朝ベッドのシーツをみると、うすくちいさな血のしみがいくつか目にとまりました。
心あたりがないのでふしぎに思い、同時にいやな予感がします。
予感的中
クロは、朝ごはんをふつうに食べていました。
ふとクロのおしりを見ると、肛門のよこに人さし指の先くらいの穴ができており、
赤く肉が露出しています!
ベッドのしみは、そこからの出血のせいのようでした。
あわててかかりつけの動物病院へ。
院長先生がみてくれて、クロの患部をギューッと圧迫します。
するとその傷あとから、何かベージュ色のミンチ状のものがけっこうたくさんでてきました。
膿みたいなものでしょうか。
でもそのときは、とくにいやなにおいなどはしなかったです。
診断の結果は、「肛門嚢破裂(こうもんのうはれつ)」というものでした。
以下、先生のお話。
- 傷はガーゼなどで塞いだりせずこのまま放置。
正直はじめは傷口を消毒しないことに不信感をもちましたが、あとでネットで検索するとその方がなおりが早いという説がありました。こまめに消毒したり、傷口を焼いたりするのは先生の治療方針によってさまざまのようです。
- 分泌液で周囲がよごれるので、それでも良いところで療養させること。
- 1~2週間では傷口はなおらないと思ってほしい。
- 抗生物質と痛みどめを1週間分のませること。
- 1週間後に再度ようすを見せにくるのがのぞましい。
- 今後は再発しないよう月1度くらいのペースで肛門嚢をしぼる必要あり。
この時点ではまだ食欲もあり、脱水症状もありません。
顔つきもしっかりしているので、
肛門嚢以外の病状にはだれも気づいていませんでした。
この治療がおわったら、あらためてクロの健康診断として
血液検査をうけようと思っていたのですが、
いま思えばこのときにやってしまえばよかったです。
そうすればもっとはやく、腎臓の悪化に気づいてあげられたのだと思います。