロニダゾール、アンチノール、アムロジピン(降圧剤)、ステロイド(抗炎症薬)
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サプリメント
※少量ずつ組み合わせ、2種類のカプセルにつめて給餌後に投与
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5月2日 (火)
この日はかかりつけ病院へ、クロの診察と転院相談へ。
ゴールデンウィーク中の急変にそなえ、旧かかりつけに再転院したいという希望を伝えました。
院長先生の病気療養のため、2020年にやむなく現かかりつけへ転院。
近年先生も仕事に復帰されてたので、再転院を選択しました。
現在のかかりつけは電車移動があるため、どうしても通院に時間がかかります。
旧かかりつけは自転車で10分。
この時点では少しでも早く診てもらえることを重視しました。
ただ紹介状作成に1週間かかるといわれ、最悪間に合わない可能性も……
電話をもらえれば口頭での情報提供も可能といっていただいたので、午後は旧かかりつけへ伺いました。
クロの転院については承諾いただきましたが、これ以上できることはないので連れてこなくて良いとのこと(悲しい…)
GW中の緊急対応(早朝深夜除く)をお願いしました
— kuro@腎不全猫 (@kuro_kidney) May 2, 2023
今後の対応
・点滴は毎日して良い
・セレニア注射は点滴に混ぜて使用
・薬は飲めるうちは飲ませて
・レンジアレンジは中止しても良い
・尿毒症の症状が出る可能性がある午後は以前お世話になっていた最寄りの病院へ、今後引き継いでもらえるか、相談に行ってきます
— kuro@腎不全猫 (@kuro_kidney) May 2, 2023
かかりつけは「1日100ml皮下点滴してまだ脱水しているのであれば、様子をみながらもう少し入れてもいい(最大200mlくらいまで)」という方針。
(前の病院ではクロの現状でも1日最大120mlまでという方針でした)
そのため、この日以降体調に合わせて輸液量を調節するようになりました。
体重 –
体温 –
皮下点滴:120ml
排泄
おしっこ:少量ずつ 計3回
吐き気
給餌
昼:シリンジ給餌1回(メルミル水 計2.5ml)
夜:シリンジ給餌2回(メルミル水 計6ml)
血液検査の予定だったので泣く泣く絶食させました。
が、体調的にもう検査はしないという結論で無駄足に(泣)
摂取カロリー大幅減の半面、「食べてないから吐き気もない」という皮肉。
薬
ラプロス、メルカゾール、メトロニダゾール、アンチノール、フォルテコール
セレニア
昼:マイトマックス
夕:ファモチジン、プリンペラン、マイトマックス
夜:ラプロス、メルカゾール、メトロニダゾール、アンチノール、アムロジピン、ステロイド、マイトマックス
診察時、嘔吐が多いためセレニアを注射に切り替えたい旨を相談。
翌日分から注射に変更になりました。(お薬のみ現かかりつけで継続)
サプリメント
※カプセルにつめて給餌後に投与
5月3日(水・祝)
このあたりから筋力の低下が顕著になってきます。
ベッドへ飛び乗るのが厳しくなったため、部屋のレイアウトを少し変更。
ベッドは撤去してふとんにしました。
トイレも今後を考慮し、いつもの場所と寝床近くに複数設置。
また、歩く際足に力が入らず、たびたび床(フローリング)ですべって転ぶように。
滑り止めと転倒防止対策として、コルクマット(2セット16枚)を購入。
寝床からトイレへのルートに敷き詰めてみました。
なんとかすべらずトイレまで歩けたので一安心。
さらに、トイレのふちを乗り越えるのが大変になり、失敗が続いてました。
そこで現在のトイレよりふちが低めの、ポータブルトイレに変更。
元のトイレよりうまく使えるようだったので、こちらも一安心。
体重2.51kg
体温37.9度
皮下点滴:180ml
排泄
おしっこ:少量ずつ 計5回
吐き気
嘔吐はなし
給餌
昼:シリンジ給餌3回(メルミル水 計11ml)+ヨダレ確認で1回中止
夜:シリンジ給餌1回(メルミル水 計3ml)
薬
ファモチジン、プリンペラン
ラプロス、メルカゾール、メトロニダゾール、アンチノール、フォルテコール、マイトマックス
昼:ファモチジン、マイトマックス
夕:ファモチジン、プリンペラン、マイトマックス
夜:ラプロス、メルカゾール、メトロニダゾール、アンチノール、アムロジピン、ステロイド
マイトマックス、プリンペラン
セレニア(注射)
この時期のクロは、セレニアが20時間しか効きませんでした。(以前は24時間効果)
そのため日によっては1日2回注射しています。
サプリメント
※少量ずつ組み合わせ、2種類のカプセルにつめて給餌後に投与
5月4日(木・祝)
あいかわらず水への強い執着が続いており、四六時中水飲みにへばりついています。
(ただし口からはほとんど飲めない)
体重2.54kg
体温37.8度
皮下点滴:180ml
排泄
おしっこ:少量ずつ 計6回
吐き気
給餌
昼:シリンジ給餌2回(メルミル水 計3ml)+気持ち悪そうで1回中止
夜:シリンジ給餌2回(メルミル水 計6ml)
薬
ラプロス、メルカゾール、メトロニダゾール、アンチノール、フォルテコール
ファモチジン、プリンペラン(嘔吐のため再投与)
昼:ファモチジン
夕:ファモチジン、プリンペラン、マイトマックス
夜:ラプロス、メルカゾール、メトロニダゾール、アンチノール、アムロジピン、ステロイド
セレニア(注射)
マイトマックス、プリンペラン
サプリメント
※少量ずつ組み合わせ、2種類のカプセルにつめて給餌後に投与
5月5日 (金・祝)
これまでずっとクロの寝床は、私のベッド(今はふとん)のむこう、本棚の下でした。
元気なときは問題ないのですが、足腰が弱るとやはり不都合が出てきます。
なにしろトイレにたどりつくまでに段差や障害物(寝ている私の体など)が多いので…。
この頃はまだ自力で動けたので、自分で選べるようにもうひとつ寝床を作りました。
ここならトイレもいくらか近いし、場合によっては中にトイレを入れられます。
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体調が良さそうな時はメルミル水をちょこちょこ飲ませたり
ケアの方法を試行錯誤して少しでも楽に過ごせるようにしたり
まだうちでやれることはたくさんあるはず
— kuro@腎不全猫 (@kuro_kidney) May 5, 2023
そのへんから嘔吐が減り、体調も少し改善したように見えます
そのほか、
失敗が増えたトイレを浅めのものに変更
→また使えるようになった筋力が落ちて滑る床にタイルマット
→自分でトイレまで歩いていけるようになった一日一日状況が変化していくので、臨機応変にやっていこうと思います
— kuro@腎不全猫 (@kuro_kidney) May 5, 2023
体重2.56kg
体温37.3度
皮下点滴:190ml
排泄
おしっこ:少量ずつ 計5回
吐き気
給餌
昼:シリンジ給餌2回(メルミル水 計9ml)
夕:シリンジ給餌1回(メルミル水 計3ml)
薬
ラプロス、メルカゾール、メトロニダゾール、アンチノール、フォルテコール
夕:セレニア(注射)
ファモチジン、プリンペラン
夜:ラプロス、メルカゾール、メトロニダゾール、アンチノール、アムロジピン、ステロイド
マイトマックス
サプリメント
※少量ずつ組み合わせ、2種類のカプセルにつめて給餌後に投与
5月6日(土)
セレニアが20時間もたないことも増えてきました。
今日はお天気が不安定なせいか、午前中からクロが吐いてしまって前途多難😖
さっきセレニア注射したから早く効いて…
— kuro@腎不全猫 (@kuro_kidney) May 6, 2023
体重2.57kg
体温37.8度
皮下点滴:190ml
排泄
おしっこ:少量ずつ 計7回
吐き気
給餌
昼:シリンジ給餌2回(メルミル水 計9ml)
夕:シリンジ給餌1回(メルミル水 計3ml)
薬
ラプロス、メルカゾール、メトロニダゾール、アンチノール、フォルテコール
セレニア(注射)、ファモチジン
夜:ファモチジン、プリンペラン、マイトマックス
ラプロス、メルカゾール、メトロニダゾール、アンチノール、アムロジピン、ステロイド
サプリメント
※少量ずつ組み合わせ、2種類のカプセルにつめて給餌後に投与
長くなったので、今回の記録はここまで。
第2週へ続きます。(予定)
おすすめ:「はじめての猫のターミナルケア・看取り」

今回、この本にとても助けられています🥲
私は心身弱ってくると字がびっしりならぶ本がしんどくなりがちなんですが、
この本は適度にマンガやイラストがはさまっており、弱った心に優しい作りですもしまだ読んだことがなければ、ぜひ一度手にとってみてくださいhttps://t.co/2HiIfjPt3Y
— kuro@腎不全猫 (@kuro_kidney) May 5, 2023
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