ツイッターでもちらっと予告しましたが、
かかりつけでk/d早期アシストのサンプルをもらえたので
さっそく猫たちに試食してもらいました。
腎臓ケア k/d早期アシスト
20g入りのサンプルです。
原料・成分
原材料
原材料を徹底的に吟味し、高品質なたんぱく質を使用しています。
小麦、コーングルテン、米、チキン、動物性油脂、小麦グルテン、亜麻仁、チキンエキス、ビートパルプ、植物性油脂、魚油、ミネラル類(カルシウム、ナトリウム、カリウム、クロライド、銅、鉄、マンガン、セレン、亜鉛、イオウ、ヨウ素)、アミノ酸類(アルギニン、スレオニン、タウリン、メチオニン、リジン)、乳酸、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ベータカロテン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン)、カルニチン、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物)
引用 k/d™ 早期アシストチキンドライ(公式)※以下同
成分(乾物量分析値 [%])
臨床的に証明された栄養バランスで、ペットの長く健康な一生をサポートします。
たんぱく質34.0、脂質21.0、粗繊維1.5、炭水化物(NFE)8.4、カルシウム0.75、リン0.56、ナトリウム0.25、カリウム0.75、マグネシウム0.079、タウリン0.40、カルニチン550.0 ppm、ビタミンE 1123 IU/kg、DHA 0.200、EPA 0.294、オメガ‐3脂肪酸1.62、オメガ‐6脂肪酸4.70、銅 15.8 ppm、総食物繊維5.9
2019年8月22日 追記
たんぱく質29.0%以上
脂質17.0%以上
粗繊維4.0%以下
灰分6.0%以下
水分8.0%以下
代謝エネルギー
100gあたり420kcal
特徴
k/d 早期アシストシリーズ
・リンを早期の腎臓病の管理に適した量に調整。腎機能の保護につながります。
・早期腎臓病の管理に適した量の良質なたんぱく質で腎臓の負担を軽減し、筋肉の生成を助けます。
・消化率の高いフードです。
・免疫系の健康をサポートする抗酸化成分を配合。
・腎臓の炎症に対応する魚油由来オメガ-3脂肪酸配合。
必ず獣医師の指導のもとに給与してください。
腎臓は血液中の老廃物を濾過及び排出する役割を担っており、体内の体液量やミネラルバランスを調整しています。
早期の腎臓病では症状が出ないため、異変を感じたときには腎臓の機能がかなり低下している場合もあります。
一度腎臓の機能が低下すると、その状態を回復させることは難しいと言われています。ヒルズの栄養学者と獣医師が開発したプリスクリプション・ダイエット™ 〈猫用〉 k/d™ケイディー早期アシストは、リンやナトリウムなどを早期の慢性腎臓病の猫のために調整された、あなたの愛猫の腎臓ケアを早期からサポートする特別療法食です。
k/d™早期アシストの栄養は、早期の慢性腎臓病(CKD)の猫の腎機能マーカーを安定させることが科学的に証明されています。ドライフード 製品サイズ:500g/2kg
製品の特長
原材料を徹底的に吟味し、高品質なたんぱく質を使用しています。
製品の特長:
リンの調整と低ナトリウムを実現
高レベルの魚油由来オメガ‐3脂肪酸と抗酸化成分を配合
良質なたんぱく質を適切なレベルで配合
全ての必須アミノ酸をバランスよく配合し、L-カルニチンを強化
ペットにとってのメリット
心臓と腎臓の健康に役立ちます。
筋肉量の維持をサポートします。
その他の情報
原産国名:アメリカ合衆国
給与量の目安
最適な体重を維持するために、与える分量を調整しましょう。
体重 グラム / カップ 2 kg 34 g / 0.3 3 kg 46 g / 0.4 4 kg 57 g / 0.5 5 kg 67 g / 0.6 6 kg 77 g / 0.7 7 kg 86 g / 0.8 ※代謝エネルギー100gあたり420kcal、200㏄カップは約108gです。
高齢猫と若い猫の必要なカロリーのちがいについて
高齢の猫は、若い猫にくらべて代謝がおちているぶん
必要なエネルギー量(カロリー)もだいぶへっています。
以前、本当のところはどれくらいちがうの?と疑問に思い、
クロのケースからその量を推察してみたことがありました。
一般に成猫が体重1kgあたり必要なエネルギーは70~80kcalといわれますが
実感としては、高齢猫だとその7割くらいで体重が維持できる印象でした
(2014年時点のクロの場合)
これには個体差もあると思いますので、食べている量と体重の変化を記録しながら、
おうちの猫さんの必要量をいちどくらい計算してみるといいかもしませんね。
k/dとk/d早期アシストのちがいは?(ドライ)
やってみたところであまり参考にはならないかもしれませんが、
k/dチキンとk/d早期アシストチキン(ともにドライ)の成分と原料を比較してみました。
成分
公式サイトに表記されていない成分は「-」で表示。
k/dチキン | k/d早期チキン | |
たんぱく質 | 29.4 | 34.0 |
脂質 | 22.6 | 21.0 |
粗繊維 | 1.1 | 1.5 |
炭水化物 | 41.7 | 38.4 |
カルシウム | 0.76 | 0.75 |
リン | 0.49 | 0.56 |
ナトリウム | 0.25 | 0.25 |
カリウム | 0.74 | 0.75 |
マグネシウム | 0.061 | 0.079 |
タウリン | 0.21 | 0.40 |
カルニチン | 543.6 ppm | 550.0 ppm |
ビタミンC | 113 ppm | – |
ビタミンE | 602 IU/kg | 1123 IU/kg |
DHA | – | 0.200 |
EPA | – | 0.294 |
オメガ‐3脂肪酸 | 0.87 | 1.62 |
オメガ‐6脂肪酸 | 3.49 | 4.70 |
銅 | – | 15.8 ppm |
コンドロイチン硫酸 | 323 ppm | – |
グルコサミン | 348 ppm | – |
灰分 | 5.2 | – |
ベータカロテン | 3.27 ppm | – |
ビタミンA | 9946 IU/kg | – |
ビタミンD | 1006 IU/kg | – |
総食物繊維 | – | 5.9 |
※早期アシストにもビタミンCやAがはいっているので(原材料参照)、特筆すべき点がない成分は数値が省略されているみたいです。
原材料
おおまかな成分は独自に分類しています。
分類内の掲載順は公式サイトに準じました。
両者の原材料中でとくにちがったものは太字になっています。
k/dチキン | k/d早期チキン | |
炭水化物 | 米、小麦 | 小麦、米 |
脂肪 | 動物性油脂、魚油、植物性油脂 | 動物性油脂、亜麻仁、植物性油脂、魚油 |
たんぱく質 | コーングルテン、トリ肉(チキン、ターキー)、エンドウマメ蛋白、全卵、米蛋白 | コーングルテン、チキン、小麦グルテン |
食物繊維 | ビートパルプ | ビートパルプ |
ミネラル類 | カルシウム、ナトリウム、カリウム、クロライド、銅、鉄、マンガン、セレン、亜鉛、ヨウ素 | カルシウム、ナトリウム、カリウム、クロライド、銅、鉄、マンガン、セレン、亜鉛、イオウ、ヨウ素 |
アミノ酸類 | アルギニン、スレオニン、タウリン、トリプトファン、メチオニン、リジン | アルギニン、スレオニン、タウリン、メチオニン、リジン |
ビタミン類 | A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ベータカロテン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン | A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ベータカロテン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン |
ほか | チキンエキス、乳酸、カルニチン | チキンエキス、乳酸、カルニチン |
酸化防止剤 | ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物 | ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物 |
表記順=含有量順と仮定すれば、
「米の多いk/d」「小麦の多い早期アシスト」などの特徴がみえてきます。
ただ、このへん素人的には、それによってどのような差がでるのかわからないのがざんねん。
腎不全の猫にあげてもだいじょうぶ?
「k/d早期アシスト」は腎疾患用に分類された療法食ではありますが、
あくまでも早期の段階に特化した設計になっていると思われます。
すでに進行した腎疾患の猫さんにつかう場合は、かかりつけの病院でご相談ください。
うちの場合は食欲の低下で療法食全般をたべなくなっているため、
「たんなるシニアフードやケアフードよりはいくらかまし」という病院の判断で
サンプルがだされたのだと思います。
人間目線のみためとにおい、味
みため
円柱をスライスしたような形状でした。
ミニミニサイズのアイスボックスクッキーみたい…。
粒のおおきさは8mm前後。
あつさは4mm弱。
ボリューム的にはメディファス15歳やベストエイジ10+とおなじくらい。
k/d早期アシストのほうが、すこしだけ粒のエッジがシャープです。
におい
こうばしい穀物系。
肉や魚の風味はほとんど感じませんでした。
味
舌にのせるとかすかな塩味がありますが、
口のなかでころがしているとなくなるので表面だけについているようです。
かたさはけっこうしっかりしており、カリッとした歯ごたえでした。
あとあじはわずかにスモーキー?なかんじで、こうばしさがのこりました。
3匹の反応(クロ、チョビ、シロ)
クロ
「……(くんくん)」「これはたべられません!(キリッ)」
。 ・゚・(ノД`)・゚・。
ペロッとなめてはくれましたが、けっきょくひと粒もたべませんでした。
チョビ
「あら、これはなぁに?(2~3粒たべる)」「…それ、もういらないわ」
(´・ω・`) ハイ…
好奇心からすこし口をつけたものの、とちゅうであきた、という風情。
シロ
「うまいうまい!」
(;´-`) 。o○(安定の食欲)
腹ペコだから口にはいればなんでもいいのよね…
クロ | チョビ | シロ | |
k/d 腎臓ケア 早期アシスト ドライ |
うちの反応は全体的にイマイチのようですね~。
(シロは基本なんでもたべるので考慮してません)
こんなときにつかうのがおすすめ
「早期アシスト」というネーミングでもありますので、
腎疾患の初期につかうのがいちばんベストかと思います。
以前作成した一覧表で確認してみるとけっこう高カロリーな部類ですし、
食欲がおちぎみの猫さんには体重キープにひとやくかってくれるかもしれません。
ただ腎疾患用にしては案外たんぱく質の量がおおい(34%)ので、
腎疾患のレベルが中程度以上で、なおかつ食欲が旺盛な猫さんの場合は
たくさんたべることで数値がわるくなる可能性もないとはいえません。
かかりつけの病院で、いちど相談してからのほうが安心かと思います。
おもな入手先
メジャーブランドなので動物病院でもほぼ確実にとりあつかっていると思います。
メーカーも病院むけにサンプルを配布しているようですし、
気になる場合はサンプルがあるかいちど病院にきいてみるといいでしょう。
ほかの療法食をおさがしであれば、こちらの記事もどうぞ。
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